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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<20億HKドル相当の金塊が香港から逃げ出していた

2019/09/03

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)9月3日(火曜日)弐
          通算第6183号  
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 20億HKドル相当の金塊が香港から逃げ出していた
  香港の経済危機は、富裕層の海外脱出に拍車をかけている
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 香港の反中国抗議行動は四ケ月目に突入した。
 第一に刮目するべきは、すでに逮捕者が900名を超えているというのに、自分の将来を犠牲にしても、香港の自由。というより人間の自由と尊厳のためには就活も人生も擲つことになるかも知れない行為に、香港の若者が疾走していることである。
9月2日から再開された新学期。大学ばかりか、高校の授業ボイコットの呼びかけに12000名が応じた。

 第二に警察隊のガス弾に対抗して、学生らは火炎瓶、また暴力的衝突に関しても、戦闘の技量をあげて、まるでゲリラ戦法のように戦術を格段に向上させていること。往時の全共闘を彷彿させる。ただし火炎瓶は学生を偽装した警官隊の仕業とする説が香港では有力である。

 第三に香港財界を主流とした北京支持派が急速に力を失い、まだ共産党を礼賛し「愛国」を叫ぶジャッキー・チェンらが香港市民からはまったく相手にされず、彼のツィッターへの反論は、香港にみならず世界中から数百万もの反対意見が寄せられて、完全に北京擁護派が浮き上がっているという報道されない事実があげられる。

 第四に繁華街の一つで下町の旺角(モンコック)あたりで、先週まで繰り広げられた中国支持派の愚連隊、マフィアらの抗議集会やデモ隊への襲撃に対抗して、その拠点に、学生らの戦闘部隊が報復戦に挑んだ。マフィアも驚くという事態が生じている。

 第五にしかしながら、意外な得点をあげたのは、じつは習近平なのだ。
北戴河会議で長老達からつるし上げられたが、香港危機を前にして、むしろ習解任とか習失脚ではなく、共産党が一丸となって対応しなければ克服できないという切羽詰まった危機意識が醸成され、なんと習近平が回避してきた中央委員会総会(四中全会)が二年ぶりに十月に開催されることになったことだ。
 習近平のカリスマも指導力も地に落ちたが、香港危機がバネとなって、彼の政治生命を延命させた。これこそ、意外な展開である。つまり中国共産党指導部は香港での抗議集会、デモがかつての東欧を襲った「カラー革命」の再来となる事態を真剣に懼れ始めたのだ。

 まして香港経済の落ち込みが激しく、株式市場は4・8%の下落(2016年の「雨傘革命」時は2・75%だった。以下括弧内同じ)。
上場数は42%の減(37%)。そして新規公開における資金調達は87%の落ち込み(29%)と惨憺たる数字が並びだした。

 すでに過去三ヶ月のあいだに香港から持ち出されたゴールド(金塊、コインを含む)は香港ドルで20億ドルに達している。
 香港の経済危機は、富裕層の海外脱出に拍車をかけている 
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1950回】         
――「浦口は非常に汚い中國人の街だ」――?田(5)
 ?田球一『わが思い出 第一部』(東京書院 昭和23年)

   △
 やがて南京へ。先ず長江河岸の下關に着き、それから対岸の浦口に向かった。
 下關で長江の大きさと共に、「下關は小さな港なのに日本、イギリス、アメリカ等の河用砲艦、さらに驅逐艦、小さな巡洋艦までが數せきもならんでいたこと」に驚き、「各國の軍艦の展覧會みたようなものだが、この各國の軍艦が南京を壓倒しているさまをみて、中國青年が血をわかしたのも無理はない」と中国青年の心情に思いを馳せた後、「この異樣な威嚇感はまつたく不愉快そのものであつた」と苦々しく綴る。

 長江を渡った先の「浦口は非常に汚い中國人の街だ。街ともいえない暗?さを感じさせる」。些か揚げ足を取るようだが、さて「非常に汚い」が形容するのは「中國人」か、それとも「街」なのか。それとも「人」と「街」の双方なのか。
 じつは?田は浦口から汽車で山東省に向かい、その後、満洲を抜けて満州里で蒙古入りしモスクワに向かっているが、長い車中でのことだった。

 ?田の乗った寝台付き客車には「外國人と中國人のブルジョワ的なヨーロッパ化した連中だけが乘るらしい」。?田が入っていくと「五分間もたたないうちに、彼らは荷物をまとめて部屋を出ていつた。どうやら私が日本人だと知つて敬遠したものらしい」。彼らの振る舞いに「日本人への憎惡感と壓迫感を感じ」取った?田は、「こうして中國の?養ある人々が日本人との同席さえも心よく思わないことは私の胸に非常に強い印象をあたえた」と記す。かくして「帝國主義にたいする憎しみは日常の生活にまで、實に實に深刻に表現されることにおどろく」のであった。

  無数のクリークが発達している「ほとんど平たんな田畑」が延々と続くから、「まるで河の中を汽車が走つているような感じだつた」。

  やがて孔子廟のある曲阜駅に。「プラットホームからおよそ三米も離れてたくさんの乞食がずらつと並んだものである」。「この乞食がまた人の顔だかタドンだかわけがわからないほどまつ?に汚れている。顔の所々にはでき物ができていて赤かつたり、紫がかつたりしているのだ。こういう怪物にも等しい連中が老人、婦人、子供ありとあらゆる年ぱいの男女にまじつてつずいているのはまつたく異樣なものだつた」。

 外国人が彼らに小銭を投げ与える。「そうすると乞食の群はまるで戰爭でも始つたように奪い合うのだ。その樣子をおもしろいと思うのか、さわぎがしずまるとまたザァーッとばらまくという風で、まつたく目もあてられない有樣だつた」。

 寝台車の中で「中國人のブルジョワ的なヨーロッパ化した連中」から向けられ「日本人への憎惡感と壓迫感を感じ」たと綴るが、どうやら共産主義者であるはずの?田だが、「こういう怪物にも等しい連中」が「こういう怪物にも等しい」状態に陥らざるを得なくなった社会の矛盾は気にならなかったのか。いや?田の基準からして、「こういう怪物にも等しい連中」はヒトの部類に入らなかったということか。

 ここで?田は「ここのステーションに群がる乞食たち」を「奴れいにもなれない貧窮者」として、彼らを生みだす社会構造を分析する。

 「孔子の生まれたこの地方は早くから發達したところ」だが、「長い長い封建主義の彈壓の下に人口は増えても土地はなく、農民はまつたくひどい零細農になつたものと考えられる」。
彼ら「貧農の中から落伍したものが上海、大連、天津その他の開港場に集まるいわゆるクーリー(苦力)である」。「殊に滿州にはこのクーリーが大々的に輸出され」、奥地でも工場労働者、農夫、鉄道工夫として「働かされ」、さらに「ウラジオから沿海州まで森林勞働者として流れていつている」。
「おどろくべき人間勞働力の輸出」であった。
《QED》
 
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西村眞悟の時事通信  西村眞悟の時事通信  西村眞悟の時事通信 
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文明の衝突、香港のデモ参加者と台湾を守れ
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令和元年の八月後半、ニュースだけではなく昼間のワイドショーでも韓国大統領文在寅の「反日発言」が連日TV画面に映し出されていた。聞いていて、こいつ、頭の回路が狂っていると感じた。
そして、思いだしたのは、明治維新直後に、我が国から天皇名で朝鮮に送られた維新通知の国書への回答を督促すために、朝鮮に赴いた我が外務省員佐田白茅(はくぼう)が、回答を拒否する朝鮮側に呆れ果てながら朝鮮の国情を視察した上で帰国し、明治三年三月に外務卿に提出した建白書だ。
そこには、
「その人、固陋傲岸、これを覚ますも覚めず」
と書かれていた。
これ、今の文在寅と同じだ。

その「覚めない」理由の淵源は、朝鮮が十四世紀末、太祖李成桂が支那の明に隷属して尊明主義を標榜したうえで「朝鮮」という国号を明から与えられて「李氏朝鮮」を建国して以来、五百年近く支那(明、清)の「臣隷」と化していたからだ。それ故、骨の髄まで支那の「皇帝」の「臣隷」となった朝鮮は、明治維新後の我が国が、「天皇」の名で送った国書を見て、その天皇の「皇」の字を我が国が使うのは我が国も支那と同じように朝鮮を「臣隷」としようとしていると思い込むに至ったのだ。
明治維新後の我が国が、このような意図を毛頭もっていないということは、その後の朝鮮との江華島条約第一条で「朝鮮国は自主の邦にして日本国と平等の権を有せり」と記したことからも明らかである。
この我が国の真意を曲解した李氏朝鮮末期の朝鮮人の頭の回路と、こともあろうに、現在の、あの文在寅の頭の回路は同じなのだ。ということは、朝鮮は百五十年以上、狂ったままということか。
 
文在寅は、八月二日に、日本政府が、対韓輸出管理厳格化を閣議決定した際には、「加害者の日本が盗人猛々しく大声をあげるのを決して座視しない」と発言し、八月十五日の日本の敗戦による朝鮮解放を祝う「光復節」における慶祝の辞で次のように述べた。
「私は韓国を誰も揺るがすことのできない国にすることを誓う。しかし、そのような国を実現できていない。(なぜかというと)十分に強くなっていないからだ・・・。」
ここにおいて明らかなことは、文在寅は、日本が対韓輸出管理厳格化に進むことを、日本が再び韓国を「臣隷」化する動きと思い込んでいるということだ。
これ、李氏朝鮮と同じ亡国の頭の回路である。
韓国が経済発展を遂げて「揺るがすことのできない国」に近づいたのは、昭和四十年の日韓条約締結以来の日本からの巨額援助と技術支援のお陰である。
しかも今、韓国を「揺るがしている」のは、大統領の文在寅自身ではないか。
しかるに恩を感じることなく、この日本を「加害者、盗人猛々しい」とは何事か。それこそ「盗人」が「被害者」を「盗人」と叫ぶのと同じである。
 
 とはいえ朝鮮人の妄言に拘わるのは、朝鮮に深入りし、心血を注いでその近代化に勤め、挙げ句の果てに恩を仇で返されるという過ちを二度と繰り返さないために必要ではあるが、文在寅の頭の回路に付き合うのは阿呆らしいので、ここで止めよう。何故なら、文在寅は「変数」に過ぎないからだ。
 李氏朝鮮の背後に支那があったように、文在寅の背景にあるのは中共である。
文在寅は朝鮮の伝統に従って巨大な経済になった中共にのめり込み、反日となり反米に近づいている。従って我々はこの朝鮮という変数ではなく、背後の中共を巡る動向に警戒を怠ってはならない。その上で、今までの我が国の日中友好という対中共姿勢から訣別することが、我が国と東アジアの安泰を確保する道であることを知らねばならない。

 さて、東アジアの大陸沿岸に沿って南から香港、台湾、朝鮮そして日本列島までが、今、顕在化してきた人類の「文明の衝突」のフロントである。その衝突は、中国共産党主席の習近平が公言する中華民族の世界への覇権拡大と、我が国やアメリカ即ちG7諸国の自由と民主主義圏との間で起こっている。それは、現在、香港では反中共デモで顕在化しており、台湾では、来年の総統選挙を控えて確執が静かに激しさを増しつつある。
さらに朝鮮半島では北は中共に寄り添い南も朴槿恵前大統領以来、現在の文在寅大統領に至ってさらに中共に寄りつつある。そして我が日本はというと、政財界およびマスコミ界における長年にわたる中共との接触の中で、彼の巧妙な対日工作活動が効を奏し、現在の安倍政権による日中友好路線に結実し、我が国政府は、中共の投資と公共事業を道具とした侵略戦略である「一帯一路」への理解と、来年の習近平の国賓としての来日へと向かっている。
それ故に、我が国は、南シナ海と東シナ海の南方海域における中共の露骨な軍事的覇権拡大と香港の反中デモと台湾の総統選挙の帰趨についての関心が希薄だ。

 我が国は、公然と、香港のデモを見守り、そのデモを三十年前の天安門事件の時よりも巧妙に、かつ、無情に、徹底的に弾圧し封印しようとする中共の主席を、国賓として我が国に招いてはダメだ。香港のデモ参加者は、「中共の支配下で生きるより死ぬ方がましか」、「死ぬよりも中共の支配下で生きる方がましか」の選択において、「中共の支配下で生きるよりも死ぬ方がまし」を選択した人達である。同じ人間として守らねばならない人びとである。
 台湾においても、人びとはいずれその選択を迫られる。中共の拡大がさらに放置されれば、何れ我が国でも、まず沖縄から、その選択を迫られる。これが、文明の衝突のフロントに位置している厳しい現実である。 
では、この東アジアの中にあって、我が国政府は、日中友好路線であり中共のおぞましい本質を見つめようとしないのは何故か。この日中友好路線を続けるか、ここから脱却するか、
ここに我が国の運命はもちろん東アジアの未来を左右する要因が隠れている。
 結論を先に明示すれば、その今に至る日中友好路線の原因は、我が国の「戦後体制」である。しかしこの「戦後体制」からの脱却は容易ではなく、即ち、抜本塞源、その根本を抜き源を塞がねばならない。

 塞ぐべき源を具体的に言えば、昭和二十年九月二日から同二十七年四月二十七日迄、我が国を軍事占領した連合国軍最高司令部(GHQ)が、我が国で実施したWGIPという日本国民の洗脳と極東国際軍事裁判と言論封鎖(Press Cord、検閲)、そして其れを未来永劫固定化する為に施行した「日本国憲法」だ。
我が国に与えられた天命は、現在の東アジアが、文明の衝突という闘争のフロントになった歴史の巡り合わせの中で、戦後の歴史観(WGIP)と日本国憲法の廃棄という抜本塞源を実現して、アメリカと協働して中華民族の世界制覇のための拡大を阻止することだ。
 さて、WGIP(War Duilt Information Program)とは、「戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付ける宣伝計画」であり「この度の戦争を日本の軍国主義者と日本国民のあいだの戦争という図式にすり替える宣伝計画」である。  
その目的は日本人のエネルギーを自国の軍国主義者と自国の旧秩序の破壊に向け、アメリカの無差別爆撃や原爆投下による悲惨な殺戮は、総て日本の軍国主義者が悪かったからと思い込ませたうえで、未来永劫、日本を武装解除された状態にとどめることにあった。その為に、GHQは、我が国の言論を検閲して封印するなかで、極東国際軍事裁判を実施し、日本国憲法を起草して施行した。
 その検閲事項は三十項目あるが、その冒頭の九項目は、次の通りだ。
(1)SCAP(連合軍最高司令官)への批判、
(2)極東国際軍事裁判批判、
(3)GHQが日本国憲法を起草したことの言及と成立での役割の批判、
(4)検閲制度への批判、
(5)アメリカ合衆国への批判、
(6)ソ連への批判、
(7)英国への批判、
(8)朝鮮人への批判、
(9)中国への批判。
 
 ここで明らかなことは、戦後七十四年も続いている中共と朝鮮の歴史を武器とした我が日本と日本人非難は、総てGHQのWGIPの再現と再利用であるということだ。
これに対して、我が国が、中韓に適切に断固反論できないのは、我が国内においても、このWGIPの洗脳効果が残存することと、さらに加えて検閲項目(8)と(9)が機能しているからだ。
さらに日本国憲法の前文と第九条こそ、WGIPを固定して再生産する最大の根源である。毎年、毎年、義務教育で児童生徒に、日本国憲法前文と九条を教え続けるのだから。
よって、我が国は、一刻も早く、占領下に施行された「日本国憲法」無効宣言の実践と、誇りある歴史観を再興しなければならない。
なお、上記検閲事項の(5)〜(9)のなかで、(8)だけが「朝鮮人への批判」と「人」への批判となっており「国」への批判になっていない。
その理由は戦争中に「日本人」であった朝鮮人には国がなかったからである。では、戦争中に「日本人」であった台湾人は何故、朝鮮人と同じように批判禁止対象に入れられていないのか。
それは、朝鮮人は戦前、戦中には日本人として他のアジア人に威張り散らし、我が国の敗戦と同時に、手の平を返して、日本人ではなく「戦勝国民」としてアメリカ人と仲良く日本人に威張り散らし、占領者のアングロサクソンの伝統的な異民族統治方針である分割統治方式によって、GHQから一時期、日本人に君臨して日本人を統率する特権を与えられたからである。

この時の朝鮮人の我が国の軍や行政組織の物資を独り占めし私物化する行状が漏れて占領行政に支障がでないようにGHQは「朝鮮人に対する批判」を検閲で禁じたのだ。
歴史に学ぶということは、このような民族の行動パターンに学ぶということだ(古田博司筑波大学大学院教授)。

これに対して、台湾の人は戦前も戦中も、敗戦後の戦後も、いつも変わらず同胞であった。台湾の人は日本人が苦しいときも日本人の同胞でいてくれた。だからGHQの検閲に、批判禁止対象に入っていない。
 そもそも台湾の方、例えば、大日本帝国陸軍歩兵中尉の李登輝さんが、何時日本人でなくなったのか? 私には分からない。李登輝さんのお兄さんは、日本軍人としてフィリピンで戦死されている。靖國神社に英霊として祀られているお兄さんに会いに李登輝さんが靖國神社に参拝されたとき、私も同行したことがある。
李登輝先生ご兄弟は、今も共に日本人だった。
この歴史を知れば、我が国は台湾こそ、中共から守らねばならないのだ。台湾は我が国の大切な同胞であるからだ。
                   (にしむら・しんご氏は元衆議院議員)
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1) 今の人類が最も必要とするものは何か?
 マルクスが人類に対して行った重大な犯罪は、ヘーゲルの学問を壊してしまったこと、否、壊しただけでなく、そのヘーゲルの楽音の輝きを盗みとって加工し、人類を騙すという詐欺をおこなって、人類を、はてしない地獄への道へと彷徨い込ませてしまったことです。
 そのマルクスの犯した人類への散財の中で、最も基本的かつ重要な罪は、ヘーゲルが、論理学の歴史を踏まえて創り上げた、画期的な生きた論理学を壊して、前の時代の論理学である死んだ論理学、すなわちあれかこれかの形式論理学に戻して、人類の歩みを後退させてしまったことです。
 ところが当の本人は、唯物弁証法はヘーゲルの弁証法を前進させたものであると思い込んで、いい気になっていたようです。
それが如何に嘘であったかは、その後の歴史が証明しています。事実から出発する唯物論の立場に立つとしながら、実際には、事実を無視して未熟な観念を現実に押しつけて、現実からしっぺ返しを受けて、大勢のマルクスを信奉する人民を飢え死にさせたという、社会主義の輝かしい実績があるからです。
また習近平も、そうした歴史的に実証された誤った社会主義の独裁を性懲りもなく実践しようとして、本来社会主義の主体であるはずの労働者を信用せずに、弾圧の対象として監視する体制を社会主義と嘯いています。これがマルクスの云う唯物弁証法の実態であり、独裁か民主かのあれかこれかの形而上学的でしかない実体なのです。

 しかし、この発想は、習近平に限らず、現在の人類の共通してみられる、今の人類の論理学の現実なのです。
つまり現在の人類には、ヘーゲルの生きた論理学は、残念ながら見あたらないという実態だということです。これは、偏にマルクスの罪であり、マルクスが行ったことは、人類に対する重大な犯罪だったということです。
 このような人類の論理学の現状だから、ほとんどの者が、理念と現実とを統合できず、理念を主張する者は、現実を無視する傾向が強く、現実を主張するものは単視眼的になって、本質的な議論ができにくいという現実となっているのです。
ところが、ヘーゲルは、彼の生きた論理学から、普遍性は現実性である、と理念と現実を統合した見方を示しました。すると、すかさず、マルクスは、これを根本的二元論だ、と批判しました。しかし実際は、あれかこれかの二元論は、マルクスの方で、ヘーゲルはその根本的論理を統合した結果として、普遍性は現実性であると主張したのです。

 先日、「これでいいのか文科省」という討論番組を見ました。
教育の現場で現実と真摯に取り組んでいる人が集まって、鋭い問題提起がされていました。その中で、理念を現実に押しつけて現実を見ようとしないことに対する批判も出されておりました。その一方で、国家像の必要性が指摘されてはいましたが、そもそも「教育は何のためにあるのか?」という本質的な問題に対する正しい解答を出せずに、苦慮しているようにも見えました。
 こうした議論が、結局のところで行き詰ってしまうのは、民主主義と国家主義・全体主義とを、あっれかこれかという形で相容れない対極のものと固定化して捉える、死んだ論理学に囚われているからに他なりません。だから、国家主義的な観方をすることが、民主主義に反するものとして憚られ、自主規制されて、本質的な議論をできなくしてしまっているように思います。

 ヘーゲルは、全体と部分、国家と国民とは、互いに否定的媒介を通じて一体化して捉えることが、まともな学問的なとらえ方である、としています。普遍性は現実性であり現実性は普遍性であるとは、国家は国民であるということであり、国民は国家であるということです。
だから、この普遍性を現実性化するために、教育は存在するのです。つまり、教育とは、その国家の普遍性・歴史性を、その国の子供たちにしっかりと学ばせて、その国の国民として立派に育っていけるようにして、そういう国民に支えられて、その国が国家としてまともに発展していけるようにするためのものです。
 決して、抽象的個人が、人権を盾として、それぞれ自分勝手に自分の好きなことをして生きていけるようにするためのものではありません。日本の国家が戦前に比べて劣化し、日本人もそれにもまして劣化している現実は、そのような教育がずっと行われてきたからに他なりません。

 また、その議論の中で、特に気になったことは、「国語の論理学」なる授業が行われているそうで、そこでは、契約書等を正確に認識できるようにすることが、論理学なのだそうです。
ここでいう論理学とは、まさにAはAであってBでない、という形式論理学そのものであって、今の教育の実態は、それすらもままならないほどに、論理的認識が育っていない現実があることが話されていました。したがって、その必要性に異論はなさそうでした。しかし、本当に人類に必要な論理学、今の子供たちが学ばなければならない論理学は、そんなものであってはならないはずです。
 なぜなら、それでは人類は、まともな発展を創り出すことはできないからです。
本当に学ぶべきは、人類史・人類の学問の発展史における、論理学の発展の歴史を学ぶとともに、かつて人類が到達した最高峰、すなわちヘーゲルが成し遂げた、生きた論理学、つまり運動体の弁証法の論理学の内実を学び、それがマルクスによって破壊された結果として、人類の発展は大きく歪められてしまったこと、その中で、かつての日本は、そのヘーゲルの生きた論理学を自然成長的に実践してきた世界で唯一の国であることを、しっかりと教えるべきです。
(稲村 正治)
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 11月14日、15日に「大嘗祭」を迎える令和日本。その日本人の精神のふるさとは縄文にある。芸術の域に達した土偶文化が花開き、世界に誇る天皇制の原型をかたちづくった縄文時代とは?
 日本文化のルーツを探る旅から見えてくる民族の精神とは。考古学の最新の知見を踏まえて古代日本の実相に迫る雄大な歴史ロマン
<目次> 
プロローグ 縄文土偶の芸術性 
第一章   神武天皇はもちろん実在した
第二章   邪馬台国と卑弥呼
第三章   『古事記』とて「近代の書物」だ
第四章   世界文明のなかの「縄文」
第五章   日本人の精神構造と道徳は縄文時代に確立されていた
エピローグ 大和言葉は縄文語が源流

 ○縄文人は何時どこから日本にやって来たか
○『古事記』の前に聖徳太子によって『天皇記』、『国記』の編纂がなされていた
○大和朝廷にとって女王国の併呑など、取るに足らない事案だった
○『古事記』、『日本書紀』が作り話、政治文書だと言い張っていた人々はいま
○縄文という独自の文明が日本にあったと世界の知の巨人は言い出している
○人類最古のロゼッタストーン、成文法「ハンムラビ法典」。そしてインカ文明と縄文
○飛鳥の石舞台、秋田ストーンサークルは世界の巨石文化、英ストーンヘンジに酷似
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