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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<マレーシア国王(第十五代)のムハンマド五世が、突如御退位

2019/01/07

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月8日(火曜日)
        通巻第5944号  <前日発行>
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 マレーシア国王(第十五代)のムハンマド五世が、突如御退位
  スルタンの互選により統治者会議が次期国王を選定するが。。。
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 ムハンマド五世が突如、御退位の意思を示され、マレーシア政界は大揺れとなった。マハティール旋風の影響? 中国投資による国風の変化への憂い?
 噂は風のように広がった。

 マレーシアは立憲君主国。だが国王は万世一系ではなく、九つの州のスルタンの持ち回り、統治者会議の互選で選ばれる。任期は五年。ムハンマド五世が2021年までの任期をのこしての退位である。

国王陛下は君臨すれども統治せず、政治の実権は首相府、立法は国会、司法は最高裁判所が独立して存在し、英国政治を踏襲する。
いかに国民の四分の一が中国人だとしても、この国政のスタイルを覆ることは出来ない。

 アジアタイムズ、ストレートタイムズなどはいずれも一面トップのニュース。これらの情報を総合すると、ムハンマド五世、じつは二ヶ月雲隠れ、王宮におられなかった。

 当初は病気治療のため外国滞在と言われた。この逃避行、じつはロシア美人との再婚だった。
前夫人を離婚し無聊をかこっていたところへロシア女性が登場した。しかも「ミス・モスクワ」に選ばれたほどの美女。すでにイスラム教徒に改宗しているという。
ロシア女性は25歳。国王は49歳。しかしながら国王の威厳としても、伝統重視の立場からも、キングの座に執着してはいけないという自主的判断が働いたのではないかとする解説記事が目立った。
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(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため1月13日―15日が休刊となります  
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  台湾情報   (日本李登輝友の会メルマガ「日台共栄」より転載)
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民進党主席選で卓栄泰氏が当選 台湾は総統選挙モードに突入
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 1月6日、2人が立候補していた民進党の主席選挙が行われ、戦前の予想どおり卓栄泰・
元行政院秘書長が2万4,699票(72.6%)、游盈隆・台湾民意基金会董事長が9,323票(27.4%)
で、卓氏が大差をつけて当選した。投票率は16.9%だったという。任期は蔡英文・前主席の残余期間の2020年5月まで。
 卓氏は蔡英文派で、日本経済新聞は「勝利は蔡氏が党内の主導権を握り続けることを意味する」と指摘し、蔡英文総統が1月5日に行った海外メディアとの記者会見と併せて報じている。

下記にその記事をご紹介したい。
 産経新聞(1月6日付)は総統選挙と絡めて主席選挙について報じ「再選出馬を目指す蔡氏にとって追い風となる」と伝えつつ、1月3日に台湾独立派長老といわれる彭明敏、呉●培、高俊明、李遠哲の4氏が「国家のかじ取りを担う能力が蔡総統にはまだあるのか」と蔡氏に再選放棄を迫るメッセージを「自由時報」に公表したことを伝え、「独立派が好感する頼清徳行政院長(首相に相当)は予算が成立する月内に辞任する見込みで、総統選出馬への布石と見る向きが絶えない」と、頼清徳氏の動きも伝えている。(●=サンズイに豊)

 朝日新聞(1月6日付)もまた主席選挙の結果もそこそこに、総統選挙をメイン記事に「次期総統選への期待度を調べた先月の世論調査で、蔡氏は民進党のホープとされる行政院長(首相)の頼清徳(ライチントー)氏(59)を下回った。前回総統選で蔡氏に敗れ、雪辱を期す野党国民党の朱立倫(チューリールン)氏(57)にも今回は大きく差を付けられている。ただ、もうひとり意欲があるとされる国民党の呉敦義(ウートゥンイー)主席(70)が相手なら、蔡氏にも勝機はあり、両党は互いの出方をうかがう。2大政党を尻目に無所属の台北市長、柯文哲(コーウェンチョー)氏(59)への期待も高い」と伝え、頼清徳・行政院長の動向について「蔡氏は慰留しているが、辞任すれば党内で頼氏を担ぐ声が高まる可能性がある」と伝えている。
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★読者の声 ☆どくしゃのこえ  ★READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)貴誌5929号(2018年12月26日)にでていたインドが中国国境付近にハイウェイの橋梁を完成させ、これが有事には滑走路に転用できるという記事に関連しますが、韓国にあることは知っていましたが、今回調べてみたらドイツが一番多く設置しているようです。
しかし、だんだん必要性が無くなってきている施設のように思います。
特に、日本では、今後F35B(垂直離着機)が導入されるので高速道路の滑走路化は必要ないと思いますが、いかでしょうか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/

今後日本が保有すべき抑止力は、(英国と同じ規模程度の)原子力潜水艦数隻と、この原潜に搭載できる巡行ミサイルと思います。核爆弾を搭載できる巡航ミサイルが理想的ですが、現状では日本は核兵器を所有できないので、取り敢えずは核攻撃を受けた時は、この巡航ミサイルで相手国の原子力発電所を攻撃することが有効かと思います。幸いにも原発を保有している、ならずもの国家が多いので有効な抑止力になると思います。
核兵器は、最も安価に国を守れるので、防衛予算を削減するためにも、いずれ日本も核保有をする必要があると思います。

また貴誌前号にある「インド太平洋における英仏海軍共同作戦の可能性」は、今後あり得るのではないでしょうか?
ご承知の通り、英国と仏国は、2010年に軍事協定を結び、核兵器の品質管理(非臨界実験など)や航空母艦の相互利用などで合意しており、実際にこの軍事協定は機能しています。
また仏はインド太平洋にまだ自国の権益も結構有るようで自国の市民も居住しており、この保護のためインド太平洋側に2箇所ほど軍隊が駐留しているとのことです。また、中国を牽制するためと思いますが、最近では日本との軍事面での連携も深めているようです。
 一方、英国は今後のEUからの離脱に伴い、英連邦加盟国(53ヶ国と聞いています)との経済的な関係を深めると思われますので、当然安全保障面も今まで以上に充実する必要があると思いますので、インド太平洋側にも軍事拠点を持つ必要があるのではないでしょうか。
この軍事拠点としては、(以前に宮崎先生の情報にありました)ブルネイ、シンガポールが有力な候補と思いますが、費用対効果を考えれば(これらの地域よりは物価が安く、英連邦加盟国でもある)マレーシア当たりも候補地になり得るかも知れないと思います。
また英国も中国を牽制するためと思いますが、仏国以上に日本との軍事面での連携を深めているようです。
  (KH生)


(宮崎正弘のコメント)F35の配備は五年計画であり、また少量ですので、高速道路の滑走路併用という考え方は、緊急着陸もありうることですから常に重要です。
日本の核保有は列強が絶対に阻止しますから、自ら開発するのはもはや不可能でしょう。旧西ドイツ式にパーシング?配備が次善の策、一番は、インド、あるいはパキスタンから秘密裏に債権放棄と引き換えに買うことでしょう(拙著『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収合併する日』、ビジネス社)をご参照ください)。



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(読者の声2)貴誌前号にでてきたポールケネディ教授ですが、あの名書『大国の興亡』、夢中で読んだ記憶があります。
表紙デザインがまた傑作的なほどシンボリックで、英国がペチャンコに沈み、アメリカの星条旗がふにゃりとまがりかけ、西へ西へと覇権国が移動、日本の輝かしい姿の西に旗を揚げる準備の中国という構図でした。
 読み返そうと思いました。
   (FD生、静岡)


(宮崎正弘のコメント)その西がインドですが、ケネディ本の表紙にはまだ顔もみせていませんでしたね。
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  • 名無しさん2019/01/08

    読者の声1について 単に「破壊力」しかもむこの民を大量虐殺する「力」が「抑止力」と考えて居られるように思います。「先の大戦」における終戦は「天皇陛下」の民をこれ以上苦しめてはならないと思う「心」が導いたものと思います。前記「破壊力」が抑止につながるか否かは、相手国が「民」に考えが及ぶ国か否かかかっているのであって、単にこちらに「破壊力」が在るか否かで生ずるものではないのが、悩ましいのです。

  • 名無しさん2019/01/07

    当初は病気治療のため外国滞在と言われた。この逃避行、じつはロシア美人との再婚だった。

    前夫人を離婚し無聊をかこっていたところへロシア女性が登場した。しかも「ミス・モスクワ」に選ばれたほどの美女。すでにイスラム教徒に改宗しているという。

    ロシア女性は25歳。国王は49歳。しかしながら国王の威厳としても、伝統重視の立場からも、キングの座に執着してはいけないという自主的判断が働いたのではないかとする解説記事が目立った。

  • 名無しさん2019/01/07

    2019年は悪魔に魂売った人間にとっては地獄になりそうです。

      只今リアルで『逃走中』なカバールにとって、ある日雑誌を開いたら世界で一番悪名高い傭兵暗殺部隊から「We are coming(今そっちに向かっているところだ)」の一面広告だなんて、ホラー以外の何物でもないと思います。