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AC通信 No.738

2019/05/16

AC通信:No.738 Andy Chang (2019/05/15)
AC論説 No.738 「ロシア疑惑調査」の調査

13日月曜、バー(William Barr)司法長官はコネチカット州のダーハ
ム(John Durham)弁護士に「ロシア疑惑調査の根源の調査」を命じた
と発表した。バー司法長官は最近二週間ほど、マラー検察官の報告書
について国会喚問と、ナドラー(Jerry Nadler)民主党議員からマラー
検察官のロシア疑惑調査報告の無検索全文の提出を命じられ、司法長
官として国家機密や個人情報を消去した報告書しか提出しないと応じ
て対立していた。だが民主党側は今回の「でっち上げ調査の根源を調
査する」司法長官の命令については沈黙している。

ロシア調査の根源とは誰が、如何なる理由で、どんな手段でトランプ
の疑惑をデッチ上げたか、誰がデッチ上げ情報を使って特別検察官を
指名したのかなどである。この命令に使用した「根源(Origin)」の意
味は非常に広い範囲を示している。疑惑をデッチ上げた大元は一般に
スティール文書と言われているが、スティール文書はヒラリーが百万
ドルを出し、民主党本部がコイ法律事務所を通してFusion GPSに調査
を依頼し、Fusion GPSが英国の元MI6諜報員スティールを雇って作り
上げた(ガセネタと判明した)文書である。しかもJOB/FBIはガセネ
タと知りながらこれを使ってロシア疑惑を作り上げたのである。

司法部のBruse Ohr、FBIのコーメイ長官や、Peter StrzokとLisa Page、
FBIはガセネタと知りながら何度もスティールに金を払った。FBIはガ
セネタと知っていながらFISA(国際諜報員調査)法廷にトランプ選挙
陣営の数人の調査を命じた。FBIは女性スパイをトランプ陣営に送り
込んだ。ヒラリーが落選しトランプが大統領に就任した後もロシア疑
惑を言い立ててマラー検察官を指名した。マラー報告書がトランプの
ロシア癒着の証拠がなかったと結論した後も民主党側は独自でトラン
プのロシア癒着の調査を続けている。トランプは無実だと結論しても
民主党側は諦めずトランプ罷免の証拠を探しているのである。

今回バー司法長官が命令した「ロシア疑惑調査の根源を調査」とは一
連のトランプ大統領罷免の陰謀の「根源と行方」すべてを含む調査だ
から調査すればヒラリーはじめ民主党側の数十人の(有罪)関与が明
らかになる。民主党側が沈黙している理由がこれだ。過去二年間はト
ランプ側が沈黙していたが、これからはヒラリー、オバマ時代の司法
部、FBI、国務省、民主党議員、オバマの関与まで一切が調査される。

バー司法長官はダーハム氏を特別検察官に任命したのではなく、バー
司法長官が調査を主導すると言う。つまり、ダーハム検察官はバー司
法長官に調査結果を報告する。しかも検察官として資料提出命令権、
証人召喚権、陪審員招致の権利を持つので、調査で起訴相当となれば
有罪判決となったら監獄入りの可能性がある。司法長官の調査は官僚
に限られているが検察官の調査は官僚や議員、民間人も含まれる。し
かも13日の発表で明らかになったのはダーハム検察官が数か月前か
ら調査を始めていたことだ。いま話題になっているのはFBIがトラン
プ選挙陣営に女性スパイを送り込んだことだ。コーメイ元長官はスパ
イではないと弁解したが、正式の許可なくトランプの選挙陣営に調査
員を送り込んだ行為をスパイかどうか、合法かどうかが調査される。

トランプは傲慢な性格のためアメリカだけでなく全世界でトランプが
有罪で罷免されるのを喜ぶ人が多い。マラー検察官が二年近く調査し
てロシア癒着の証拠はなかったと結論したにも拘らず国会ではトラン
プの疑惑調査を続けている。無理に証拠を探し続ける民主党は異常で
ある。

「疑わしきは罰せず」という。トランプは疑わしいけれど証拠がない。
ヒラリーは個人のサーバー使用から個人のスマホで国家機密の交信、
それが発覚したら12個のスマホを破壊し、サーバーのディスクをフッ
酸に漬けてデータを完全消却した。個人サーバーの提出を命じられた
ら3300件のメールを違法消去したなど、20件近くの計画的違法行為が
ある。それなのにいまでも起訴されない。

疑いが晴れたトランプの罪を捜し続け、犯罪が明らかなヒラリーを見
逃すとは「いずこの国の習いぞや?」こんなアメリカは法治国家とは
言えない。ロシア疑惑調査の根源調査でDeep Stateを完全に滅却させ
ることに期待したい。

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