政治・経済

地域からの発信

「首都圏の田舎」千葉県四街道市の市会議員となった筆者(元新聞記者)が発言する。国政・国際レベルのニュースについて地域住民の視点での発言。「市民の手によるまちづくり」のための発言など。





全て表示する >

地域からの発信

2005/06/06

 「四街道のまちづくり・田中良太私案」21
 第1章 下志津病院を生かすまちづくり 5
 「ストレス内科」中心の病院運営
 医師と患者の対話が欠けているため、日本人の疾病感はかなり
歪んでいるのが現状だと言えないでしょうか。その好例が、糖尿
病とがんの対比です。医師から「糖が出ていますね。初期の糖尿
病です」と言われても、何とも思わない人が多い。これに対して
「がんが見つかりました」と言われれば、それだけで死が間近だ
と思いこんでしまう人もいます。
 糖尿病は、カロリーの取りすぎによって、血液が糖質に汚染さ
れてしまう病気です。カロリーの源泉となる糖質は、胃腸で消化
されてぶどう糖になり、腸壁から血液(赤血球)の中に吸収され
ます。血液が身体をめぐるうちに、ぶどう糖は細胞の中に取り込
まれてエネルギー源になります。残ったぶどう糖は、一部が肝臓
でグリコーゲンとして蓄えられ、残りは脂肪となります。
 血中のぶどう糖が細胞に取り込まれたり、グリコーゲンや脂肪
に変えられるときに作用するホルモンがインスリンです。インス
リンが不足したり、機能低下することによって、ぶどう糖が赤血
球の中にとどまるようになるのが糖尿病です。
 ぶどう糖に汚染された赤血球は身体中を回り続け、あらゆる部
分の血管に悪影響を及ぼし続けます。その悪影響が顕在化しやす
いのが視神経の前線である網膜と、腎臓です。糖尿病合併症が、
網膜症と腎障害として現れるのは、このためです。
 ぶどう糖汚染の赤血球に冒された血管は、しだいに分厚いもの
となり、血液の通りが悪くなります。脳や心臓に血液が来なくな
るとたいへんです。栄養補給が途絶え、活動のエネルギーがなく
なるから機能停止します。脳の場合は脳梗塞、心臓では心筋梗塞
となります。ともに即死してもおかしくない病気です。
 私がやたら糖尿病に詳しいのは、1980年5、6月、当時の
大平正芳首相が心筋梗塞で倒れ、ついには死亡するという「事件
」を新聞記者として担当したことが一つです。当時私は毎日新聞
政治部の首相番記者だったのですが、いわば「病気担当」をやら
されました。大平氏は永年糖尿病を患い、心筋梗塞はその合併症
だったのです。
 その後1994年7月、今度は私自身が脳梗塞で倒れました。
これも糖尿病の合併症でしょう。
[そのとき書いたのが「私の脳卒中体験――自己流リハビリは楽
しかった」(95年9月、同時代社)です。
 http://www.simin-ykd.com/NOSOTYU.HTM
 で、全文が読めます。]
 2度にわたる糖尿病と遭遇したわけです。何ごとも自分自身で
調べ、納得しなければ気がすまない質(たち)であることも影響
しているでしょう。
 その調査癖でがんの方も調べたことがあります。がん細胞が発
生することは異常でも何でもないのです。
 人体は約60兆個の細胞で構成され、それが2、3カ月で入れ
替わります。つまり1日に1兆個近くの細胞が造られているので
すが、そのうち300個ほどはがん細胞です。悪性のものが日々
生産されるですから、それへの対応能力は人体に備わっています
。がん細胞を食べてしまう免疫細胞があります。免疫細胞に活力
がある(十分な免疫力がある)ならば、がん細胞は発生直後に食
べられ、人体の中で増殖していくことはありません。
 免疫力が十分でなく、がん細胞が生き残った場合も、医師が発
見できるほどの大きさになるには、平均24年間もかかるといわ
れています。その場合も、早期に除去してしまえば、転移するこ
とはなく完全に治癒します。
 がんだけを恐れ、医師が「告知」すべきかどうか思い悩むなん
ておかしいことは明らかです。「糖尿病です」と言われたときに
こそ、その恐怖感を抱いてほしいものです。
 それはともかく、がんにかからないための健康指導も大切でし
ょう。どうやら現代人の免疫力を弱めている「犯人」はストレス
だということで、ほぼ結論が出ているようです。糖尿病などにも
、ストレスが悪いことが明らかになっています。
 職場のストレスは、心因性の病気になっていく場合もあります
。私自身の経験から、医師に心因性といわれたのはメニエル氏症
候群と皮膚炎でした。とくに皮膚炎のときは、通院して、「同病
の仲間」が極めて多いことを知り、びっくりしました。もう一つ
、そのしつこさにもびっくりしました。1981年から、退社し
た96年まで、じつに15年間も、一進一退を繰り返しながら、
完治することはなかったのです。
 いろいろ書きましたが、「市民の病院」となった下志津病院に
は、ぜひストレス内科をつくってほしいと考えます。おそらく現
職のサラリーマンがいちばん相談に訪れやすい診療科だと思うの
です。ストレス内科中心に病院を運営し、生活習慣病を押さえ込
むことを目指してほしいものです。
********************************************************
田中 良太
gebata@nifty.com
http://www.simin-ykd.com/
〒284-0023四街道市みそら4-5-4
TEL&FAX043-432-5501
********************************************************
 ご意見をお寄せ下さい。
 http://9009.teacup.com/ryotnk/bbs
 への書き込み、あるいは
 gebata@nifty.com
 へのメールで、
 お願いいたします。

 登録・解除は
 http://www.simin-ykd.com/
 から。

 バックナンバーも
 http://www.simin-ykd.com/
 で。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-12-03  
最終発行日:  
発行周期:おおむね週刊  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。