国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<習近平外交を「XIPLOMACY」と新造語

2019/03/28

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)3月28日(木曜日)
   通巻第6029号  
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 米欧分断に成功した(?)。習近平外交を「XIPLOMACY」と新造語
  トランプ政策は戦略レベルから戦術レベルに後退している
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 伊太利亜、仏蘭西を歴訪し、イタリアではBRI覚え書きの締結に漕ぎ着けた。G7の一画を崩し、一帯一路に引きずり込んだのだあから、習外交、一応の成果だろう。
パリではマクロンと握手し、450億ドルを振りかざして、エアバスを大量に発注したが、その見返りはファーウェイ排除の米国路線とは距離をおくというEUの仮決定だ。

米国の言うBRIが「虚栄のプロジェクト」という認識を欧州主要国はシェアしないのだ、とメルケルも発言を繰り出し、欧州と中華圏のメディアは、これを習(XI)と外交(Diplomacy)を引っかけて[XIPLOMACY]と書いた。褒め言葉である。
しかし、これは欧米分断という外交目標の成功ではなく「年内に詳細のルールを決める」とEUは当座の態度を誤魔化したに過ぎないのだ。

 気になるのはトランプ政権のジグザグが露見してきたことだろう。
 メキシコとの壁の建設予算をめぐって議会と対立し、トランプ大統領は初めて拒否権を発動した。ロシアゲート疑惑は、ムラー委員長が「証拠がない」としたため、やはり米国版モリカケ事件だったことが明瞭となったが、トランプが武器としてツィッター効果も、最近は希釈しかけている。あまりの乱発が原因である。

 そのうえで、ゴラン高原のイスラエル領土認定、シリアにおけるIS殲滅宣言と米兵の撤退、サウジアラビアとはカショギ殺害事件の責任追及を有耶無耶にし、これらは要するに選挙対策のための戦術行使だ。
しかし戦略レベルでは中国への一貫した強い態度が、貿易戦争の交渉を引き延ばし作戦に移行したことによって、溌溂と登場したときのような「強いアメリカの再現」「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」の旗幟も、影がすっかり薄くなった。
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  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 森鴎外は左遷された先で『唯識三十頌』の講義を受け『生田川』を書いた
  三島『暁の寺』を例外として唯識を描いた作品は近代日本文学にはない

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松本徹『無限往来 師直の恋ほか』(鼎書房)
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 西行の悲しくも美しい歌の境地、慈円の歴史主義的な心意気、悲哀のながれが日本の歴史であるとすれば、その事蹟を詳細に辿りゆく筆者の心根にはいかなる人生観が漂うのだろう?
 ともかく現代人である著者の松本氏の脳裏には、奈良朝から平安、あるいは戦国時代へかけての歴史上の人物が悲喜こもごも往来し、その主人公たちの夢幻に導かれ、あちらこちらを旅する。
 神話との遭遇が各地であり、冒頭は安倍晴朗の生誕地とそのゆかりに土地の紀行文である。京都の安倍神社はいまやパワースポットとなって、参詣というよりスマホ撮影の若い女性で賑わう。この光景を安倍晴朗が知れば、慨嘆するだろう。
 さて作者の松本氏はある日、島根県宍道湖付近にいる。
 「視界が悪く、少し離れた山々がすっかり霞んでいる。(中略) 翡伊川を渡る。別にとりたてて言ふべき特徴のない、あまり大きくもない川だが、国引きの神話の大本となった川である。須佐之男命が、箸の流れ下ってくるのをみて川上へと上って行き、八岐大蛇を退治したのも、出雲建が倭建命にだまし討ちされたのも、この川でのことであった。出雲神話の中心なのである。」
 しかし戦後教育はこれら神話を否定した。
 GHQの命令によって歴史教科書は墨で塗られ、黒色のなかに消された。GHQの走狗となった曲学阿世がいかに多かったか。
 「敗戦になって、神話は非科学的な単なるお伽話、といふことになりました。それで須佐之命も大国主命も、歴史の世界から追放されてしまひました」と松本氏のガイドに立った知人がしみじみと語る。
 例外は判官高貞、しかし南北朝も後醍醐も語られなくなり、「負ければ、物語を奪われる。歴史を奪われるのです。古い昔から繰り返されてきたことです」と慨嘆悲憤慷慨ぶりは悲壮な台詞になるのである。
 神話世界では異類との交接がよく物語られた。狐の花嫁、?の花嫁はまだやさしいが、大蛇や猛獣とも交接する。
 松本氏はこう書く。
 「この異類の女こそ、じつは、男の恋情をより純粋に燃え立たせるに違いあるまい。古事記や風土記にも見られるように、ずいぶん古い。豊玉姫はワニ、乙姫がカメであり、かぐや姫は月世界といふ異郷の女であった。そして、彼女たちは、いずれも、異類の、あるいは異類の女であることによって、一団と蠱惑的であった。古来から男には、自分と世界を異にした美しい性に、烈しくこころを搔きたてられるところがあるらしい」

 そして「女はなほさら美しく、男はより情熱的に純粋になってゆく。だから、この世のものとは思われぬ女とは、単なる比喩ではなく、感情の上の真実」であるとされ、かくして夢幻の文学世界の深甚へ向かって、本書は突き進むのである。
 もうひとつさりげなく本書に取り上げられている逸話がある。
森鴎外は左遷された先で『唯識三十頌』の講義を受け、『生田川』を書いた(明治四十三年)。以後、鴎外は歴史小説に進んでいく。
しかし鴎外の当該作品と三島由紀夫の『暁の寺』を例外として唯識を描いた作品は近代日本文学にはない。
これまた哲学不在の文学という寂しい風景を物語る。
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 古代人の夢と浪漫を縄文遺跡の現場に求めて
  実際に石斧で木を切り、土器で寄せ鍋をつくってみた

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夢枕貘、岡村道雄『縄文探検隊の記録』(集英社インタナショナル)
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 夢想ともいえる幻想、神秘、陰陽道を描くユニークな作家の夢枕貘が、考古学者たちと日本各地の縄文遺跡をめぐり、各地で本物のと縄文土器や石斧を実験をしながら繰り広げる縄文考古学の探究、椎名誠のおふざけ半分の冒険的無謀生活とはまったく趣を異にした、まじめな学術的冒険の記録である。
 古代人の夢と浪漫を縄文遺跡の現場に求めて、そこで土器を手に取り、土偶を拝観し、専門家の考古学者たちと真摯な討論を展開しつつ、実際に縄文人が使用していた石斧で木を切り、土器で寄せ鍋をつくってみるという実践記録でもある。まことに有益な一冊となって、教えられたこと多であった。
 要点を以下に箇条書きにしてみよう。
 「縄文人は洪水のときに浸水する怖れのある低地には住居を造っていない」、しかし「水や魚は利用したいので、河岸段丘のようなところの上のほうの、日当たりの良い高台」を選んで集落を作った(岡村道雄・奧松山縄文村歴史資料館名誉館長)
 食生活の中心は鍋、つまり「寄せ鍋」だ。石蒸し料理とか「石皿で木の実やエゴマの種を混ぜてクッキーのように焼いて食べていた」(中略)「食材からでたダシと塩分、キハダ(ミカン科の落葉高木)やサンショウの香辛料もあった」。
ゆえに岡村は「日本料理の源流は、まさに縄文の鍋だ」と言う。
 夢枕貘は趣味が昂じて釣り小屋を建てたとき囲炉裏をつくったというが、呼応した岡村が説明する。
「(縄文時代の)大きな住居になると、入り口から見て炉の奧側、すなわち横座にあたるところに祭壇があります。そこから男性のシンボルを模した石棒や徳利型の土器などが発見される」。
つまり家の祭壇の前で酒盛りをしていたと想像できる。
縄文人が装飾で用いたのは翡翠である。激しい地殻変動によって生まれた翡翠の産地は糸魚川が有名だが、夢枕が「翡翠の流通センターのような機能を持つ特別なむら」が糸魚川ではなかったのかと問えば、考古学者の木島勉(糸魚川教育委員会)が答える。
「むらの中でも特殊な立場の人。個人が愛用した装身具というよりは、集落、あるいはエリアにおけるその人のステータスを示す象徴のようなもの」、宝石は希少性が重要であり、それが翡翠だったという。
 黒曜石も信濃が産地として有名だが、これらの加工工房があり、黒曜石は鉱山が営まれ、運搬を担って物々交換にでかけて行商集団もいた。つまり「縄文職人」と「縄文商人」がいたということになる。
 翡翠の流通範囲は広範で、北は礼文島から南は沖縄まで普及した。


▲「草木国土悉皆成仏」という根本原理は縄文にあった

 漆による工芸、加工なども、つい先日まで大陸から渡来した技術と考えられてきたが、どっこい、漆工芸を文化にまで高めたのは日本が先進国、独特の技法で黒漆、赤漆で作られた鉢、皿、文様を施した弓など青森県の「是川遺跡」から夥しく出土した。
 岡村は「櫛や耳飾りなどの装身具、漆を濾した布などさまざまな漆関連品が出土しました。いわゆる亀ヶ岡文化圏に属する地域です」。 
 是川遺跡と言えば合掌土偶(国宝)、亀ヶ岡からは「遮光土偶」が出土して全国的に有名な縄文遺跡である。
この漆は中国の河母渡遺跡から6500年前のものが発見され、中国から輸入されたと従来言われていたのだが、「ウルシの木自体は日本列島に自生していなかったという考え」の鈴木三男(東北大学名誉教授)も、「漆文化は日本のほうが古い。(シナからの)移植の目的は「樹液を利用するためだった」と主唱する。

 いま一つがアスファルトである。
道南で産出し津軽海峡を南下したが、流通範囲は狭く、また接着剤としては松ヤニや漆が代用したので西日本には普及していない。だが東北弁が通じる範囲では広くアスファルトが普及し、土器の接着剤として「石匙と呼ばれてきた突起が付いたナイフや嘴状石器も、基部にアスファルトがまんべんなく付着したものが見つかった」(岡村)
アスファルトは接着剤の他に防腐、丸木船の防水、あるいはウルシと混ぜて黒漆の光沢剤としても使われた。
さて本書では空海の真言密教と縄文時代の信仰との強い類似、その関連性が熱心に語られる。
「草木国土悉皆成仏」は、もともと涅槃教にある言葉だが、空海は、この真理こそは仏教普及に役立つと思いついたのだ。
夢枕貘が最後にまとめる。
「僕はこの言葉に出会って、日本の神の歴史は縄文にまで遡れるはずだと直感しました。空海は日本古来の『記・紀』以前の神々がどのように生まれ、崇められてきたかということがおそらく直感的にわかっていた。(中略) 古い神々と仏教の整合性をはかる根本原理を、この言葉(草木国土悉皆成仏)に見つけた」。
 だから「空海は縄文である」と結語するのである。

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 読者の声 READERS‘ OPINIONS  どくしゃのこえ 
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(読者の声1)貴誌通巻6028号に「天皇皇后両陛下、神武天皇陵に御親拝」とあるのを読んで思い出しました。それは、天皇陛下の靖国神社御親拝ということを主張される人がいることです。
御親拝は勿論参拝の敬語表現で、天皇陛下がご参拝なさる場合に使われます。
天皇陛下が靖国神社を参拝あるいは御親拝なされたことは、日本の歴史上一度もありません。天皇陛下が神社で拝まれる場合直角に頭を下げて拝まれます。これが御親拝です。
天皇陛下が拝まれるのは、天皇家の先祖に当たる御祭神の場合だけです。皇大神宮や橿原神宮です。これは当たり前のことです。儀礼上天皇は地上における天照大御神の現れです。物理的あるいは法律的にはどうかは別として儀礼上はそうです。
それ以外の神社では会釈されます。ただし天皇陛下の会釈は世間一般の会釈より深く、30度から40度くらいです。
以前、サイパンで多くの朝鮮系日本人が飛び込み自殺をした崖で天皇陛下が参拝されたとマスコミが報じましたが、これは間違いです。
天皇陛下が靖国神社を訪問される場合は参拝ではなく行幸です。行幸先で御祭神に会釈されます。内心天皇陛下がご英霊にどんなに深い思いをもっていても拝むのではなく会釈をなされます。
このことは戦前でも誤解している人が多く、以前ある陸軍大学卒業生から士官学校生でも誤解している人がいたと聞きました。戦前の小学校の教科書で天皇陛下は靖国神社を参拝されるのではなく行幸されるのだと書いてあるのを読んだことがあります。このことから、宮内庁の富田長官のメモにA級戦犯が祀られているから参拝しなくなったとあったことの主語は天皇陛下ではありません。
  (當田晋也)



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(読者の声2)「平成の大演説会――許さないぞ! 韓国」。恒例の大演説会は第三十回です。毎回盛り上がります。

とき  4月17日 午後6時45分(六時半開場)
ところ 文京シビック小ホール
弁士  荒木和博、潮匡人、加藤達也
参加費 2000円
問い合わせ 展転社(電話03−5314−9470)



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(読者の声3)「大阪都構想は、人事一元化か、単純統合でよくないか?」
 「統合」の形◆
(A)府と市を統合せず、「府市人材バンク」を新設し府市職員全員を移し、そこからシャッフルして府と市に出向させる。
(B)府と市を統合するが、単純統合とし、旧大阪市の区を特別区に再編するようなことはしない。
 筆者は、「大阪都構想」は上記の何れかの方法で代替するのがベターだと考える。
 統一地方選が今一つ盛り上がりが無く始まったが、その中での一番の注目は大阪都構想を焦点にした大阪府知事、大阪市長入れ替えダブル選挙だろう。
 大阪都構想は、東京を筆頭に関西圏以外ではもう旬を過ぎた感もあるが、筆者は以前一時期、関西圏に住んでいた事もあり、それなりに緩くウォッチし続けてきた。
 大阪都構想は、「府市合わせ」と言われる犬猿の仲の両者が箱物などを競う二重行政の弊害に終止符を打つために橋下徹氏が率いる「維新」により提唱され、2015年5月17日にこの是非を問う住民投票が行われ僅差で否決された。

部外者からの岡目八目で単純化すると、大阪都構想のメリットとして挙げられるのは、前述の二重行政の解消に尽きるだろう。一方、デメリットとしては新たに再編した特別区に区役所を建設する等のコストが大きい事だ。
 一説には、これらのコストが、統合による経済効果や行政収支改善を上回り兼ねないという試算もあるようだ。

 ◆橋下氏の喧嘩殺法と現実性◆

 広域行政と中心都市間の問題は、イギリスでの「グレーター・ロンドン」の曲折を見ても、普遍的課題であり、府市統合は反対陣営の一部が唱えるようにトンデモ政策という訳ではない。
 犬猿の仲と言われて弊害を生んでいるなら、統合もしくは実質的な統合を行うのは合理的な対策だろう。企業の世界でも買収してグループ会社となったが、競合し合って弊害が出る場合には、大幅な人事交流を行なったり、合併してしまうのはよくある事だ。
 ただ大阪都構想には、特別区の新設と区役所の建設が加わる。これについて、「維新」としては住民密着の行政サービスの提供等の考えもあるのだろうが、部外者の筆者から見ると「大阪都」として東京都と同じ形にしたいという発想と、景気浮揚を図ると共に建設会社を巻き込んで味方に付けたいという戦術も感じられる。

  橋下氏も先の住民投票では、大阪「都」を強調し、東京都と同等のものを目指す勢いで、現行の「都構想」案で民意を問うた。それはド派手な「華」を掲げる事で戦術としては間違っていなかった。しかし、否決後は大阪を東京が災害等で機能不全になった際、若しくは壊滅した時に首都機能を代替する「副都」「陪都」としての位置付けを前に示し始めた感もある。大阪がパワーアップする事は、関西圏外から見ても望ましい事だ。
  だが、名称は「大阪都」でもよいが、大阪が「東京都」と同列としてトコトン張り合った場合、国家統合の意識、国としての一体感が希薄となり、絵空事ではなく進んでは中国等に付け入られる事になり兼ねず、橋下氏が「変節」したのなら妥当だろう。また、2025年の大阪万博等を考えれば、区役所新設の景気浮揚効果も人手不足で逆目に出る事も考えられる。
以上、「統合」のメリットとコストのバランスを考えると、「大阪都構想」は、筆者は冒頭に掲げたような所、若しくは(A)から(B)への移行に落ち着くのがベターだと考える。
大阪維新は、柔軟性を持ってダブル選に臨む方がよいのではないか。
(佐藤鴻全)



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(読者の声4)「とびっきりの講演会」のお知らせです。予約が必要です。

?演題 「安倍政治を読む」
?講師 元自民党幹事長・国務大臣 山崎拓先生
?日時 平成31年4月24日(水)PM6:00〜
?定員 先着90名(要予約)
?会場 神奈川県民サポートセンター3F 304号会議室
(JR横浜駅西口徒歩3分ヨドバシカメラ裏手) 
?問い合わせ先 045-263-0055
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(休刊のお知らせ)小誌、海外取材のため4月4日から8日まで休刊となります
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