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[chieichiba news letter021018] 紋屋さんへの義援金募集

2002/10/18


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 [chieichiba news letter]                                   2002.10.18
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こんにちは、paco@知恵市場です。


紋屋さんといってぴんと来る方は、知恵市場にけっこう長い方かもしれません。
紋屋さんは、最近はROMに回っているようですが、知恵市場の常連のひとりで、
千葉県外房の白浜海岸で、「紋屋」という旅館を経営されている方です。

紋屋については、以前もNewsLetterやMLで紹介したり、紋屋さん自身が話してく
れたりしているので、ご存じの方も多いと思います。

▼紋屋のサイト
http://www.monya.co.jp

僕自身はまだ泊まりに行ったことはないのですが、「決して高級旅館ではないけ
れど、心のこもったもてなしの宿」という評価を聞いており、また紋屋さんの奥
様が出している「新米女将」のメールマガジンでも、そんな印象を強く持ってい
ます。紋屋さんが知恵市場MLでのさまざまな発言で貢献してくれたことも印象的
でした。

そのメルマガの最新号で、女将さんが、語っている台風被害は実にすさまじく、
何かしてあげられることはないかともどかしく思っていたのですが、ふと思い立
ち、「義援金」を募集してみることにしました。この被害状況については、女将
さんの許可を得て、末尾に転載します。

義援金といっても、被害のあった旅館の修理のたしになるほどの額を集めること
は難しいと思うので、むしろ「気持ち」の問題で、被災されて気持ちも落ち込み
がちな、紋屋さん、女将さん、そして紋屋の従業員のみなさんに、お茶菓子のひ
とつもプレゼントし、少し心を温めてもらえたら、というのが今回の趣旨です。

と言うことで、紋屋の台風被災に、心ばかりの援助をしたいと思われる方、以下
の要領で義援金をお寄せください。


    ●義援金募集要項-------------------------------------
    
    募集金額:一口2000円 ×ご希望の口数
    振込先:三井住友銀行 目黒支店 普通 6699695
            ワタナベカズユキ
            ※送金時に、「モンヤ イチバチエゾウ」のように、あなたの名前
              の前に「モンヤ」をつけて送金してください。
    振込手数料:募金される方のご負担でお願いします
    連絡メール:送金後、paco宛(paco@suizockanbunko.com)に、以下のフォー
                ムでメールをください。
    募集期間:10月25日まで
              ※25日でいったん締め切り、翌日紋屋さんあて送金します。
              それ以降についたぶんについては、11月10日当たりまで待ち、さ
              らにまとめて送金する予定。
    紋屋さんへの送金手数料:pacoの個人負担です
    義援金の会計:振り込みいただいた口座のコピーと送金証明のコピーを、振
                  り込んでいただいた方に公開します。
    
    -------------------------------------
    

    ●送金ご確認メール-------------------------------------
    to:paco@suizockanbunko.com
    sub:紋屋義援金送金
    本文▼
    名前:(本名)
    ハンドルネーム:(あれば)
    アドレス:
    住所:(できれば)
    電話:(できれば)
    振込金額:○口○○○円
    振込名:モンヤ ○○○
    振込日:○月○日
    -------------------------------------

以上です。もちろん僕も募金します。
この義援金募集は、知恵市場と子育てワハハの共同企画が、あくまで
pacoとKuri個人の発案によって、個人的に行っています。



                                        知恵市場        paco/渡辺パコ
                                                        Toshi/高橋俊之
                                        子育てワハハ    Kuri




▼続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ 2002.10.13
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◇ 台風被害 ◇

今年は関東に台風が3つも直撃し、季節はずれの10月の台風21号は、紋屋
に多大な被害を残しました。全国的には雨台風より被害は少なかったようです
が、残念ながら紋屋は大被害を蒙り、精神的にも経済的にも大きなショックを
受けました。

この日は、前日から私の姪が静養に来ていましたし、お客様も少ないものの、
休館ではありませんでした。雨台風は昨年経験して対応に慣れましたが、今回
は風台風でしたから、私は戦後最大の台風とニュースで聞いても、何やらピン
と来てなかったのです。


現実は厳しく、夜の7時位からそれははじまりました。町全体が停電し、波が
海から直接飛んできました。異様な風に外へは出られない状態です。窓やガラ
スが吹き飛んだところでは、そのままにするともっと吹き飛ぶ個所が出るので、
宴会場の畳をはがして皆で抑えました。女手だけではどうにもならない、危機
迫った状態に私は、怖がる姪をつれて何も出来ないでいました。客室から事務
所に連れて行く際に、頭の上からガラスが落ちてきましたし、私たちが通常休
んでいる部屋に行ったら、震度3位の揺れ。そのうちドンという音がしてミシ
ミシ、バリバリバリバリ。慌てて又事務所に戻った次第です。旅行会社からの
電話が鳴っても、暗い事務所の中で満足な応対も出来ないので、明日にして頂
きました。古い事務所の周りは、雨漏りのオンパレード。従業員が非常灯の下
に立った私に、「そこは危険ですよ。上からどんと天井が落ちてくる可能性が
ありますよ。」など言うので恐ろしくなりました。

私は役に立たない自分に嫌悪し、自信を喪失しているのを感じます。長い経験
をもった母が、畳をはがして窓を抑えることや、工務店の手配など一人で指示
したのです。私はお客様に今の状態をどんな風にご説明して良いやら、考え込
んでしまいました。段々にひどくなって9時ころやっと少し説明できる状態に
なったので、なるべく外の被害が及ばない部屋へ移動していただいたり、空室
に入って確認作業をしたりしました。結局、帰宅は11:30頃になりましたが、
もう既に雨は止み、嘘のような満天の星が輝いていました。


朝になってみれば、夜見えなかった所まで見渡せて、本当にひどい惨状に唖然
としてしまいました。もちろんその日の夜、屋根が吹き飛んだ時や窓ガラスが
割れた時は、とてつもない音と地響きがしましたし、建物ごと吹き飛ぶのかと
思ったほどでした。吹き飛んで途中からぶら下がった屋根の一部が、ニューヨ
ークのテロ事件のビルが倒壊した時のような不気味な音をたて、鳥肌になりま
した。

結果的には南側の西よりの屋根の一部が飛び、裏の建物は3分の2の屋根が吹
き飛びました。西よりに大きなマンションが建ってから、時々ガラスが割れる
ことがあっても、今回のように大掛かりな被害は今迄なかったそうです。今回
の台風は、2階の宴会場前の窓を吹き飛ばし、壁も大きく損傷し、1階のガラ
ス製のドアも破壊してしまいました。配管も損傷を受けましたし、所々穴があ
いている個所の多いこと。

夜は何が倒れているのか分らなかった物体は、吹き飛んだ屋根の一部でした。
畳で抑えていた壁の向こうには、倒れて来た柱が横たわり、その周りに吹き飛
んだ屋根のトタンが竜のように巻きついていました。

また、最も損害が出た部屋は、屋根だけでなく天井も無いサンルーム状態に成
り果て、もう部屋として機能しなくなってしまいました。早く工事をしないと
みっともないだけでなく、もっと被害を広げてしまうので、早速その日のうち
に工務店に見に来てもらい、次の日の早朝から工事に取り掛かりました。


一夜が明けた後は、紋屋の破片が飛んだ近所の方々からの苦情の山。社長は毎
日その応対で食事も満足にとれていませんでした。よその旅館さんも60メー
トル屋根が飛んだところもあったそうですが、ごく近隣ではうちの被害が一番
大きかったようです。借金が少しでも早く返せるように、運転資金を抽出する
のにも大変な状態なのに、工事をしなければもっと被害が大きくなってしまう。
そして近所は、うちが旅館ということで補償して当然と思って来ている。

法律では天災においては補償の義務は無いそうですが、田舎では義務が無いで
はすまなくて、私たちの立場の味方になってくれるものは何も無いのです。怒
鳴り込んでくる声が聞こえてくるだけで、ストレスを溜め込んでしまいます。
実際その応対をしているのは社長であり、そばにいる私は本来なら元気でいて
あげなくてはならないのに、なんて頼りないのだろうと思います。


家に帰ると悲しくなってしまいますが、こういうときの救いはかえってお客様
です。私もお客様の前だけは笑顔が出て、メルマガを読んできたとおっしゃっ
て、親しみをもってお話してくださる方からかえって微笑む元気を戴いている
ようです。

アロマルームの小池さんからも「何時も見守っています。」とメールを戴き、
一度しか泊まっていないお客様からもお見舞いのメール、顧客さまはもちろん
のことです。元気が出ない社長からも、更に元気が出ない私に「あなたが側に
いてくれることが大事なんだよ」と言ってもらい、涙が止まらなくなりました。

アロマセラピストの小池さんは、世の中に偶然は無い、必然だと言います。バ
ッチフラワー(病気を治すために、心の状態の改善に働きかける自然療法)の
バッチ博士は、病気は役に立つものという説を持っていらっしゃる。要するに、
苦労や悲しみもその後の何かに役に立つのでしょう。苦しみは味わいたくない
ものですが、乗り越えた時は心地よい風が吹く時のように爽やかですし、何事
にも動じないどっしり構えられる精神を身に付けられます。まだまだ私は未熟
者、元気でないのもしょうがない。そのうち取り戻すまでじっとしていましょ
う。人生いつ何事が起きるかわかりません。気を引き締めて、悔いの無い一日
を生きて参りましょう。
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創刊日:2002-01-02  
最終発行日:  
発行周期:週1〜5回程度  
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