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ぼーる通信 〜Voice From The Dreamfield〜 第142号

発行日:12/31

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  ぼーる通信 〜Voice From The Dreamfield〜 第142号

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 本年度最後の配信です。今年は、読者のみなさまも球界再
編にやきもきし、いらだったことと思いますが、私としても、
何としてでもこのよこしまな動きを止め、過去に日本プロ野
球を蝕んできた企業エゴをこれ以上許すまじ、と思い、数々
の過激発言をこのメルマガにて行ってまいりました。

 読者のみなさまの中には、あまりにも過激にすぎ、少々辟
易された方もいらっしゃることと思います。しかしながらご
容赦いただきたいのは、もしも私が指摘したことをいまの日
本のプロ野球が黙殺すれば、もはやその未来は死んだに等し
い、ということなのです。

 私がこのメルマガを立ち上げた際に決意したことは、一度
立ち上げたら、私自身、プロ野球の歴史に参画しているとい
う自覚を持ち、責任を持ってその存続に貢献していかなけれ
ばならない、ということでした。
 私はいま現在に至るまで、この決意を捨てたことはありま
せんし、今後も頑固にこれを、後任の者にこのメルマガを引
き継ぐまで、続けるつもりです。

 今後もこのメルマガのことをよろしくお願い申し上げると
ともに、我こそは、と思われる方々の参加をお待ち申し上げ
ております。私は常に個性ある書き手を発掘し、読者のみな
さまの期待をいい意味で裏切れるように心がけてまいりまし
たが、今後もこれをやってまいりますので、どうかよろしく
お願い申し上げます。

 さて、来年度からはいよいよ、大物野球人が登場します。
野球殿堂入りを果たし、日本一のバッティングコーチといわ
れ、一時代を築いた山内一弘さんのインタビューです。いま、
この第1回を私がまとめておりますが、なかなか趣向の変わ
ったインタビューをお届けしますので、ご期待ください。

 今年最後の分は、先週お届けした慈恩美さんの分に一部修
正を加えなければならない箇所が出てまいりましたので、そ
の分も含めての配信です。

 ぼーる通信、今後もよろしくお願い申し上げます。

 ぼーる通信編集長 Thomas Gwynn Mountainbook

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☆ This Week's Contents 【今週のお品書き♪】

 《Dream1》 『ロックの反骨精神』 タイガーウッズ

 《Dream2》 『クールジャイアンツ』 慈恩美

 《Dream3》 『The Art Of Hitting』 MB Da Kidd

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★ お品書きその1 『ロックの反骨精神』 タイガーウッズ

 第4回 『マンネリと無縁のアツい戦国リーグ・NFL』 

 NFLがアツい。 今年のMLBはヤンキーダイナスティの牙城
を崩してワールドシリーズに進出した反逆児、ボストン・レ
ッドソックスが見事にこれを制したが、これが終わったいま、
自分にとっての最大の関心ごとは、NFLである。

 日本では、野球やサッカーこそがスポーツの主役だ。しか
し私にとってはそうではない。私にとって、野球のないこの
季節は、いよいよ、アメスポマニアとしての自分の天国にな
る。日本の民放で垂れ流しているような、お茶を濁すだけの
野球選手のくだらないお遊び番組に、興味はない。
 もっともNFLはそもそも、9月のシーズン開幕から秋を通し
た関心ごとなのだが、それはさておき。この時期、私は、ス
-パーボウルに向けてのプレイオフ出場選抜チームに対する勝
手気ままな想像を、楽しむ。
 少々、私の勝手な想像におつきあいいただきたい。


 NFLは、以下のような構成になっている。(順番は、現在の
シーズン順位に基づく)


 AFC(American Foolball Conference)

 East
  ニューイングランド・ペイトリオッツ
  ニューヨーク・ジェッツ
  バッファロー・ビルズ
  マイアミ・ドルフィンズ
 
 North
  ピッツバーグ・スティーラーズ
  ボルティモア・レイヴンズ
  シンシナティ・ベンガルズ
  クリーヴランド・ブラウンズ

 South
  インディアナポリス・コルツ
  ジャクソンヴィル・ジャガーズ
  ヒューストン・テキサンズ
  テネシー・タイタンズ

 West
  サンディエゴ・チャージャーズ
  デンヴァー・ブロンコス
  カンサスシティ・チーフス
  オークランド・レイダーズ

 NFC(National Football Conference)

 East
  フィラデルフィア・イーグルス
  ダラス・カウボーイズ
  ニューヨーク・ジャイアンツ
  ワシントン・レッドスキンズ

 North
  グリーンベイ・パッカーズ
  ミネソタ・ヴァイキングズ
  デトロイト・ライオンズ
  シカゴ・ベアーズ

 South
  アトランタ・ファルコンズ
  キャロライナ・パンサーズ
  ニューオーリンズ・セインツ
  タンパベイ・バッカニアーズ

 West
  シアトル・シーホークス
  セントルイス・ラムズ
  アリゾナ・カーディナルス
  サンフランシスコ・49ers

http://www.nfljapan.co.jp/

●AFC

 今年はシーズン中連勝記録を伸ばしていたペイトリオッツが
またスーパーボウル出場か、そして相手は毎年期待のかかる強
豪イーグルスか。 
 と思われてきたが、シーズンを見てきて、いろんな可能性が
見えるようになってきた。

 AFCはペイトリオッツ、という概念を覆しつつあるのがスティ
ーラーズ。ここはシーズン中にペイトリオッツを破って、実績
を証明した。しかも、ロスリスバーガーという僕にとって未知
だった新人の活躍が、普段でも層の厚かったスティーラーズを
本物にしてしまった。
 もともとカリスマQB(クウォーターバック)のいるいないで
合否の分かれ目になるチームは多いが、スティーラーズはこれ
をゲットできたとみていいだろう。

 その一方、AFCナンバー1のカリスマをみせるマニングのコル
ツにだって、根強い期待がかかっている。
 例年マニングのカリスマ性は際立っていたが、このチームは
毎年プッシュされたチームながら、いつもプレイオフあと一歩
で敗れてきた。今年は果たしてその前評判どおりの快進撃を見
せてくれるだろうか。

 また、開幕予想には優勝候補としての名前が全くなかったチ
ャージャーズの勝率が、あなどれない。

●NFC

 イーグルスの下馬評が高いものの、ベテランのファーヴのい
るパッカーズに再起を期待したい思いは、ある。

 そんなパッカーズも、同地区のヴァイキングスとは壮絶な闘
いをしてきた。また、来年コルツとともに来日の決まったファ
ルコンズの存在が、その前に大きく立ちはだかっている(NFL
ジャパン公式ページのコルツ来日のトップニュースを参照)。

 ファルコンズは昨シーズン、期待されながら、大黒柱のヴィ
ックの長期ケガで、大きな戦力ダウンを余儀なくされた。しか
し今年はヴィックがシーズン通して健在なことから、ファルコ
ンズ優勢な雰囲気だ。
 しかも2年前のバッカニアーズ、1年前のパンサーズと、NFC
優勝はSouthが連続してさらっているのだ。したがって、この
流れからして、ファルコンズの評価が高くてもおかしくはない
だろう。

 ちなみにQBの話だが、80年代後半から90年代は、モンタナ→
エイクマン→ファーヴと特にNFC系が優勢を誇っていたが、こ
こ数年はAFCのレベルの高さが感じられる。
 それだけに、AFCの予測がつきにくくなってきているのだ。

 NFLは昨シーズン=今シーズンとはならないことが多い。予
想は裏切られるし、ファンはそれに翻弄される一方、翻弄され
ること自体を楽しむ。つまりNFLは、マンネリを生まない構造
が面白さを生んでいるのだ。
 プレイオフは1月9日から始まる。そしてスーパーボウルは
1月31日(日本日時)。2005年の始まりを飾るこの大型イベン
トに、私の胸は期待で膨らむ。今年もNFLの熱い闘いから目が
離せそうにない。

 ぜひみなさんも注目してほしい。これぞ戦国リーグなのだ!

(タイガーウッズ。)

アッパーデッキ座談会 http://www.geocities.jp/tana33tana/upperdeck.html 

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★ お品書きその2 『クールジャイアンツ』 慈恩美

 第20回  スポーツ道中膝栗毛シリーズ第2弾
      AAA世界野球選手権なぜか侵入ルポ 〜その2〜

 はじめに

 先月行われたドラフト会議で、9月のAAA世界選手権代表
に選ばれた涌井秀章、石川雄洋(二人とも横浜)、鵜久森淳
志(済美)、ダルビッシュ有(東北)の4選手が指名され、
4人共入団が決まりました。

 指名された4選手の皆さん、そしてご家族の皆様、本当に
おめでとうございます。
 4選手のプロでの雄飛を祈っております。

 4.9月4日・中日大戦

 タイトルの「中日大戦」は、会場になった天母棒球場の広
場で主催者と協賛スポンサーが煽っ…ではなく、盛り上げた
時に使っていたフレーズです。如何に台湾で日本戦が重視さ
れていたかが伺えます。

 この日も、10:30から韓国VSオーストラリアの試合が
予定されていたので、またまた早起きして新荘棒球場入りで
す。前日にバスを乗り間違え、乗り過ごした挙げ句、タクシ
ーを使って球場まで引き返して来たのとは違い、大会スタッ
フに確認してきっちり試合開始1時間前に、無事球場入りでし
た。

 球場に入り、大好きなお犬様がいない事を確認しながら、
カメラマン席で撮影に臨んでいましたが、試合中にアクシデ
ントが起きました。

 一塁側のカメラマン席で撮影中、ブルペンから逸れたボー
ルがカメラマン席に飛び込んで来て、私の右肘を直撃したの
です。幸い、バウンドして勢いがなかったため、一時的にし
びれた程度で済みましたが、もうそれは半端じゃなかったで
すよ。ホンマに。
 当たった瞬間、絶叫しましたよ。かつての金森栄治みたい
に。それに「イッテェ〜」と言いながら悶絶しましたよ。お
かげで、そばで試合を見ていた控えの審判の皆様には大爆笑
され、ベンチにいるオーストラリアの選手や関係者からも思
いっきり笑われてしまいましたよ。
 悶絶しながら、プレス室に駆け込んでドリンクが冷やして
あるタンクの氷を患部に当てて冷やしましたよ。患部が冷え
て痛みや痺れが消えてもボールの縫い目が、如何にもそれと
分かるように腕に残りましたよ。4、5日その刻印は消えませ
んでした。
 その刻印を見られる度、通り過ぎるの顔は「おかわいそう
に」という顔でした。清原さん、心の底から同情します。

 MRTの最寄りの駅を 14:30からのキューバVSイタリ
ア戦を時間の許す限り観戦(今思えばキューバの試合は、VS
日本の決勝戦以外この時しかしっかり見ていない。残念!)
後、バスとMRTを使って天母棒球場へ移動しました。
 新荘棒球場からバスで台北駅へ行って、その後MRTの淡水線
で北上し、芝山駅からは球場行きか、高島屋行きのシャトル
バス(球場行きのシャトルバスは、観客動員が見込める試合
の時にのみ運行されるので、注意しましょう)で球場へ行き、
所要約1時間半。皆さん、台湾で野球観戦される際の参考に
して下さい。

 16:00頃到着した私は、試合開始の18:30まで余
裕があるので、盛り上がっている球場の外をお散歩してみま
した。
 ホークスの台北遠征ほど盛り上がってはいませんが、それ
に近い盛り上がり方でした。この大会で、一番盛り上がって
いたのは間違いなく、後にも先にもこの時だけで、縁日のよ
うでした。その盛り上がりに、観衆としてではなく裏側の人
間としている事に妙な感じがしました。

 入場ゲート前には、既に長い列が出来ていて、前方に並ん
でいた現地在住の日本人の方に伺ったところ、昼前から並ん
でいたとのこと。更にお話を伺ってみると、日本チームのメ
ンバーが、ダルビッシュ有(東北)をはじめ夏の甲子園で活
躍した選手で構成されているので、「少しでも早く行って、
選手達をじっくり見ていたい」という気持ちがあったようで
す。
 その気持ちは、開門時のダッシュに現れていました。誰も
が、その時ばかりはカール・ルイス(懐かしいなぁ)で、マ
リオン・ジョーンズでした。そして、本来は「関係者以外立
ち入り禁止」のはずのダグアウト上のカメラマン席の最前列
にしっかり陣取っていました。特に子供達は、未来のスター
選手のサインが欲しかったようで、ボール片手に待っていた
子達も見かけました。

 台湾戦の先発は、先日北海道日本ハムファイターズに先日
入団が決まったダルビッシュ有でした。そばで見て来た限り、
彼はスターのオーラを放っているせいか、貫禄は十分で、こ
ちらが圧倒される位でしたが、試合でのピッチングの内容は、
今までの疲労の蓄積があって、「自己採点40点(翌日、記者
室で見かけた台湾の新聞の見出しより)」だったようです。
 
 試合は、ダルビッシュが打たれて一時は逆転された日本で
すが、その後再逆転し、ダルビッシュの後を受けて登場した
岩見優輝(熊本工)が、きっちり締めて6ー3で勝ちました。
その好投した岩見は、試合終了後の記者会見で、台湾チーム
の李杜宏監督が背番号を出して(岩見の背番号は、この時7
でした)絶賛していました。その後、顔見知りになった台湾
の記者達に話を伺ったところ、岩見のような変化球のいい左
ピッチャーは台湾には殆どいないとのこと。日本のピッチャ
ーの層の厚さを伺い知るような出来事となりました。

 前日非常に気になった台湾の応援団ですが、チアガールも
タヌキ腹のおっちゃんも健在且つ全開バリバリでした。前日
は不快指数全開だったのですが、この日は騒音全開でした。
まず、台湾ではお馴染みの拡声器は当たり前で、両チームの
ベンチ上には、その音を拾うスピーカーも備え付けてありま
す。太鼓もでっかいのを持って来てドンドンやってます。拡
声器ではタヌキ腹のおっちゃんが、

 「日本は、甲子園からスター選手達が来ているぞ〜」

 と言って大いに煽っ…ではなく、盛り上げていました。先
月、「はじめに」で紹介した「甲子園の星」で、

 「何言ってるのか分からん」
 
 と言っていた駒大苫小牧の鈴木康仁クン、お分かり頂けま
したか?

 そして恐ろしいのは、スタンドマイクの前でラッパを「プ
ァ〜」と鳴らしていた事です。当然その音はスピーカーから
思いっ切り流れてくるので、伊原前オリックス監督のように

 「やかましい!アホンダラ!」

 と言いたくなるくらいです。天母棒球場は住宅街にあるの
で、野球開催時は騒音が問題視され、台湾のプロ野球にあた
る中華職棒も細心の注意を払っていますが、それも頷けます。

 ちなみに、ラッパから流れてくるメロディは、福岡から伝
来されたであろう、城島や松中の応援歌でした。ホークスが
試合をした影響か、あるいは哈日族(直訳すると「日本ファ
ン」という意味)が野球ファンに多くいるせいか定かではあ
りませんが、どうもこの応援歌スタイルは、台湾では先進的
のようです。

 この応援、ダルビッシュは記者会見で「日本の甲子園の方
が人も多く声援も大きいので、それほど気にならない」と話
していましたが、試合中は台湾の応援団が陣取る一塁側のス
タンドをチラチラ見ていました。きっと本心は「アイツら、
うるせぇなあ」という感じだったのではないでしょうか?私
もそう思っていました。

 試合終了後、知人の台湾人と飲みに出歩いた私。この時は
緊張しながらも、まだまだ疲れ知らずの元気者でしたが、こ
の元気、いつまで続くでしょうか?

 9月5日へ続く。

(慈恩美)

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★ お品書きその3 『The Art Of Hitting』 MB Da Kidd

 私は、自分が苦手としている相手と対戦するときは、これ
を楽しみにしているんだ。なぜなら、カモと苦手の関係は、
遅かれ早かれ、変わるものだからね。私をカモにしているデ
ニー・ネイグルのようなピッチャーは、少ないんだ。私の
1997シーズンの彼に対する成績は、27打数3安打さ。しかし、
私がベースボールの一番好きなところは、そういうピッチャ
ーを打ち込むときが必ずやってくる、ということ。そして、
状況が変わりはじめると、ネイグルはもはや、私が打席に入
ってもしめしめと思わなくなるし、むしろ、やばい、トニー
が来た、と思うようになるでしょ。

 1997シーズン、ホームで対戦していたとき、ブレーブスと
の連戦があってね。監督のブルース・ボウチーが、私をスタ
ーティング・ラインナップから外そうとしたんだ。だから私
は、ボウチー監督にこう言ってやったんだ、そりゃないよ、
ネイグルが先発だからって私をスターティング・ラインナッ
プから外すことないじゃないか、私は彼と対戦したいんだ、
ってね。そうしたらボウチー監督は、自分が24打数3安打しか
打っていないのにもかかわらず、スターティング・ラインナ
ップから自分が外れることを拒んだんだ、ということを忘れ
るなよ、と言ったのさ。そこで私はスターティング・ライン
ナップに名を列ねたわけなんだけど、3打数0安打、1四球と、
コテンパンにやられたよ。私の打球は、外野に飛ぶことすら
なかったのさ。

 私には、ネイグルの球は見えないんだ。私は、なぜだかは
わからないが、彼のリリースポイントがわからないので、彼
の球が手から離れる瞬間を、見ることができないんだよ。他
にも、私が苦手としている人はいるね。カーディナルスのト
ニー・フォスとか。フォスの球も、私には見えない。それと、
オマー・オリヴァレス。20打数1安打しか、私は打てていない
んだ。オリヴァレスはそこそこの実績を残しているピッチャ
ーだけど、特別変わった特徴を持っているわけじゃないから
ね。ストライクゾーンに球が来たときに、ちょっとした問題
があるのだと思う。じきに、オリヴァレスは打てるようにな
るよ。

 私は、自分がネイグルと対戦したときのビデオを研究して
るよ。どうして自分には、ネイグルの球が見えないかがわか
らないからね。ネイグルは、95マイル(153.9km/h)の豪速球
を投げるようなピッチャーじゃないからね。せいぜいが91〜
92マイル(147.4〜149.0km/h)のストレートしか投げないわ
けだし。彼のピッチングは、カーヴやチェンジアップが主体
だからね。だけど、縦・横の変化がともに、すばらしいんだ。

 ネイグルの持ち味は、バッターのバランスを崩すことだよ
ね。そして、バッターを打ち取る。彼は、いつも三振を取り
には来ないんだけど、バランスを崩すのがうまいから、バッ
ターは、腰を据えてバットを振ることができないんだ。

 私が対戦した中で一番すごかった相手は、ノーラン・ライ
アンだよ。マウンドにあの人が立ったときは、もう、やめて
くれって感じだったね。ライアンは3つの球を持っているん
だけど、そのどれもが、他のピッチャーよりすばらしいんだ。
絶好調のときのストレートは誰よりもすごい豪速球だし、カ
ーヴの曲がりは誰のカーヴよりもすごいし、チェンジアップ
の揺れ方も、誰もかなわないものだったよ。しかも、そのう
ちのどれが来るかは、バッターにはまるでわからないんだ。

 ライアンはおそらく、誰よりも私を辟易させただろうけれ
ど、やっぱり、あの人との対戦は、とても楽しかったね。あ
の人は、40代半ばに差し掛かっても98〜99マイル(158.8〜
160.4km/h)のストレートを投げていたんだけど、おもしろい
ことに、何回も対戦している中で、あの人の球を打つ感覚と
いうやつがわかってきたんだよ。そして、その感覚がわかっ
てくると、98〜99マイルのストレートが来ようとも、びびら
なくなるんだ。打てるということが、わかっているからね。

 最初のうちは、ノーラン・ライアンにはずいぶんびびった
よ。だけど私は、逃げたくはなかったのさ。私は、プレート
のところまで行って、ボールを打ちたかったんだよ。彼と何
度も対戦しているうちに、その癖というものがわかってきた
んだ。もしも一度ストレートを投げると、あとはカーヴかチ
ェンジアップしか来ない。そして私は、そのチェンジアップ
を狙い、ヒットを稼いだんだよ。

 だけどあの人は、おそらく、どのピッチャーよりも、私か
ら三振を多く奪っているよ。私の対ライアンの生涯打率は、
おそらく.280〜.290のあたりなんじゃないかと思うけど、長
いこと私が苦手にしていた人だったことには、違いないのさ。

(MB Da Kidd)

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 も設けました。よかったら楽しく昔話を語りましょう!

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 なお、無断で記事を利用して生じた損害等の責任は、一切負
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(c)2002 ぼーる通信 
        〜Voice From The Dreamfield〜 編集部

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発行者プロフィール

ぼーる通信 編集部

ぼーる通信 編集部

http://www2u.biglobe.ne.jp/~Salvador/Balltsushin/Balltsushin.htm

☆ぼーる通信編集部 編集長:Thomas Gwynn Mountainbook(アメリカ野球學曾日本支部曾員、野球文化學曾曾員、アフリカ野球友の会コアスタッフ[英語web担当]、三田文学曾曾員) 副編集長:高原成龍(SLUGGER、スポナビ、旅行ガイド誌等、台湾野球に関する記事執筆多数)

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