政治・経済

AC通信

国際ニュース解説と評論記事

全て表示する >

AC通信 NO.716

2018/11/10

AC通信:No.716 Andy Chang (2018/11/09)
AC論説 No.716 第二次衆愚戦争

戦い済んで日が暮れて、夜が明けたらまた世間が騒がしくなった。
中間選挙が終わってアメリカ社会は平静を取り戻したかと思ったらそ
うではなく、第二次衆愚戦争が始まっただけだった。

選挙の結果は民主党が国会過半数を制し、共和党が上院過半数を制し
たのでねじれ国会となった。この結果についていろいろな評論が出て
いるが、誰の評論が正しいのか全くわからない。民主党は国会過半を
制したけれど、共和党が上院過半数を制したので国会がトランプ政権
に嫌がらせをしても上院で反対される。トランプが反トランプ勢力に
妥協するかと言えば彼の性格からみてまったく期待できない。

したがってこれから2020年の選挙までは第二次衆愚戦争が続くか、或
いは将来二年間にどちらかが決定的勝利を収めるかもしれない。これ
は共和党と民主党の戦いではなく、トランプと闇の帝国の戦いである。
今回の選挙はトランプと闇の帝国の戦いだったし、戦いはこれからも
続くに違いない。

共和党側は経済、外交、雇用増加と失業率の低下などを掲げて選挙に
臨んだが、民主党側は反トランプ一点張り、しかもトランプに反対す
る正当な理由もなく、トランプをレイシスト、独裁者、セクシスト、
反黒人、反女性など証拠のない言いがかりで攻撃したのだった。よい
ニュースは得票に繋がらず、人身攻撃は得票に繋がることがよくわか
る。

つまり選挙は理想的な政治方法ではない証拠だ。国民の大半は政治に
関心がなく候補者がどんな人かもわからないが、大した理由もなくト
ランプが嫌いだから反トランプ派に投票する。衆愚の投票で国が破綻
するのは世界各国の選挙で見られる結果である。

衆愚は物事に正しい判断ができないから一種の「山彦」効果が起きる。
例えばヒラリーが「共和党に遠慮するな」と言ったり、ウオータース
議員が「共和党議員をやっつけろ」と叫んだら正しい判断力のない民
衆つまり衆愚が山彦のように「そうだそうだ」と反応し、それをメデ
ィアが煽動し、次の山彦効果で衆愚が蜂起し暴徒化する。

投票の翌日トランプが選挙の結果についてホワイトハウスで一時間半
の記者会見を行った。この記者会見でCNNのジム・アコスタ記者がト
ランプが質問に返事した後もマイクを離さず取り合いとなり、態度が
非常に悪かった。トランプはその場で彼の態度をその場で譴責し、数
時間後にアコスタのホワイトハウス記者証を取り上げた。CNNはこの
事件を報道の自由妨害と報道したが、多くの記者はアコスタ記者の態
度が悪かったと認め、記者証を取り上げたことに賛成だった。

投票二日後にフォックスニュースのアンカー、タッカー・カールソン
の家にフォックスの報道に反対する群衆が押し寄せ、「カールソン、お
前がこの家に住んでいるとわかっているぞ。この町から出て行け」と
ラウドスピーカーで恫喝した。ある男はドアに体当たりしてドアに罅
が入った。カールソンはテレビ出演で不在だったし子供たちも不在だ
ったが、彼の妻が警察に電話して助けを呼んだ。このグループはAntiFa
(アンチファシスト)と自称するグループである。ファシストより悪
辣なアンチファシストと称する団体である。

CNNニュース、アコスタ記者の反トランプはすでに周知のことだがト
ランプは二年も彼の記者証を取り上げなかった。それなのにサヨクは
フォックスニュースに反対、ニュースアンカーに反対である。それで
ニュースアンカーの家族恐喝事件が起きたのである。

アコスタ事件は個人問題だが、ニュースアンカーの家族恐喝事件はア
メリカの民主自由を脅かす大事件である。それなのに今朝のロスアン
ジェルスタイムスはアコスタ事件を取り上げ、アンカーの家族恐喝事
件は報道しなかった。サヨクのメディアがこんなに偏っているという
証拠だ。選挙が済んで戦争は終わったのではなく第二次衆愚戦争が始
まったのだ。

民主党国会議員はすでに幾つかの「反トランプ戦略」を公開した。民
主党にとって国益よりもトランプ反対が重要なのだ。真っ先にトラン
プの古い税金申告からロシア癒着の証拠を探して大統領インピーチに
持ち込む。次に就任したばかりのカバノー最高裁判事をインピーチす
る。トランプの国境の塀の予算に反対。国境に塀を作ることに反対。
アメリカを目指して北上しつつある7千人のホンデュラス群衆を受け
入れ、国境を廃止する。オバマケアを復活させる。アメリカ国内の2
千万人の違法移民に居住権を与えるなどである。

トランプもすでに対抗手段を取っている。投票の翌日にセッションズ
司法部長を更迭してフィタカー(Mathew Whitaker)氏を暫定部長に任
命した。この任命によってローゼンシュタイン副部長の権限を削ぎ、
マラー検察官の調査終結を目指す。

カバノー判事の任命でセクハラ告発をした三人の女性のうち二人がす
でに偽証罪の調査に入っている。フォード女史のセクハラ告発はFBI
が調査した46人全員が彼女の告発を否定した。

大統領とカバノー判事罷免は共和上院で否決されるので問題はない。
つまり民主党優勢の国会でもトランプ罷免は難しく、民主党はせいぜ
い国家予算をボイコットするぐらいである。

最も大きな変化は司法長官の更迭でヒラリーの調査とFBI/DOJの選挙
介入の調査が進み、トランプと闇の帝国との戦いが激化することだ。
民主党が国会優勢となってもトランプは妥協しない。第二次衆愚戦争
は始まったばかりである。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
AC通信バックナンバーはhttp://www.melma.com/backnumber_53999
メルマの左上部の「登録する」をクリックすれば自動配信されます。
ご意見はbunsho2@gmail.comまで
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-12-18  
最終発行日:  
発行周期:月刊、不定期  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。