海外旅行

たびそら

旅写真家・三井昌志が送るビジュアル・メルマガ。等身大のアジアの表情を、美しい写真と旅情溢れる文章で綴ります。このメルマガから生まれた本は「アジアの瞳」「スマイルプラネット」をはじめとして6冊を数えます。

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創刊日:2001-11-30  
最終発行日:2017-08-17  
発行周期:週1回  
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[ たびそら ] インドの女は派手好み

2017/08/17


ただ今発売中の「ナショナルジオグラフィック8月号」に、僕がインドで撮った写真が10ページにわたって掲載されています。美しくも力強いインドの男たちを、ぜひご覧ください。








インドの女は派手好み

インドの女たちは実にカラフルだ。家はみすぼらしく、痩せた土地を耕す農民でも、着るものには強いこだわりがある。美意識がある。

鮮やかなサリーだけではない。腕輪やネックレス、ピアス、鼻ピアスなど美しい装飾品で「これでもか」と飾り立てる。

地味なのは女じゃない。熱帯の鳥のように派手に美しく。それがインドの女性たちの流儀だ。

 

india17-27770こちらを見る眼差しの強さに驚いた。サリーの鮮やかな色合いに目を引かれた。腕輪ぐらいある巨大な鼻ピアスにも。何気ない日常の中に新鮮な驚きがあるのが、インドという国だ。

 

india17-37245インドの女たちはとにかくカラフルだ。グジャラート州に住む牧民ラバリ族の女性は、色鮮やかな伝統衣装とたくさんのアクセサリーを身に着け、首や腕に入れ墨をして暮らしている。これが普段着だというのがカッコいい。

 

india17-41742真っ赤なトウガラシで埋め尽くされた大地に、空の青が映える。農家の女たちが収穫されたトウガラシを天日干しして乾燥させているのだ。背後にそびえているのは風力発電所の巨大な風車。グジャラート州半島部は海から吹く風が強く、風車が林立するウィンドファーム地帯でもある。

 

india17-64494聖地バラナシで沐浴した後、濡れたサリーを乾かしている女性。3月の乾燥した風にさらせば、わずか10分ほどで乾ききってしまう。赤いサリーと青空とのコントラストが鮮やかだった。

 

india17-05835収穫は家族総出の仕事だ。雑穀のもみ殻を風にさらす男たちと、それをほうきで掃く女。インド南部オリッサ州に住む山岳民族は、いまだに人手に頼った農作業を続けている。

 

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インド南部カルナータカ州で田植えの準備をする女性。育ってきた苗をまとめて、それを田んぼに植え込んでいく。よく日焼けした顔に農民の誇りが表れている。

 

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インドの女性は着道楽だ。たとえ貧しい農民であっても、ビビッドな色合いのサリーをオシャレに着こなしている。さりげなく人目を引くのがインド人のスタイルだ。

 

india17-27914彼女はクワを肩にのせ、堂々と胸を張ってカメラの前に立った。炎天下、腰を深く折って畑を耕した後でも、疲れた様子もなく、表情には力がみなぎっていた。「なんてことないさ。あたしはずっとこうして暮らしてきたんだから」

 

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西の空に日が沈む頃、村の水場に女たちが集まってくる。手押し式の井戸で水を汲み、家に持ち帰るためだ。井戸水がたっぷり入ったアルミ製の水瓶はかなりの重量があるが、女たちの足取りが乱れることはない。幼い頃からこうした仕事を続けてきたインドの女性は、体幹が強いのだ。

 

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生まれたばかりの赤ん坊を抱いた美しい女性。インドの農村では、多くの女性がまだ10代のうちに結婚し、子供を何人か産んで、母親の顔になっていく。少女でいられる期間は短い。あっという間に大人になり、次の世代を産み育てるのが、彼女たちの人生だ。

 



















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渋イケメンの国  アジア各地で撮影した渋くてカッコいい男たちがテーマの写真集です。
 目力があり、異性にモテることを意識せず、加齢を怖れない。それが渋イケメンたちの生き方です。 汗くさく、たくましく、全身生きる力をみなぎらせた男たちのパワーを存分に感じてください。













写真家。1974年、京都市生まれ。東京都在住。
機械メーカーでエンジニアとして2年間働いた後退社し、2001年にユーラシア大陸一周の旅に出る。帰国後ホームページ「たびそら」を立ち上げ、写真集「アジアの瞳」を出版。以後、写真家と してアジアを中心に旅と撮影を続けながら、執筆や講演などを行う。これまでに出版した著作は8冊。 (→更に詳しく)










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