語学・言語学

ローマから吹く風

ローマの日常コラムを読みながら、イタリア語の単語を無理なく覚えましょう!

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ローマから吹く風 64

2004/03/02


:その64:


IL SIGNORE DEGLI ANELLI(イル・シニョーレ・デッリ・アネッリ/指輪物語)

音声はこちら→

    映画IL SIGNORE DEGLI ANELLI(イル・シニョーレ・デッリ・アネッリ/指輪物語)は、1月半ばに公開され、今のところ第5位の観客動員を得て大人気。

    ビデオ、DVDに押されて、映画館に出かける人が少なくなったけれど、IL SIGNORE DEGLI ANELLI(イル・シニョーレ・デッリ・アネッリ/指輪物語)は、映画館で見たいと思わせる。

    第1話を観てしまった人なら、あのスペクタクルを大きなスクリーンで観たくなって当然。
    で、2話も3話も観客動員数は保証され、作り手の熱意も落ちずに、見がいのある作品になった。
    評もいい。

    IL SIGNORE DEGLI ANELLI(イル・シニョーレ・デッリ・アネッリ)は、ファンタジーと いうカテゴリーに入るけど、このファンタジーはイタリアで根強い人気だ。

    マンガ作品でファンタジーがないことはない。日本の漫画界ではあまりファンタジーは好まれないようだけど。
    電子ゲームはもちろん(ファイナルファンタジーは人気ゲームの一つ)、アナログのファンタジーゲームも多い。
    例えば…

    「役割ゲーム」:グループで実際にそれぞれに役割を当て、できるならコスチュームも用意して、ようするに「ゴッコ遊び」。かなりの数がイタリア中に点在している。

    「MAGIC」:「遊戯王」のようなカード遊び。4つの世界があり、それぞれに魔法使い、魔法、被創造物、などの役割をもつカードがあり、実に複雑な決まりで相手を倒して行く。ヨーロッパ選手権もあり、 姪のカレが1月にアムステルダムで参加してきたばかり。今回は調子が悪かったようだけど。
    小学生から20代に人気。15枚入りの袋をキオスクで買う。息子も学校で取り替えっこなどしている。
    規則を説明してもらったけど、皆目分からない。世に出ているカード全部がイタリア語に訳されているわけではなく、英語のカードも混ざる。イタリア語と似ている発音と絵柄、それまでの知識を総動員して解釈にあたっている。最近、私の弟が日本でも見つけてくれた。当然日本語。翻訳機を通したような訳文の上、規則を知らない私は理解できず、なんて書いてあるのか聞かれて、たった二行を説明するのに、眉間にしわ寄せて苦渋している。

    「WARHAMMER」:「指輪物語」なみに、様々な種族(人間、小人、エルフ…などなど)の軍隊群。

    どの種族にするか決めたら、20体入った箱を買い、組み立て、彩色をする。
    その部隊に所属する魔法使い、ドラゴンは別売り。
    20体の小隊は一つの種族でいくつかあり、多く持つ方がいいに決まってる。

    組み立てたら、持ち寄り、二種のさいころを使って進軍退却して、戦闘をする。
    これまた、複雑な物語世界と規則をもち、専用の解説本がないと話にならない。5000円もする。
    息子が誰の助けも借りずにこつこつと組み立て、彩色したので、ご褒美に買った。

    ファンタジーは中世期の時代背景をベースにするのがお約束だ。
    魔法使いや不死のエルフや火を吐くドラゴンなど、自由に想像力を働かせ、現実世界にできないことをする。
    その自由世界に反するように、 これらのゲームは複雑な規則をもつ。その複雑な規則を把握することは、この別世界へのパスポートあり、「仲間」の連帯感を作るのだろう。
    このゲームに夢中になる小学生から20代は自由と連帯を栄養にするのかもしれない。




:今日の言葉:
IL SIGNORE DEGLI ANELLI

IL は定冠詞。
SIGNOREは男性を示す名詞。
DEGLIは、「of」を意味する前置詞DIと母音で始まる名詞(複数)の定冠詞GLIが合わさったもの。
ANELLI
は、指輪「ANELLO」の複数。

SIGNOREもANELLIも定冠詞がついているから、それが一般的なものではなく、特定のSIGNORE、特定のANELLIを差していることになります。
ANELLIがどのANELLI を指しているのかはわかりますが、"IL SIGNORE"は誰を指しているのだろう?

"IL SIGNORE"は単数です。
単独で 指輪にかかわる人物といえば、フロードかな、ともおもいますが、ANELLIが複数で物語に存在するすべての指輪に関わる人物…と考えると、あの人しかいませんね。

サウロン。

IL SIGNORE は「御主人」「領主」という意味もありますから、ビンゴ!だと思います。




:今日の写真:

最近「マルチ・サーラ(複数スクリーン)」の映画館が増えてます。
「指輪物語」はローマ郊外、国際空港があるフィーミチーノの「ワーナービレッジ」で見ました。

大きなサロンのまん中にガラスで囲まれた切符売り場があり、中の人と、マイクを通じて話します。
何時のどの映画を見たいか言って、指定席を買います。自由席はありません。

空港のようにモニターが並び、目指す映画がどのスクリーンでやっているか、何時からか、確認します。
そのへんにワーナーアニメの等身大(?)キャラがおいてあって、頭をぽこぽこたたかれています。

そして、売店。


ポップコーンとコカ・コーラです。
バケツのような容器に山盛りポップコーンー。

うーーーーん。
それまで、アメリカ風にするかなぁ。
バケツを抱えてスクリーンに向かう人多数。
イタリアで、肥満が増えてるそうですが、バケツは肥満への道ですよねー。


 

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