国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み ( 読書特集 )

2019/05/28

ホームページ、更新致しました。http://miyazaki.xii.jp/mondaisaku/index.html
●取材余滴 『明智光秀 五百年の孤独』取材のあとで
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)5月28日(火曜日)
       通巻第6090号 <増ページ特大号>
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((( 読書特集 )))
加瀬英明 v 馬渕睦夫『グローバリズムを超えて自立する日本』(勉誠出版) 
関大徹『食えなんだら食うな』(ごま書房新社) 
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樋泉克夫のコラム 【知道中国 1901回】   
「読者の声」五本。あわせて上記HPもご覧ください。
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  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 「国連ほど腐敗した組織はない」。どぎつい指摘から国際情勢を解剖
   日本は如何にして伝統と文化を死守し、令和時代に処するべきだろうか?

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加瀬英明 v 馬渕睦夫『グローバリズムを超えて自立する日本』(勉誠出版)
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 世界一クレディビリティの高い国が日本である。
 その日本が伝統と文化を死守し、令和時代にいかに処するべきかを、國際情報通の二人が縦横無尽に語り合った。
 グローバリズムは共産主義の変形であると説く馬渕大使は、元ウクライナ、モルドバに全権大使として赴任し、彼の地で共産主義全体主義の実態を目撃した。
 他方、ワシントンでトランプ政権の高官とツーカーで話し合える加瀬氏は福田、中曽根政権では首相補佐官をつとめ、国際情勢の裏情報にも詳しい。
 馬渕大使がこう言う。
 「日本社会の分断工作は、GHQ占領時代に時限爆弾が仕掛けられました。日本国憲法に代表される『平和主義』や『民主主義』の呪いは、今日まで私たちを縛り続けています」
 その背後には共産主義が巧妙にかたちをかえて、国境をなくそうとする面妖なグローバリズムの暗躍が存在する。ポリティカル・コレクトネス(言葉狩り)なるまがいものの思想とともに、背後で操作しているのが「ディープ・スティト」であり、ユダヤ人が多く、かれらは自らの領域に挑戦してきたトランプをなんとしても失脚させ、あわよくば大統領弾劾にもっていこうと、ロシアゲートとか、様々な陰謀をしけているとする。
 加瀬氏は、グラムシの予言があたってきているとして、次のように説かれる。
 「慣習によって束縛されてきた従属社会集団が、個人に何よりも高い価値が与えられることによって、解体してゆくことを(グラムシは)予見していた。私たちの身の回りでも、社会を統(す)べてきた慣習が、人々を束ねてきた機能を急速に失うようになっている」

 この二人がまず俎上の載せたのが、日本人が信用して止まない国連という腐れはてた組織の実態である。
国連の職員は、日本人から見れば安月給、とても間尺に合わない職場だが、発展途上国から見れば、高給であり、免税であり、だからこそ政府のおえらがたは親戚や家族を国連に送り込む。
したがって無能な人々がつどうから、カネに転びやすいのだ。
 国連ほど腐敗した組織はない、というのだから、最初から腰を抜かすのが、ひょっとして吾が外務省ではないか。
 社会の分断を助長し、対立を煽るのがLGBT、フェミニズムなどだが、米国ではとうとう「メリークリスマス」とは言わず「ハッピィホリディズ」が聖誕祭の挨拶となり、ミスター、ミセス、ミスは男女差別だから、これから「MX」と呼ぼうということに相成った。MXはミックスと発音するそうな。
げんにホワイトハウスではオバマ政権時代、便所の男女差はよくないと、男でもゲイなら女性便所を使うようになったとか。いやはや、世も末と嘆くばかりではいられまい。
 そして新情報がある。
前述のグローバリストにして共産主義学者でもあったグラムシを、反面教師としてトランプ政権高官達が読みふけっていると加瀬氏が指摘している。

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  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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百歳にてお迎えのあるときは、時期を見ましてこちらからぼつぼつ参じますといえ
凄まじい教えは坊主とは思えない破天荒、型破りの人生訓

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関大徹『食えなんだら食うな』(ごま書房新社)
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 本書は名書の復刻だが、原典は昭和五十三年、山手書房からでている。山手書房と言えば当時、仏教関係から人生論まで手広くカバーしていたが、社長の高瀬広居氏は宗教学者の側面があり、瀬戸内寂聴を「売僧」(まいす)と批判してはばからない剛の人でもあった(じつは評者も十数冊、山手書房から拙著を出して貰っている)。
 禅の奥義を日々の生活に活かせと説く関和尚は世間的には無名だが、ひろく庶民の崇敬を集めた曹洞宗大教師。
 なんと言っても仏教の大教師なのに、言うことは破天荒、型に囚われず、奔放な教えを教諭する。
その中には「自殺するなんて威張るな」、「家事嫌いの女など叩き出せ」、「若者に未来などあるものか」、「犬のように食え」、「地震くらいで驚くな」、「死ねなんだら死ぬな」という耳を疑うような教えが関大徹の口をついて出てくるのである。
またこうもとかれる。
「病なんて死ねば治る」、「ためにする禅なんて嘘だ」、「ガキは大いに叩いてやれ」、「社長は便所掃除をせよ」。
そして題名にもなった箴言とは「食えなんだら食うな」となる。
 生きることは死ぬことである、ということは「死ぬことが生きることである」と評者も、『青空の下で読むニーチェ』(勉誠出版)の結語にしたのだが、関教師は、次のごとくに人生をまとめるのだ。

 「人生は六十から。
  七十代でお迎えのあるときは、留守といえ、
  八十代でお迎えのあるときは、まだ早すぎるといえ。
  九十代でお迎えのあるときは、そう急がずともよいといえ。
  百歳にてお迎えのあるときは、時期を見ましてこちらからぼつぼつ参じますといえ」。

 解説を書いている執行草舟氏は、数千冊の古今東西の名書を読みこなした読書人でもあるが、本書を一貫して人生の師として座右の銘として、読み続けてきたという。
 氏は人生で三回の転機に遭遇した。その都度、運命的な決断は、「この本の言葉が背中を押してくれた」という。
 なぜなら、この本が執行氏にとっての「命の恩人」だったからだ。そればかりか、執行氏の創業の決意も本書により、「手に取る読者の方々は、ここから新しい人生が生まれると思ってくれていい」とまで推奨の辞を述べるのだ。
 だから「死ぬ気で読んで欲しい」と言い、「本書自体を食らうのだ」と、この言葉は解説と言うより凄まじいまでの推薦の辞である。
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  ★読者の声 ★READERS‘ OPINIONS ★どくしゃのこえ 
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(読者の声1)ラジオ日本「マット安川のずばり勝負」からお知らせです。
きたる31日(金曜日)1230−1500の「マット安川のずばり勝負」に宮崎正弘先生が生出演されます。「トランプ来日、日米関係と対中問題のゆくえ」など多岐に亘る国際情勢を宮崎さんが解説します。
 なお宮崎先生の出番は、1250頃から1357まで、です。
   (ラジオ日本「マット安川のズバリ勝負」担当)



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(読者の声2)南京事件についての意見交換会。「南京事件」について意見を交換する会を開きます。
 外務省に撤回させる方法はあるか、中国にどう対処すればよいか、そういった意見を参加者が自由に述べ、さらに南京事件の疑問や質問があればそれに参加者が答えるというものです。

とき    6月2日(日)午後二時から四時三十分まで(一時三十分開場)
ところ   文京シビックセンター4階 会議室B (文京区春日1丁目16番21号)
参加費   千円
      なお、討論会のあと希望者による懇親会を五時から七時まで開きます
      (お酒を飲む方3000円、飲まない方1500円)
主催    「南京戦の真実を追及する会」(代表・阿羅健一)



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(読者の声3)貴紙通巻第6089号の、元『諸君!』編集長の回想録についての書評のなかで、神谷不二氏(2009年2月逝去)の名前が挙がっています。
私は氏のまとまった著作を読んだことはないものの、雑誌などでは何度か読ませていただいていたと思います。具体的な内容までは思い出せないものの、真っ当な論者であるように記憶しておりました。それだけに、『諸君』2005年11月号の郵政民営化選挙特集記事で、神谷不二氏(当時78歳)が、

(引用始)「郵政民営化がここでつまずいたならば、数年来の、また郵政以後も続く構造改革路線のすべてが竜頭蛇尾に終わってしまう。構造改革の火が消えるようなことがあれば、21世紀の日本に明るい未来はなくなる。郵政民営化反対という古い視野狭窄派との間にはっきり一線を画した小泉自民党に期待するのが、現時点における唯一の現実的選択肢である。」(引用終)

 と述べられていたことには、少し耄碌されたのではないかとがっかりしました。
もっとも、あの時は、国中が狂っていたのだが・・・・・・
この『諸君』2005年11月号の特集では、私が同感できたのは、佐野眞一氏の下記のような主張でした。佐野氏が予言されたように、あの時の選挙は、その後の我が国が「奈落の底に滑落」していく切っ掛けとなったのではないだろうか。

 (引用始)
「2005年9月11日は、日本から『重力』が失われた日として、後世に記憶されることになろう。マスコミは、自民党の地滑り的大勝利と報じたが、私には日本自体が地滑り現象を起こし、奈落の底に滑落していく光景のように見えてならなかった。そのことに身内を揺すぶられることなく、むしろ当然の結果とばかり、利いたような台詞を口先だけで言い立てるキャスターや評論家の言葉に吐き気を覚えた。
 事の選択にあたって、果断のみが美徳とされ、熟慮、ためらいは怯○とされる風潮は、小児病的であり、まさにファッショ前夜といわざるをえない。
 小泉政権が誕生して4年有余経つ。その間、この宰相がやってきたのは、その場しのぎのはぐらかしの政治だけだったといってよい。小泉純一郎という男の頭のなかには、過去も未来もなく、ただ目の前の現在しかない。テレビはただの現在でしかない、とはよくいわれる。その意味で、小泉政権ほどいまのワイドショー政治に適った政治はない。それを最もあからさまな形で露呈したのが、今回の総選挙の結果だった」。
(引用終)
   (椿本祐弘)

  <<読者の声は下段に続きます>>
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1901回】               
―「民國の衰亡、蓋し謂あるなり」――渡邊(13)
渡邊巳之次郎『老大國の山河 (余と朝鮮及支那)』(金尾文淵堂 大正10年)

    ▽
 済南日報社長の語る「大いに支那談」をもう少し続けたい。
「日本は進んで支那に干渉するを要せず」。「支那の漸く過激化せんとするは事實なれども、恐るゝに足らず、(なぜなら、それは)自家生活の手段に過ぎず、排日の如きも亦然らんのみ」。

 「支那の政治家、軍人、學者、學生等の内、果して國家的統一を施す能力あるべきや、(中略)日本流の仁義道?を以て規矩とすれば、到底之に適合するものなきが如し、されど、保身、生存の道にかけては、非常に優越せり、日本人は支那人の此長所を忘るべからざるなり」。

 渡邊の記す所から判断して、済南日報社長は「亦深く支那の事情に通ぜるもの、其見る所」は上海の東亜同文書院教授の「西本氏と一致せる點多し」だが、「支那人の同化力」に関する見解は真反対だ。現在にまで続く状況を振り返ってみるなら、やはり済南日報社長が正しかった。
現在に至るも、やはり「支那人の同化力」は一向に衰える気配をみせてはいない。いや1978年末の鄧小平の対外開放を機に、一気に激化したというべきだろう。

 ところで「日本流の仁義道?を以て規矩とすれば」と「日本流の仁義道?」を持ち出すが、こういった見方が間違いである。
毛沢東、鄧小平、江澤民、胡錦濤、習近平のみならず蔣介石、いやいや孫文・・・彼らに「日本流の仁義道?」を求める方が絶対にムリというものだ。
「保身、生存の道にかけては、非常に優越」である彼らに「日本流の仁義道?」が「適合する」わけがないのだから。
 
振り返ってみるに、「日本流の仁義道?を以て規矩と」して中国と中国人に対してきたことが、そもそも日本の大失敗の原因だったのだ。
やはり日本列島の内側で育まれ極められたからこその「日本流の仁義道?」であり、だから日本独特の繊細・珠玉で芸術品のような「日本流の仁義道?」で他を推し量ることは最初からムリなのである。他国の振る舞いに「日本流の仁義道?」を当て嵌めて判断することだけは過去・現在・将来を問わず、やはり断固として避けるべきだ。

 『老大國の山河 (余と朝鮮及支那)』の末尾に「遊支餘論(日支協戮の急務)」の一章を置き、渡邊は「家を出でゝより家に歸るまで四十六日」、「七千哩」に及んだ旅を閉じる。言論人としての当時の渡邊の影響力がどの程度のものだったのかは不明だが、「遊支餘論(日支協戮の急務)」を大阪毎日新聞で東京支局長を経て編集主幹まで務めた新聞人による現地取材を踏まえての調査報道と見做すなら、ここから当時の日本における言論界の傾向の一端を垣間見ることができるのではないか。

 冒頭、渡邊は「雄大なるかな山河」「廣遠なるかな田野」「眞に支那は大陸的に美き國なり、觸目總て佳ならざるなし」と、第1印象を記す。次いで「眞に支那は老大國なり」と「余の支那における第二の印象」を挙げ、3番目の印象として「唯骨董國、敗殘國、衰亡國」「憐れむべきの極」と綴った。

 「石骨巌々、樹木絶無」「荒寥落寞、世の終りに逢へるが如」き自然を目にして、「支那人果して斫伐に勇にして植林に怯に、而して罪を風水に歸せるの失なきか」と訝る。

 人々の住む地域の「小流細河」には水がない。
水源の遠い大河である「?河、楊子江、其他の河流、往々洪水氾濫、田園の荒廢、人畜の死傷、無算なる慘事を演出す」。それもまた、「支那人の山林に意を致さゞると共に、治水に怠れる結果」ということになるのだ。

 上海、北京、漢口などの大都市や外国に開けた港湾都市の道路は「坦々として砥石の如し」だが、「是等は多く外人と交渉あり、外人の力の及ぶ所の範圍のみ」である。
《QED》
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  ★読者の声 ★READERS‘ OPINIONS ★どくしゃのこえ 
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(読者の声4)トランプ大統領の国賓としての来日、羽田空港も国技館も盛り上がっていました。安倍総理との蜜月ぶりにケチをつけるのは朝日・日刊ゲンダイ・テレ朝・立憲民主党や共産党などのいつもの面々ばかり(NHKもトランプ関連のニュースの最後に必ずといっていいほど余計な一言が入ります)。
 最悪の日韓関係ですがトランプ大統領訪日直前に外務省と防衛省が「旭日旗」を紹介するページを作成しました。外務省はPDFファイルなのがちょっと残念。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/rp/page22_003194.html
https://www.mod.go.jp/j/publication/net/shiritai/flag/index.html

 韓国に言及することなく「旭日旗」が世界中で受け入れられていることを説明。これでもなお韓国が反発し偽徴用工問題など解決する気がないのであれば日本独自の制裁にアメリカからゴーサインがでたということなのでしょう。いわば韓国への最後通牒です。
 中国締め付けは日米共同歩調で中国他国外からの製造業移転も順調に進んでいますが、シンシアリーさんによれば韓国だけは国内に戻らない企業が多いという。

<米国1,600社、欧州連合(EU)160社、日本724社、韓国41社。最近まで本国に戻ったUターン企業の数だ。調査期間は、米国が2010?2016年、EUが2016?2018年、日本は2015年である一方、韓国は2012?2017年と長い期間であるにもかかわらず、比較にならない数値だ。それさえも、国内に戻ってきた企業の多くは中小企業であり、大企業の投資リショアリング(製造業の本国回帰)の事例はなかった>

人件費の高騰と強すぎる組合を嫌っての国外移転という1980年代のアメリカのよう。
 台湾については5月24日のWHO(世界保健機関)総会で24カ国が台湾の参加を支持。また米台高官級協議が行われるなど関係が緊密化しています。大相撲千秋楽、満場の歓声のなか退場するトランプ大統領、マス席の一般客とも握手と報じられましたが、櫻井よしこさんと元台湾総統府国策顧問の金美齢さんでした。中国の磁場から逃げられない「韓国よさようなら」、そして「台湾こんにちは」ですね。
   (PB生、千葉)



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(読者の声5)貴誌前号の「読者の声4」に小生への質問がありました。
「日本の八紘一宇は、カタカムナの昔からの、…  」で、この『カタカムナ』をネッ
トで検索すると、偽書だとも出てくる。 日本の八紘一宇なんて、所詮はこの程度のものに過ぎないと主張されているのですか? それとヘーゲル哲学とニーチェ哲学の違いを、どのように把握されているのか教えてください( TA生、川崎市)」(引用止め)。
  
 川崎市のTA生さん、質問ありがとうございます。
このように質問を頂くと、真面目に読んでいただいていることを実感できて、とてもうれしいです。できるだけ、意に沿えるように答えていきたいと思います。質問は、偽書と云われているようなものを引き合いに出すと、八紘一宇の概念まで、そのレベルで見られてしまうことを懸念されてのものと、受け取りました。私の文章を丹念に読んでいただければ、分かっていただけると思いますが、私はあくまでも、論理として説いております。ですから、私の論稿は体系的・論理的に説かれていて、そこにいささかも論理的破綻がないことが、お分かりただけるものと信じております。

 このように論理として説かれている場合、事実的な間違いは、さほど問題にならない場合があります。つまり、個別の事実的な間違いがあったとしても、その論理が正しければ、他の事実がしっかりとその論理を支えてくれるからです。それが論理というものです。つまり、事実は、個別的であり不連続性ですが、論理は、共通性であり連続性だからです。したがって、ある個別的事実に誤りがあったからと云って、直ちにその論理が誤りだ、ということにはならないのです。真実でなくとも真理だ、ということがありうるということです。
 ここが、多くの研究者の誤解している点です。昨今は、小保方さんの時のように、事実的な間違いを見つけると、さも鬼の首を取ったかのように攻め立てる傾向が強いですが、それが真理であるか否かの判定は、論理面からの体系的な検証があって初めて、成しうることだということが分っていないのです。
これもヘーゲルを葬ってしまったマルクスの責任です。なぜなら、事実に向き合う際に、ヘーゲルの云うところの、定有化はあっても、対自有化がほとんど取りざたされることがない現実が、まさにそのことを如実に物語っています。ここに、現在に至るも学問の名はあっても名ばかりで、学問の体系化がほとんどなされていない学問界の悲惨な実態の、第一の原因が存在しています。
 その結果、医学の分野において、交感神経と副交感神経とがワンセットの拮抗神経だとする誤った自律神経論が、そうでないことを示す事実が五万と明らかにされているのに、修正されることなく、心臓において相反するように見える現象がある、という一点の事実に固執して、それを不当に拡張化・一般化されて社会を蓋ってしまって、それが命を守る<交感神経ー副腎系>の体系的・包括的な働きの不当な矮小化となって、熱中症など日本人の健康を危険曝している現実があるのです。
これも、真理の体系的・論理的検証を怠っている結果としての、一つの弊害なのです。

 では、カタカムナの場合はどうか?と云いますと、私が何処に着目したかと云いますと、その「第五首・六首・七首のウタヒ」の内容が、ヘーゲルの学問の構造と、信じられないほどに見事にぴたりと一致した点です。
明治以降、ヘーゲルの学問を本当に理解できた人間は、皆無ですからそれを偽書として書ける人間がいたとは考えにくいと思います。しかし、日本の明治までの歴史は、ヘーゲルの学問の論理を見事に実践してきた歴史ですから、たとえ、大昔にカタカムナを偽書として書いた日本人が別にいたとしても、日本人がそういう見事な認識を持っていたことには変わりがないのであるから、しかも日本人は総体としてそういう認識を持っていたからこそ、そういう歴史を築くことができたという論理は、真理ですから、カタカムナが偽書か否かは、さほど問題にはならないのです。

 だから、カタカムナの認識と八紘一宇の認識とに同質性・共通性が見られるのです。そして、それは、あらゆる日本的事実に現れています。たとえば、他の外国の言語には即自しかないのに対し、日本語の構造には、カタカムナと同様の対自と即自との統一の構造が見られるという事実や、縄文時代に見事な技術・文化の痕跡はあっても、戦争の痕跡が全く見つからないという事実、その原因と云える共存共栄の精神も対自と即自との統一なしには育まれないことは、外国の事実を見れば反面教師的に了解できると思います。
このように、すべてがつながっている、ということです。これが論理性であり、そのつながりに着目することがとても大切なことです。

 最後に、「ヘーゲル哲学とニーチェ哲学の違いを、どのように把握されているのか」とのお尋ねですが、端的に申せば、ヘーゲルの哲学は、全世界の本質としての絶対的真理を追究し、見事に完成した本物の学問的哲学であり、それ故に人類を導く普遍的共有財産としての学問的論理体系であるのに対して、ニーチェの哲学は、学問的な意味での哲学ではなく、個人レベルの随想に過ぎないと思っております。

たとえば、ヘーゲルは、学問とは何か・宗教とは何かを論理的に説いて、その宗教を学問の構造の中に組み入れて、人類は宗教に非主体的に従属した状態を卒業して、主体的に自らを絶対理念として、神として創って、あらまほしき世界創造していく道を説いたのに対して、ニーッチェは、宗教とは何かを論理的に説くことなしに、自らが個人的に抓んだキリスト教論を説いているのみで、人類がどういう道を歩むべきか、を説こうとしていないところに、自分が説きたいことを説いている随筆性を見ます。
 (稲村正治)
  
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宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852−1941』(ビジネス社)  
宮崎正弘 v 藤井厳喜『米日露協調で、韓国消滅!中国没落!』(海竜社、1296円)
宮崎正弘 v 石平『アジアの覇者は誰か 習近平か、いやトランプと安倍だ! 』(ワック)
宮崎正弘 v 室谷克実『米朝急転で始まる中国・韓国の悪夢』(徳間書店、1296円)
宮崎正弘 v 福島香織『世界の中国化をくい止めろ』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 
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