語学・言語学

ローマから吹く風

ローマの日常コラムを読みながら、イタリア語の単語を無理なく覚えましょう!

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ローマから吹く風 58

2004/01/03

:その58:


LUCE SIA(ルーチェ・スィーア/光りあれ)

音声はこちら→

    LUCE SIA(ルーチェ・スィーア/光りあれ)と言う言葉で天地創造が始まった。
    光が生まれたことで闇も生まれた…と言うと嫌味っぽくなる?

    光と闇とどちらが善でどちらが悪かなどと言う分け方をしなければいい。
    光も闇もそこに在る。
    その間も在る。

    闇の恐怖も在る。
    光の安心感も在る。

    肯定してしまえばいいのだ。


    両親がイタリア旅行に来た時、電車のコンパートメントが暗かった。
    切符の検察に来た車掌さんに「電気がつかないんですが…」と言ったら、ニヤっとしてから手を伸ばして「
    LUCE SIA(ルーチェ・スィーア)」と言いつつ、電気のスイッチを入れ、電気がつくと「奇跡だ!」と笑い、その訳を私から聞いて両親も大笑いをし、いい印象で始まったイタリア旅行が全行程楽しいものになった。


    例:
    "LUCE SIA!"
    COSI' LUCE FU.
    "MIRACOLO!"
    ーーー
    「光りあれ!」
    こうして光が在った。
    「奇跡だ!」




:今日の言葉:
LUCE SIA

LUCEは光、SIAは英語のbe動詞にあたるESSEREの三人称単数、(しかも)命令法です。
接続法の三人称単数と同じなので、命令法かどうかは前後の意味から解釈するようになりますね。

be動詞/essereにあたるものは日本語にないので、解釈に戸惑います。
有名なハムレットの「to be or not to be」をイタリア語では「essere o non essere」と言います。
日本語では「なすべきかなさざるべきか」が通例の訳になっています。
イタリア語訳から解釈するに、「to do」ではないので「(そう)在るべきか(そう)在るべきではないか」というのがより原文に忠実な訳になりそうです。でも日本語として変です。

意味が正しく、言葉としてもちゃんとしてる日本語を見つけるのは
翻訳者にまかせるとして、ESSEREを理解することは概念を一つ増やすことになりますね。


:今日の写真:

この道は我が家近辺から海へつながってます。
ローマ特有の「笠松」がずーーーーーっと連なってます。

道の起原は古代ローマ時代に遡ります。松は違いますけどね。
海へつながってます…と書きましたが、実際は国道に遮断されてます。
ムッソリーニが整備した国道が、スパっとこの松並み木を分断ました。
それでも一部迂回しながら、今でもこの道を通って海まで行けます。
松の根が道を持ち上げてがたがた道。
否応なく徐行になってローマの田舎をゆっくりみて歩くことになります。

道の両脇はあまり手入れのされていない雑木林、ぶどう畑などあり、今は廃屋になっている農家がぽつぽつと見えます。レンガ色の壁が自然にうまく溶け込んでいます。

主役を国道にゆずってのんびりと余生を楽しんでいる感じの松並木です。


新年おめでとうございます。

このメルマガ、あしかけ4年目を迎えました。
飽きっぽい筆者が続けていられるのは皆様のおかげです。
実際にイタリア語の勉強に役立っているかどうか疑問ですが、
少しでもイタリアの、ローマの実際の姿を身近に感じていただけたら
こんなに嬉しいことはありません。

読者の方からいただいた感想や御意見を参考に、
音声を入れたり「例文」を入れたりするようになりました。
これからもお便りお待ちしてます。
-Jamada-

 

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