北欧音楽プレス[32号]
発行日:12/4
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■□ 北欧音楽プレス □■ http://www.harmony-fields.com
------------------------------------------- 2004/12/04(33号)-------
こんにちは。ハーモニーフィールズの岡です。
もう20日ほど経ちましたが、「ヤァラルホーン」、
予想以上の素晴らしいコンサートでした。
その証として、お客様からの“物凄い反響の大きさ”にもビックリして
おります。皆様ありがとうございました。
さて、今回は、そのヤァラルホーンへのインタビューをお届けしますが、
その前に、トリアケル からです。
□■ メニュー□■
【1】トリアケル! トリアケル!トリアケル!
【2】ヤァラルホーンのライブレビュー
【3】ヤァラルホーン・インタビュー
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【1】トリアケル! トリアケル!トリアケル!
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いよいよ再来週より、『トリアケル』の初来日公演が始まります。
エンマの2度目の来日となりますが、ガルマルナとは全く違った
エンマに出会えます。
また、注目は、フィドルの「シェル−エリク・エリクソン」
とオルガン「ヤンネ・ストレムステット」の
“ホーヴェン・ドローヴェン Hoven Droven”の現・元メンバー初来日です。
ロック色濃い変態気味なトラッドを演奏するホーヴェン・ドローヴェンは、
日本でも隠れた人気があるようです。
ちなみに、つい最近5枚目となるアルバム「TURBO」を発売。
未聴ですが、その前作「HIPPA」がトラッド回帰な作品だったことから、
どんなアルバムなのか聴くのが楽しみです。
個人的には、オルガンのヤンネの参加した3枚目「MORE HAPPY MOMENTS
WITH HOVEN DROVEN」が好きで、中でもラーナリムの看板ツインボーカル・
ウリカとソフィアが歌い上げるナンバー(ottje pelle)は、
ヘヴィとポップが同居するエスノなサウンドでかっこいい。
▼Hoven Droven
http://www.hovendroven.com/
脱線してしまいましたが、そんな3人が純粋なルーツミュージック
を演奏します。オルガン、フィドル、エンマの歌。
どんなライブになるのか楽しみです。
この12月にこの上なくピッタリなトリアケル・サウンド。
是非、お見逃しなく。
日程は、
■12/17(金) 吹田 メイシアター (ゲスト:Asa Festoon )
Open 18:30 /Start 19:00
前売 2,500円/当日2,800円 全席自由
■12/19(日) 名古屋 TOKUZO
Open 18:00/Start 19:00
前売 4,000円/当日 4,500円(オーダー別)
整理番号付(自由席)
■12/20(月) 東京 南青山マンダラ
Open 18:30/Start 19:30
前売/当日5,000円(1ドリンク込)
整理番号付(自由席)
▼詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.harmony-fields.com/concert_nor/nor_concert.html
そして、大阪では、トリアケルのワークショップも開催します。
歌のエンマとフィドルのシェルがそれぞれ行います。
●ボーカル エンマ・ヘルデリン
ボーカルのエンマ・ヘルデリンによるワークショップ。
北欧独特の発声方法や、歌い方などのグループワークショップ
歌が好きな方なら誰でも参加OKです。
・日時:12/18(土) 14:00〜17:00
・限定:20名
・会場:BAB プランイングバブ TEL 06-6543-0210
http://www.bwb.ne.jp
大阪市西区立売堀2-1-11 ビジネスゾーン本町西BF
(地下鉄 四ツ橋・中央線 本町駅23号出口から徒歩約7分
地下鉄 長堀鶴見緑地線 西大橋1号出口から徒歩約5分
・料金:当日のご清算になります。
★一般
3500円
★11/17メイシアター公演チケットお持ちの方
2500円
★見学
500円
・お申し込み:
定員になりましたら締め切らせて頂きます。
HarmonyFields 072-774-8838 ※当日ご清算
info@harmony-fields.com
●バイオリン(フィドル) 他
シェル−エリク・エリクソン
ヨーロッパでは盛んに行なわれている楽器音楽のワークショップ。
“レッスン”ではなく、ポイント受けながら、セッション感覚で
楽しく、音楽を体と耳でキャッチするものです。楽器は弦楽器を
中心にどの楽器でもOKです。スウェーデン独特のポルスカなど
のリズムを体でつかんでください。
・日時:12/18(土) 14:00〜17:00
・限定:30名
・会場:フィドル倶楽部 TEL 06-6536-7315
http://homepage3.nifty.com/fiddle-club/
大阪市西区南堀江 1-1-12 浅尾ビル 3F
・料金:当日のご清算になります。
★一般
3500円
★11/17メイシアター公演チケットお持ちの方
2500円
★見学
500円
・お申し込み:
定員になりましたら締め切らせて頂きます。
HarmonyFields 072-774-8838 ※当日ご清算
info@harmony-fields.com
それから、先月、リリースした「北緯63度からの歌」もヨロシクお願いします。
▼トリアケルの詳細はこちら
http://www.harmony-fields.com/artist/triakel/triakel.html
エンマの甘く切ない歌声が、北欧の美しい景色と心地よい風を
思い出させてくれました。聞き慣れないスウェーデン語の響きも、
きっと新鮮に心に届くと思います。(川上麻衣子)
ここからは、ヤァラルホーンです。
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【2】 ヤァラルホーンのライブレビュー
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●プログレ系専門サイト「POSEIDON」のサイトに掲載されてます。
ライブ写真も。
http://www.musicterm.jp/poseidon/index.html
・クリックして、「Live Reports」のコーナーからみれます。
●雑誌「ラティーナ」12月末発売号に掲載予定です。
(レビューは、白石和良さん)
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【3】ヤァラルホーン・インタビュー
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ノルディックノーツの浜島さんによるインタビューです。
長いですが、興味深い話が読めます。
◆◆◆ヤァラルホーンへのインタビュー〜謎多き彼等の実態に迫る
(2004.11.15-17)◆◆◆
―ヤァラルホーンのユニークな編成はどのようにして生まれたの?
結成はいつ、どこで?
(イェニー[以降J])それはパーティーでの出来事でした。様々な楽器を駆使し
てセッションを行ったのです。その時このユニークな編成に可能性を感じまし
た。結成は94年、私とマルティンの出身地ヴァーサ‘Vasa’です。
―ヴァーサはどんなところ?
(J)この地はバルト海沿いにあり、スウェーデン文化がひじょうに色濃く残っ
ています。普段使われている言葉もスウェーデン語です。私もこの地でスウェ
ーデン語を話し、他の地方ではフィンランド語を使います。
―結成当時ディジェリドゥを吹いていたのはイェコブ・フランケンフューセル
‘Jacob Frankenheuser’でしたが。
(J)そうです。イェコブに代わって加入したのがトミーです。
共にフィンランド人でスウェーデン語を話し、ディジェリドゥを吹く奏者が
偶然にも2人いたのです。
―貴方(トミー)はどのようにしてディジェリドゥを習得したのですか?
また駆使しているそれはオリジナル・タイプですね。
(トミー)俺はオーストラリアに6年住んでいた事があるんだ。習得したのは
その時だよ。このスライドするディジェリドゥ“スライデリドゥ”は現地で
見た事がよ。この楽器は通常ユーカリの木から作られる。
しかし俺が駆使しているものはグラスファイバーで出来ている。もともとこの
アイディアはプロデューサー兼エンジニアのマルティンによるものなんだ。
フォークのアンサンブル内ではユーカリ製のものだとキーが合わない。
更にスライドさせ、キーを変化させる事が可能になったんだ。ディジェ
リドゥはムーラハルパやハーディ・ガーディ等のドローン音の代わりになり、
この上に他の楽器の音色が乗るんだ。
―貴方(アードリアン)は97年リリースの1stアルバム『海の女神の叫び声』に
ゲストとして参加されていましたね。スウェーデン人の貴方がフィンランドの
グループにどのような経緯で参加されたのですか?
(アードリアン[以降A])クリストファル・エーマン‘Christopher Ohman’から
紹介されたんだ。
―後にクリストファルに代わってグループに加入しますが、フィンランドや
ノルウェー、アイスランドのメディバル・バラッド、賛美歌等を中心に取り
上げているヤァラルホーンに溶け込む事は容易でしたか?
またヴィオラとマンドーラは誰の教えを受けてきましたか?
(A)僕はアレンジする事がとても好きだからスムーズに溶け込めたよ。
例えばイェニーが見つけて来た美しいテキストやポエムにハーモニーのアイデ
ィアを提供したりする。ヤァラルホーンのサウンドを雰囲気のあるものにした
いんだ。ヴィオラはミカエル・マリーン(ヴェーセン)からの教えが大半だよ。
マンドーラはクリストファルがグループを脱退する時に僕が引き継がなければ
ならなかった。ヤァラルホーンには重要な楽器だよ。ヴィオラとチューニング
が似ているので95%は独自で習得したんだ。
あとはアレ・メッレルのワークショップを受けたりもした。昨年ホーブラで受
けたそれにはイェンス・エンゲルブレクト(ラーナリム)も来ていたよ。
―2ndアルバム『愛と情熱の神』は貴方達の傑作と呼ばれていますが。
(マルティン[以降M])あれはイェニーと僕、そしてメンバー全員の合作だ。
この作品を最高傑作という人は多いよ。99年僕とイェニーは恋に落ちた。
この作品には愛が満ち溢れているよ。
―貴方(マルティン)とヤァラルホーンはどのようにして出会ったのですか?
(M)イェニーは子供の頃から知っていたよ。彼等からグループのレコーディン
グの話を聞いた時、僕のスタジオを提供した事が大きなきっかけとなったよ。
今ではグループの専属プロデューサー兼エンジニアとして一緒にツアーしてい
るんだ。
―『愛と情熱の神』の1曲目“春の神”はルーノーソング(カレリアのナショナ
ル・ポエム)ですね? レコーディングも凝っていますね。
ルーノーソングの特徴を教えて下さい。
(J)ルーノーソングはスピリチュアル、リチュアル、ネイチャー等をテーマに
歌われています。複数のハーモニーを持って歌われる事が多く、2つのそれが
上下に離れ、センターに戻るといった具合に進行します。“春の神”(※1)は
私の声の5トラックから構成されています。またラストに収録されている
“イルカの叫び”(※2)もオリジナルですが、ルーノーソングの気持ちで歌って
います。
(※1)エンジニアのマルティンはライヴ会場に入ると、まずこの曲の別ヴァー
ジョンを流し、会場の音響をチェックしていた。
(※2)イェニーはイルカの生態にも興味があり、オフには富戸へ出向き、日本
のイルカと会っています。
―3rdアルバム『グリム城』レコーディング後にパーカッションのサラ・プッ
ルユーラが脱退しましたね。
(J)彼女はシベリウス・アカデミーにて、民族音楽におけるパーカッショニス
トとしての講師になりました。
―新たに加入した貴方(ペッテル)のパーカッション・セットはひじょうにユニ
ークですね。またどのようにしてヤァラルホーンに加入したのですか?
(ペッテル[以降P])俺のセットは2人からの影響が組み合わさっているよ。
ひとりがアンドレー・フェラリ(カルテット時のヴェーセン)、ひとりがテリエ
・イースングセット(グルーパ)だ。スネアの位置にタンバリンをセットし、
ハイハットの要領で複数のゴート(羊)・ベルを“シャン”と鳴らす(よく見る
と数個の鍵もぶら下がっている)。
ただ叩き方はオリジナルさ。右手で竹製のスティックを持ち、左手は素手、も
しくは指だけを使う。他にもチベットのベルや鐘でメディテイショナルな音を
加えるんだ。ヤァラルホーンへはアードリアンの紹介で加入する事となった。
彼とはストックホルムの王立音楽院で知り合っているんだ。
(M)ペッテルが加入してから、演奏の最中によくハプニングが起こるようにな
ったよ。即興から曲が進化するんだ。
(P)これまでにヤァラルホーンに加入したパーカッショニストはすべてタイプ
が異なるよ。初代のダーヴィッドはビートを常にキープする奏者だった。
こういったタイプは他の楽器がそれをフォローしなければならなくなる。
続くサラのプレイはひじょうに柔らかくスムーズにビートを刻む。
それがトラッドにフィットしていたよ。俺は100%ヤァラルホーンのサウンド
に合わせたい。トラッドの演奏にはない新しい手法を開発していきたいんだ。
―ペッテルが加入してスウェディッシュが2人になりましたね。他のスウェー
デンのアルバムを聴くとポルスカ(スウェーデンを代表する踊りのスタイル)、
ポルスカ、またポルスカといったケースが多いのですが、今後のヤァラルホー
ンはどのように変化しそう?
(A)これからはスウェーデンの曲が少し増えるだろうね。
(J)私も15年前、ダーラナ地方マールンにあるマールン民族音楽学校にて、
カッレ・アルムレーフからフィドルを、マリア・レイヨスから歌を習った事が
あります。その時エンマ・ヘルデリン(ガルマルナ、トリアケル)が一緒にいま
した。
◆◆◆プロデューサーのマルティンから重大発表◆◆◆
すべての公演を終えた翌日、一足先にフィンランドへ戻ったディジェリドゥ
奏者のトミー。その後のミーティングで、プロデューサーのマルティンから
重大発表がありました。
(M)このジャパン・ツアーはトミーのラスト・ツアーだったんだ。
―え〜〜っ。そうだったんですね(東京公演の最後、ステージ上でイェニーと
トミーが抱き合っていたのを思い出した)。トミーのディジェリドゥに代わる
奏者はまず北欧にいないのでは?
(M)もはや彼の巨大なバス・フルートしかないよ。イェーラン・モンソン
(ラウン)だ。既にイェーランとも話がついているよ。
―ラウンはヤァラルホーンと同じくヨーロッパにて成功しているグループです
よね。イェーランはその両立が困難なのでは?
(M)おそらく不可能だろう。イェーランはそのぐらいの覚悟を持って
ヤァラルホーンを選んだと思うよ。
ヤァラルホーンはやはり進化するグループでした。
これ程までにメンバーが替わるノルディック・フォーク・グループはかの
グルーパ以外に思いあたらない。
時期ヤァラルホーンに心から期待したい。そして脱退したトミーは他にもたく
さんのプロジェクトを持っている。クラブ・ミュージックのプロデューサー、
そしてDJでもあるそうだ。トラッドからしばらくは遠ざかる様子だ。
◆◆◆ジャパン・ツアーのセット・リスト◆◆◆
01.Fjallstev (new song, Norway)
02.小さなトゥーラ
03.Systrarna (new song, Finland)
04.巨人のラームンデル
05.Staffan (new song, Finland)
06.[メドレー]王の娘たち
07.ウーロフ氏
08.神への祈り
09.[メドレー]Taklax 1037 (new song, Finland)
10.ヒャドニンガリマ
11.[メドレー]クゥーラ (live version, cow calling)
−アンコール1−
12.船乗りのヴァッレヴァン
13.[メドレー]ディエルとラーゲルマン
−アンコール2[大阪・東京のみ]−
14.ポロネーズ
◆◆◆メンバーのフェイヴァット・チューン◆◆◆
イェニー:船乗りのヴァッレヴァン
アードリアン:小さなトゥーラ
ペッテル:神への祈り
⇒これは意外。彼がこの讃美歌を挙げるとは。
やはり合わせるパーカッショニストだ。
マルティン:Staffan (new song, Finland)
トミー:彼が帰った後の話題だったので聞けませんでした。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
なんと、ディジェリドゥのトミーの東京公演は、
ラストライブでした。オリジナルメンバーは、イェニーだけに。
また、ラウンのイェーランが参加とは。
ラウンは、大好きなグループだったので、ラウン自体が活動停止状態に
なるそうで、残念です。
(特に、1stアルバムはローファイさ満載で最高でした!)
反面、どんな音になるのか楽しみでもあるのですが・・・。
▼「ラウン」については、こちらをご覧下さい。
http://www.harmony-fields.com/artist/raun/raun.html
▼ヤァラルホーン
http://www.harmony-fields.com/artist/gjallarhorn/gjallarhorn.html
今回は、トリアケルとヤァラルホーンの来日情報のみになってしまい
ましたが、もっといろんな北欧トラッドをご紹介しなければと反省。
もっともっと北欧トラッドを広く聴かれるように、
もっとよいメルマガにしなければと、日々考えていますが・・。
どうぞ皆様ヨロシクです。(岡)
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