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企業のパワーアップ倍増作戦

今話題の会社を救う「コンピテンシー」とは何かとコンピテンシー導入の仕方について分かりやすく解説します。中小企業の経営者の方、人事担当の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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イマイチ管理職が変身すれば組織力は強くなる!

2008/12/23

           ■企業のパワーアップ倍増作戦■
          <仕事のできる人の集団作り戦略>

      ◆◆この記事の知人、同僚、友人への転送は自由です。◆◆

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        シリーズ「組織力強化とコンピテンシー!」

   <第291回>[(第23話)「イマイチ管理職が変身すれば組織力は強くなる!]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必
要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「組織力とコ
ンピテンシー!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介していきま
す。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みい
ただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「イマイチ管理職が変身すれば組織力は強くなる!」
1.イマイチ管理職とは! 
2.破綻企業を再生するのはいつも異端経営者!
3.コマツの強さはミドルの自主性!
4.セーレンにみる「よく見つけましたね運動」! 
5.イマイチ管理職を変身させる法!
【3】今日のポイント
【4】編集後記
【5】彩愛コンサルピアからのお知らせ

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人手が足りない、できる部下がいないと嘆く管理職は多い。日経ベンチャーに
こんな質問事項が載っていた。「部下が2人と部下が9人ではどちらが大変か」
と。

答えは概ね二通り考えられる。一つは「人が増えて楽になった」、もう一つは
「人間関係が複雑になって大変だ」。正解はどちらだろうか。日経ベンチャー
には後者、つまり「人間関係が複雑になって大変だ」が正解とあった。

時間がないという管理職に時間をたっぷりやっても仕事の成果を挙げるとは限
らない。人手が足りない、できる部下がいないという管理職にたくさんの部下
を与え、できる部下を与えても仕事の成果を挙げるとは限らない。

つまり多くの場合、自分はイマイチ管理職だということに気付いていないのだ。
そして企業としてもイマイチ管理職を変身させる施策を採っていないというこ
とになりはしないか。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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管理するよりも自主性を尊重した職場のほうが力を発揮する。その思いは経営
を担うようになってからも強く残っています。

                           井上礼之

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【2】メルマガ本論

[(第23話)イマイチ管理職が変身すれば組織力は強くなる!]


1.イマイチ管理職とは! (日経ベンチャーより抜粋、一部アレンジ)

イマイチ管理職の日ごろの行動パターンを振り返ってみることは意義がある。

□ 仕事の全体像やゴールのイメージを部下に伝えない。
□ 会社の戦略や業界・コンペティターの動向などを部下に話していない。
□ 「うちの部下は自分で考えない」、「出来が悪い」などと愚痴をこぼす。
□ 「とにかくやれ」、「直ぐやれ」という指示の仕方が多い。
□ 仕事量過多というわけではないのに部下が疲れている。

全体像やゴールのイメージが分かっているのとそうでないのとでは部下の仕事
に取り組む姿勢が違ってくる。「とにかくやれ」ではなく、「なぜそうすべき
なのか」まで話さないと人は思うように動かない。

ではなぜマネジメント不全症に陥ってしまうのか、心当たりをチェックしてみ
よう。

□ プレーイングマネージャーだが、プレーヤーの比率が大半を占める。
□ 使いやすい特定の部下に業務を集中させている。
□ 若手の成長がままならない。
□ 部下の頭数が増えているのに生産性が上がらない。

プレーヤーとしての自分の実績を挙げることに熱心なあまり、部下の性格やス
キル、仕事の進捗状況を把握できない状態になり、特定の部下に業務を集中さ
せてしまう。そして「何かあったら声をかけて」とよく部下に言うが、部下は
誰一人声を掛けてこない。

「管理職とは部下を通じて仕事を成し遂げる人」であることを再認識する必要
があるということだ。



2.破綻企業を再生するのはいつも異端経営者! 

会社を破綻させる経営者がいる一方でそれを再生する経営者がいる。再生する
ことが上手で安定経営することがあまり得意でない経営者もいる。

グループ企業約30社を統括するキョウデングループの橋本会長は「自分は0
を1にする経営者」と自認している。電気製品のプリント基板製造業が本業だ
が流通業や温泉ホテル業も買収して再生させている。

橋本会長は子供のころは先生もさじを投げた落ちこぼれ。フリーター生活も経
験している。ロック歌手としてライブも人気だ。自他とも認める異端の経営者
なのだ。

異端の平社員は異端の管理職候補であり、異端の管理職は異端の経営者の候補
になりえるのだ。異端と決め付けて左遷したり冷や飯を食わせてはならないと
いうことだ。

セーレンの川田達男社長も異端の経営者の一人だ。詳しくは4項で解説する。



3.コマツの強さはミドルの自主性!

建設機械のコマツが赤字のどん底のとき社長に抜擢されたのが現会長の坂根正
弘氏だった。坂根会長はなぜ赤字なのかを冷静に分析した。300もの子会社が
あり、赤字を垂れ流していたのだった。決してモノ作りのコスト競争に負けた
わけではないことが分かった。

子会社を含めてリストラを断行。しかし開発部門はむしろ強化する戦略を採っ
た。管理者には自主性を訴え、ダントツ商品の開発と効率的な生産を目指した。

社長が方針を出すと黙っていても一ケ月以内に課長クラスが活動計画を提出し、
「社長の言っていたのはこういうことですね」と全社に展開するようになった。
強いミドルの管理職を育成することが組織力の強化につながったのだ。

一見男社会のコマツ。しかし女子柔道部を創設した。北京オリンピックでは谷
本歩美選手が一本勝ちで金メダルだ。女子柔道はコマツの“華”なのだ。

強い組織はやり手のミドルの管理職と“華”が必要だ。



4.セーレンにみる「よく見つけましたね運動」!

セーレンという会社は一般にはあまり知られていない。福井県の繊維の染色工
場として1889年創業している。カネボウの下請けもやっていた。今現在は産業
界のあらゆるシーンで使われる総合資材メーカーとして躍進している。衣料品、
カーシート、エアバック、化粧品、住宅用建設資材など裾野は拡大している。
地方の下請け会社を総合資材メーカーに脱皮させたのが異端の経営者、川田達
男社長なのである。

川田氏は野球少年。明治大学では経営学を専攻した。地元の優良企業のつもり
で入社したセーレン(当時は福井精錬加工)はとんでもないと感じる会社だっ
た。

ただの下請け、モノも作らず営業もせず、決まった仕事を元請けからもらうだ
け。「この会社はおかしい。市場と向き合い、自社でモノを作らなければ未来
はない」とレポートに書いてしまった。

入社早々の経営批判と受け取られ、会社の逆鱗に触れた。ここから逆境の異端
児ビジネスマン生活が始まったのである。1975年、営業開発部の課長を任ぜら
れ二人の部下をもらったが、この二人も実は異端児。つまり異端児の隔離部屋
だったのだ。何度会社を辞めようと思ったことか。だがここで引いたら負けだ
と粘った。

異端児も三人寄れば文殊の知恵。営業活動が功を奏し、自動車シートの引き合
いを突破口に道を拓いていった。創業家に認められ、ついに頂点にのぼりつめ
た。2005年にはカネボウの繊維部門を買収し見事再生を果たした。下請けが元
請けを買収したのだ。

川田社長は単なる異端児ではない。社員の心を掴み、衆知を集めて経営に生か
す術も心得ている。「よく見つけましたね運動」によく現れている。仕事をし
ている社員に改善点を見つけさせ、改善につなげていくからモチベーションは
一層高くなる。



5.イマイチ管理職を変身させる法!

イマイチ管理職に限って自分を高く評価している例は多い。もし心当たりがあ
るのなら行動特性を変えるべきだ。

□ プレーヤーとしての仕事は2割以下に落とすこと。
□ 部下の性格やスキルを掴み、巡回して仕事の進捗状況を把握すること。
□ 「何かあったら声をかけて」ではなく「問題点と解決方法を逐一報告せよ」
  に改めること。
□ 「元気?」、「順調?」など部下が「ハイ」と答えるしかない質問はしな
  いこと。「あれはどうなった?」と質問すること。

部下に分かる言葉で伝えなければ部下は動かない。伝えたつもりが伝わってい
ない例は多いからだ。そして励ましたり褒めることも決して忘れてはならない。



【3】今日のまとめ

1.イマイチ管理職とはどんなタイプなのかを理解し、自己チェックしてみる
  こと。

2.とかく異端児と異名のとる人こそが実は切実に仕事のこと、会社の将来の
  ことを考えているのだということ。

3.再生する経営者の多くは異端の経営者であること。

4.イマイチ管理職が変身すればコマツのような強い組織も夢ではないこと。

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【4】編集後記

社員のやる気を引き出すのは心に響くメッセージを発信することも大事だが仕
組みの構築も大事だ。セーレンに見る「よく見つけましね運動」と類似の仕組
みを取り入れている会社は多い。つまり提案制度そのものだからだ。このよう
な仕組みを採り入れている会社の社員は総じて元気だから会社も元気になれる。

自主性を育む風土は「よく見つけましたね運動」から芽生えていくはずだ。こ
のような風土の会社では「指示待ち社員」は肩身が狭くなっていく。いや、肩
身が狭くなってもらわなければ困るのだ。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



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次回に続く。

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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19−29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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