国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<カジノが乱立、気が付けば、中国人やくざの支配下となっていた

2019/05/15

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)5月16日(木曜日)
         通巻第6079号 <前日発行> 
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 カンボジアは中国の新植民地になり下がった
  カジノが乱立、気が付けば、中国人やくざの支配下となっていた
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 カンボジアはフンセン首相の独裁的専横政治。国王陛下は飾りにすぎない。
そのフンセンは誰が見ても「中国の代理人」。アセアン会議では中国批判の共同声明を公然と握りつぶしてきた。代わりにカンボジアが手にしたのは中国からの莫大な投資だった。
 
 プノンペンの豪華マンションは90%が中国人所有。豪華ホテルの宿泊客も西洋人、日本人より中国人が目立つ。日本人がいるのはプノンペンの新工業地区に聳える「東横イン」くらいか(苦笑)。近くにはイオンモールがある。

 そして。カジノホテルが国道沿いに乱立し、怪しげなラボホテルも軒を連ね、札束をもったギャンプラーが国境を越えて賭け事にやってくる。風俗の乱れ、けばけばしいネオン、周りにたむろする売春婦と、彼女たちを支配するやくざ。乱倫とインモラルが、経済成長のコインの裏側だった。敬虔な仏教徒の国民は90%がクメール人、中国人の乱暴なやり方には顰蹙顔だ。

 いくらなんでもひどいじゃないか、フンセンの親中路線に声をあげた野党メンバーは、拘束されるか、国外へ逃げた。
 ケム・ソッカ「カンボジア救国党」党首は、選挙前に解散を命じられ、その直後に拘束されてはや十九ヶ月、牢獄にいる。容疑はなにひとつ証拠もなく、しかし裁判所は禁固三十年の刑をだすと予測されている。

やってきたのが数万人の中国人、とくに重慶からのやくざだった。
刺青を入れ、どこかに傷のある、無目的にいきがった若者が主流だった。重慶出身者が一番多く、ほとんどが前科者ときた。

かれらは首都プノンペンよりも、中国が開発を進める西海岸のシアヌークビルを目指した。シアヌークビルはプノンペンから西へ、海に突き出した要衝である。最近の情報ではプノンペン − シアヌークビル間の飛行機は常に満席状態だという。

 中国はすでにシアヌークビルに百軒のカジノホテルとリゾートホテルを建築した。もともとシアヌークビルはカンボジア唯一の国際港、コンテナ基地などを日本の援助で構築してきた。外国資本はビーチの景観に目をつけ、あちこちにリゾートホテルを建てた。


 ▼麻薬、人身売買、そしてオンライン詐欺の拠点化

 じつに16000名の中国人がカンボジアにワーキング・ヴィザで入国しており、シアヌークビルばかりか、となりのコーコンでも建設現場労働者として働いている。おそらくシアヌークビル周辺だけで、78000人の中国人が居住しているとカンボジア内務省は言う。この数は不法入国者、不法滞在者を含む数字らしいが、気が付けばシアヌークビルは中国人に乗っ取られていたことになる。

 世界中どこでもそうだが、中国人は法を守らない。日本だって川口市へ行けば、町内会の規則も守らないことで悪名がとどろいた。フィリピンのマニラでも、カジノホテルの乱立で、マカティだけで、十万人の中国人がすでに定住している。
 当然、犯罪が急増する。

 例によって麻薬密売、武器取引、売春組織、人身売買などはお手のもの、最近の新手がオンライン詐欺の拠点化だった。
 タイのリゾート地で、日本人十五名が、電話による振り込み詐欺の拠点としていたことがばれたが、重慶のやくざは、シアヌークビルを拠点化し、中国国内に電話をかけまくっていたのだ。

 カンボジア内務省の発表では、2019年が明けてからだけでも、341名の不良外国人を逮捕した。このうち241名が中国籍だった。次にベトナム人が49名。いずれも上記の犯罪容疑だが、中国人やくざ同士の勢力争いの殺人事件も含まれる。

カンボジア政府は法を守ろうとしない中国人のマナーに驚き、出身地をしらべたところ、多くが重慶のやくざで、組織的にシアヌークビルへ入り込んでいたことがわかったというが、時すでに遅いって。
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<休刊のお知らせ> 海外取材のため5月21日―26日が休刊となります 
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 ★読者の声 ★READERS‘ OPINIONS ★どくしゃのこえ 
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(読者の声1)貴誌前号にあったパキスタンのバロチスタン州のことですが、昨年、イギリスに亡命中の国王陛下が日本に来られました。
   (FD生、千代田区)


(宮崎正弘のコメント)はい、そのことは藤井厳喜氏からも聞いております。インタビューをされた由でした。



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(読者の声2)14日夜放映の「フロント・ジャパン」は有本香、宮崎正弘の両氏でおおくりしました。米中貿易戦争、大嘗祭準備の亀卜、パキスタンのテロ事件などの後、宮崎さんの主要テーマは「AIIBのその後」でした。
 下記ユーチューブでご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=fQxcplwzdm8



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(読者の声3)貴誌通巻第6078号(読者の声3)でGF生氏が、丸山議員の北方領土問題に関する発言を受けて、「期待してきた『維新の会』の正体をみたようなきがしました。当たり前の正論が、この国では通用しないのですね」と書かれました。
 イギリス政府もどこかの研究機関(おそらく、ド・ゴール暗殺計画を練った「タビストック研究」当たりでしょう)で対米戦争が発生したときの対応策を練っています。皆さんご存知と思いますが、ここ数十年間の英国と米国の利益を最大化するための戦略としてのグローバリズムの基本戦略の策定で中心的な役割を担ったのもこの研究所と私は考えています。
 米国もイギリスに対して同様のことを行っています。
 政治とは、意図する方向へ向けての方策や起きる確率の高いことへの対策を練って実行していくものです。
それと同時に起きる確率が低く、かつ望ましくないことでも万一起きたら国益や国家の存亡にかかわることは研究して対策を作っておくことが常識です。日本以外の大国はすべて行っています。
ただし、こういったことは黙って行うのが常道です。丸山議員はこの日本政府が当然行うべきことを、公然としかも酒に酔ってやってしまったのです。
私は、丸山議員は愚かであると思いますが、結果的には日本の国益に資することを行ったと思います。何故なら、ロシア政府関係者は、表面上取り繕っていますがやはり日本は開戦という選択肢があることを知っていたのかと内心恐懼しています。これは長期的には日本の国益に資することです。
ただし、丸山議員はそこまで考えて言ったのではないと思います。
また、私はロシアに対する開戦は得策ではないと考えます。私が最善の策と考えるのは、沿海州への日本からの巨額の投資です。
そして、北方領土に住んでいるロシア人を優先的に高給で雇用するのです。沿海州への中国人の浸出・定住に頭を痛めているロシア政府にとっては願ったりかなったりの方策です。しかも、気候温暖化で沿海州は絶好の投資先になります。
私がお勧めするのはシベリア原産のクロウメモドキの大量栽培です。これの種から油を搾る工場を作ります。その油には希少なプルミトレイン酸という脂肪酸が大量に含まれています。肌をきれいにし、インシュリンの効果を補強して血糖値を下げます。
分子が大きいので経口投与しても吸収されません。体温より少し高温にして肌に摩り込むと吸収されます。このサービスを行う施術院を造ります。
つまり農民、工場労働者、施術者で大量の雇用が生まれます。また、夏はゴルフ場、冬はスキーリゾートを兼ねて長期滞在の旅行先ともなります。
もう一つ、夏の涼しさを利用して、受験生の夏季講習を各国の予備校業者に行ってもらい両親は施術に加えゴルフやテニスを楽しむということも可能です。日本だけではなく韓国、中国からも労働者の入国は制限してお金を落とす旅行客としてだけきてもらいます。勿論欧米から老夫婦・中年カップルが多く来ることでしょう。
これを代償として北方四島を日本が要求するのが最善の策と考えます。うまく行けば占守島まで還ってきます。
また貴誌通巻第6078号(読者の声2)で私が書きました「明治天皇も大正天皇も昭和天皇も平成天皇も靖国神社に行幸されたことはあります」は「明治天皇も大正天皇も昭和天皇も靖国神社に行幸されたことはあります」です。お詫びと共に謹んで訂正いたします。平成天皇は皇太子時代に行啓されました。
   (當田晋也)
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西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信
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大嘗祭の神秘
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                          令和1年5月15日(水)

 五月一日から新しい御代が始まり、世間では、我が皇室の歴史と伝統に基づく皇位の継承は終了したかのごとく思われているが、未だ、我が国の最も深遠で神秘につつまれた最重要の儀式がある。
 それは、新帝が天照大神と一体になられる大嘗祭である。
 大嘗祭は、十一月十四日と十五日の二日間行われる。この二日間、新帝は、お一人で、新たに建てられた悠紀殿(ゆきでん)と主基殿(すきでん)に籠もられる。そして、「同床共殿」、即ち天照大神と食事と寝床を共にされる。
 天皇は自ら天照大神の御膳を作られ、御自分のものも作られて天照大神と共に食事をされる。夜は特別な麻の織物を体に巻かれて天照大神と共にお休みになる。つまり、この二日間で新帝は、天照大神と一体の「現人神」になられる。
 この大嘗祭は、太古から伝わる神秘な天皇が神とつながる儀式であり、これによって、新帝は真の天皇となられる。侍従長といえども、この大嘗祭を見ることはできない。
以上、京都の学生寮時代からの友人である鬼塚禮兆君の講演録「新しい元号を迎えるにあたって」に教えられて記した。
 この大嘗祭で、新帝のところに降りてこられる天照大神を、 フランス人オリビェ・ジェルマントマ(ド・ゴール研究所初代所長)が先年の伊勢神宮の式年遷宮に参列して、目の当たりに「感じ」、次の一文をフィガロ紙に寄稿している。
 天皇の祖、天照大神は、普遍的な神秘を湛えていることを示す一文である。

「闇と沈黙のなか、女神アマテラスを聖櫃に奉じ、
これに生絹を掛けて神官の群れが粛々と運んでゆく。
生きとし生けるものの起源そのもののシンボルが、
いま、眼前を通りすぎていく・・・
この景観に、われらの小我の殻など、微塵に吹っ飛んでしまう。」

 大嘗祭は、天皇がこの天照大神と一体になる神秘なる儀式なのだ。
 さらに、以下は、この皇室の神秘な歴史と伝統を受け継いだ儀式に対して、我が国の内閣が、何を拠り所として何をしていたのかを書いたもので、「月刊日本」六月号に寄稿した一文に加筆したものである。
 
 四月三十日に第百二十五代明仁天皇が譲位され、五月一日に皇太子徳仁親王が万世一系の皇位を践(ふ)ませられ第百二十六代天皇になられた。国民は、連休の中で、先帝が皇位を譲られることを親と別れる子のように寂しがり、新帝が皇位を践まれることを歓び祝福した。
  故渡部昇一氏は、我が国が「日本」であるのは、天皇と神社があるからだ、と言われた。従って、この度の皇位の継承において、民族生命の原始根源のものが、最終的に大嘗祭を以て継承されるということだ。それは即ち、天照大神の「天壌無窮の神勅」に基づいて初代の神武天皇から百二十五代続いてきた皇位である。つまり、百二十五代にわたる歴代天皇は天照大神の生き通しであり、今上陛下はそれを受けて、まさに今、初代の神武天皇と一体の天照大神の「天壌無窮の神勅」を受けた第百二十六代天皇となられる。これ、神話と現在の連続性であり、神話のみずみずしい甦りである。
 
 フランスの社会人令学者クロード・レブィ=ストロースは、日本について次のように言っている(一九一一年「日本論月の裏側」)。

「かくかくの影響を(シナ、欧米から)受けるまえから、あなた方は一個の文明をもっておられた。すなわち、『縄文文明』を。それを他の何に比較しようとしてもできるものではない。ここから私はこう云いたい。日本的特殊性なるものがあり、それは根源からしてあったのだ。そしてそれが外部からの諸要素を精錬して、つねに独創的な何者かを創りあげてきたのだ、と。
 われわれ西洋人にとっては、神話と歴史の間に、ぽっかりと深淵が開いている。日本の最大の魅力の一つは、これとは反対に、そこでは誰もが歴史とも神話とも密接な絆をむすんでいられるという点にあるのだ。」

 そして、この「神話と歴史の間に深淵が開いている」西洋人が、約百年前に指摘した、我が国における「神話と歴史の密接な絆」が現実に生きていることが目の当たりに顕れたのが、この度の大嘗祭に至る御代替わりだ。
 しかも明らかなように、これは古に還ることではなく新たな時代に踏み出すことだ。
哲学者の西田幾多郎が昭和天皇に次のように御進講した通りである。

「歴史は、いつも過去・未来を含んだ現在の意識をもったものと思います。ゆえに私は、我が国においては、肇國の精神、神武天皇の建国事業の精神に還ることは、ただ古に還ることだけではなく、いつも、さらに新たなる時代に踏み出すことと存じます。復古ということは、いつも維新ということと存じます。」

 では、日本人は、いつから「神話と歴史の密接な絆」を自覚したのであろうか。それは、万葉集や八世紀の「宇佐八幡の神託」で明らかなように太古からである。
「神皇正統記」の冒頭がそのことを確認している。

「大日本(おおやまと)ハ神国也、天祖ハジメテ基ヲヒラキ、日神ナガク統ヲ傅ヘ給フ、我国ノミ此事アリ、異朝ニハ其タグヒナシ、此故ニ神国ト云也」
 
 先帝陛下は、この度の譲位の御意思を国民に直接語られた平成二十八年八月八日の「お言葉」において、「伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し」と言われているとおり、この度の譲位と践祚の儀式(神事)は皇室の伝統に基づいて行われたと思う。
 皇室のその儀式(神事)を観ることはできないが、天皇が太古からの衣装を身につけられて宮中三殿の廊下を進まれるお姿を垣間見れば、まさに古来からの伝統に基づく侍従も見ることはできない秘儀(神事)が行われている。
 そこで、この我が国の「神話と歴史の密接な絆」からもたらされる伝統に基づく皇室の譲位と践祚そして大嘗祭の儀式と同時に、もう一つ、我が国政府主導による別の異質な一連の行事があることを指摘することによって、我々が克服するべき「文明の衝突」ともいうべき根源的な課題を明らかにしたい。
 即ち、この度の御代替わりにおいて、我が国の神話と不可分な「日本の歴史と伝統」に基づく流れと、政府が依拠する「日本国憲法」(以下、正確に「マッカーサー憲法」という)に基づく流れとの相剋が顕在化しているのだ。
 皇后陛下は、直ちにその相剋を直感された。皇后陛下は、陛下の「お言葉」から二ヶ月後の十月二十日の御誕生日のお言葉において、次のように言われた。

「この度の陛下の御表明も謹んでこれを承りました。ただ新聞の一面に『生前退位』という大きな活字を見たときの衝撃は大きなものでした。それまで私は、歴史の書物の中でも、こうした表現に接したことが一度もなかったので、一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません」
 
 この皇后陛下に、衝撃と驚きと痛みを感じさせたものこそ、我々が直面する克服すべき課題である。その克服すべき課題とは、「天皇」即ち「日本」より、「マッカーサー憲法」を盲従する戦後政治そのものである。
皇后陛下は、聖徳太子の十七条憲法の三に曰く「承詔必謹」(詔を承れば必ず謹め)の教え通り、陛下の「お言葉」を「謹んでこれを承りました」と言われた。しかし政府は、謹んで承わらず、「マッカーサー憲法」に従った。
この祖国の歴史と伝統を無視したのは、「日本を取り戻す」とか「戦後体制からの脱却」を掲げて、国民の支持を集めた安倍内閣であった。安倍内閣は、「取り戻すべき日本」つまり「本来の日本」を裏切ったのである。
 陛下は、一貫して「譲位」と表現された。そのお言葉を承った国民が誰よりも知っている。にもかかわらず、政府は、一貫して皇后陛下に衝撃を与えた「退位」という言葉で固まった。
 つまり、陛下は
「御自らの御意思によって皇位を譲る」とされたのに、
内閣は、陛下の御意思はなく、内閣が閣議で「退位の決定」をするとしたのだ。つまり、内閣は、この度の御譲位を、革命により王制が打倒されたフランスやロシアのルイ十六世やニコライ二世の退位と同じものとしたのだ。
 これは、まさに、陛下の御意思を無視する重大な「我が歴史の改竄」である。何故、改竄したのか。それは、「マッカーサー憲法」では、天皇は国政に関する権能を有しないので(第四条)、内閣総理大臣や最高裁判所長官を任命し衆議院を解散する等々の国事行為を為す天皇の国家元首というべき地位を、自らの意思で譲るというまさに「国政最高の決定」を絶対に為しえない、と、政府の「マッカーサー憲法」に仕える法匪が考えたからだ。
その上で、「マッカーサー憲法」第一条に「天皇の地位は主権の存する国民の総意に基づく」とあるので、内閣が、天皇の上位にあって天皇の「退位の決定」をしてもよいと考えた。
 

 そう、法匪の言う通り、「マッカーサー憲法」では、天皇は絶対に譲位はなし得ない。しかし、陛下は、まさに、それを為された。ここにおいて、陛下は、御上御一人で「マッカーサー憲法」を越えられたということだ。そもそも、実定法が想定していないことが起これば、実定法に合わせて事実を改竄するのではなく、歴史と伝統の中にある慣例や先例に従って対処するのが当然であろう。その慣例や先例は、世界一古い「天皇の歴史と伝統」の中にある。
 現に内閣は、先帝陛下が、「マッカーサー憲法」の想定していない「天皇の歴史と伝統」の中にある「上皇」になられることを認めざるを得なかった。
 このように、天皇陛下の平成二十八年八月八日の国民に対する御譲位の表明から、この度の皇太子徳仁親王の践祚と大嘗祭までには、神話と歴史と伝統に基づく皇室の一連の儀式があり、同時に、内閣の「マッカーサー憲法」に基づく行事がある。
 そして内閣の「マッカーサー憲法」に基づく行事は虚仮(コケ)であり似而非(エセ)であり我が国史の改竄であることが明らかになった。即ち、我が国は、神話と歴史と伝統の国であり、つい最近の昭和二十一年二月にGHQの職員が書いた「マッカーサー憲法」は我が国の「憲法」ではない。
 これが明らかに見えた。
これこそ、「日本を取り戻す」ことであり「戦後体制からの脱却」の第一歩ではないか。我ら、国民(臣民)、謹んで陛下の御業を承らねばならない。
                (にしむらしんご氏は元衆議院議員)
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<休刊のお知らせ> 海外取材のため5月21日―26日が休刊となります
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  • 名無しさん2019/05/15

    カンボジアは中国の新植民地になり下がった

      カジノが乱立、気が付けば、中国人やくざの支配下となっていた

    ****************************************



     カンボジアはフンセン首相の独裁的専横政治。国王陛下は飾りにすぎない。

    そのフンセンは誰が見ても「中国の代理人」。アセアン会議では中国批判の共同声明を公然と握りつぶしてきた。代わりにカンボジアが手にしたのは中国からの莫大な投資だった。

     

     プノンペンの豪華マンションは90%が中国人所有。豪華ホテルの宿泊客も西洋人、日本人より中国人が目立つ。日本人がいるのはプノンペンの新工業地区に聳える「東横イン」くらいか(苦笑)。近くにはイオンモールがある。



     そして。カジノホテルが国道沿いに乱立し、怪しげなラボホテルも軒を連ね、札束をもったギャンプラーが国境を越えて賭け事にやってくる。風俗の乱れ、けばけばしいネオン、周りにたむろする売春婦と、彼女たちを支配するやくざ。乱倫とインモラルが、経済成長のコインの裏側だった。敬虔な仏教徒の国民は90%がクメール人、中国人の乱暴なやり方には顰蹙顔だ。

  • 名無しさん2019/05/15

    読者の声3については、損だとか得(策)だとか商人基準の価値判断で語っているように思え、金で土地を買えの話にしか聞こえません。