経営

仕事力を研く

仕事力は、経営者・マネジャー・一般社員に、またビジネスマン以外にも必要です。個人や組織が持つ高度な知識や能力は仕事力が有ってこそ活きます。組織人28年、経営改善活動支援15年超の生き方から得たものを、未来を担う人たちに毎週お伝えします。


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時を捉える/仕事力を研く940

2019/10/23

 
 おはようございます。
 異常な暑さに見舞われた中秋が過ぎ、季節は晩秋、そして初冬へと
歩みを進めています。24日は二十四節気の「霜降」です。学園でも
運動会・体育祭が終わり、文化祭に力が入るようになってきました。
スポーツの秋から芸術の秋へ。冬に入る前だからこそ感じる華やかさが
そこにあります。

 今回のお勧めは、心がこもる行動についての次の言葉です。

◎行動する人の心が作るイメージの良し悪し◎

 人に与えるイメージは些細なことで決まってしまいます。清掃がゆき
届いている、挨拶の声が明るい、笑顔がさわやか、といったことが良い
イメージとなり人を惹きつけます。どんな小さなことでも働く人たちの
心がこもっているかどうかが、イメージの良し悪しを左右するのです。

 心を込めるためのノウハウ本など見たことがありませんが、そんな本
があってそれを読んだところで、心がこもる行動は取れないでしょう。
心を込める行動は、人生の修行の結果、滲み出てくるものでしょうから、
どれだけ真剣に真っ当に生きているかが大切なのだろうと思います。

 これからもどうぞお元気にお過ごしください。

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 ※今回のコンテンツ
   1.時を捉える
   2.自分の状況に相応しい思考と行動を:心学からのヒント
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        ☆☆ 仕事力を研く ☆☆

       -----2019年10月4週号-----

◆時を捉える◆

 時代遅れになる、世の流れに置き去りにされる、といった言葉をよく
耳にします。変化が速く激しい今の時代だからこそ、こうした言葉が
身近に感じられ、多くの人たちの口の端に上るのでしょう。

人々は時代遅れにならないように、世の流れから外れないように、一生
懸命生きようとしています。しかし、こうした人々の中にも、成功者も
いれば失敗者もいます。こうした失敗者たちが、時代遅れとか世の流れ
から外れたといったレッテルを貼られるようです。

こうした成功者と失敗者とを分けるものは一体何なのでしょうか。
これを探ってみようと思い立ちました。以下は、その調査と考察のうち
の幾つかです。

 時代に遅れないためには、世の流れから外れないためには、時代の
流れとともに現れる変化を適切に捉えなければなりません。そのために
必要とされるものは、「変化こそが常態だ」と受け止める姿勢あるいは
スタンスです。

 かつて日本人の精神的風土には「無常観」というものがありました。
それが端的に表現されているのが、鴨長明の方丈記です。冒頭の文章を
引用してみます。

・ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にはあらず。よどみに
 浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例
 なし。世の中にある、人と栖と、またかくのごとし。

方丈記は、移ろいゆく世を無常とみなしながらも、過酷な現実を凝視し、
それを書き留めようとする強い精神を感じさせます。こうした無常観が
あるからこそ、社会の異変や災害などの大きな変化をも冷静に受け止め、
現実に向き合う強さを持つことができたと言えそうです。

 前世紀の高度成長期を経て、日本人は無常観を失いかけているのかも
しれません。今ここで見えている現実が、明日も同じように続くと思い
込む傾向が強く感じられるからです。国際政治の流れや株式市場の動き
に対するマスコミの論調や世論の乱れなどに、それが感じられます。

高度成長していようと、株価が好調に推移していようと、政治の流れが
我が国に有利な傾向にあろうと、そういったものはいつ何時変化しても
おかしくはないのです。即ち、変化こそが常態なのです。

 世の中や物事は一つの価値観で統一されることはありません。必ず
対立軸が存在し、少なくとも二つの軸の間で動いています。自分と相手
という設定で考えてみますと、自分の価値観と相手の価値観とが完全に
一致することはありませんから、意見や主張の違いが存在します。

そこで重要なことは、自分の主張を持ちながら相手の主張の存在を認め
ることです。時の流れの中で、情勢の変化する中で、自分が主張する
ことの重みと相手の主張を認めることの重みとの関係は変化します。

私たちが生きる今の時代は、こうしたことを認識し、時の流れや情勢の
変化に適切に対応する姿勢を求めているのです。

 万物・万象は循環していると受け止めることができます。それを端的
に示しているのが中国古典の易経です。八卦として示される「乾兌離震
巽坎艮坤(天澤火雷風水山地)」は、万物・万象が変化し循環する様を
表現したものです。

易を学ぶ者は、目前の物や現象を見て、それが今変化と循環の中のどの
相に在るかを読み、これから先に現れる相を判断し、然るべき行動と
それを起こす時を判断します。これを時中と呼んでいます。

時中とは時流に乗ることとは違います。時流に乗るのではなく、自分の
思想と行動原則に則って最適の時を読むことを良しとしています。

 以上に述べてきましたことは、変化こそが常態という無常観、時の
流れや情勢の変化の中で重みを変える二軸の認識、時流に乗るのでは
なく最適の時を読む時中の姿勢、の三項目です。

この他にも多様な要素が浮かび上がってくることが考えられますが、
この三項目はいずれも、「時を捉える」ための姿勢を示していると受け
止めることができます。


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◆ 自分の状況に相応しい思考と行動を:心学からのヒント◆

 私たちの生き方は、心の在り方にも左右されます。これを追究する
ことは生き方の向上につながります。心の在り方を追究する上でヒント
になりそうな言葉を贈りますので、自己の現状と突き合わせてみて、
少しの間だけでも想いを巡らしてみてください。

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  人は自分の置かれた状況に相応しい思考と行動を為すが良い。その
 状況は、年齢、体力、知力、立場、人間関係等々が織りなす。おのれ
 空なりて、それが見えるのだろう。これが心眼というものだろう。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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