国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <HSBCは2017年にファーウェイとの取引を打ち切っていた。

2019/02/28

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)2月28日(木曜日)
  通巻第6007号
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 HSBCは2017年にファーウェイとの取引を打ち切っていた。
   銀行口座の資料提供し、米司法省と司法取引。罰金19億2000万ドル
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 HSBCが窓口となった資金洗浄とイランへの不正輸出の廉で、ファーウェイの孟晩舟副社長がカナダで拘束され、取り調べが済み次第、米国へ移送される手筈、米国で訴訟が待っている。これまでに判明している事実経過は、送金に利用されたHSBCが司法取引に応じて、確乎たる資料を提供していたことだ。

 孟晩舟は「わたしは関与していない。無罪である」と主張を繰り返しているが、HSBCでファーウェイが架空取引の口座として使用していたのが「スカイコム」と「カニュキラ・ホールディング」という二つのペーパーカンパニーだった。
ファーウェイが1590万ドルを「カニキュラ」に貸与して、一年後に返金されている事なども口座取引の記録から判明している。

 両口座はHSBCにより閉鎖され、その残金がファーウェイに戻されていた。「スカイコム」は、イランのパートナーを通じて、HP(ヒューレット・パッカード)のコンピュータを1500万ドル売却していた。

こうした不正行為が発覚したのが2010年で、HSBCは司法取引に応じて19億2000万ドルを米司法省に罰金として支払い、同時にファーウェイとの銀行取引をやめ、口座を閉鎖した。

 1500万ドルの不正送金で、19億ドル余の罰金って、なんと間尺に合わないことだろう。おそらく水面下の余罪は、巨額にのぼるだろうが、米国の裁判で、そのような機密口座の資料が公開される可能性がある。
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  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 檀君神話は紀元前2333年、檀君即位と韓国歴史教科書が教えている
  実在を裏付ける資料も証拠もないので、日本が抹消したことに歪曲した

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松本厚治『韓国「反日主義」の起源』(草思社)
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 まことに丹念に、かつ冷静に客観的に事実だけを積み上げて克明に分析してみれば、およそ韓国の主張している「歴史」なるものの怪しさ、創作というよりでっち上げの実態が鮮明になる。
 またタイミング的にも抜群の時期である。本書は力作中の力作、待ちに待たれた科学的・客観的・実証的な歴史論である。
 タイトルにあるように彼らの歴史フェイクの「起源」が、どの書物に、あるいはいかなる『伝説』に依拠して作られ、語られてきたのか、その動機はいったい何だったのか、議論は、この命題を基軸に展開されていく。
 なにしろ世界の歴史家が誰も信じない「檀君神話」は紀元前2333年、檀君即位と韓国歴史教科書が今も教えているが、その実在を裏付ける資料も証拠もない。そこで日本の「捏造行為でそれが否定された」などと主張する。
 一例が「テコンドウ」だろうと、著者は典型例として用いる。
 韓国のオリジナルな武道と吹聴しているが、「朝鮮の森羅万象に克明な記録を残した戦前の日本の研究者も、テコンドウについては何も伝えていない。試合の報道、師範や道場の紹介の類も見あたらず、記録はすべて戦後のもの」(390p)
 なぜなら形成期の五大道場はすべてが日本で修業した空手家だったうえ、演武を見て感心した李承晩が「日本の武道と聞いて不快感を示し」、「韓国武道への衣替え」がなされたのだ。
 檀君神話などという途方もない法螺は後世の作り話であることは歴然としている。
 「朝鮮史を日本史の枠組みにひきつけて理解しようとする人が少なくないが、国の形がもとから違う。神道は実在する信仰で、神国思想を生み、歴史の展開にも深くかかわった。日本の神は神託を下して皇位の簒奪を阻み(弓削道鏡の野心を和気清麻呂が神託をかざして破砕した)、神風をおくって国を護った(元寇)。そのように歴史が綴られてきたのは、神が身近な存在で、人々が実際に神意を信じていたからである。李朝は儒教的合理主義に貫かれた、およそ神話的な雰囲気に欠ける国である。李朝と言わず歴史をどこまで溯っても、檀君の系譜につながる国は見いだせないし、檀君の観念が歴史を動かした形跡もない。神殿や神官、磐座(いわくら)や神雛(ひもろぎ)、祝詞、神事芸能、神棚やお守りのような、信仰の形が何もない」(342p)

 また韓国、北朝鮮の文学を見ても、歴然とする驚きがあると著者は強調する。
 日本で和歌は平安時代以後、文学の最高位に据えられ、「文字は経国の大業、あまつちをふるわす」と言われた。
 一方、李朝期に「ハングルは生まれたが、国風文化は興らなかった。興ったのは唐風文化であり、ハングル文藝は終始、漢文学の派生の域をでることはなかった」(中略)「日本では、神々の信仰や歌謡の伝統は一度もきれなかった。自前の文字がなかった頃、苦心して『古事記』や『万葉集』を編んだのは、表現すべき民族の霊魂が保全されていたからである」(318p)
 かくも文化、伝統への認識が日韓では異なるのだが、その矛楯の根源、その基本を深く多角的に追求している。本書は浩瀚だが、読み応えがあった。

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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPNIONS 読者之声
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特記  どなたでも御参加いただけますが、予約が必要です
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<< 編集部からお知らせ >> 
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<< 編集部から謹告 >>
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宮崎正弘事務所     
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