語学・言語学

ローマから吹く風

ローマの日常コラムを読みながら、イタリア語の単語を無理なく覚えましょう!

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ローマから吹く風 59

2004/01/13


:その59:


GIOCO DA RAGAZZI(ジョーコ・ダ・ラガッツィ/簡単なことー子供だまし)

音声はこちら→

    写真の女性は姑で、今年83歳になる。
    まさしくこの部屋で、最近転んで手首を骨折してしまった。骨折した左手はひじの上まで石膏でかためてあり、わずかに指が出ている。姑にとっては何もかもが
    GIOCO DA RAGAZZI(ジョーコ・ダ・ラガッツィ/簡単なことー子供だまし)ではなくなってしまった。

    ただでさえ、15年前の脳いっ血の後遺症で左手と左足がやや不自由だったのに、手首の痛みと、石膏の不自由さと、転んだことの恐怖でトイレへ行くのも人の手を借りなくてはならない。

    姑の連れ合いは舌のガンから生還して2年。
    抗癌剤の後遺症に悩みつつ、家事一切をやっている。こちらも
    GIOCO DA RAGAZZI(ジョーコ・ダ・ラガッツィ/簡単なことー子供だまし)ではない生活だ。この舅は、「イタリア人がアバウトだなんて誰が言ったんだ?!」と抗議したくなるほどの完璧屋さん。家事一切と姑の世話でてんてこまい…というので手伝いに行くと、完璧屋さんのお眼鏡にかなうのは難しく、手助けもままならない。

    おまけに二人とも素直じゃない。
    舅にしてもらうことが悔しい姑は、舅のやることなすことに難くせをつける。
    舅は完璧を他にも求め、他の好意を受けられない。でも手助けを与えない世間は冷淡。
    それで余計に
    GIOCO DA RAGAZZIには遠くなる。渡る世間は鬼ばかり…

    「毎日の生活」が
    GIOCO DA RAGAZZIになるかどうかは、捕らえ方によるんだ…と、反面教師になってくれている。

    (ちなみに私は可愛がってもらっているので御心配なく)

    例文:
    "DAVVERO CE LA FAI?
    "E' UN GIOCO DA RAGAZZI!"
    「ほんとにできるの?」
    「こんなの簡単だよ」


    "COME E' ANDATO?"
    "NON E' UN GIOCO DA RAGAZZI."
    「どうだった?」
    「簡単じゃないよ」




:今日の言葉:
GIOCO DA RAGAZZI

GIOCO は「遊び」
DAはいろいろな意味をもつ前置詞です。ここでは、特徴、属性を示す「〜にふさわしく」「〜のような」の意味になります。他にOCCHIALI DA SOLE(太陽用の眼鏡=サングラス)など用途を示す場合、英語のFROMの意味もあります。
RAGAZZI
は少年、子供の複数。BAMBINOも子供ですが、RAGAZZO(単数)の方が大きくなります。BAMBINOだと幼児の感が強くなります。(お母さんが、25歳の息子に向かって「BAMBINO MIO」と言ったリ、おじさん年令の友だちどうしで「お前達」と呼ぶのに「RAGAZZI!」と呼び掛けたりもしますが、それを聞いて慌てて辞書をひかなくても大丈夫です。本来の意味は子供です)。
で、「子供にふさわしい遊び」=子供だまし=簡単なこと、になります。ニュアンスは「赤子の腕をひねるような」に近くなります。



:今日の写真:

姑宅で、クリスマスイブに零時を待ちながら「TOMBOLA/トンボラ」で遊んだ時の写真です。
「TOMBOLA/トンボラ」は、ビンゴに酷似した数字遊びで、親が1から90までの数字がついたチップスを一つづつランダムに拾い上げ、参加者は各々横に5つ×3行の数字がある板を「買って」、親が拾った数字があれば、印をつけていきます。
横並びで二つ、三つ、四つ、五つの数字が出れば勝ちで賞金がもらえます。
さらに、板全部の数字が出ると「トンボラ」で一番大きい賞金がもらえます。
賞金は、参加者が買った板の代金でまかなわれます。

昔は、出た数字の印をつけるのに豆を使いました。
だから、転がってしまったり、誰かがテーブルから立った拍子にずれたりして、大騒ぎに拍車をかけました。今は表題写真に見えるように、プラスチックで、出た数字の印に「窓」を閉めるようになっていて、そんな大騒ぎをしなくて済むようになっています。

単純な遊びながらスリルがあり、数字が読めれば子供から老人まで遊べるので、クリスマス、元旦と親戚が集まる時にもってこいです。(それこそGIOCO DA RAGAZZI!)
もちろん親戚友人のプライベートな集まりばかりでなく、町の夏祭りなんかでも開催されます。

数字が集まったら、声を出して勝ちを宣言するのですが、
二つのAMBO/アンボ
三つのTERNO/テルノ
四つのQUATERNO/クアテルノ
五つのCINQUINO/チンクィーノ
が子供と外国人はとっさに出てこなくて、妙なことを言い、場を盛り上げます。


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