政治・経済

福祉とまちづくりを語ろう!

身近な問題でも、よくわからない福祉や介護、それからまちづくり。施設の経営者として、また元村議会議員としての見地から日頃考えていることなどをお知らせし、皆さんと考えていきたいと思っています。

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福祉とまちづくりを語ろう! 二兎を追う覚悟

2006/06/30


三上 直樹です。
あっという間に、また1ヶ月が過ぎてしまいました。当初は週刊だったこのメルマガも、隔
週どころか月刊に成り果ててしまっており、反省はしているのですが、日々の暮らしのリズ
ムやBlogを書くこととに折り合いをつけられずにおります。

そんな中で、長慶苑の職員を悩ませ、それがはかばかしく進まないことに私がいらだつと
いう悪循環に陥っていることがあります。それは今年度の計画づくりです。
すでにそろえるべき書類としては仕立て上げたものはあるのですが、単なる作文ではな
く、これから全体としてのケアの中味を高めていったり、経営状況を改善していくために、
それぞれの部署で現状の課題がどこにあり、それを解決していくためにどんな活動をし、
それによってどういう成果がもたらされるのか、そしてそれはどんな指標によって検証でき
るのかを、徹底してやり取りしています。
これは、現状の課題をアセスメント、活動をケアの内容、成果をケアの目標と置きかえる
と、利用者に対するケアプランと同じ枠組みだというのは、介護にかかわる方でしたら理
解していただけることと思いますが、それが部署全体や業務そのものをターゲットにして
考えはじめると、迷路にはまってしまうのです。
また現状を知る上では、データを分析したり利用者から聞き取りをして、どこに課題があ
るのかをしっかりと把握しなければならないのですが、それをあやふやなままにしておい
て計画を構築しているがために、まさに絵空事になっているので、そこからやり直させてい
ます。

これが長慶苑の実情ですが、他の施設から送っていただいている計画書も、拝見する限
りではここまで突きつめていない抽象的な言葉が並んでいるだけですし、策定時からか
かわっている青森県の長期総合計画「生活創造推進プラン」も、進捗状況を検証するフォ
ローアップ委員会に入っていますので、五十歩百歩と言わざるを得ない出来映えなのが
よくわかります。
行政学のはやりに従えば、活動はアウトプット、成果はアウトカムということになりますが、
たとえば「子ども心の健全な発育」というテーマに対して、小学校への心の相談員の配置
を増やすことを掲げて達成できたとしても、それはアウトプットに関してであり、本当に達
成されなければならないアウトカムは相談員の配置によって相談件数が増えたとか悩み
そのものが解決するのに役立ったかであるはずですが、その部分が抜け落ちてしまって
いるものがずいぶんあるのを、先日の委員会での作業で改めて感じました。
青森県には、政策を評価する「政策マーケティング委員会」の活動というバックボーンが
あり、それをふまえて計画に数値目標を定め検証可能なものにすることを掲げて策定し
た新プランでもこの有り様ですから、真の意味で計画を立てることは本当に難しいもので
あるのをおわかりいただけると思います。

それだけ大変な作業であり、これまでなおざりにしてきた計画づくりを、今になって根を詰
めているのは、このロジックが根づくことこそ次代のトップを育てるには一番必要なことで
あり、厳しいやり取りをすることによってしか伝えられないものがあると考えているからで
す。
そして、ここまで徹底してつくった計画であれば評価に耐えうるものになりますから、評価
制度を導入することにも踏み切ることができますし、それができるようになったリーダーで
あれば、部下への指導や管理も自信を持って行うことができるはずです。
前々回書いたように、いつまでも私が長慶苑のすべてを仕切っていていいのかという思い
は消えませんし、前回ふれたような新しい取り組みを地域の中で展開していけば、必然
的にそれぞれの拠点を任せていくことになります。
それを見越して備えるとすれば、自分の代わりを果たす人間を招へいするのではなく、
自分が不在でも機能していくシステムとそれを動かしていけるリーダー層がいるようにし
ていくべきだと思いますし、ひいては地域の方々からのもう一つの期待、つまり政治活動
に本腰を入れることが可能になります。

「二兎を追う者は一兎も得ず」と言いますが、システムと自分自身とで二兎を得たいと
思っています。

「三上 直樹、かく語りき」 http://mikami.cocolog-nifty.com/talk/
06.25 3度目のよさこい津軽
06.24 成田武士さん、誕生日に錦を飾る
06.24 天間林で農業を語る
06.23 ありがとう、ジーコ!
06.22 事前レクチャーで大汗
06.19 久々の守男節に酔う
06.19 五所川原で農業を学ぶ
06.16 初の一般質問を傍聴
06.13 勝つことへの執念
06.09 トキワ養鶏に感嘆
06.02 運動会での雑感
06.02 同友会のインタビュー
06.02 ボランティアセンターとの懇談

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このメールマガジンは、三上 直樹が個人的にメールのやりとりをさせていた
だいた方や名刺を頂戴した方にも、代理登録してして配信させていただい
ております。突然のメルマガ配信にびっくりなさった方々にはおわび申し上げ
ますとともに、これもご縁とご愛読のほどよろしくお願いします。

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創刊日:2001-12-19  
最終発行日:  
発行周期:月刊  
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