国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<ギリシア、親中派チプラス政権が崩壊

2019/07/09

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)7月9日(火曜日)
        通巻第6134号  <特大号>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ギリシア、親中派チプラス政権が崩壊。保守が奪回した
  中国BRIの一環「ピレウス港周辺近代化プロジェクト」は暗礁に
****************************************

 ギリシアで7月7日に行われた総選挙の結果は、予想通り保守が圧倒的な支持を受けて勝利し政権を奪回した。
親中派だったチプラス左翼政権は崩壊した。
 
ギリシア国会は定数300。これまで野党だった新民主主義党(ND)は単独過半の158議席を獲得、チプラス率いた極左政党は86議席と「大差」がついた。
 国民の不満はチプラス政権が公約を果たせず、いたずらに緊縮を叫んで国家財産を売却、そのなかにはピレウス港の運用権を30億ドルで中国に売却し、「国家安全保障の根幹である港湾を外国資本に売り飛ばすとは何事か」と批判が強まっていた。

それでもチプラス政権はEUの緊縮財政勧告にしたがって、辛うじて財政危機を脱したものの、かえって失業が増大し、有権者は左翼政党のポピュリズムに失望していた。保守回帰を果たしたギリシアの新政権はND率いるミツォタキスが、7月8日、大統領府で宣誓式に臨み新首相に就任した。

 チプラス前首相は2019年5月にも、中国が突如開催した「文明対話」に参加するため嬉々として北京へ飛んだ。ところがほかのどの国からもVIPは参加しておらず、赤恥をかかされ、ギリシア国民は失望した。

 ピレウス港は中国が管理し始めと、不正インボイス、人間の密輸などが問題視され、欧州議会が警告した。不法入国、密輸、出鱈目なチェック、いかにも中国人がやりそうなことでだが、中国の不法移民がコンテナに潜み、夜中に上陸すると、ギリシアからEU域内へはどこへでも移動の自由の対象となる。

 さてミツォタキス保守政権になると、ピレウス港はどうなるのか?
 中国の国有企業COSCOは新たに17億ドルを投じてクルーズ船ターミナル増設工事の青写真を提示していた。これはピレウス港一帯を一大商業地区として、豪華ホテルも建設するなど、グランドデザインは薔薇色だった。しかし中国の「借金の罠」に陥没した国々の地獄をみてきただけにミツォタキス保守政権の懐疑心は深まるだろう。。

 ギリシアは貧乏とはいえ、歴史を誇りとしている。
 中国の開発計画青写真のなかで、プロジェクトが予定される地区のおよそ半分がギリシアの考古学的遺跡という事実が判明した。

ギリシア考古学会がプロジェクトへの反対声明をだすに及んで中国が進めてきた計画は暗礁に乗り上げた。
 「ギリシアのイリアス神話以来の考古学的遺物、遺跡を破壊する北京のドル外交に屈服して良いのか」というナショナリズムが高まる。
 なにしろ歴史的な神話を誇りとするギリシアは、この点になると意固地になり、財政危機においても、EUとの交渉で粘りに粘った。

 チプラス政権の崩壊は地響きをもって北京に跳ね返り、BRIの次のプロジェクトは、ギリシアでも暗礁に乗り上げたようである。

      ◇◎□◇み◎◇◎▽や◇◎▽◇ざ◇◎▽◇き○□◎▽
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため7月14〜15日は休刊となります  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1922回】                
 ――「支那は日本にとりては『見知らぬ國』なり」――鶴見(16)
  鶴見祐輔『偶像破壊期の支那』(鐵道時報局 大正12年)

        ▽
 停車場の兵士たちを見入っていた鶴見は「一見汗に塗れた此の兵士達の間に、一定の規律のあることを見出した。空腹であるに相違ない此の青年達は、誰も先を爭つて其の食物を焦り求めなかつた」。
彼らは「穩かに受取つて靜かに喰べ出した」。しかも「幾時間かの後、彼等は戰場に赴く」にもかかわらず、である。食べ終わると彼らは「平氣な顔をして」、「呑氣な無關心な顔付」で戦場に向かったのである。

  鶴見が関心を持ったのは北京に在る政府の権力を目指しての軍閥による内戦の帰趨ではなく、「小倉の制服を着て無名の戰場に行く多くの支那の青年の身の上であつた」。

  この時の鶴見の関心を今風に言い換えてみると、たとえば文革を舞台に考えるなら、毛沢東対劉少奇の権力争いではなく、紅衛兵の腕章を腕に「無名の戰場に行く多くの支那の青年の身の上であつた」となろうか。あるいは現在なら習近平一強体制下の行方などではなく、黙々とカネ儲けに邁進する「多くの支那の青年の身の上であつた」かも知れない。

 かく考えると、かの国は「『見知らぬ國』であ」り、「あまり相知つたと自惚れ過ぎた」ことを、改めて痛感する。

 北京の中心に位置する正陽門から中華門通りを歩き、「右手の聳ゆる洋館と、其の前の空地を守護する一隊の米國水兵とを目睹す」れば、「北京に於ける列國の地歩を意識」せざるを得ない。かくて「東洋に於ける歐米列國角逐の縮圖を深き感慨を以て想起する」はずだ。そこに日本が見えて来るわけもない。

  多くの豪壮華麗な「宮殿をめぐつて、北京全市に民家が、すき間もなく立ちならんでゐる」。
正陽門の上に立てば、「?甍、青甍、黛甍、參差として相連なり、はては遠山の翠微に融け込んで居る」。「雄渾な都市と王城とを觀た後で、旅行者は地上に降り立つて、この地に生息する何百萬の北京人の生活と感情とを凝視すべき」だ。なぜなら、「さうすると、一見漫罵に値するやうな、支那人の生活の中に我々日本人の企及しがたき大きさと深さとのあることを感得する」ことができるからだ。

 「北京ホテルの四階の部屋に昇つて、前に面する玻璃窓を押し開いた」。「偉大なる北京の市街が、今脚下に展開してゐるのである」。「北京は返すがえすも美しい都である」。

  だが「其の同じ夜、砲聲が殷々を南の方に聽かれた。張作霖が長辛店で敗戰した夜である」。

  「耳を澄まして聞くと、折々、ドーン、ドーン、と言ふ音が聞える。正しく大砲の音である。今戰爭が始つて居るのである。長辛店の爭奪戰である」。かくて「驢馬も水牛も、自分の腦裏から消えていつた、渾沌たる支那の實相が、まざまざと思ひ浮べられる」。「平和な古城と、滴る如き新緑に對して」、「十數萬の軍隊が、奔馬のやうに荒れ狂つてこの數里の彼方に戰つて居やうとは、どうしても思はれない」。じつは「それは非常に悠長な心持のする戰爭である」。
かくて鶴見は「二十世紀のホテルから、一足飛びに二千年前の三國史のなかに歸つて往つたやうな心持になつた」のであった。

  北京は「東洋に於ける歐米列國角逐の縮圖」という現代そのもの都市でありながら、その一角には「二千年前の三國史」の世界が広がっている。その、なんとも奇妙な姿は「我々日本人の企及しがたき大きさと深さと」を秘めている。やはり「『見知らぬ國』であ」り、「あまり相知つたと自惚れ過ぎた」ということだろう。

 1年ほど北京に住む予定だと語っていた友人のアメリカ人を訪ねる。「半分言わけでもするやうに」、「どうも、北京に根が生えて仕舞つてね」と。「彼は新しい亞米利加と言ふ國に生れた人の癖として、古きものに對する燃えるやうなあくがれを抱いて居た」のだ。
《QED》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆
  読者の声  どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)7月7日(日曜日)通巻第6132号 「米中貿易戦争」の記事ですが、トランプ大統領就任2年経過しましたが、巷間「米国経済は絶好調」などと云われております。
日経新聞などは、読んでおりませんので、数字的なことには無知なのですが、読売新聞あたりで、「米国失業率3.6%!」とかの米国経済が好調を続けている記事を目にしました。
トランプ大統領は就任以来、北朝鮮問題、対中国貿易赤字問題、メキシコ国境移民問題、イラン問題など「政治的テーマ」に集中してきた印象なのですが、どうしてトランプの就任以来、米国は「経済絶好調!」なのですか、トランプのどのような経済政策が好景気の要因なのですか? 
解説していただけませんでしょうか。 
(KI生、尼崎)


(宮崎正弘のコメント)景気がよいのはトランプの経済政策の成功ではなく、主としてFRBが金利政策をうまくやっていることと、依然としてITバブルのおかげでしょう。
 最大の要因はパリ協定離脱、環境規制緩和によるシェールガス開発。これで米国の足枷だったエネルギー輸入が軽減され、ベンチャーキャピタルが流れ込んできたこと。
 そして株高でしょう。これもトランプ政策の結果ではなく、天から降ってきたような幸運であって、株高は強気の消費を伴います。
 日本の金利、郵便貯金でも0・001です。0・01ではなく0・001です。つまり百万円預けて、千円の利息。税引きのあと、800円。新書版も買えない。これですと、カネが高利を求めて流れ出る。アメリカにはドルが環流しています。
 これらが複合的に絡み合ってプラスの方向にぶれた僥倖にトランプは恵まれたということではないでしょうか。



  ♪
(読者の声2)御新刊の『地図にない国を行く』(海竜社)を毎日少しずつ読んで、一週間かかりましたが、日曜日に読み終えました。宮?さんは御年73歳ですか。健脚なのでしょうね。奥地をすいすいと旅行され、羨ましい限りです。
出不精の小生からすれば、海外へでかけることも億劫、国内旅行もあまりしませんので、主としてテレビ番組と紀行文で愉しみながら頭の中で世界の秘境を描いています。せめて日本国内の秘境くらいは踏破したいと思いながら。
   (GF生、茨城)



   ♪
(読者の声3)「北の大地は大丈夫か!」。最近の北海道事情と沖縄の危機について大講演会があります。ふるってのご参加をお待ちします。
 テーマは「捏造されたアイヌ先住民族と琉球先住民族」です。
         記
とき  8月24日(土曜) 午後二時半(1415開場)
ところ 文京シビックセンター 26階 スカイホール
講演  「最新の北海道事情」 元北海道議会議員 小野寺まさる
シンポジウム「捏造されたアイヌ先住民族と琉球先住民族」
     上記小野寺氏に 日本沖縄政策フォーラム理事長 仲村覚
     特別ゲスト 上園益雄(中華覇権主義の拡張を許さない会代表)が加わります。
参加費 千円(学生無料)
主催  英霊の名誉を守り顕彰する会(佐藤和夫代表)
     電話(090)6709−9380



  ♪
(読者の声4)突然,ですが、台湾からメールします。五年ほど前に台湾で先生と食事しました。そのとき紹介され、先生の『台湾烈烈  世界一の親日国家ヤバイ』(ビジネス社)を読みました。また三年前の総統選挙でも台北で先生と会いました。
 最近、先生の『台湾烈烈』を読み返し、何カ所かに吃驚しました
 先生は随分と以前から、台湾の国宝は故宮博物館ではないと言っておられ、また中国から撤退の時期がきた、中国崩壊は台湾独立最大のチャンスだ、そして国民党内部はバラバラであり、いずれ世界規模の中国人排斥運動が始まると予言されてきましたが、その通りの展開ですね。
 敬意を表すとともに久しぶりに読み返した感想でした。
    (顔久人、台湾台北)                               



  ♪
(読者の声5)2019年の参議院選挙は今後の憲法改正その他の国家としての日本の進む道に大きな影響を与える重大なものと思われます。そこで、その結果を詳細に分析し、背景にある民意を精密に知ることは、これからの日本を考える上でも非常に重要なものと思われます。
米国型の科学的選挙分析に関する日本の第一人者が、そのような諸件を踏まえて科学的データに基づいて解説してくださいます。貴重な機会ですので、多くの方々のご参加を待ち申し上げております。
              記
【日 時】 平成31年7月25日(木曜日)午後6時〜8時 (受付5時30分)
【会 場】 憲政記念館・第2会議室 (千代田区永田町1-1-1/国会正面向側)
【参加費】 2000円
 【講師】三浦博史:慶應義塾大学卒。安田信託銀行入行。その後1979年から椎名素夫衆議院議員公設秘書を9年間務める。その間、社団法人国際経済政策調査会事務局長等を歴任。1988年、米国国務省個人招聘プログラムで米国に派遣。1989年、日本初の選挙プランニング会社である「アスク」を設立。代表取締役。以後、世界各地の選挙事情の情報収集などにも努め、日本各地で行われる国会・首長・地方議会選挙で、わが国初の選挙プランナーとして活動中。
【主 催】グローバル・イッシューズ総合研究所
【共 催】一般財団法人尾崎行雄記念財団共催
【協 力】株式会社近代消防社
【要予約】以下の申込フォームから必ず事前にお申込みください。
https://ozakiyukio.jp/information/2019.html?fbclid=IwAR0bsevQSLSDlZOmpYYXqZhdiWSLNI6PCYAyFNYA_NxdohsvOcJjaFglKoc#0611
         ○◎○◎○◎○◎○◎○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ■ アンディ・チャンのアメリカ通信
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
中国の南シナ海拠点の軍事化にアメリカは台湾を軍事化させて対抗すべきである
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

AC論説 No.745 台湾に米軍基地を作れ

 米国は今年に入ってから頻繁に軍艦を南シナ海を航行し、中国が勝手に造成したスプラトリー諸島(南沙諸島)の人工島の12海里以内を航行する「航行の自由」作戦を実行してきた。
また米海軍の艦隻のほかにもカナダ、インド、フランスなども軍艦を派遣して南シナ海で航行している。特に台湾海峡では米国海軍の軍艦が一カ月に一回の割合で艦隻を通過させている。
ところが最近のニュースではトランプがG20 で習近平と会見して貿易戦争の一時休戦を発表したあと、中国は南シナ海で対韓弾道ミサイルと見られるミサイル発射実験を行った。
対艦ミサイルは大型艦艇を攻撃目標として攻撃する終末誘導方式ミサイルで、海上を移動する空母を攻撃できる「空母キラー」と呼ばれる。これは米軍の航行の自由作戦に対抗する「12海里以内の接近阻止」作戦と思われる。
 中国は2013年にスプラトリー諸島付近でフィリピンと対峙する事件が起きたあとフィリッピン政府は国際法廷に同諸島の主権帰属について提訴した。国際法廷は2016年に中国の主張する「9段線」は法的根拠がないと判決したが、中国は判決を無視して人工島の造成を続けた。しかも当初は人工島は軍事目的に使用しないと発表したにも拘わらず、やがて滑走路を作り、レーダー基地の設置を始めた。習近平は2015年9月に訪米し、ホワイトハウスの米中主脳会談後に南シナ海の人工島は軍事拠点化しないと声明を発表した。国家主席が嘘を吐いたのだ。

 南シナ海から台湾海峡を通るシーレーンは一日に800隻以上の商船が行き来する海域である。中国がスプラトリー諸島に対艦ミサイル基地を作れば南シナ海と台湾海峡を通行する全ての船舶が脅威に晒される。これに対抗するにはアメリカが台湾に軍事基地を設置すべきである。
中国が主張した9段線とは日本から台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシアなど諸国を包囲するラインを中国の覇権拡張の範囲と決めたもので、スプラトリー諸島の人工島造成も、尖閣諸島も中国の覇権主張に包含されているのである。
私は10年ほど前に中国の9段線に対抗する「東南アジア平和聯盟(PASEA)」でアジア諸国が団結して中国の覇権拡張に対抗すべきだとして台湾の民間運動を促したが、中国覇権に民間が対抗できるはずもなく反応は薄かった。
 しかし中国がスプラトリー諸島の人工島を軍事化し、ミサイル基地を作る動きが出てきた今は新たに東南アジア諸国連合(PASEA)を推進すべき時期が来たと思う。アメリカとアジア諸国が連合して中国の覇権を阻止する時が来た。アメリカは台湾に米軍基地を作るべきである。

 中国に対抗するにはアメリカが台湾に軍事基地を作るのが早急の課題である。
中国の南シナ海拠点の軍事化にアメリカは台湾を軍事化させて対抗すべきである。沖縄と韓国にある米軍基地の半分を台湾に移して台湾海峡のシーレーンを確保すれば中国のスプラトリー諸島基地よりはるかに強力な軍事拠点となる。沖縄と台湾間の尖閣諸島付近の中国の勝手な行動や、台湾とフィリピン間のバシー海峡を通過する中国の艦隻を監視するには台湾の南北にイージス艦を配置すればよい。また、台中の清泉崗空港は嘗てベトナム戦争時代の米軍基地だったからここを再利用すれば簡単だ。

アメリカが台湾に駐屯すれば中国は激しく抗議するだろう。中国は勝手に台湾の主権を主張し台湾が独立すれば武力行使も厭わないと恫喝していた。しかしアメリカが「給油や物資補給のため」と称して軍艦や飛行機を「暫定駐留」させても中国が武力行使をすることはないだろう。
暫定的が永久的になるのは中国のスプラトリー諸島の開発を同じ手段である。中国がアメリカの台湾軍事基地に反対するなら中国が先に南シナ海の人工島から撤退すればよい。

アメリカは台湾に軍事基地を作るべきである。これが私の提案だが、読者諸氏が賛成するならアメリカの関心を喚起するよう、みんなで日本、台湾、アメリカ、各地のメディアで討論していただきたい。
          (アンディ・チャン氏は在米評論家)
      ◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆ 
  宮崎正弘独演会は13日、文京区民センターで開催されます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
演題は『余命半年の中国・韓国経済』です。まだ余席が十分にあります。宮崎先生の独演は120分、焦眉の問題に集中して、行われます。

とき   令和元年7月13日(土)14時30分〜16時30分(開場:14時)
ところ  文京区民センター2F 2-A会議室(文京シビックセンター向かい側)
https://www.google.com/maps/place//@35.7093449,139.7523338,17z/data=!4m5!3m4!1s0x60188c3788294175:0xe0caa434378f574d!8m2!3d35.7087787!4d139.7542113?hl=ja

参加費  事前申込:2000円、当日申込:2500円、事前申込の学生:1000円
(高校生以下無料)
【懇親会】 17時〜19時頃 参加費:事前申込3500円、当日申込4000円
申し込み  7月12日21時迄にメール又はFAXにて(当日受付も可)
(懇親会は7月11日21時迄)
FAX 0866-92-3551
E-mail:morale_meeting@yahoo.co.jp
主催   千田会 https://www.facebook.com/masahiro.senda.50
https://twitter.com/Masahiro_Senda
詳しくは下記で。
https://www.kokuchpro.com/event/c237dbd6ec09c8fc1252184030ef9cc4/
 当日、予約なしでおみえになっても問題はありません。
  (千田会)
          ○◎○◎○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■宮崎正弘の新刊  ■宮崎正弘の新刊  ■宮崎正弘の新刊 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
宮崎正弘『地図にない国を行く』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ●グーグルマップでも見ることができない世界の裏。ガイドブックにない国、地方、秘境。昼と夜でその顔を変えてしまう、あの街。不思議な世界!
 写真およそ百葉。256ページ。
  ●現代は世界の隅々の地図を瞬時に把握できる。世界のどこかで起きている災害もテロ事件も、お祭りもSNSの発達により把握できるが、さて地図に載らない場所が、世界中にある。
――海流のなかの島々、ガラパゴス、イースター島、パプアニューギニア、フィジー
――孤島の東チモール、モルディブで何が起こり、どのような生活をしているのか。
 ――世界の秘境と言われるブータン、ネパール、そして日本人が殆ど行かないアジアの国々のなかでコタキナバル、クチン、あるいは日本人が寄りつきたくないバングラデシュ。遠き過去の出来事となったベトナムの激戦地ディンビエンフーを訪ねてみると。。。。
 ●宮崎正弘『地図にない国を行く』(海竜社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4759316663/
 (↑ アマゾン、残部僅少)


  ♪♪♪
宮崎正弘『明智光秀 五百年の孤独』(徳間書店 定価1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ――「五百年の孤独」に耐えて、歴史の真実が明らかになった
 明智光秀評価の間違いを糺し、従来の「本能寺の変」解釈を根底的にひっくり返す!
 これほど誤解された武将はいないが、原因は『光秀ごときが』という黒幕説だった
 ――信長への過大評価と光秀への過小評価が真実を隠蔽してきた
 「主殺し」、「謀反人」という逆宣伝で光秀を貶めたのは秀吉と誠仁親王だった
 当時の空気。人々は予兆していた。光秀がことを起こそうとしていることを
 ――謎は愛宕神社、あの「愛宕百韻」の発句が「ときはいま天の下しる五月哉」にある
――光秀の『文化防衛論』は日本侵略を狙った切支丹伴天連との戦いだった
 https://www.amazon.co.jp/dp/B07PWLGXRS/
   

  ♪♪♪
宮崎正弘『余命半年の中国・韓国経済』(ビジネス社。定価1512円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
   https://www.amazon.co.jp/dp/4828420924/
 ――中国市場から制御不能の金融危機が始まる。天文学的債務が爆発寸前だ 
 ――ファーウェイ排除は次世代技術覇権競争が本質にある
 ――ソロスが言った。「習近平は西側のもっとも危険な敵」


   ♪♪♪♪
<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
『日本が危ない!  一帯一路の罠』(ハート出版。定価1620円)
https://www.amazon.co.jp/dp/480240073X/
『AI管理社会・中国の恐怖』(PHP新書。950円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4569841910/
『米中貿易戦争で始まった中国の破滅』(徳間書店、定価1296円)
『アメリカの「反中」は本気だ』(ビジネス社、1404円)
『習近平の死角』(育鵬社、1620円)  
『日本が全体主義に陥る日  旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)
『西郷隆盛 ――日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1620円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4759315632

   ♪♪♪
<宮崎正弘の対談シリーズ> 
++++++++++++++++
宮崎正弘 v 渡邊哲也『2019年 大分断する世界』(ビジネス社、1512円)
https://www.amazon.co.jp//dp/4828420746
宮崎正弘 v 田村秀男『中国発の金融恐慌に備えよ!』(徳間書店。1296円)) 
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B07N2V8CL8
(アマゾン在庫切れ。キンドル版のみです)

宮崎正弘 v 大竹慎一『米中壊滅』(李白社、発売=徳間書店。1512円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『本当は異民族がつくった虚構国家 中国の真実』(ビジネス社) 
宮崎正弘 v 西部 邁『アクティブ・ニヒリズムを超えて』(文藝社文庫、778円)  
宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852−1941』(ビジネス社)  
宮崎正弘 v 藤井厳喜『米日露協調で、韓国消滅!中国没落!』(海竜社、1296円)
宮崎正弘 v 石平『アジアの覇者は誰か 習近平か、いやトランプと安倍だ! 』(ワック)
宮崎正弘 v 室谷克実『米朝急転で始まる中国・韓国の悪夢』(徳間書店、1296円)
宮崎正弘 v 福島香織『世界の中国化をくい止めろ』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 
        ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため7月14〜15日は休刊となります
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2019 ◎転送自由。転載の場合、出典明示
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2019/07/09

     ギリシア、親中派チプラス政権が崩壊。保守が奪回した 中国BRIの一環「ピレウス港周辺近代化プロジェクト」は暗礁に ギリシアで7月7日に行われた総選挙の結果は、予想通り保守が圧倒的な支持を受けて勝利し政権を奪回した。中派だったチプラス左翼政権は崩壊した←宮崎先生、情報ありがとうございます。それと、アンディ・チャン氏の提案(台湾に米軍の基地をつくる!)に賛成です!

     

    ギリシア国会は定数300。これまで野党だった新民主主義党(ND)は単独過半の158議席を獲得、チプラス率いた極左政党は86議席と「大差」がついた。

     国民の不満はチプラス政権が公約を果たせず、いたずらに緊縮を叫んで国家財産を売却、そのなかにはピレウス港の運用権を30億ドルで中国に売却し、「国家安全保障の根幹である港湾を外国資本に売り飛ばすとは何事か」と批判が強まっていた。