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【英文記事より】 (無料版)

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【英文記事より】 (無料版) (2004-02-07)

2004/02/07

 2004-02-07
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   【英文記事より】(無料版)   〈No.96〉

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The New York Times           (2004-1-23)
http://www.nytimes.com/2004/01/23/business/worldbusiness/23japan.html

「日露間に経済関係強化の動き」
Japan and Russia Working Hard to Build Economic Ties
By JAMES BROOKE
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■原文■
(1) TOKYO, Jan. 21 - A century after the Russian-Japanese war broke out, the 
first in a string of conflicts between these Pacific powers, the two 
perennial adversaries now seem to be finally embarking on an era of real 
economic cooperation.

(2) Their bilateral trade increased about 25 percent last year. For the first 
time, Japanese power companies took deliveries of Russian oil and committed 
themselves to buying Russian gas. Oil and gas investment has flowed in such 
volumes in the last 18 months that it has roughly doubled Japan's total 
foreign direct investment in Russia, to about $1 billion.

(3) In the largest such investment in Russia today, Mitsui & Company holds 25 
percent and the Mitsubishi Corporation holds 20 percent of the Sakhalin 
Energy Investment Company, a joint natural gas venture operated by Royal 
Dutch/Shell. The venture agreed last spring to spend $9 billion on the second 
phase of project development. In oil, Japan and China are fighting so 
fiercely for a pipeline from Russia's Siberian oil fields that this month, 
China, in a pique, suspended a 30-year-old agreement to sell Chinese oil to 
Japan.

(4) "We are really coming to an important turning point in the future of 
Japan-Russia economic relations," said Takehiro Togo, a former Japanese 
ambassador to Moscow and now an adviser for Russian projects at Mitsui. "By 
2006, there will be a lot of natural gas coming out of Sakhalin to Japan. 
Already, many orders are going to Japanese enterprises. This is really making 
a different picture in this part of the world."

(12) For decades, the territorial dispute soured economic ties between the 
neighbors, which, in one spot, are just five miles apart. While bilateral 
trade rose to about $5.5 billion in 2003, Japan's trade with South Korea last 
year was about $60 billion, and with China, $134 billion. Russia, which has 
an ample trade surplus with Japan, largely exports fish and raw materials 
like coal, lumber and aluminum alloy. Japan's biggest exports to Russia are 
machinery and used cars.

(13) Lately, the desire for oil and gas integration has been pushing the 
territorial dispute to the back burner.

(14) "The islands shouldn't stand in the way of economic relations," Philip 
Vorobyov, a Russian energy analyst with the Massachusetts-based Cambridge 
Energy Research Associates, said by telephone from Moscow. "Japan has 
territorial conflicts with South Korea, and there are no economic problems 
there. Japan has territorial conflicts with China, and there are no economic 
problems there."

(15) Indeed. Sergei M. Darkin, governor of the Primorye region of Russia, 
said at a news conference here on Dec. 18, at the end of his and Mr. 
Kasyanov's four-day visit to Japan, "The atmosphere has become much easier, 
much friendlier." In recent months, Mr. Darkin and other political leaders in 
Russia's Far East have openly supported Japanese calls for the construction 
of a 2,300-mile oil pipeline costing $5.8 billion from eastern Siberia to the 
Japan Sea.

(20) "Russian mainstream thinking is to put Japan, Russia and China into one 
consortium to develop the reserves in Eastern Siberia, plus maybe the U.S. 
and India," Vladimir I. Ivanov said from Niigata, Japan, where he is an 
energy economist at the Economic Research Institute for Northeast Asia.

(21) At the news conference here last month, Mr. Darkin confidently predicted 
that President Putin would decide to route a pipeline through Primorye to the 
Japan Sea.

(22) "In the six months to come, we will see a concrete action plan by both 
Russia and its international partners," he said. Which companies would be 
eligible for pipeline construction contracts? "I think that it will be one of 
the largest Japanese trading companies, for example, Sumitomo," he said.

(26) In the immediate post-Soviet era, Russia developed a bad reputation 
among Japanese businessmen, as several quit the country saying they had been 
badly treated by Russian partners.

(27) "Japanese businessmen often feel at ease with the Chinese: same 
characters, same race," said Takeo Iguchi, an international law professor in 
Tokyo. "The Japanese feel they can't control the Russians."

(28) And Russia has very little foreign investment in Japan, partly because 
of the rudimentary nature of Russian capitalism, partly because Russians, 
like many Westerners, see Japan's economy and legal system as impenetrable.

(29) In an effort to address a mutual distrust of their court systems, the 
new Japan-Russia trade and investment promotion body will have an arbitration 
mechanism. Japanese businesspeople entering the Russian Far East can also 
take advantage of a consular network Japan set up in the post-Soviet era.

(30) But there are no flights between Tokyo and any city in the Russian Far 
East, some 90 minutes away over the Sea of Japan.

(31) "How many people are in Vladivostok, 800,000?" a Japan Airlines official 
said last week, echoing mainstream Japanese attitudes that Russia's Far East 
is the far side of the moon. "Why would we want to fly there?" By contrast, 
South Korea, with only one-third Japan's population, has developed a Russian 
route network, including regular service to the Russian Far East's three main 
cities: Vladivostok, Khabarovsk and Yuzhno-Sakhalinsk. Russian airlines also 
have flights to Seoul from these cities.

(32) But such signs of neglect between Japan and Russia are likely to recede 
further if Japanese oil companies do indeed undertake the once unthinkable 
steps of exploring in eastern Siberia and building a pipeline to the Sea of 
Japan.

(33) "For Russia, it is a choice of inland Asia or engagement with the 
Western Pacific," Toyohisa Kohzuki, director of the Russia division in 
Japan's Foreign Ministry, argued in favor of the pipeline. "This will allow 
Russia to export oil not only to Japan, also it will open markets to Korea, 
Southeast Asia, even the West Coast of the United States."
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■試訳■
(1) 1月21日 東京発 - 日露戦争(日露の太平洋国家間で発生した一連の紛争のうち
最初のもの)が勃発してから一世紀を経て、絶え間なく敵対してきた二国が、今や終
に真の経済協力の時代に乗り出しつつあるように思われる。

(2) 日露の二国間貿易は、昨年約25%増加した。初めて、日本の電力会社が、ロシア
原油の供給を受け、また、ロシアの天然ガスの買い付けを確約した。原油、天然ガス
投資が、過去18ヶ月間に大量に流入したので、大雑把に言って、日本からのロシアに
対する総直接対外投資額は、倍増し、約10億ドルに達した。

(3) 今日のロシアへの、そのような最大の投資のうち、ロイヤル・ダッチ・シェルが
操業する天然ガスの合弁会社、サハリン・エネルギー・投資会社の25%を三井物産が保
有し、三菱商事が20%を保有している。その合弁会社は、昨年の春、プロジェクトの進
展の第2段階で90億ドルを支出することで合意した。原油では、日本と中国が、ロシア
のシベリア油田からのパイプラインを巡って大変激しく争っており、今月中国は、
怒って、日本に中国産原油を販売する、30年前から続いてきた協定の効力を一時停止
したほどだ。

(4) 「我々は、本当に日露経済関係の将来における重大な転換点に差し掛かっていま
す。2006年までに、大量の天然ガスがサハリンから日本に入っているようになるで
しょう。既に多くの注文が、日本の企業に寄せられつつあります。これが、本当に世
界の中のこの地域に、異なった構図を描き始めています」と、元駐露大使、現三井物
産ロシアプロジェクト顧問、都甲岳洋氏は語った。

(12) 数十年間、領土紛争が、隣国同士(ある地点では、僅か5マイルしか離れていな
い)の経済的関係をぎくしゃくさせた。二国間貿易が、2003年に約55億ドルに上った
のに対して、昨年の日本の対韓国貿易は、約600億ドル、対中国貿易は、1340億ドル
だった。ロシア(十分な対日貿易黒字を有している)は、主に水産物、それに、石
炭、木材、アルミ合金のような原材料を輸出している。日本の対露最大輸出品は、機
械と中古車である。

(13) 最近、石油、天然ガス一体化の要望によって、領土紛争が後回しになるように
なっている。

(14) 「北方諸島が経済関係の障害となるべきではありません。日本は、韓国と領土紛
争を抱えています。しかし、そこには経済的な問題はありません。日本は、中国とも
領土紛争を抱えていますが、そこに経済的な問題はありません」と、マサチューセッ
ツを本拠とするケンブリッジ・エネルギー・リサーチ・アソシエイツのロシア人エネ
ルギー・アナリスト、Philip Vorobyov氏は、モスクワから電話で語った。

(15) その通りなのだ。ロシアの Primorye 地区の知事、Sergei M. Darkin 氏は、彼
がKasyanov氏と伴に行った四日間の日本訪問の最後に行われた12月18日の東京での記
者会見で、「雰囲気が、ぐっと和らいで、ぐっと友好的になりました」と語った。最
近数ヶ月、.Darkin氏ら、ロシア極東の政治指導者たちは、2300マイルに達する石油パ
イプライン建設(東シベリアから日本海まで58億ドルを要する)への日本からの呼び
かけを公然と支持している。

(20) 「ロシアの主流の考え方は、東シベリアの埋蔵資源を開発するために、日本、ロ
シア、中国、恐らくそれにアメリカ、インドを加えて、一つの共同事業体を組むとい
うことです」と、Vladimir I. Ivanov氏は、日本の新潟市から、語った。彼は、同市
の東北アジア経済研究所でエネルギー・エコノミストを務める。

(21) 先月東京で行われた記者会見の席上、Darkin氏が、プーチン大統領は、パイプラ
インのルートを、Primorye経由で日本海へ至るルートに決定するだろうと自信を持っ
て予想した。

(22) 「これから半年後には、ロシアと国際的パートナーの双方による具体的な行動計
画が出るでしょう」と、彼は語った。どの企業が、パイプラインの建設契約主体とし
て適任だろうか? 「私は、日本の大手総合商社のうちの一社、たとえば住友商事に
なるだろうと思います」と、彼は語った。

(26) ソ連崩壊直後の時代には、 (日本企業)数社が、ロシアのパートナーからひどい
取り扱いを受けたと言って同国を立ち去ったように、ロシアは、日本人ビジネスマン
の間に悪評を募らせた。

(27) 「日本人ビジネスマンは、しばしば中国人といると気兼ねしないのです。同じ漢
字を使い、同じ黄色人種です。日本人はロシア人をコントロールすることはできない
と感じています」と、東海大国際法教授、井口武夫氏は、語った。

(28) そして、ロシアは、日本に対する対外投資はきわめてすくない。その理由は、一
つにはロシア資本主義の未発達な性格のためであり、また一つには、多くの欧米人の
ようにロシア人が、日本の経済法律制度は入り込み難いと見ているからである。

(29) それぞれの裁判制度に対する相互の不信に対処するために、新しい日露貿易投資
促進団体に、調停機関ができる。ロシア極東部に入る日本人ビジネスマンも、日本
が、ソ連崩壊後の時代に構築した領事館のネットワークを、利用することができる。

(30) しかし、日本海を越えて約90分離れた、東京とロシア極東部の間には空の便がな
い。

(31) 「ウラジオストクには何人、人がいるんですか? 80万? どうして我々が、そ
こへフライトを出したくなるでしょう?」と先週、日本航空の関係者が、ロシアの極
東部は月の裏側だという日本人に主流の態度をオウム返しに繰り返して言った。それ
に対して、韓国は、日本の人口のわずか三分の一だが、ロシア極東部の主要三都市ウ
ラジオストク、ハバロフスク、ユジノサハリンスクへの定期運行を含め、ロシア路線
のネットワークを展開している。ロシアの航行会社も、この三都市からソウルへ航空
便を運行している。

(32) しかし、もし日本の石油会社が、かつては考えられなかった東シベリアでの探
査、日本海へのパイプライン敷設、という段階に実際入るならば、日ロが互いに無視
し合うという、そうしたサインは、いっそう薄れそうである。

(33) 「ロシアにとって、それは、アジア奥地にとどまるか、西太平洋に関与するかの
選択です。ロシアが、原油を日本に輸出するのを可能にするだけでなく、それは、韓
国、東南アジア、さらにアメリカの西海岸にまで市場を開くことにもなるでしょう」
と、外務省の上月豊久ロシア課長は、同パイプラインを支持して、主張した。
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