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AC通信 No.757

2019/10/04

AC通信 No.757 Andy Chang (2019/10/03)
AC論説 No.757 トランプ弾劾は民主党の陰謀だった

先週書いた記事に続き、国会でトランプ大統領の弾劾調査を始めたの
でアメリカの政治闘争はどんどんエスカレートして南北戦争のように
なってきた。毎日のように攻防戦があり、トランプ側に有利かと思え
ば次の日には弾劾派に有利に見える。メディアはDeep State側だから
CNNやMSNBC、NYタイムスの報道では弾劾派が有利に見える。トランプ
には国務院と司法部が付いている。

ペロシ議長が勝手にトランプ弾劾を決定したので共和党議員は完全に
無視された。大統領弾劾は最初に国会で討論して票決を取るのが当た
り前である。今回はペロシ議長が一方的に決定した。ペロシ議長は票
決を取らなくても弾劾案を決定できると述べたが、トランプは確実な
証拠もないのに大統領を弾劾するのはアメリカ有史以来なかったこと
だ、戦争だと怒りを表した。これで民主党と共和党の決裂は明らかに
なり、第二の南北戦争のようになってきた。

弾劾派の三つの委員会が多くの証人喚問とウクライナ関連の資料の提
出を求め、ホワイトハウスに対して提出を拒めば召喚状を出すと恫喝
した。更に国会では三つの委員会が検察長官、NSI長官、二人の元ウ
クライナ大使、ポンペオ国務長官、ジュリアーニ大統領顧問、それに
バー司法長官など多数を証人喚問すると発表した。

トランプ大統領は電話会談を公開したし、見返りの要求はしていなか
ったことが証明されたから余計な証人喚問や資料の要求は度を越して
いると述べた。ポンペオ国務長官も弾劾調査は国会の権利だけれども
権利の乱用は出来ないと述べた。ジュリアーニ顧問も国会の権力悪用
を法に訴えてストップすると述べた。またジュリアーニはバイデンの
息子を調査して罷免されたウクライナのVictor Shokin検察官の宣誓証
言を所持していると述べた。

民主党がトランプの弾劾調査で多くの証人喚問と資料の提出を要求す
る目的は時間稼ぎである。複数の証人喚問をおこなって年末ごろに下
院で弾劾案の票決を取ってから罷免案を上院に提出する。上院がこれ
を取り上げると時間が長引いて2020年の総選挙までトランプと共和
党の候補者を攻撃する材料となる。

三つの委員会がそれぞれ証人喚問をすると発表しているが、今のとこ
ろ情報委員会のアダム・シフ委員長が主体である。シフ委員長は先日、
マグワィアNSI長官を喚問した際に、トランプとゼレンスキー総統の
電話会話記録を読むふりをしながら、「俺の言う通りバイデンの調査を
しなければ金を出さないぞ」とウクライナ総統を脅迫した偽の談話を
喋ったので和党議員からシフは大嘘吐きと攻撃した。シフはこれはパ
ロディ(諧謔劇)だと弁解したが、公聴会で嘘のトランプ発言を演じ
たのはシフの大失敗、これで弾劾調査がDeep Stateのでっち上げと批
判された。しかしペロシはシフのパロディを当然と弁護した。

10月2日朝、トランプ大統領とアメリカを訪問したフィンランド大統
領が二人で記者会見を行った。トランプ大統領は記者会見で弾劾調査
について、民主党は私が大統領に当選した翌日から罷免運動を始めた
と述べ、ロシア疑惑でマラー検察官が二年近く調査してロシア癒着の
証拠はなかったにも拘らず国会で罷免調査を続けた。今度はウクライ
ナ総統に電話したことで弾劾された。大統領に就任して三年の間一日
も休まずでっち上げで攻撃されている。アメリカの歴代大統領でこれ
ほど悪質な誹謗攻撃をされた人はいない。シフ議員は何度も何度もウ
ソを吐いた。でっち上げ弾劾は国家元首に対する反逆だと述べた。

弾劾調査はトランプがウクライナ総統に対し、軍事援助の見返りに政
敵バイデンの調査を頼んだとした密告者の告発があったからである。
トランプは電話会談を公開して見返りはなかったと証明した。しかし
ペロシ議長は政敵バイデンのあら捜しをしたのは弾劾に値すると看做
して弾劾調査を始めたのである。トランプは政敵のあら捜しでなく、
バイデンの犯罪調査であると主張している。

密告者の告発はトランプの電話の内容を知ったホワイトハウスの複数
の人間からの又聞きで確実な証拠ではない。又聞きだけれど違法とし
てトランプを告発した密告者の名前は法律で秘密とされている。アダ
ム・シフ委員長は9月17日密告者の名前は知らないと述べた。

ところが昨日10月2日の午後のFoxnewsの発表によると、シフ委員長
の報道官Bolannd氏の宣誓証言によると密告者はトランプを告発する
前にシフ委員長と相談した、そしてシフ氏が告発状を書くように勧め
たと言うのだ。つまり、シフ委員長は告発の詳しい内容を知っていた、
知らないと嘘を吐いただけでなく告発の共謀者である。

密告者がトランプを罷免するためシフ議員に相談した、そしてシフが
告発を勧め、彼が手伝ったことが事実ならこれは密告者の正義感によ
る告発ではない。Deep Stateがデッチ上げた「トランプ罷免の陰謀」
である。ロシア疑惑の次に違法調査、そしてウクライナ疑惑、みんな
Deep Stateの陰謀である。

シフ氏は密告者の名前を知らないと嘘をついたが二人はグルだった。
それなら密告者は法で保護されるのでなくシフと共に起訴されるべき
である。もしもペロシ議長がこの陰謀を事前に知っていたなら彼女も
共謀犯で起訴されるべきである。これは昨日のFoxnewsの発表による
ニュースだが、シフ委員長の報道官の宣誓証言が裏付けとなっている
ので、共和党議員が直ちにシフ委員長の更迭を主張した。今後の発展
は民主党に非常に不利となるだろう。第二の南北戦争がこれで終結す
るかどうかはわからない。


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