語学・言語学

ローマから吹く風

ローマの日常コラムを読みながら、イタリア語の単語を無理なく覚えましょう!

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ローマから吹く風 63

2004/02/25


:その63:


ARIA PRIMAVERILE(アリア・プリマベリーレ/春の空気)

音声はこちら→

    イタリアにも四季はあって、ローマの春は早い。
    2月になって、ちょっと気温が緩むと、
    ARIA PRIMAVERILE(アリア・プリマベリーレ/春の空気)になる。

    1月から早々と咲き始めたミモザがいよいよ盛んに花を開く。
    日本の春、思いがけない所で桜に出会うことがよくあるけど、ローマの野では、それがミモザに変わる。

    歩を進めて行くと、突然黄色い雲に出会う。ちょっと目を転じると、ここにもあそこにも黄色い雲。
    鼻孔をふくらませてみると、ある、ある… 
    ARIA PRIMAVERILE(アリア・プリマベリーレ/春の空気)の中のわずかなミモザの香り。

    これから、ますますこの香りが濃くなっていくのだ。
    そして、野には黄色い小菊が咲き乱れて、緑の野を黄緑にしていく。

    そこにひな菊の白が混ざり始め、花がもたらす5月の色彩の響宴に向かって、色味を増して行く。


    そんな春への第一歩がもう始まった。


    例文:
    今日は暑いね。
    春の空気、感じる?

    OGGI FA CALDO.
    SENTI L'ARIA PRIMAVERILE?




:今日の言葉:
ARIA PRIMAVERILE

ARIAは「空気」という名詞。「雰囲気」の意味でも使われることもあります。人の気分を表わす時もあります。
今日はそんな気分じゃないの=Oggi non e' aria.

PRIMAVERILEは、名詞「PRIMAVERA(春)」の形容詞です。
同じ形容詞の作り方に、AUTUNNALE(アウトゥンナーレ/秋の)、INVERNALE(インヴェルナーレ/冬の)があります。夏の「ESTIVO/エスティーヴォ」だけ別の形で、なにか特別な思い入れでもあるのかな、なんて思ってしまいます。
他にもベネツィア映画祭で使われる「BIENNALE/ビエンナーレ」も同じ形です。2年ごと、の意味ですね。




:今日の写真:

近所の散歩コースです。飼い犬が何故か、この道が好きで、行き止まりの、どこにもつながらないこの道に入ります。

都会の喧噪をきらった人が住む場所で、もともとは農地として売買されるところ。
住む場所としてでなく、家庭菜園より大掛かりな畑を作る人も多くいます。

そして、このほんの30メートルほどの道にも、この季節になると「黄色い雲」がここそこに顔を出します。

ミモザは生命力の強い木で、あっという間に大きくなりますし、花の季節も1月終わりから3月まで。本文で、桜と比較しましたが、桜がパッと散る潔さがほめらるのに対し、ミモザは、「いやよ、いやよ、まだ散りたくないわ」と、未練たらしく、美しい鮮やかな黄色が、枯れて黄土に色になっても、枝にしがみついています。
黄土色の花からも、わずかに香りがします。そんな未練たらしさが、我が身と重ねて愛しかったりします。

3月8日の婦人デーには、男性が女性にミモザを贈る習慣があります。

 


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創刊日:2002-04-15  
最終発行日:  
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