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メルマガ「緑の党」 vol.31 年末年始拡大版

発行日:12/31

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★★ メールマガジン 世界の「緑の党」★★★

 The Mail Magazine for Worldwide Green Parties

第31号 Vol.31      2007.12.31. 
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<年末年始拡大版のお知らせ>

メルマガ29号以降滞っていました今年の世界の緑の党情報を
一気に掲載します。


■欧州緑の党 理事会が開催される
(2007年3月18日記事)

ヨーロッパの環境政党(緑の党)の第6回理事会が、
3月16日から18日にかけてベルリンにて開催された。
(会場はベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー会議場)

ヨシュカ・フィッシャーのフンボルト大学での講演を皮切りに、
ダニエル・コーン・ベンディットの講演、欧州緑の党共同代表に
よる講演などイベントが目白押しで、昨年10月のジュネーブでの
第2回欧州緑の党大会を上回るゲストスピーカーが登場し、
気候変動やエネルギー問題を中心に2日間にかけて講演が催された。

◆プログラムの詳細は以下のとおり。
http://www.europeangreens.org/cms/default/rubrik/9/9696.events@en.htm


■フィンランド緑の党、総選挙で国会議席増
(2007年3月19日記事)

3月18日日曜日に実施されたフィンランド国会(一院制、定数200)で、
緑の党(Green League)は前回2003年の総選挙時よりも0.5%増の
8.5%(233,930票)を得票、1議席増の15議席を獲得した。

選挙区地域別では、3大都市である首都ヘルシンキで20.1%(1.7%増)、
ツルクで14.7%(1.9%増)、タンペレで13.1%(1.3%減)
という結果であり、依然都市部で緑の党の人気が根強いことが証明された。
キャンペーンではアル・ゴア氏のドキュメンタリー映画『不都合な真実』が
今回の選挙戦に有利に働いたのではとする見方や期待もあった。

【選挙全体の結果】
与党であるフィンランド中央党は1.6%減となったが、同じく連立政権を
組む中道右派の国民連合が3.7%増の得票率を伸ばした結果、両党
併せて101議席の過半数を抑え、現在のバンハネン首相政権が勝利した。
http://www.hs.fi/english/article/Centre-right+grouping+offers+only+viable+majority+government+in+new+Parliament+/
1135225942658

逆に中道左派のフィンランド社会民主党は21.4%で約3%のダウン。
左翼同盟も議席を後退した。

【参考】総選挙全体の党派別得票数
http://192.49.229.35/E2007/e/tulos/tulos_kokomaa.html

今後の政局の見通しとしては、少数政党の緑の党またはフィンランド
キリスト教民主党のどちらかがこの中道右派連立政権に参加するのでは
ないかと予測されている。

フィンランド国会総選挙は4年(解散あり)ごとに全国を15のブロックに
分けた完全比例代表制で実施される。



■スイス緑の党がチューリヒ州で最高得票
(2007年4月16日記事)

スイス緑の党は、中央右派政党の退潮とは対照的に、2004年以来州議選で
最高得票を得た。緑の党は最近3年間で57議席を新たに獲得し、トータルで
190議席を獲得したことになる。州議選での総得票率は7.2%に達した。 

http://www.swissinfo.org/eng/front/detail/Greens_are_biggest_winner_on_cantonal_scene.html?siteSect=105&sid=77202
70&cKey=1176730564000


■チェコ緑の党、新内閣に4名が入閣
(2007年4月20日記事)

2006年はチェコ緑の党にとって1930年代結党以来の最高の年であった。
2006年6月の下院総選挙で6.29%の得票率を獲得したのを皮切りに、
昨秋の全国の統一地方選挙では緑の党は数百のキャンペーンを行ない、
トータルで447議席を獲得した。
同党はさらに首都プラハ市議選でも6議席を獲得、同じく第2都市ブルーノの
市議会に加え、国会でも議席を獲得した。

現在、チェコ緑の党ではマルティン・ブルシク党首が環境副大臣に、
ダナ・クフトバ氏(党初代副議長)が文部大臣に、カレル・シュワルツェンベルク氏
(党州事務局)が外務大臣に、ダイラ・ステリコバ副党首が機会均等促進大臣に
任命された。 

チェコ緑の党は連立政権に加盟したことにより、政府のテメリン原発増設計画の
凍結を導くことに成功した。


■フィンランド緑の党、4党連立政権に入閣
(2007年4月16日記事)

3月18日のフィンランド総選挙後の組閣の結果、選ばれた20名の
閣僚の内訳は、バンハネン中央党(8名)、保守勢力の国民連合(8名)、
スウェーデン民族党(2名)、フィンランド緑の党(2名)となった。
この4党の連立政権の国会内勢力は200議席中125議席であり、
中央党が51議席と最大与党、国民連合は10から50議席に躍進、
少数政党であるスウェーデン民族党と緑の党はそれぞれ15議席と
なっている。最大野党の社会民主党は45議席。 

緑の党は法務大臣と労働大臣のポストが割当られる予定である。


■フランス大統領選、緑の党は1.5%で惨敗
(2007年4月24日記事)

フランス大統領選挙の第1回投票は、予想通り右派与党のサルコジ氏が
首位となりました。
フランス緑の党(Les Verts)が推した元環境相のドミニック・ボワネ氏への
得票は、1.5%に留まった模様。
http://www.presidentielle-2007.net/resultats-premier-tour.php
当初から知名度を争っていた4大候補以外の候補者はすべて5%以下の
得票に留まった。

以下、ニュース記事の転載から。

【パリ22日時事】
フランス大統領選挙は22日、第1回投票を行い、即日開票の結果、
右派与党国民運動連合(UMP)のサルコジ総裁(52)が1位、
左派の野党社会党の女性候補のロワイヤル元環境相(53)が2位と
なり、5月6日の決選投票に進むことになった。2期12年政権の座に
あったシラク大統領の後任を決める今選挙では、3位だった仏民主連合
(UDF)のバイル議長らを支持した中道票の行方が決選投票の焦点に
なりそうだ。

22日夜の内務省の発表によると、主要4候補の得票率は、サルコジ氏
30.4%、ロワイヤル氏24.7%、バイル氏18.3%の順。
極右国民戦線(FN)のルペン党首は11.3%にとどまった。
投票率は過去最高だった1965年選挙の84.7%に近い高率となる
見通し。


■英国・2007統一地方選挙の結果、緑の党は躍進
(2007年5月4日 記事)

英国で5月3日、スコットランド議会、ウェールズ議会、イングランドと
スコットランドの計344地方自治体の議会選挙投票が行われた。

スコットランド議会(定数129)では与党・労働党が46議席と4議席
後退したのに対し、独立を目指す右派のスコットランド民族党(SNP)が
47議席を獲得し、第1党に躍進した。
スコットランド緑の党は、小選挙区では1議席も獲得できなかったが、
比例区(地域代表区)では82,584 票(4.0%)を獲得し、2議席を得た。
ただ前回選挙(6.8%)より2.8%も後退し、5議席を失った。
僅差で野党SNPが第一党となり、連立与党が今後画策されるが、緑の党も
与党連立政権に入る見通し。
スコットランド緑の党共同代表のロビン・ハーパー氏も当選を果たした。

他方でスコットランドの地方議会では緑の党はトータルで8議席(いずれも
市町村議会)を獲得、スコットランド中心都市のグラスゴー市議会にも
初議席を獲得、24歳の緑の党の市議が誕生した。

【参考】
http://news.bbc.co.uk/1/shared/vote2007/scottish_parliment/html/scoreboard_99999.stm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/scotland/glasgow_and_west/6624603.stm

他方でイングランドの地方議会では、ノーリッジ南選挙区の31%を筆頭に、
緑の党は全国で46議席(現職26、新人20)を獲得、前回の統一選よりも
10%得票増となった。
今回緑の党の最大の地盤選挙区であるブライトン・アンド・ホーヴ市議会では、
現有の6議席に加え、新たに6議席を増やし12議席となった。
また同じくノーリッジ市議会でも緑の党は1議席を加え10議席となった。

【関連記事】
http://www.greenparty.org.uk/news/2991
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/6621871.stm


■ドイツ・ブレーメン州議選で緑の党が躍進
(5月13日記事)

5月12日に行なわれたブレーメン州議会(市民議会)議員選挙
(任期4年、定数100)で、連立与党のドイツ社会民主党(SPD)
およびキリスト教民主同盟(CDU)が議席を後退させたのに対し、
野党である緑の党や自由民主党(FDP)、左翼連合などはいずれも
議席を増やし、既成与党に対する市民の不満が反映される結果と
なった。

SPDは前回選挙時の42.3%から36.8%へと後退、また
メルケル党首のCDUは前回時29.8%から今回は25.7%へと
後退した。
これに対して、左翼連合は1.7%から8.6%へと大きく躍進した他、
緑の党は州議レベルでは過去最高の16.4%という高得票率を得て
州議会に14議席を獲得した(前回時より3.6%UP)。
この他FDPは6.0%、極右政党のドイツ国民連合(DVU)は
2.7%といずれも得票率は前回時よりUP。
投票率は58.2%と低かった。

今後第一党のSPDは、緑の党もしくはCDUと州議会で連立を組む
見通しで、左翼連合との連立を拒絶している。


【選挙結果】
http://www.spiegel.de/politik/deutschland/0,1518,482235,00.html
【講評】
http://www.eux.tv/article.aspx?articleId=8092


■ベルギー緑の党、国会議員総選挙で躍進
(6月10日記事)

まず6月10日に行なわれたベルギー国会議員総選挙(下院、上院)では、
緑の党は大健闘し、ワロン圏の緑の党であるエコロが5.1%(340.378票)を得票、
4議席増やして8議席を獲得、他方でフラマン語圏の緑の党であるグレーンが
4%を得票し、4議席を復活、トータルで国会下院に12議席(8議席増)を得た。

さらに上院でもエコロは5.8%(2議席/385.466票)を得票、
グレーンは3.6%(1議席/241.151票)を得票し、トータルで3議席を獲得した。

全体の投票率は91%であった。


■フランス緑の党、下院総選挙で躍進
(6月10日記事)

同日に行なわれたフランス下院議員総選挙で、緑の党は4月の大統領選挙の
際の得票(1.57%)のほぼ倍の得票(3.25%)を得た。
とくに地域選挙区では、元大統領候補兼党首であったノエル・マメール氏が
39.82%を得票して個人得票率で全国候補者中1位に立った。
さらにイブ・クシェ氏が35.79%、マルティーヌ・ビヤード氏が37.1%、
フランソワ・ルジー氏が34.99%と、それぞれ第1次投票で与党国民連合
(UMP)の候補者を凌ぐか、迫る勢いを見せた。
緑の党の書記長のセシル・デュフロ氏は「緑の党はまだ死んではいない」
と語った。


■世界の緑の党の国会議員数(2007年7月1日現在)


世界の「緑の党」の国会議員の数がカウントされましたので、転送します。

ヨーロッパ全体 250名
欧州議会 42名
閣僚数 9名(チェコ4名、フィンランド2名、アイルランド1名、イタリア1名、
ラトビア1名)

オセアニア全体 10名(オーストラリア4名、ニュージーランド6名) 
南米全体 37名(メキシコ23名、ブラジル14名)
北米・アジア 0名
アフリカ 不明

出典は以下のとおりです。

-----------------------------------------------------------------------------

EUROPE

Members of National Parliaments (all of Europe) - 250
http://www.europeangreens.org/cms/default/rubrik/9/9930.members_of_the_parliamen\
ts.htm

Members of European Parliament (all of Europe) - 42
http://www.greens-efa.org/cms/default/rubrik/6/6552-Titel_extraAll@en.htm

Green National Ministers (all of Europe) - 9
http://www.europeangreens.org/cms/default/rubrik/11/11253.green_ministers.htm


ASIA-PACIFIC

Members of National Parliaments (Australia, New Zealand) - 10
http://www.greens.org.au/parliament (4)
http://www.greens.org.nz/people/mps.htm (6)


AMERICAS

Members of National Parliaments (Brazil, Mexico) - 37
http://www.pvem.org.mx/web/index.php?option=com_content&task=view&id=143 (6)
http://www.pvem.org.mx/web/index.php?option=com_content&task=view&id=144
(17)
http://www2.pv.org.br/dirigentes.kmf (14)


■スイス連邦議会総選挙で、緑の党が躍進
(2007年10月21日記事)

10月21日に行われたスイス連邦議会下院(国会、定数200)総選挙で、
緑の党(Green Party/Les Verts)は、過去最高の9.6%の得票を
得て(前回より2.2%UP)、20議席(前回より7議席UP)を獲得し,
5大政党の地位を確保した。
さらに緑の党は連邦議会上院(定数46)にも新たに1議席を獲得。

温暖化による相次ぐ洪水と冬の雪不足によるスキー観光客減が
政治的テーマとして表面化したことが理由であるとメディア筋は分析して
いる。また緑の党は移民の排除を求める与党国民党の政策やアピールに
真っ向から反対し批判したことで、移民やリベラルな有権者層の票を吸収した。

さらに緑の党とは別に新しく結成された「緑の自由党(Green Liberal Party)」
も1.4%を獲得、国会に3議席を得た。
この両党を合わせると今回のスイス国会内の緑の勢力は11%(+3.6%)で
23議席(+10議席)となった。

なおスイスでは上位4大政党による連立政権が維持継続されているため、
緑の党は今回も野党にとどまる見通し。

【参考】
http://www.letemps.ch/dossiers/2007electionsfederales/atsmultimedia/nw_ch/html_php/index_fr.html

【他政党の獲得率は以下のとおり】

スイス国民党(29%/62議席)、
スイス社会民主党(19.5%/43議席)、
スイス自由民主党(15.6%/31議席)、
キリスト教民主人民党(14.6%/31議席)、
スイス自由党(1.8%/4議席)、
プロテスタント人民党(2.4%/2議席)、
連邦民主同盟(1.3%/1議席)、
労働党(0.7%/1議席)、
ティチーノ同盟(0.5%/1議席)、
キリスト教社会党(0.4%/1議席)


■韓国で緑の党結党に向けての団体が発足
(2007年10月20日 記事)

韓国では2008年4月の国会議員選挙に向けて候補者を擁立するため、
韓国のグリーンズである「緑の政治連帯」(Korea Greens)が、10月20日に
別団体として「韓国緑の党 創党準備委員会」を正式に立ち上げた。

緑の政治連帯ではこれまでも韓国の緑の党の結党を模索し、市民団体や
NGO団体などと議論を重ねていたが、推進派と慎重派に議論が二分し、
今回は推進派メンバーが中心となって準備委員会を立ち上げたとみられる。

10月20日の同委員会の宣言文は以下のとおり。


【参考】韓国緑の党 創党委員会 設立宣言

ここに生命の光があります. 緑の道が開かれます.
2007年10月20日、新しい空、新しい大地を開く神の夜明けの黎明のように、
生命と平和の未来が開かれます。
地球儀の東端、韓半島の南側で緑の世の中の夢が, 体制転換の理想が現実になります.

今日、大韓民国は豊饒の中の貧困を体験しています. 急成長する近代化の慣性から
脱することができないまま、 ‘スピードと競争’ の災禍から脱け出すことができません.
新自由主義の固定した市場論理は、富裕な者をもっと富裕に、貧しい者をもっと貧しく
しています. 開発という名目で生態系を踏みにじり, 皆が享受しなければならない
社会的福利を不正と腐敗の泥沼の中に落とす建設族のための王国になりました.

それにもかかわらず、政治を行なう人々は相変らずより多くの経済的利益だけが
答えだと言います. いいえ. 緑の党は経済成長の神話から脱して ‘生命と平和’を
価値の中心に据え、私たちの生命と社会を再構成しなければならないと信じます


第一, 社会的, エコロジー上の弱者および少数者たちの味方になります. 彼らの生命圏,
生活圏を保護して代弁するだけでなく, 自ら主体となるように支援します.

第二, 気候難民が続出する地球温暖化の災禍を阻むために、社会経済体制の転換を
はかります. 市場万能主義の代わりに社会的・エコロジー型経済, 石油経済によらない
水と大地の経済への転換を模索します.

第三, 人々の身体と心, 精神を元気に活かします. 豊かで元気な生、 新しい次元の幸福を
広げて見せます.

第四, エコロジーへの知恵, 社会正義, 参加民主主義, 非暴力, 持続可能性, 多様性の尊重.
韓国の緑の党は、グローバル・グリーンズの6大原則を尊重し、グローバルな草の根の連帯
とともに、新自由主義世界に対するオルタナティブを作って行きます.

緑の政治は開発政治ではない暮らしのための政治. モンゴル騎兵によるスピード競争ではなく
スローな政治. 歴史と民族, 国家の発展に力を入れた政治ではなく, 生命の弱さや痛み、
響き合いを大切にする小さな政治を志向します. 国旗を掲揚し指導するトップダウンの政治
ではなく,多元的な意思疎通ができる政治を作ります. 社会的弱者と少数者, 私たちがこれま
で描いて来た生命とともに ‘共生の森’をつくります。

緑の党の種子が伸びて、厚い氷場を破るように、二葉二枚がポンと音を出しながら芽生え
育ちます.
暮らしを大切にする政治へ、皆さんの参加と支持を賛同とお願い致します.


2007年 10月 20日

韓国緑の党 創党準備委員会 一同


【参考】
緑の党 創党準備委員会(緑の政党をつくる人々のページ)
www.koreagreens.org
緑の政治連帯
www.greens.or.kr


■オーストラリア総選挙で、緑の党がまた躍進
(2007年11月27日記事)

土曜日24日に開催されたオーストラリア連邦議会総選挙(連邦下院・上院の両方)は、
下院総選挙の結果が野党労働党の圧勝に終わり、長らく続いた「親米」保守政権の
ハワード政権が幕を閉じました。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/105708/

日本政府としては「親中派」のラッド氏率いる労働党が政権与党したことから、
中国びいきで日本は無視されるかと早くも警戒気味ですが、非暴力平和と環境保護を
前面に打ち出すグリーンズの立場からは、より自前の政策が行使しやすい環境になっ
たといえそうで、私としては大変歓迎すべき状況です。

で、肝心のグリーンズですが、連邦下院選挙はすべて完全小選挙区制で、さすがに
1議席も獲得できなかったものの、地盤のタスマニアを初め、シドニー、メルボルン、
リッチモンドなどの大都市で20%以上を得票するなど、各地で記録的な高得票を集
めた模様。全体でも連邦下院議員選挙全体で141,393票、7.44%を獲得し、2大政党に
次ぐ全国第3党の地位を維持しました。

代わってオーストラリア緑の党が今回特に力を入れた連邦上院議員選挙(3年ごとに
半数改選)は、タスマニア州で党首のボブ・ブラウン氏が17.74%(47,794票)を獲得し、
堂々3位の当選確実を決めた。他方サウス・ウエールズ州でも緑の党は52,682票
(6.41%)を獲得、第1候補の サラ・ハンソン・ヤング氏が当選。西オーストラリア州
で緑の党は84,657票(9.22%)を獲得し、第1候補のスコット・ルーダム氏が当選。
会議員)当選者は、前回6年前の2議席から3議席にアップ、上院全体で非改選議席を
入れると5議席にアップとなります。
ちなみに現職で前回は20代で初当選したNSW州のケリー・ネトル女史は落選した。

なお、オーストラリアの連邦上院は、preference voting という特殊な投票形式を採用
しており、最終結果が出るまでに1週間から10日はかかるのが通常。

<参考>

単記委譲式投票制度
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E8%A8%98%E7%A7%BB%E8%AD%B2%E5%BC%8F%E6%8A%95%E7%A5%A8
オーストラリアの選挙制度
http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/jimusyo/112SYD/INDEX.HTM#2

なお、今回の選挙全体の投票率は75%程度であった。


■ドイツ緑の党大会が閉幕
(2007年11月26日記事)

オーストラリア総選挙とほぼ並行して11月23日〜25日の3日間にわたり、
ドイツ南部のニュルンベルクで開催されていた、ドイツ緑の党大会が
幕を閉じた。党大会には全国各地から1000名規模の党員や関係者が終結した模様。

今回の緑の党大会のメインテーマはズバリ「社会保障」政策。赤−緑連立政権時に
作られた新失業保険制度「ハルツ!)」を継承する立場から脱し、緑の党は政権批判
野党として、何ら抜本的対策を出せていない政権右派とも、左派(Linke)とも異なる
独自の社会保障政策を提案していく方針が党首脳部によって明示された。
http://www.gruene.de/cms/partei/dokbin/207/207470.aufbruch_zu_neuer_gerechtigkeit.pdf

党大会では、新綱領でも言及されている国民全員に一律の基本所得保障を与える
「ベーシック・インカム」(Grundeinkommen)制度の導入を根強く支持する層が
党執行部案に異論を提案し、今回の党大会の場でも激しい論争が展開された。
しかし投票により、緑の党は早急な社会保障制度の体制転換を求めず、ハルツ!)の
システムを改善し、失業者や青少年、移民やマイノリティなど、早急に保障を必要
としている人々を救済するための「基礎保障制度」(Grundsicherung)の充実を
図るという趣旨の、党執行部による提案が採択されるに至った。
http://www.gruene.de/cms/themen/dok/207/207448.beschluss_zur_sozialen_sicherung_gefasst.htm
http://www.gruene.de/cms/themen/dok/207/207446.gruene_debattieren_ueber_soziale_sicheru.htm

その他、気候変動対策についても、ドイツでも現政権与党によっては抜本的な対策が
進まない、今後の国内の「ポスト京都」政策を緑の党が先導して進めていく必要が
あるとの旨の提案が可決された。
http://www.gruene.de/cms/themen/dok/207/207440.gruene_einigen_sich_auf_klimapolitische.htm

緑の党青年部(Gruene Jugend)は、重要なテーマとして、ネット上のデータ保護
(個人情報管理)対策の必要性を取り上げ、アピールした。

また日記でも以前紹介させていただいた、党の新しいロゴマークについては、
今回の党大会の投票において圧倒多数で決定がなされた。ロゴについては来年3月から、
今のロゴマークに代わり正式に導入される予定。
http://www.gruene.de/cms/themen/dok/207/207458.neues_logo_fuer_buendnis_90die_gruenen.htm

なお、党大会での重要なスピーチは以下の中継ビデオで閲覧可能。
http://www.bdk-interaktiv.de/

【参考記事】
http://www.sueddeutsche.de/deutschland/artikel/988/144660/
http://www.sueddeutsche.de/deutschland/artikel/15/144686/


■イングリッド・ベタンクール氏の最新映像が公開される
(12月1日記事)

今年に入り話題になっていたチャベス・ベネズエラ大統領の仲介
によるFARC(コロンビア革命軍)に囚われの人質解放工作
は、ご周知のとおり、ここ最近のチャベス氏とウリベ・コロンビア
大統領との軋轢や舌戦をめぐって、中断を余儀なくされた恰好に
なりました。

【関連記事】

チャベス大統領による解放交渉中断 コロンビア(11月23日)
http://www.asahi.com/international/update/1123/TKY200711230160.html
チャベス大統領、コロンビアとの関係を凍結=人質解放仲介の打ち切り受け(11月26日)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-AFP015288.html
「チャベス大統領はFARC政権を望んでいる」、コロンビア大統領が反撃(11月28日)
http://www.afpbb.com/article/politics/2317344/2396434
チャベス大統領、「ウリベ大統領の在任中はコロンビアとの外交関係はない」(11月29日)
http://www.afpbb.com/article/politics/2318474/2407142

で、FARCの人質となっている渦中のイングリッド・ベタンクールさんですが、
12月1日の最新情報記事です。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2319341/2412951

↓以下はベタンクールさんの最新公開画像です。
(時事通信社公開)
http://www.jiji.com/jc/p?id=20071130211139-5736597


■グローバル・グリーンズ、COP13にて共同声明を公表
(2007年12月6日記事)

グローバル・グリーンズのメンバーの一部が、COP13会合でバリに
集結し、開会後の6日に早々宣言文(共同声明文)を出しました。 

【参考】グローバル・グリーンズ www.globalgreens.info 

訳文は以下のとおり:
http://lp.jiyu.net/bali.htm

英語原文はこちら: 
http://www.gp.org/press/pr_2007_12_05a.shtml 



■ノーベル平和賞のマータイさん、ケニア議会選で落選
(12月29日記事)

【ナイロビ=角谷志保美】
ケニアの地元テレビは28日、ノーベル平和賞
受賞者の女性環境活動家、ワンガリ・マータイ氏(67)が、27日投票の
議会選(改選議席210)で落選した、と報じた。
同氏は、2002年の前回選挙で初当選。05年まで副環境相を務めた。
04年には、長年にわたる植林活動などを評価され、同賞を受賞した。し
かし、高まる世界的知名度とは裏腹に、「地域のために何もしてくれない」と
地元の支持が揺らいでいた。
【以上 読売新聞の引用から】

マータイ氏は前回同様、Tetu 選挙区から出馬しましたが、 
結果は以下のとおり15%得票で3位に終わった模様。 
http://www.communication.go.ke/elections/constituency.asp?ID=83 

マータイ氏は今回、連立しているキバキ政権与党であるPNU(国民統一党)
の公認を受けられず、自ら創設した小政党「Mazingira Green Party」
(緑の環境党)の候補者として立候補しました。 

詳細はこちらのロイター発記事のほうに詳しく出ています。 
http://africa.reuters.com/elections/kenya/top/news/usnL28331516.html 

なお国民議会(国会)議員選挙全体では野党であるONG(オレンジ民主運動)
が多数を占め、キバキ現政権与党のPNUを大きくリードしている模様。
大統領もONGのリーダーであるラリア・オディンガ氏が優勢の模様だったが
年末に僅差で現職のキバキ氏が勝利したと報道が出た。 

【参考】マジンギラ緑の党(ケニア緑の環境党) 
http://en.wikipedia.org/wiki/Mazingira_Green_Party_of_Kenya


■台湾緑の党、総選挙に向けて候補者14名を擁立
(2007年12月記事)

創党10周年を迎えた台湾緑の党では、来年1月12日に投票が行われる立法委員
(国会議員に相当)総選挙で、初めて設けられた全国比例区に4名、小選挙区
に10名の候補者を擁立した。
台湾緑の党は、10名の若手中堅候補を大都市区域を初めとする各選挙区に立て
「第7政党」として、社会運動連盟の「人民火大行動連盟」(RCAN)と
選挙戦タッグを組み、二大与党に対抗してキャンペーンを張っている。 

台湾緑の党のポスター
http://lp.jiyu.net/taiwan_greens_poster.jpg 

台湾緑の党の選挙用ブログ 
http://gptaiwan.blogspot.com/2007/11/blog-post.html 

人民火大行動連盟 
http://www.nobnog.org.tw/



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第31号 Vol.31

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