たびそら

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旅写真家・三井昌志が送るビジュアル・メルマガ。等身大のアジアの表情を、美しい写真と旅情溢れる文章で綴ります。このメルマガから生まれた本は「アジアの瞳」「スマイルプラネット」をはじめとして6冊を数えます。 

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[ たびそら ] ロヒンギャの村を訪ねる

発行日: 06/22

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【日曜日に開催!】年に一度の特別なトークライブ「帰国報告会」と「写真教室ステップアップ編」を6月25日に渋谷のモンベル渋谷店で開催します。ミャンマー、バングラデシュ、インドの「今」を語ります。旅と写真が好きな方はぜひ!








ロヒンギャの村を訪ねる

 ミャンマー西部ラカイン州に住むムスリム住民「ロヒンギャ」の村を訪れたのは、去年の11月のことだった。そのときまで、僕はロヒンギャのことをあまりよく知らなかった。たまにニュースで見聞きするぐらいで、複雑な歴史や政治的な背景にまで関心を持つことはなかった。

 そんな僕がロヒンギャの村々を訪ねることになったのは、運良く「バイクでラカイン州に行ける」という情報を得られたからだし、そのバイクであちこち自由に走り回れたからだ。僕はいつもと同じようなスタンスで、いつもと同じような距離感で、ロヒンギャの人々に出会い、写真を撮ることができた。

 そこで彼らの現実を知り、愕然とすることになる。市民権を持たない「捨てられた民」であるロヒンギャたちが置かれている理不尽な状況に、強い憤りを感じることになる。

 ロヒンギャの人々は暴力と差別に屈しない強さを持っていた。黙々と畑を耕し、種をまき、ため池に網を投げていた。そうやって日々を生き抜く人々の姿を、僕は写真に撮り続けた。

 6月25日に渋谷で行う「帰国報告会」では、ロヒンギャの暮らしぶりについて詳しくお話しします。

 

my16-14217ロヒンギャの男が、ピーナッツを植えるために畑に杭で穴を開けていた。市民権のないロヒンギャの人々は、村の外へ出ることができないから、農業しか生きていく道がない。畑を耕し、種を植える。昔ながらの暮らしを続けるしかないのだ。

 

my16-15714村に住む少女。ボーイッシュな髪型と強い意志を感じさせる瞳が印象的だった。

 

my16-16459ロヒンギャの少年が網を投げて魚を捕まえていた。乾季である11月は池の水位が低く、体長2,3センチの小魚しかいない。それでも夕食の足しになればと、毎日こうして網を投げているという。

 

my16-17174ロヒンギャの村を訪れると、たちまち子供たちの笑顔に囲まれた。珍しい外国人に屈託のない笑顔を見せてくれる様子は、好奇心が強いバングラデシュの子供たちとそっくりだった。

 

my16-17485

マドラシャー(イスラム学校)で学ぶ少女。マドラシャーではアラビア語で書かれたコーランをそのまま詠み上げ、一言一句間違えないように暗唱する教育が行われている。

 

my16-18644畑を手伝い、牛を追い、魚を捕まえ、そうやって彼らの一日が終わる。彼らには村の外に出る権利がない。村の中で生き続けるしかない。

 

my16-18884大きな瞳でこちらを見つめる少年。ボロボロのシャツを着て遊んでいた。

 

my16-21280川底の石を積み上げる人々。建築資材として使う石を集めているようだ。現金収入を得られる仕事がほとんどないロヒンギャの村では、こうした肉体労働で何とか食いつないでいる人が多い。

 

my16-21605村の小学校を訪ねた。木と竹で作られた古い高床式の校舎で、子供たちが学んでいた。ロヒンギャの子供たちは村の外に出られないから、高等教育を受けるチャンスはない。

 

my16-21847夕暮れが迫る中、畑仕事に精を出す人々。ロヒンギャの村の農業は、今でも牛の力と人手に頼ったもの。15歳前後の少年も一人前の働き手として家族を支えている。


 「帰国報告会」と「写真教室」はいよいよ渋谷で最終回を迎えます

・6月25日(日) 東京・渋谷 「帰国報告会」+「写真教室ステップアップ編」



















最新の旅日記はツイッターブログで更新中です









 本メルマガに掲載中の「旅行記2013」未公開エピソード26話を加えたボリュームたっぷりの電子書籍です。
 高画質写真ファイルも934枚収録。ミャンマー、バングラデシュ、東ティモールの人々の飾らない笑顔を堪能してください。













写真家。1974年、京都市生まれ。東京都在住。
機械メーカーでエンジニアとして2年間働いた後退社し、2001年にユーラシア大陸一周の旅に出る。帰国後ホームページ「たびそら」を立ち上げ、写真集「アジアの瞳」を出版。以後、写真家と してアジアを中心に旅と撮影を続けながら、執筆や講演などを行う。これまでに出版した著作は8冊。 (→更に詳しく)










・「たびそら」ホームページは → http://tabisora.com/
・ 購読の解除・メールアドレスの変更は → http://www.tabisora.com/travel/mailmag-kaijo.html
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【日曜日に開催!】年に一度の特別なトークライブ「帰国報告会」と「写真教室ステップアップ編」を6月25日に渋谷のモンベル渋谷店で開催します。ミャンマー、バングラデシュ、インドの「今」を語ります。旅と写真が好きな方はぜひ!








ロヒンギャの村を訪ねる

 ミャンマー西部ラカイン州に住むムスリム住民「ロヒンギャ」の村を訪れたのは、去年の11月のことだった。そのときまで、僕はロヒンギャのことをあまりよく知らなかった。たまにニュースで見聞きするぐらいで、複雑な歴史や政治的な背景にまで関心を持つことはなかった。

 そんな僕がロヒンギャの村々を訪ねることになったのは、運良く「バイクでラカイン州に行ける」という情報を得られたからだし、そのバイクであちこち自由に走り回れたからだ。僕はいつもと同じようなスタンスで、いつもと同じような距離感で、ロヒンギャの人々に出会い、写真を撮ることができた。

 そこで彼らの現実を知り、愕然とすることになる。市民権を持たない「捨てられた民」であるロヒンギャたちが置かれている理不尽な状況に、強い憤りを感じることになる。

 ロヒンギャの人々は暴力と差別に屈しない強さを持っていた。黙々と畑を耕し、種をまき、ため池に網を投げていた。そうやって日々を生き抜く人々の姿を、僕は写真に撮り続けた。

 6月25日に渋谷で行う「帰国報告会」では、ロヒンギャの暮らしぶりについて詳しくお話しします。

 

my16-14217ロヒンギャの男が、ピーナッツを植えるために畑に杭で穴を開けていた。市民権のないロヒンギャの人々は、村の外へ出ることができないから、農業しか生きていく道がない。畑を耕し、種を植える。昔ながらの暮らしを続けるしかないのだ。

 

my16-15714村に住む少女。ボーイッシュな髪型と強い意志を感じさせる瞳が印象的だった。

 

my16-16459ロヒンギャの少年が網を投げて魚を捕まえていた。乾季である11月は池の水位が低く、体長2,3センチの小魚しかいない。それでも夕食の足しになればと、毎日こうして網を投げているという。

 

my16-17174ロヒンギャの村を訪れると、たちまち子供たちの笑顔に囲まれた。珍しい外国人に屈託のない笑顔を見せてくれる様子は、好奇心が強いバングラデシュの子供たちとそっくりだった。

 

my16-17485

マドラシャー(イスラム学校)で学ぶ少女。マドラシャーではアラビア語で書かれたコーランをそのまま詠み上げ、一言一句間違えないように暗唱する教育が行われている。

 

my16-18644畑を手伝い、牛を追い、魚を捕まえ、そうやって彼らの一日が終わる。彼らには村の外に出る権利がない。村の中で生き続けるしかない。

 

my16-18884大きな瞳でこちらを見つめる少年。ボロボロのシャツを着て遊んでいた。

 

my16-21280川底の石を積み上げる人々。建築資材として使う石を集めているようだ。現金収入を得られる仕事がほとんどないロヒンギャの村では、こうした肉体労働で何とか食いつないでいる人が多い。

 

my16-21605村の小学校を訪ねた。木と竹で作られた古い高床式の校舎で、子供たちが学んでいた。ロヒンギャの子供たちは村の外に出られないから、高等教育を受けるチャンスはない。

 

my16-21847夕暮れが迫る中、畑仕事に精を出す人々。ロヒンギャの村の農業は、今でも牛の力と人手に頼ったもの。15歳前後の少年も一人前の働き手として家族を支えている。


 「帰国報告会」と「写真教室」はいよいよ渋谷で最終回を迎えます

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写真家。1974年、京都市生まれ。東京都在住。
機械メーカーでエンジニアとして2年間働いた後退社し、2001年にユーラシア大陸一周の旅に出る。帰国後ホームページ「たびそら」を立ち上げ、写真集「アジアの瞳」を出版。以後、写真家と してアジアを中心に旅と撮影を続けながら、執筆や講演などを行う。これまでに出版した著作は8冊。 (→更に詳しく)










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