建築

建築所感

世界のあちこちで見てきた建築を勝手に書きつづります。第一回はビルバオグッゲンハイム。ネタのある限り続けます。

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建築所感001<ビルバオグッゲンハイム>

2002/01/27

建築所感 vol.001

<ビルバオグッゲンハイム>

すごいたてものだが、
ガウディほどじゃあねえなあ、と思った。

そりゃさあ、なんつうかうねるカタマリ、爆発を一瞬止めたような
すごいもので、でかいんだが。
変な話だが911の事件の時に思いだしたのがこの美術館だった。
噴煙のすさまじい様子がテレビに映し出されたけど、
これでもしかしてゲーリーは仕事減るんじゃあないかな、なんて
いらん心配をしてた。

建物をおとずれるまでにいろんな前評判を聞いていた。
”今世紀最後の建築”とか”驚いた”とかさ。
なので見る前に相当ワクワクしてたと思う。
一体どんなんだって。

当たり前だけど、写真で見るのと実物を見るのはぜんぜん違う。
でもビルバオの外観は写真で見るのとあまり変わらない雰囲気だった。
街の中の異物といった感じだ。
しかし異物ではあるために街の観光名所にもなってる。
街のあちこちに”ビルバオグッゲンハイムこっち”みたいな看板を見かける。
美術館なんて、普通興味があるのは中の美術品だけど、
ここは建物自体が観光客の興味対象となる。
なんたって観光バスで来たおじちゃんおばちゃんがカメラ建物に向けてんだから。

その意味ですごいなあと思ったのは、こういうことでも街づくりって出来るんだって。
まちづくりというと街全体のプランを見て人の流れとか建物の位置とか活性化とかいろんな事考えると思うんだけど、ここでは異物を与えることによって街全体が刺激されてた。
とんでもないものが突如できることによってそれが名所になってみんなニコニコしちゃうんだ。そしてそれが現代建築でも可能だったってこと。
ホント、へんに街づくりにカネかけるよりゲーリーさんに何か一発作ってもらった方がいいこともあるんじゃねえか?それかオレに提案させな。

まあ悪評をたれちゃったけど、いいとこもあったよ。
それは内観。
エントランスホールの吹き抜けは良かったと思う。
上の方のトップライトの光がキラキラしててさ。
おいらは実際は知らないんだけど、でかい氷河の中でクレバスの下から上を見上げると
こんなんじゃねえかな、なんて思ったさ。内部は白が基調なんだよな。
あとあんなへんな形だけどプランは出来てる。
中を見てまわって困るような感じになってんじゃないかと思ってたけど、
けっこう明瞭に出来てた。さすがゲーリー、ほれちゃうぜ。

あ、そうそう、ガウディほどじゃないっていうのは、
まあ、驚かなかったって事だけどさ。
サグラダファミリアやカサミラほどの迫力はなかったって事。
なんで自分がガウディの事を最初に思いだしたのかはよくわかんないけれど
まあ、やはりガウディの方が上だって。

あと余談だけどビルバオだと空港がサンティアンゴカルトラバだな。
きれいだよ。でもさ、プラン、だめじゃん。
実際に空港を使ったわけなんだけど、分かりづらくて使いづらいの。
鳥の羽とか骨格とかそんなん思わせる感じだけど、まあもうちょっと考えてよ。
あとビルバオの近くに橋もあるんだけど、床がガラスでできてんだけど割られてる。
なんかこの人のって実用的じゃないなあ、って感じだった。

まあ、そんな感じなんだけどさ。
ビルバオの街はいい感じだった。
住みやすそうってとこかな。
地下鉄やバスが新しい。
あんまりマドリッドやバルセロナみたいな危険(スリとか暴漢みたいなの)は
感じなかった。もちろん油断は禁物だけど。

行ってみる価値?
そりゃああるよ。
でも行ってみないと価値なんてわかんないけどね。



                 02.02.27  竹中アッシュ

次回は伊東さんのせんだいメディアテークについて勝手に書いてみたいと思います。

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創刊日:2002-01-27  
最終発行日:  
発行周期:ときどき  
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