国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<サウジアラビア、緊急に10億ドルをパキスタン中銀に送金したが

2018/11/22

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)11月23日(新嘗祭)
         通巻第5899号  <前日発行>
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 パキスタンの債務不履行という時限爆弾、まもなく爆発か
  サウジアラビア、緊急に10億ドルをパキスタン中銀に送金したが
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 11月19日、サウジアラビアはパキスタンの中央銀行に10億ドルの送金を済ませたと発表した。近日中に、あと20億ドルの振り込みがなされるという。
 イムラン・カーン首相は、就任直後に北京ではなく、リヤドを訪問し、緊急に60億ドルの金融支援を要請し、サウジ側はとりあえず30億ドルの救済を約束していた。

 中国はパキスタンに20億ドルの緊急支援を要請され、10億ドルを送金したとされるが、いずれも焼け石に水。火の車の外貨逼迫は一向に改善されず、低迷を続けている。パキスタンがデフォルトを宣言すれば、IMF管理下にはいり、経済再建のために、債権国には八割前後の債権放棄が迫られる上、経理が透明性をつよく求められる。

 さらにパキスタンにとっては悪い動き。
 トランプ政権は年初来、パキスタンへの軍事支援16億6000万ドルを中断したままにしている。

 米国はアフタニスタン戦争で、パキスタンの四つの空軍基地を借り受け、タリバン攻撃の出撃基地としてきた。みかえりに武器供与など軍事支援を強化してきたが、パキスタン軍は面従腹背で、タリバンに武器を横流し、米軍の作戦予定を漏洩した上、パキスタンの領内にタリバン幹部の隠れ家を提供してきた。

 その典型例がアルカィーダの首魁オサマ・ビン・ラディンだった。パキスタン軍幹部がラディンを保護し、隠れ家を提供していたのだ。米軍の不信感はビンラディン殺害後も解けず、タリバン掃討作戦で協力が得られないばかりか、数々の裏切りに遭遇し、軍事支援中断という措置が継続されている。
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 プライベート保険がないと、悲惨なことになるドイツ
  2035年には介護人材が79万人も不足すると予想される日本

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川口マーン惠美『老後の誤算 日本とドイツ』(草思社)
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 近所の中学校には我が家の子供達も通った。その学校が十数年前に廃校となって、いま福祉センターになっている。
少子化によって小・中学校が急激に統廃合されている。
 評者(宮崎)のすむ町は「単身赴任者通り」という別名があって、高層マンションの大半が1DKのスタジオタイプである。だから公園がいくつもあるが、子供達の笑い声も鳴き声も聞こえない。昼間、誰も遊んでいないのだ。
 朝の公園は逆で、ラジオ体操にどこからともなく集まってくる爺婆で一杯である。
 先週、所用あって商店街から一筋横道に入ったら、新築の見慣れぬマンション、ところが一階が全部喫茶店風。なんだろうと思ったら老人ホームだった。
 町の景観が変わった。
 製本と印刷の町だった。出版不況の嵐がやってきて、いまフォークリフトが走り回る風景が消え、外国人労働者はコンビニしかいなくなり、居酒屋、焼鳥屋が激減した。町一番と評判だった蕎麦屋さんも、ひっそりと閉店した。
 これこそ少子高齢化、衰弱する社会の物理的実態である。

 そして団塊の世代が介護を必要とする時代がやってきた。年金基金も健康保険も基金が底をつきかけ、それなのに医療費、保険料が適切なレートではなく、システムは息切れを見せ始めているが、近未来はもっと酷くなる。暗くなる。
 それならば高度福祉国家とされたドイツはどうなのか。在独三十五年の著者が、この問題に挑んだ。
 ドイツではプライベート保険に加盟していないと、まともに見てくれる医者は殆どいなくなった。老人ホームには入所を希望しても、お金持ち以外は入れないというのがドイツの実情である。
 ならば高齢社会世界一の日本は、これからどうなるのか。
 日本のシステムは、じつは崩壊寸前の危機にさらされているのが実態である。
 そして「死」が確実にやってくる。日本は生命尊重、安楽死は認められず、脳死していても、最後の最後まで生命維持装置を外さない。
 そこで参考になるのが北欧である。
 ドイツと日本の老後のことを総合比較して綴った本書の後半部に、川口さんはこう書く。
 スウェーデンでは「延命のための胃ろうはしない」。
 「点滴も、ただの延命のためだけなら、やはりしない」という。「意識もなく寝たきりの人々のおかげで、日本の平均寿命が世界一に押し上げられているのなら、一位は返上しても差し支えないのではないか」と切実な訴えが続く。
 日本の生命尊重という「思想」は、やはり基本的に哲学上の欠陥があるのではないか。
 「北欧が日本と決定的に違うのは、死や寿命についての議論が、不謹慎でも、反道徳でもなく、純粋に科学的になされていることだ。それは死や寿命だけではなく、すべてのテーマに共通していて、移民政策についても、エネルギー政策についても、情緒は取り除かれ、議論は極めて冷静だ」
 この箇所こそ、日本の一番の問題である、というのが読後感だった。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1823回】            
 ――「支那の國ほど近付いてあらの見ゆる國は無し」――關(7)
 關和知『西隣游記』(非売品 日清印刷 大正七年)

        ▲
 戦後日本の中国人理解を大きくネジ曲げた元凶の1人が竹内好であることは、疑いいもない事実だろう。彼は自らが信奉した魯迅の『阿Q正伝』から発想し、中国人は「阿Q精神」の持ち主だと説き続けた。

 「阿Q精神」とは、「プライドだけは高いが、実力の伴わない阿Qが人々から辱めを受けた際、精神的には自分が相手より優位に立っているという自己欺瞞によって、自らを慰めるのであるが、その“精神的勝利法”こそが、中国人の悪しき国民性」(『岩波現代中国事典』(岩波書店 1999年)であるそう・・・な。

 確かにそうかもしれない。だが、はたして「阿Q精神」だけで彼らの振る舞いを括れるだろうか。そうとは、とても思えない。

竹内の「獅子奮迅の努力」の結果、中国に関心を持つ多くの日本人は中国人は「阿Q精神」の持ち主だと思い込まんでしまった。いや、思い込まされたというべきかもしれない。アノ竹内センセイが仰るのだからゴモットモである。マチガイのあろうはずもない、というわけだ。かくして戦後日本人の中国人理解は完全に狂ってしまう羽目に陥った。

 ここで1990年代、映画『さらば我が愛 覇王別姫』を引っ提げて世界の映画界に衝撃のデビューを果たした映画監督の陳凱歌の回想の一節を引いてみたい。

「昔から中国では、押さえつけられてきた者が、正義を手にしたと思い込むと、もう頭には報復しかなかった。寛容などは考えられない。『相手が使った方法で、相手の身を治める』というのだ。そのため弾圧そのものは、子々孫々なくなりはしない。ただ相手が入れ替わるだけだ」(『私の紅衛兵時代 ある映画監督の青春』講談社現代新書 1990年)
 こう教え諭したのは、多忙だった共産党幹部の両親に代わって幼少期の彼を育てた「かつては貴族」で、「品位を保ち続けた自尊心の強い北京人」の乳母だったという。

 「押さえつけられてきた者が、正義を手にしたと思い込むと、もう頭には報復しかなかった」という生き方は、はたして竹内が「我が発見」と自慢気に喧伝し続けた「阿Q精神」と、いったい、どのように重なり合うのか。やはり中国人の行動原理は、泣き寝入りと自己正当化と同義語のような「阿Q精神」だけではないだろう。

 陳凱歌の乳母の教え、「どんなに天が意地悪でも、まさか漢民族をみな殺しにすることもあるめえて」(『大地』)という人生に対する居直りにも似た勁い思い、加えるに關が説いた「眞にコスモポリタニツク」な生き方――これらを綯い交ぜにしたような日々を生きるのが生中国人というものではないか。

 ここで關に戻り、1915(大正)年に大隈内閣が袁世凱政権に求めた「対華21カ条要求」についての關の見解を見ておきたい。それというのも、当時の日本の上層階層における対中姿勢の一端を推測できると思うからだ。

  關は自らが歩いた満蒙の広さと、日清・日露戦争のみならず「維新以來の宏謨を回顧して、東洋に於ける帝國の基礎を永遠に確定した大隈内閣の功績の偉大なるを認むるの念愈堅きを致せり」。列強の関心が主戦場である欧州に注がれ中国から離れていたからこそ、第1次世界大戦は日本にとって「天祐」だった。

 關一行が「滿洲から支那に入る頃」の1917(大正6)年11月、中国における我が国の特殊権益をアメリカが認めた石井ランシング協定が結ばれているが、大隈内閣の英断があったればこそアメリカは「帝國の特殊の位地、權利の承認」に応じたのだ。
「対華21カ条要求」がなければ「所謂特殊の位地も權利も不安の状態」のままであり、「対華21カ条要求」なければ石井ランシング協定は「遂に空言に等し」いものでしかなかった。

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【東洋経済オンラインご参照URL】
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 AI開発でアメリカを凌駕しつつある中国が、世界の「テクノロジー覇権」を握ったら、どうなるのか? 「中国はデジタル・レーニン主義だ」(独社会科学者ヘイルマン)。
 デジタル監視態勢は、新彊ウィグル自治区で百万人ものムスリムを拘束して収容所にぶち込んだ。再教育と称する中華主義教育は、伝統的なイスラムの価値観を無視し、人民を奴隷の状態に置いた。中国共産党がただしい、と徹底した洗脳教育が行われている。
 これは現代のゲシュタボ、いまおきているのはホロコースト前夜ではないのか?
  デジタル中華皇帝・習近平はトウ小平の肖像を撤去し、毛沢東と習近平の二人だけを並べるキャンペーンを開始した。肖像、ポスターを全土に張り巡らせた。
 習近平の野望、その覇権への野心をいまごろになって認識した米国は、准宣戦布告をペンス副大統領が講演し、経済制裁は、高関税の掛け合い合戦から、次は「ドル取引停止」などの金融戦争の発展しそうです。

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   読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)扶桑社の雑誌に『MAMOR』という自衛隊の「情報誌・広報誌」があります。過去記事に自衛隊がパプア・ニューギニアで軍楽隊の指導をしているという記事がありました。
どうしてパプア・ニューギニアなのかと思っていましたが、APECのためだったのですね。
「もえるあじあ」というサイトに詳しく紹介されています。
http://www.moeruasia.net/archives/49617887.html
 安倍総理一行を日本語の『ふるさと』で歓迎。
https://twitter.com/56360bcd-9c1b-4e82-8dd1-1b329a2a04b9
https://www.facebook.com/sourikantei/videos/500394960444149/
 こちらは現地の人々による「ラバウル小唄」
https://www.youtube.com/watch?time_continue=177&v=bzHMytrf6F8

 漫画家の水木しげる氏が戦争中に現地の人たちと仲良くなり、敗戦後は日本に帰らず現地に留まりたいと考えた、というのもわかるような気がします。
水木しげる氏の漫画には貸本時代の戦記物も多く、後方のラバウルには何千人もの兵隊がいるのに、どうして前線の守備隊の兵隊が小隊長の無謀な命令で玉砕しなければいけないのか、といったものもあります。
山本五十六を描いたものでは、真珠湾の仇と付け狙う米海軍航空隊、暗号解読で山本五十六の移動経路は把握済み。最後は山本五十六の几帳面な性格からのすべて時間どおりの行動が仇となった、という結末。
ロシアのプーチン大統領が必ず遅刻するのも暗殺を恐れてのことなのでしょうか。
 APEC関連のニュースで日本との関わりを報じたのはほとんどなかったように思います。現地で日本語の歌で歓迎しているのに日本は無視では情けない。
日本に対する高評価は極力伝えようとしない日本のマスコミは腐っていますね。
    (PB生、千葉)
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  11月25日は憂国忌です! ことしは日曜日ですので、1400から
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三島由紀夫氏追悼 第四十八回 追悼の夕べ
「憂国忌」のご案内
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本年は、明治の残映から始まる三島先生の傑作『春の雪』(『豊饒の海』第1巻)を中心としたシンポジウムなどを執り行います。
          記
 日時   十一月二十五日(日曜) 午後二時(午後一時開場)
 場所   星陵会館大ホール(千代田区永田町2−16)
 資料代  お一人 二千円(どなたでも予約不要、参加いただけます)

<プログラム>                      (敬称略、順不同) 
                      総合司会     菅谷誠一郎
午後二時   開会の挨拶         三島研究会代表幹事  玉川博己
      『春の雪』名場面の朗読               村松えり
      『天人五衰』最後の場面朗読             村松英子
午後二時半 シンポジウム  「『春の雪』をめぐって」
                    小川榮太郎、富岡幸一郎、松本徹 
                    司会 上島嘉郎(『正論』元編集長)
      追悼挨拶「憲法改正の時が来た」     中西哲(参議院議員) 
午後四時十五分    閉会の辞。  全員で「海ゆかば」斉唱    

 <憂国忌代表発起人> 入江隆則、桶谷秀昭、竹本忠雄、富岡幸一郎、中村彰彦
西尾幹二、細江英公、松本徹、村松英子

       (なおプログラムは予告無く変更になることがあります。ご了承下さい) 
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宮崎正弘『青空の下で読むニーチェ』(勉誠出版、972円)
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 三島は「さるにても恐るべきインドだった」と書いて、克明に聖なるガンジスで沐浴し、歯を磨き、排便をする人々と、その隣で遺体を燃やし、遺灰をガンジス河に散布する光景を活写した。遠藤周作の『深い河』は映画にもなって、このベナレスに長期ロケを行っている。ベナレスでは聖と俗、崇高と卑猥、あらゆる森羅万象が「聖なる河」に溶け込んで流れ、去る。なんという巨大なるニヒリズム!
 ベナレスを死地と決めて、インドの津々浦々からやってくる人々の列があり、かと言って市井の日常生活にはヒンズーの神々の小祠が辻辻にあるが、ほかに取り立てての特異性もなく、早朝、日の出の僥倖に与ろうと、夜明け前にゲートに集まる人たちが引きも切らない。
 わたしも太陽の輝く瞬間をガンジスの河上から見ようと、小型のボートを雇い、河の中央からカメラを向けて、大いなる虚無と崇高と卑猥と猥雑を撮影し、灯籠流しの小型模型を買い求め、願いを込めて流した。まさにこの光景は、文明から隔絶した、宗教の死生観を基礎としての営為だが、そこには一篇の合理主義もなければ科学的客観性などという近代文明の病理からも解放された空間が、古代から永遠にそうであったように時間を超えてベナレスに存在していた。ベナレスに、輪廻転生はたしかに存在する。
 永劫回帰、そうか、ニーチェの思想の原点は、この人間の永遠の営みから、絞り出された思考なのか。私はそう思いながら、ホテルに戻ってニーチェの文庫本を開いたのだった。

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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2018 ◎転送自由。転載の場合、出典明示
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  • 名無しさん2018/11/22

    パキスタンの債務不履行という時限爆弾、まもなく爆発か

      サウジアラビア、緊急に10億ドルをパキスタン中銀に送金したが

  • 名無しさん2018/11/22

    ・ゴーンを初め、今後色々出てくるだろう。

    ・司法取引というのは潔くないが「俺だけ助けてくれ」

    ・組織は中から崩れたら、イチコロ。

    ・内部告発は威力ある。飛行機は前からの風には強いが、後ろからの風に弱い。

    ・検察はしばらくいそがしい。



    ・パンドラの箱が開くと、当たり前の話が、当たり前ではなくなる。

    ・時代が変わるときには、色々な話が出てくる。

    ・組織がうまく行かなくなると、恨みつらみが出てくる。



    ・深層国家の真実を暴き出して、それを整理するというのがトランプの使命。

    ・巨大な組織ほど、大きな矛盾が溜まっており、真相が暴露されてくるだろう。



    ・深層国家の人は、あれほど根性が曲がるのはどうしてだろうか。

    ・まともな人は内部告発する。



    ・東京が焼け野原になった、その11月には東京都が「東京復興の映画」を作っている。

     「こうなれば焼野原になれば復興の大チャンスだ」「石で作った町は焼けないので復興が難しい」

     激しい崩壊の後に、覚悟を決めれば、希望というものが出てくる。

     最初に最悪のことを考えておくのは良い。悲観を抑えるのにいい。



    ・楽観論では想定外で、腰が抜ける。

    ・危機管理(大きく構えて小さく治める)



    ・バブル崩壊後の先の経済は大変だろう。一人では太刀打ちできない。

     バブル崩壊後にリーダーが出てこないと終わっちゃう。

    ・次のリーダーが用意できるか?マインドがリーダーシップの鍵になるだろう。