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AC通信 No.198

2007/03/01

[AC通信:No.198] (2007/03/01)
[AC論説] No.198 歴史の曲がり角(7):
「二二八事件」反省しない中国人

昨日は二二八事件の60周年記念日で、いろいろな行事も発言もあっ
た。新聞の報道をみると外省人、中国人には謝罪も反省の心が少し
もないのがわかる。

三日前に私が書いた「最もよい二二八事件の賠償請求方法」の漢文
の記事がすぐ新聞に掲載され、読者の賛同が相次いでいる。

私の提案とは(1)国民党と蒋介石など、二二八事件の加害者を民
事法廷に告訴して損害賠償を要求する、(2)同時に被告の「財産仮
差押」を請求する。(3)全人民が告訴に参加して原告の数を増やし、
続いて「台湾軍」抗議運動を開始する。これで国民党の財産は凍結
され、資産の違法売却や選挙賄賂に使うことが出来なくなる。これ
で国民党は完全に解体される。

●原罪説と日本の戦争責任

今回の二二八事件記念に際し、最も憤慨したのは中国人の言いがか
り、詭弁、問題のすり替えなどである。つまり中国人は二二八事件
について謝罪はもちろん、悔恨の情などは微塵も見られないことが
明白で、台湾社会でいくら事件を討議しても事件の解明、責任追及、
賠償などに殆ど進展が見られないことである。

特に憤慨したのは、馬英九の発言だった。彼は「現在の外省人は事
件に直接関与したわけではない。[二二八の原罪]を背負う必要はな
い」と言ったのである。

それならなぜ中国人は日本人に対して戦争責任の[原罪]追求をや
めないのか?馬英九の発言は中国人の気持ちを代表するもの、傲慢
で卑怯である。こんな卑劣な言い逃れに対し、台湾人は馬英九の住
所で抗議デモ、撤回と謝罪を要求すべきである。

●靖国と蒋介石の墓

次に憤慨したのは、「二二八事件の責任追及は人工的に悲憤を製造し
て、民族融和を破壊している」と言う発言である。台湾人60年来の
怒りが収まっていないのに、人工的に悲憤を製造したと言い、事件
の責任を「煽動した人間」に転嫁する手口は許せない。台湾人は事
件が解明できない、外省人が謝罪しないことに憤慨している、それ
なのに中国人は謝罪せず却って台湾人を糾弾する、こんな傲慢な態
度を台湾人が許容できると思っているのか。

陳水扁が「二二八の元凶は蒋介石」と言明したので外省人はすぐに
反対した。蒋介石がシャンハイから援軍を送り、陳儀に命じて大虐
殺、粛清を行った証拠は挙がっている。蒋介石の責任を追及される
とすぐ強硬に抗議する外省人は、「台湾人と中国人は違う民族」と心
から思っている、だから虐殺も反省もしない。

中国人は日本人が靖国神社に参拝することにも干渉する。ことに首
相が靖国参拝をすると外交問題、両国の友誼などを取り上げて反対
する。中国人が靖国神社の存在に反対するなら、同じように台湾人
は蒋介石の墓「慈湖」の存在にも反対すべきで、慈湖は早急に取り
壊すべきである。二二八事件で数多の青年が手の平を針金で数珠繋
ぎにされて淡水河に投げ込まれた。蒋介石の死体はまだ保存されて
いるから、責任を追及するなら死体を淡水河に捨てるか、総統府前
の広場で罪状追求と鞭屍をやればよい。

●二二八被害者と南京事件

李敖という男はいつも大逸れた発言をすることで知られているが、
今回の発言は特にひどかった。「二二八事件の被害者は数万ではなく、
一千人にも満たなかった」と言ったのである。89年に李登輝総統が
被害者に補償を行ったが、補償を申請した人のうち死亡した者は
681人、失踪者が177人で、総計858人だから、民間の統計にある
数万人、または数十万人ではない」と言ったのだ。

事件から40年経って、政府がようやく補償を言い出した際に858
人しか補償申請をしなかった、だから被害者はこれだけしかいない、
というのは暴論である。

彼の理論でいけば、南京事件で日本に賠償を申請した被害者はゼロ、
つまり南京事件の被害者はゼロ、事件はなかったのである。中国政
府が補償したのではないし調査したわけでもない、アイリスチャン
の本とか、新聞のウソ報道をつかって数万人から30万人と言うが、
正確な数字はない。中国人が加害者である場合は被害者が少なく、
日本人が加害者であれば被害者は何十倍になる。

私が言いたいのは二二八事件が60年経っても外省人には罪悪感も
ない、謝罪するつもりもまったくないと言うことである。中国人は
決して自己の過ちを認めない、しかも勝手な言いがかりをつけて罪
を転嫁する民族である。我々はこのことをシッカリ認識しなければ
ならない。中国人の卑怯な民族性を認識するだけでなく世界に暴露
して教導すべきである。

朱浤源という男は、二二八事件の元凶は日本人だと言う暴論まで発
表したのである。言語道断だ。

●台湾人無視と外省人「統治者思想」

また、外省人は「責任を追及すれば族群融和が破壊される」という。
加害者の責任を追及すれば民族融和が崩れると脅迫しているのだ。
これはつまり、外省人は台湾人と違った民族である、外省人とは中
国人で、台湾のアイデンティティを認めないと宣言したようなもの
である。台湾に60年も住み、台湾に生まれ育った人間が、「外国人
宣言」をして、台湾人が外国人と融和を図る必要がどこにあるのか。
むしろ「外国人は出て行け」と言いたい。

台湾人にも責任がある。なぜ85%の人口を持つ台湾人が15%の外国人
に統治されて大人しく彼らと融和する必要があるのか。外省人は統
治者思想を捨てない限り台湾は安定した国を作ることが出来ない。
為政者が融和、和解を政治目標とするのは間違いである。彼らは外
国人であり、台湾に同化する気持ちはない。それなら彼らは被統治
者となるべきで、少数の外省人が被統治者になってこそ台湾人が彼
らを受け入れ和解が生じるのである。

●中国人は反省しない民族

中国人に対して最も注意すべき点は彼らの中華思想、自大思想であ
る。中国人は自分(漢民族)が一番偉いと思っている。世界で最も
優秀な民族でいつかは必ず世界を制覇すると思い込んでいる。台湾
に逃亡した民族が台湾で幅を利かせているのは中華思想の現れであ
り、台湾に生まれても台湾人を名乗らず中国人を名乗るのは中華傲
慢思想、台湾人は劣等民族と思っているからだ。

中国人は台湾人に謝ることはしない。謝れば統治階級でなくなると
恐れているのだ。過ちを認めればこれまで悪いことをしてきた奴ら
は台湾から追い出されると懸念している。

台湾には外省人と和解し、中国と共生しなければ「メイワンメイリ
ャウ(没完没了)」、安定は得られないと主張する謝長廷のよう政治
家がいる。だが中国人は和解など考えない。和解とは台湾人と対等
になることで、対等になれば少数派の彼らに勝ち目はない。中国は
台湾を併呑したい、はじめから対等思想など持っていない。共生な
どありえない。謝長廷の主張は台湾人の「負け思想」の最たるもの、
我々は支持できない。

施明徳も同様である。この男は変節漢で知られている。二十数年も
国民党の監獄にいれられ、反骨のある男と自称して政界に乗り出し
た。ところが人気が落ちると忽ち変節して許信良と一緒に「国民党
と和解珈琲」を提言して人民が失望した。民進党を追い出された逆
恨みで陳水扁の「汚職追放」を叫んで紅衛兵運動を始めた。紅衛兵
運動に国民党と中国の後押しがあったことは間違いない。その証拠
に馬英九の汚職が明白になっても汚職追放を叫ばないでアメリカに
逃げ出したのである。紅衛兵運動は中国人の策謀であり、手先とな
った施明徳は台湾を裏切った男である。

●国民党を退治する方法は「金」である

中国人は優勢を誇るときは残忍性をあらわにする民族だが、劣勢に
なれば卑屈な態度を取ることで知られている。国民党が台湾で強勢
なのは、終戦後の台湾接収で日本人の財産を横領したからだ。金が
あるから拝金思想が強い台湾人は国民党を支持する、金があるから
国民党は優勢を誇れるのだ。万事が金である。

国民党を潰すには国民党の金を封鎖することだ。陳政権は国民党財
産を人民に返せと主張してきたが、毎度の政府提案は国会で多数を
占めるブルー陣営に否決され続けてきた。これではダメである。

私の提案は、政府がやるのでなく、民間が二二八事件の責任追及を
告訴して賠償を要求し、「判決が出るまで国民党資産を差押える」こ
とである。差押えとは判決が出る以前に国民党が資産を隠匿してし
まうのを防ぐことだ。蒋介石の財産も告訴によって差し押さえ、外
国に移すことを防ぐ。差押えてしまえば法院が判決しない限り金は
動かせない。金がなくなれば国民党は賄賂選挙は出来ない、金がな
くなれば台湾の里町村を買収していた国民党は潰れる。政府より民
間、二二八被害者組織が率先してやるのが最良の方法である。

●「 紅衛兵」と「台湾軍」

二二八事件とそのあとの白色恐怖政治によって台湾人民は恐怖心を
植えつけられ、組織力がなくなった。この欠点を補う方法は「施明
徳の紅衛兵運動」を真似ればよい。二二八事件の被害者組織は既に
存在するから、被害者団体が告訴の原告となって、更に一般民衆に
も参加を呼びかけることができる。施明徳がやった手法を使って、
台湾の公民が国民党と蒋介石の責任を告訴する運動に署名して参加
すれば十万人ぐらいは簡単に組織できる。これを「台湾軍」と名付
けて国民党の本部、蒋介石の墓、中正記念広場、法廷を包囲し、抗
議を続けることができる。施明徳がやったことをそのまま踏襲する
のだから誰も反対できない。大義名分があり、証拠充分だから、二
二八事件の責任追及を民衆に呼びかけるのは簡単だ。告訴で国民党
を潰すこと、資産凍結すること、台湾軍を組織することが台湾を救
う最良の道である。

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