国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み 『青空の下で読むニーチェ』(勉誠出版)

2018/12/13

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)12月14日(金曜日)
          通巻第5915号  <前日発行> 
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 あれから417年、赤穂浪士の蹶起。
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(今号はニュース解説がありません)
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 意表を突いた書名、該博な知識を縦横無尽に組み合わせ
  「葬儀は文化である」との指摘、まさに文化は《生き方》だ

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宮崎正弘『青空の下で読むニーチェ』(勉誠出版)
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                          評 樋泉克夫

 宮崎さんの最新刊『青空の下で読むニーチェ』(勉誠出版)を読み終わって先ず頭に浮かんだのは、これは宮崎正弘版『この人を見よ』ではなかろうか、ということだった。では「この人」とは誰か。もちろん、著者を措いて他に誰がいるだろうか。
 冒頭にさりげなく記された「いつも笑顔を絶やさず明るく振る舞う人間の内面は悲観と絶望で裏打ちされている」の一行に、あるいは宮崎さんの深い思いが込められているように感じられるのだが。
 私が「宮崎正弘」の名前を初めて耳にしたのは遥か半世紀以上も昔の学生頃、所謂「学園闘争」の時代だった。民族派の末端辺りでウロウロしていた私からするなら、ミヤザキマサヒロは憧れでもあり余りにも遠い目標でもあった。
 その眩しすぎる存在であった宮崎さんと初めて話を交わす機会を得たのは、学生時代から30年ほどが過ぎた50代半ばの頃ではなかったか。以来、驚異的な速度で執筆される宮崎さんの著書は、ほぼ拝読したと思う。
 我が書棚に並ぶ宮崎さんの著作群を前に、改めてその仕事の多彩さに驚かざるを得ない。守備範囲の広さ、時代の一歩先を行くテーマ設定の巧みさ、『青空の下で読むニーチェ』に象徴される意表を突いた書名の面白さ、該博な知識を縦横無尽に組み合わせることで生まれる分析の鋭さ、表現の的確さ、時に声を出して読みたくなるような文章のリズムに改めて脱帽するほかはない。

 これまでと同じように、これからも宮崎さんは旺盛な言論活動を続け、驚異的な数の著作を世に問われるに違いない。
 「これから」は知らない。だが、これまでに限って言わせてもらうなら、宮崎さんの著作群のなかでは『青空の下で読むニーチェ』を第一に挙げたい。
 それというのも、ニーチェ、デユルケーム、ショウペンハウエル、ホセ・オルテガ・イ・ガセット、エドモンド・バーク、キルケゴールからはじまり、三島由紀夫、西部邁、西尾幹二から果ては中島岳志までを登場させながら、「いつも笑顔を絶やさず明るく振る舞う人間」の心の内側を解き明かせてくれているからだ。
 だが読み進むに従って行間から浮かび上がってくるのは、宮崎さんの歩んだ人生そのもののであるような気がしてならない。

 「エピローグ 人間は誰でも死ぬのである」に記された「葬儀とは単なる儀式ではない。葬儀は文化である」との指摘は、文化とは《生き方》であると常日頃考えている私からすれば、まさに「我が意を得たり」である。
併せて言わせてもらうなら、やはり人間は生きてきたようにしか死ねない、ということだ。
宮崎さんは最後を「ニーチェを論じて、最後は死に方の話となった。いや、いかに死ぬかという問題が、いかに生きるかということなのである」と、三島由紀夫の『天人五衰』の結末を思い起こさせるような極めて印象的な一文で結んでいる。
「いかに死ぬかという問題」は、「いかに生きるかということなのである」――ここに宮崎さんの真骨頂を垣間見た思いがする。
慌ただしい年末に『青空の下で読むニーチェ』を手に、来し方行く末に思いを馳せる。これぞ『至福の一刻』というものだ。
改めて感謝したい。

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   読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴著新刊の『青空の下で読む ニ−チェ』はチト難しい。しかし凡人が知り得ない事ばかりで、わくわくする内容ばかりです。
 「岩盤を手鑿で掘る」と容易に砕けませんが、禅海お尚の「青の同門」も手鑿からですから、負けずに完読します。
     (TK生、佐賀)


(宮崎正弘のコメント)時間をかけてお詠みいただければ幸いです。


  
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(読者の声2)12日夜の「フロントジャパン」。河添恵子さんと宮崎さんの掛け合い、見ました。面白かった。
 ミャンマーの一帯一路の現場、とくに西海岸でアンダマン海に面したチャウピューとシットウエーの港の開発光景ですが、中国が梃子入れしているという、これらの港の開発があのショボい工事というのは、メディアの報道とあまりの乖離でした。
(EK子)


(宮崎正弘のコメント)やっぱり現場に立ってみて、見ると聞くとでは、これほど違うのかと再認識の旅でした。
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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  • 名無しさん2018/12/13

    森友学園のスクープを連発していた元NHK記者の相澤冬樹氏によると、“影の総理とも呼ばれる今井尚哉(たかや)秘書官”と直接やりとりしているNHKの小池英夫報道局長が、圧力を加え、報道を歪めている。

      ニューズ・オプエドの上杉隆氏によると、「波取り記者」という政権とのパイプ役になる記者がいる。波取り記者は、政権にとって都合の悪いジャーナリストやコメンテーターを政権に伝え、潰すのが仕事だとのこと。

      波取り記者は、各局のエース級が担当しており、詩織さん事件の山口敬之は、TBSの波取り記者だった。

      NHKの小池英夫報道局長は、NHKの波取り記者だと考えてよい。元NHK会長の海老沢氏も波取り記者だったそうで、そうなると、この小池英夫氏も将来のNHK会長候補なのでしょうか。いずれにしても、政権に近い記者が、NHK内で絶大な権力を持っている。

      これで、大手マスコミは政権側の道具であるということが、はっきりとした.

    世の中を変えるには、まず、“テレビを消せ!”ということになるのでしょう。

  • 名無しさん2018/12/13

    フランスのデモがスウェーデンに飛び火した。“地球を神から奪おうとする者と話し合って、示談で解決することなどありえない”わけで、それを「暴力はやめよう、話し合いで解決しよう」などと言う者がいたとすれば、“それは何もわかっていないか、ひそかに悪の加担をする者か、どちらかである”。

      

  • 名無しさん2018/12/13

    新たな司法長官候補もブッシュ派なのですが、経歴で注目すべきポイントが出ています。



      まぁ要するに、アメリカでブッシュ一家が極悪人なのは周知の事実ですし、トランプと同じ共和党だから後回しでもいいとして、ヒラリー・クリントンは洗脳された左派リベラルが感情的に擁護しており、非常に厄介だということです。

      加えて、パナマ文書の法律事務所関係者3名が身柄を拘束され、ヒラリーに不利な話をペラペラしゃべっているとのことでしたが、本丸クリントン財団のCFO(最高財務責任者)アンドリュー・ケッセルまで証言しているとのこと。

      資金洗浄のしっぽを掴まれ、ヒラリー包囲網が狭まりつつあります。