海外旅行

たびそら

旅写真家・三井昌志が送るビジュアル・メルマガ。等身大のアジアの表情を、美しい写真と旅情溢れる文章で綴ります。このメルマガから生まれた本は「アジアの瞳」「スマイルプラネット」をはじめとして6冊を数えます。

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創刊日:2001-11-30  
最終発行日:2018-06-22  
発行周期:週1回  
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[ たびそら ] インドの職人技を見よ

2018/06/22


トークライブ「三井昌志・帰国報告会」の第1回(渋谷)は盛況のうちに終了しました。残り3回の日程は以下の通りです。詳細はリンク先をご覧ください。
福岡(6月24日) 名古屋(6月30日) 大阪(7月1日)







インドの職人技を見よ

 インドの街角を歩くと、様々な職人に出会う。フリーハンドで広告を描くペンキ職人、ろくろを回して素焼きの容器を作る男、慎重な手つきで鋳造用の砂型を作る男、などなど。

 自分に与えられた役割を淡々とこなしている。そんな男たちの働く姿を見るのが好きだ。仕事に打ち込む男たちの横顔には、誇りと充実感が漂っている。

 

india18-47821倉庫の壁に広告を描くペンキ屋。下書きもせず、フリーハンドで一気に書き上げていく様子は、さすがプロフェッショナル。若干、字のバランスがいびつな部分もあるが、それはご愛敬。手書きの味である。

 

india18-51312グジャラート州にある工房で、真鍮の水瓶づくりが行われていた。真鍮の板を石炭で熱し、大きな木槌で叩いて形を整えていく。今ではプラスチック製の安価で軽量な水瓶も普及しているが、耐久性や見た目の高級感は、昔ながらの金属製の方がすぐれている。

 

india18-34310ブリキの板を切断する板金職人。手回し式のカッターを使って、ブリキ板を同じ大きさに切りそろえていく。このあと曲げと溶接の工程を経て、バケツやちりとりなどの日用品が完成する。

 

india18-39428インド西部グジャラート州で寸胴鍋を作る職人。真鍮の鍋を金槌で叩くリズミカルな音が路地裏に響いていた。この寸胴鍋は牛乳を煮るときに使われるもの。農家から集めてきた牛乳を、ヨーグルトやチーズに加工する際に用いられる道具だ。

 

india18-61373大きな鍋で牛乳を煮詰めて、スイーツを作る菓子職人。インドのスイーツは砂糖と小麦粉と牛乳をたっぷりと使った激甘なものが多い。

 

india18-61534インド北東部ラジャスタン州で素焼きのカップを作る男。電動式のろくろを回して、粘土から陶器の形を立ち上げていく。何十年も同じ仕事を続けているベテラン職人の手仕事だ。

 

india18-41643インド西部グジャラート州でお寺の鐘を作る職人。砂型に溶かした真鍮を流し込んで作る鋳造工場で、ムスリムの一家が働いていた。数百年前からこの街で受け継がれてきた伝統の技法だという。ムスリムの職人が作った鐘がヒンドゥー教の寺で鳴らされる。ここでは異なる宗教が穏やかに共存している。

 

india18-65820自転車修理屋でスポークを調整する男が、なにげに渋イケメンだった。ランニングシャツ一枚で油にまみれて働く横顔がカッコ良かった。

 

india18-33438染色工場で働く男が、化学染料で真っ赤に染まった綿糸の束を両手に抱えている。染料を固く絞って乾かすという単純作業を繰り返していた。

 

india18-46201インド西部グジャラート州で布団を打ち直す職人がいた。長年使われた布団から綿を取り出して洗い、ほぐしてから再び布団に入れ、木の棒でバシバシ叩いて形を整えていく。見かけによらず体力勝負の仕事のようだ。



















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渋イケメンの世界  2年前に出版した『渋イケメンの国』の続編がついに出版。
 今回も「目力が強く」「モテることを意識せず」「加齢を恐れない」渋すぎるイケメンたちが多数登場します。汗と埃にまみれて働く男たちの一瞬の輝きを捉えました。














写真家。1974年、京都市生まれ。東京都在住。
機械メーカーでエンジニアとして2年間働いた後退社し、2001年にユーラシア大陸一周の旅に出る。帰国後ホームページ「たびそら」を立ち上げ、写真集「アジアの瞳」を出版。以後、写真家と してアジアを中心に旅と撮影を続けながら、執筆や講演などを行う。これまでに出版した著作は9冊。 (→更に詳しく)










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最新のコメント

  • silas2008-08-31 23:56:33

    猿がめちゃめちゃかわいいですね

    癒されます!

  • ヤマモト タカユキ2007-04-15 17:00:51

    写真好きで大学の写真サークルに所属しているものです。

    ブログのほう見させていただきました。

    大変感銘を受けました。いつか自分も世界中の人物や風景を撮ってみたいなと思っていたので。

    子供の顔がとても生き生きしていて良かったです。

    あ、あと記事を読んでいてびっくりしたのですが、EOS-20Dを譲るとのことでしたが、すでに譲られてしまったでしょうか?

    自分も今、新しいカメラを探していた最中でしたのでちょっと気になりました。



    宜しくお願いします。