政治・経済

地域からの発信

「首都圏の田舎」千葉県四街道市の市会議員となった筆者(元新聞記者)が発言する。国政・国際レベルのニュースについて地域住民の視点での発言。「市民の手によるまちづくり」のための発言など。





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地域からの発信四街道のまちづくり・田中良太私案34

2005/07/04

 「四街道のまちづくり・田中良太私案」34
 第2章 区・自治会を生かすまちづくり 8
 「自治会葬」のススメ
 ここ数年、北海道で葬式に参列する機会が何回かありました。
父親や、親友が亡くなって、急きょ行ったこともあります。また
たまたま北海道で泊まっていて、宿で新聞を読むと、偶然にもそ
の当日、子どものころお世話になった近所のおじさんの葬式があ
るという記事が載っていたということもありました。
 北海道の新聞には各紙共通して「お悔やみ欄」があり、亡くな
った人はすべて、氏名と告別式の日程を載せるのです。私は偶然
を大切にしたいと思っていますので、このときは、小樽から苫小
牧まで駆け、葬儀に参列しました。
 北海道の葬式で感心するのは、必ず自治会葬であることです。
葬儀委員長は自治会長ということになります。会場もたいていは
、自治会館のようなところです。
 私の推察するところでは、これは開拓時代に成立した慣習でし
ょう。食料も十分でない時代、集落の人たちが協力して厳寒の冬
など自然の猛威と戦わなければ、生命を落とすこともあったと思
います。亡くなった人たちの葬儀としては、「集落葬」のような
形がいちばんふさわしかったはずです。集落葬が、自治会葬に変
わったのでしょう。
 自治会葬で、集会場のような会場の場合でも、葬儀社が入るの
は当然のことです。札幌のような都市部では、葬儀社がある程度
のリベートを自治会に渡し、それが自治会の財源の一つとなって
いるとも聞きました。
 会社本位社会となった日本では、「葬式は会社がやる」という
ことが常識化しました。亡くなった人、あるいは喪主などの所属
する会社が葬儀場をおさえ、受付などで必要な人手は社員を動員
して、葬儀一切を取り仕切ります。
 しかし平均寿命が80歳を超える時代です。定年退職後20年
以上も経った人の葬式を、会社でやってくれるケースは少なくな
ったようです。この場合、葬儀社の手配や、人手の確保をどうす
るのか? 遺族は困ってしまいます。
 長寿社会では、北海道で行われているような「自治会葬」方式
をとるのが合理的なのではないでしょうか。自治会がやってくれ
れば、遺族は大助かりでしょう。みそら自治会の場合、厚生部で
すが、どの自治会にも類似の部門があると思います。部員たちが
輪番で担当していけば、それほど負担にもならないと思います。
 四街道市の場合、どの自治会にも会館があります。葬儀の会場
は自治会館を使えばいいのです。みそらの場合、集会場ホールを
使ってかなり大規模な葬儀もできます。葬儀社は何回もやってい
ますから手慣れたものです。
「葬式は自治会のお世話になる」ということが常識化した場合、
会社人間OBの意識は大きく変わっていくでしょう。「死んだと
きお世話になるだけではいけない」と考え、60代、70代は、
「世話をする」側に回ろうとする人が増えると思います。「地域
人間」として暮らし、区・自治会役員になるなど、地域への貢献
を心がける人が増えていくと思うのです。
 もう一つ、自治会館がよく使われることになるという副次的な
メリットもあると思います。「Aさんの告別式のときは、Bさん
が弔辞を読んだ。その中に○○○という言葉があった」などとい
う思い出話が何回も語られると、自治会館が地域の人々の思い出
が染みついた場所となります。
 そういう「中心」を持つ区・自治会は、これまでよりずっと強
い存在になっていくはずです。
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田中 良太
gebata@nifty.com
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〒284-0023四街道市みそら4-5-4
TEL&FAX043-432-5501
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創刊日:2001-12-03  
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