国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み<< 嗚呼、ブルネイよ。お前もか

2018/11/22

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)11月22日(木曜日)
         通巻第5898号  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 嗚呼、ブルネイよ。お前もか
  中国の「借金の罠」が目の前、習近平がブルネイを公式訪問
****************************************

 フィリピンは中国との取引に応じた。目先のカネのためには領海のことは棚に上げた。習近平は得意満面でマニラを訪問し、巨額投資を打ち上げた。スカボロー岩礁については触れなかった。引き続き習近平は、オイル・リッチの王国、ブルネイ訪問に旅立った。

 ブルネイはASEANのなかでも際立って豊かな国である。人口僅か43万、敬虔なイスラム教徒のくにゆえ、酒もタバコも御法度。信号がなくても、歩行者がいれば、車は待機するほど暮らし向きが悠然としており、水上生活者のバラックも電気水道、ガスが配給され、水洗便所である。

 あらゆる国際会議にブルギバ国王は自家用機で駆けつけられ、地道に振る舞うのでメディアが大きく扱うことは少ない。筆者も三年前にブルネイに行ったことがあるが、巨大なモスクと動物園のような島いがい、なにも見るところがない。歴史博物館も展示物が貧弱、通貨はシンガポールドルに連動するが、ブルネイ以外では使えないという不思議な通貨だった。

 射幸心とは際限のないところがある。
自然保護でも有名だったブルネイに意図的に観光ツアーを運び出した中国は、ダントツの一位。日本人客などまったく目立たなくなった。この沖合のエコ島までの13キロの海上に中国企業が橋を架けている。総工費は16億ドルに登ると予想されている。

 原油精製工場ではガソリンとディーゼルに仕分けされ、総合的な化学ブランとの複合設備を建設しているのも中国だ。この複合施設には34億ドルと、ブルネイ史初の巨額が湯治されている。

現地の報道によれば、半年工期が遅れているが、建設も投資も中国の企業で、第二期工事へ踏み出すと、別途120億ドルのプロジェクトとなる。ほかに山岳部では「ジュブリー水力ダム」の建設が進んでおり、8億5500万ドルの工費だ。それもこれも中国の資金であり、まさにシルクロードの一環である。
 現時点で中国の対ブルネイ投資総額は41億ドルに達する。

 原油とガスが担保されているが、もし資源価格が急落すれば、ブルネイとて、第二のベネズエラ化しないのか。
□◎□○み△◎□◇や○◎○□ざ□◎□○き○◎○□  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪♪
近刊予告!!
宮崎正弘 v 宮脇淳子『本当は異民族がつくった!  虚構国家中国の真実』
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 これは三年前にだした「中国壊死」の新書版リニューアルです!
 (ビジネス社。予価1080円、11月30日発売予定)
 https://www.amazon.co.jp//dp/4828420665/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1542759393&sr=1-1&refinements=p_27%3A%E5%AE%AE%E8%84%87%E6%B7%B3%E5%AD%90
         ○□◇○□◇○□◇○□○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)戦後最悪の法律「移民法」が成立してようとしています。下記の通り抗議街宣が首相官邸で行われます。
「11.22 外国人移民政策絶対反対! 緊急国民行動 」
とき  11月22日(木) 17時00分〜19時00分
ところ 首相官邸前 〜 第二議員会館前
http://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/shuhen/shuhen.html
注意事項
 ・ プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止) 
・ 国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい。
 主催 頑張れ日本!全国行動委員会
http://www.ganbare-nippon.net/
TEL 03-5468-9222



  ♪
(読者の声2)昨日(20日)夜のフロントジャパンで、先生と福島香織さんとの報道分析番組を興味深く拝聴、メディアがまったく報じない「中国共産党はなぜ四中全会」を開かないのか、改めて不思議に思いました。
 いつものことですが、なぜ日本のメディアはこれほど鈍いんでしょうね?
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)「四中全会」とは、習政権が開催する第四回中央委員会総会のことで、中央委員は現在205名、このうち25名が政治局員、そのうちの七名がトップセブンで政治局常務委員というピラミッド構造になっています。
もし開催となれば、北京の宿舎や交通管制が敷かれますから、秘密裏に開いてもすぐ分かります。
習近平が開催を怖れているのは、第一に失脚の可能性、つまり解任動議でしょう。第二は、タイミングをはかって引き延ばしをはかっていること。つまり、米中貿易戦争の不手際と、その責任を問われることを避けない。
ですからアルゼンチンのG20でトランプから若干の譲歩を引き出して、それから四中全会へもっていって、自らの政権の延命を図ろうというわけでしょうね。



  ♪
(読者の声3)テーマ: 米海兵隊ベイルート兵舎爆撃35周年
Thirty-Fifth Anniversary of the Marine Barracks Bombing、October 31, 2018
 去る10月23日は、35年前の当日にベイルートの米海兵隊兵舎が爆破され、241人の優秀な若者が命を落とした日でした。当時イランからの指示でテロリストが爆殺したとします。下記は35周年にあたる特集寄稿です。

Thirty-Fifth Anniversary of the Marine Barracks Bombing
Posted: Oct 28, 2018 12:01 AM
米海兵隊ベイルート兵舎爆撃35周年

ジェームズ・A・ライヤン 寄稿
(タウンホール誌)
 マスメディアが今どこも、米国境をめざすキャラバン(主にホンジュラス発メキシコ経由)や、サウジ記者のジャマル・カショギ殺人、そしてパイプ爆弾の要人向け郵送のニュース(この寄稿日の翌日にピッツバーグのユダヤ礼拝所で乱射事件が発生)に明け暮れる間に、悲劇的な1983年10月23日に起きたベイルート米国海兵隊兵舎の爆破事件はほんのわずか特集されただけだ。
我々はこの爆破攻撃がテヘランから直接命令されたという確かな機密情報を入手していた。しかし、決して反撃することはなかった。この悲劇にまつわる出来事をよく吟味し、何故反撃しなかったのか考察すべきである。
事件の当日、アメリカの最優秀な241人の軍人が殺害され、より多数の人員が重傷を負った。当日と殆ど同時に、フランス軍の本部拠点にも似たような攻撃があり、58人のフランス軍の空挺部隊が殺害された。我々はイランがこれらの攻撃を計画し、命令したという確かな証拠を持っており、同国テロリスト代理人のイスラム・アマルの仕業だった。
これはレバノンのヒズボラの前衛部隊である。一連の攻撃を防御すべき情報を事前に我々が持っていたのは自身驚くとしても、もっと驚異なのは反撃しなかった「理由」があったことだ。

 米国家安全保障局は、1983年9月27日付けの極秘電文を発した中で、在ダマスカスのイラン大使、アリ・アクバル・モンタシェミが、それ以前にテヘランから受けていた命令書があり、それをイスラミック・アマルの指導者フセイン・アル・ムサウィへ与えたのだ。この命令書は多国籍軍を狙った集中的な攻撃だけでなく、アメリカ海兵隊に対する「特別」な行動を命令したものだった。
 私(ライヤン提督)は当時、ペンタゴンの作戦副部長の任にあったが、爆撃の2日後、10月25日までにこの電文を受けることはなかった。私はあの日、同日中にCIAのラングレー本部に呼ばれた、というのはウィリアム・ケーシーCIA長官が私に会いたいと言って来たからだ。
会議でケーシーが私に尋ねたことは、もし加害者が誰であり、何処にいるか場所を彼が突きとめたら、私が加害者を引き立てる計画をつくれるか?と聞いたのである。私は直ちに同意した。それから彼はひとつ条件があるとし、詳細が何であれ、これを統合参謀と共有してはならないということだった。彼は詳細が漏れ、次回発行のワシントン・ポストにすっぱ抜かれたくなかったのだ。私は同意し、決して鍵となる情報を手渡すことはなかった。
テロリスト・グループのイスラミック・アマルはレバノンのバールベックの近く、レバノン軍シェイク・アブダラー兵舎に拠点を構えていた。
組織はイランのイスラム革命防衛隊の手助けで9月16日に兵舎を接収していた。私は第6艦隊攻撃司令官のジェリー・タトル准将へ攻撃計画を送達した。理由は当時のソビエトが我々の交信を解読していると分かっていたからだ。
 最終的に全員が報告を受け、その中に統合参謀本部(前記のケイシー長官守秘命令とは別)とキャスパー・ワインバーガー国防長官が含まれた。国家安全保障担当のロバート・マクファーランド大統領補佐官によると、レーガン大統領との重要会議でワインバーガーが言うには、兵舎の中にレバノン軍のグループが存在すると彼は考えると。これは虚偽だった。
大統領はケーシー長官へ向かってこの点、明確にしろとのことだった。ケーシーは丁度海外出張から戻ったばかりで、そのような事態進展のスピードについて行けず、詳解に及ぶことはなかった。すると 、大統領が言った、「事態を整理しろ」と。判明したのは、レバノン軍の部隊は兵舎にいなかったのだ。
しかしワインバーガーはもっと煙に巻くことを言い、「もしこの攻撃を開始するならば、アラブの友人を我々はすべて失うだろう」と。私から見れば、イランによるワシントン・ロビーのグループが深く関与し、国防長官を取り込んでいたのだ。
 
結果として、艦載機が搭乗し、発進準備を完了したにも拘らず、我々は攻撃の実行命令をなんら受けることはなかったのだ。
艦載機攻撃司令官の言葉を借りて云えば、「これはほんのチップ・ショット(一突き)だった。」と。我々はレバノンのバールベック近郊のシェイク兵舎をアイオワ州の耕されたとうもろこし畑のような風景にするつもりだった。報復に失敗したことは悲劇だったし、我々はこの誤りと共に現在も生きている。
 問題がさらに積み重なり、レーガン大統領が数日後にこの同じ標的をフランス軍と共に複合攻撃する許可を出した。今度は、国防長官が大統領命令を単に無視し、攻撃命令を出すことはなかった。しかし、マクファーランド大統領補佐官とシュルツ国務長官の両名が私に語ったところでは、彼らはワインバーガーの立ち位置を変えようと試みたが、失敗したと。フランス軍は激怒した。彼らは単独で攻撃を実施した。しかし、ダメージは何も与えられなかった。レーガンの日記にあるのは、フランス軍がテロリストを一掃したと言明したのとは対象的だった。
 私が確信するのは、現大統領も国家安全保障チームもこれらの事実に気がついていない。イランは今も指弾されるべきだ。何故にイランの神権政治が権力から除去されなければならないかがすべてを物語る。

 (ジェームズ・A.ライヤン海軍提督は元太平洋艦隊司令官。元国防省作戦司令部副部長、元国連米国軍事部上級代表。翻訳=インパクト・ジャパン)



  ♪
(読者の声4)日産カルロス・ゴーン会長の逮捕、ネットでは「K」の法則に外れはないと改めて納得。瀕死の日産がゴーンの非情なコストカットでV字回復したまでは良かったのですが、コスト削減のため韓国製部品を増やし、ルノー・サムスン釜山工場の稼働率低下を補うため日産九州工場から一部車種を生産移管するなど、以前から日本国内の雇用などどうでもいいのかという批判は根強くありました。
 2017年実績では国内生産はトヨタの三分の一、商用車を合わせてかろうじてマツダ・スズキを上回る程度。直近の乗用車生産では9月実績でスズキ・マツダ・ホンダ・ダイハツにも抜かれ第六位という情けなさ。
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_prod/productionfig_japan_2018
 
 トヨタのプリウスが出始めの頃、日産も独自のハイブリッド車を作っていましたが、ゴーンはこれからは電気自動車だと言ってハイブリッド車は開発中止。
ところが電気自動車は全く売れずお荷物状態。そんななかで日産のエンジニアは非公式にエンジンで発電しモーター駆動する車両の開発に取り組み、売り出したところ大当たりになったのがノート・セレナeパワーなのだとか。
 ネットの書き込みを見ると日産の工場は設備はボロボロ、検査データの不正もさもありなん、といったもの。コスト削減のしわ寄せが末端の不正を招いたのだろうという声も多かった。
「一将功成りて万骨枯る」だったのかもしれません。
  (PB生、千葉)
◎○◎○ ◎ ○○◎○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  11月25日は憂国忌です! ことしは日曜日ですので、1400から
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 
▼▼▼▼
三島由紀夫氏追悼 第四十八回 追悼の夕べ
「憂国忌」のご案内
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

本年は、明治の残映から始まる三島先生の傑作『春の雪』(『豊饒の海』第1巻)を中心としたシンポジウムなどを執り行います。
          記
 日時   十一月二十五日(日曜) 午後二時(午後一時開場)
 場所   星陵会館大ホール(千代田区永田町2−16)
 資料代  お一人 二千円(どなたでも予約不要、参加いただけます)

<プログラム>                      (敬称略、順不同) 
                      総合司会     菅谷誠一郎
午後二時   開会の挨拶         三島研究会代表幹事  玉川博己
      『春の雪』名場面の朗読               村松えり
      『天人五衰』最後の場面朗読             村松英子
午後二時半 シンポジウム  「『春の雪』をめぐって」
                    小川榮太郎、富岡幸一郎、松本徹 
                    司会 上島嘉郎(『正論』元編集長)
      追悼挨拶「憲法改正の時が来た」     中西哲(参議院議員) 
午後四時十五分    閉会の辞。  全員で「海ゆかば」斉唱    

 <憂国忌代表発起人> 入江隆則、桶谷秀昭、竹本忠雄、富岡幸一郎、中村彰彦
西尾幹二、細江英公、松本徹、村松英子

       (なおプログラムは予告無く変更になることがあります。ご了承下さい) 
         □◇▽□□◎□◎▽◎□◎   
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪  ♪
近刊予告
宮崎正弘 v 宮脇淳子『本当は異民族がつくった!  虚構国家中国の真実』
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (ビジネス社。予価1080円、11月30日発売予定)
 https://www.amazon.co.jp//dp/4828420665/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1542759393&sr=1-1&refinements=p_27%3A%E5%AE%AE%E8%84%87%E6%B7%B3%E5%AD%90


 ▲
絶賛発売中!
宮崎正弘『AI管理社会・中国の恐怖』(PHP新書。950円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
★アマゾン → https://www.amazon.co.jp/dp/4569841910/

 AI開発でアメリカを凌駕しつつある中国が、世界の「テクノロジー覇権」を握ったら、どうなるのか? 「中国はデジタル・レーニン主義だ」(独社会科学者ヘイルマン)。
 デジタル監視態勢は、新彊ウィグル自治区で百万人ものムスリムを拘束して収容所にぶち込んだ。再教育と称する中華主義教育は、伝統的なイスラムの価値観を無視し、人民を奴隷の状態に置いた。中国共産党がただしい、と徹底した洗脳教育が行われている。
 これは現代のゲシュタボ、いまおきているのはホロコースト前夜ではないのか?
  デジタル中華皇帝・習近平はトウ小平の肖像を撤去し、毛沢東と習近平の二人だけを並べるキャンペーンを開始した。肖像、ポスターを全土に張り巡らせた。
 習近平の野望、その覇権への野心をいまごろになって認識した米国は、准宣戦布告をペンス副大統領が講演し、経済制裁は、高関税の掛け合い合戦から、次は「ドル取引停止」などの金融戦争の発展しそうです。

宮崎正弘の最新作『AI管理社会・中国の恐怖』(PHP新書。950円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4569841910/

     □◎□○み△◎□◇や○◎○□ざ□◎□○き○◎○□  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■宮崎正弘の新刊 ロングセラーズ  好評発売中!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪♪
近刊予告 12月3日発売
宮崎正弘『青空の下で読むニーチェ』(勉誠出版、972円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 三島は「さるにても恐るべきインドだった」と書いて、克明に聖なるガンジスで沐浴し、歯を磨き、排便をする人々と、その隣で遺体を燃やし、遺灰をガンジス河に散布する光景を活写した。遠藤周作の『深い河』は映画にもなって、このベナレスに長期ロケを行っている。ベナレスでは聖と俗、崇高と卑猥、あらゆる森羅万象が「聖なる河」に溶け込んで流れ、去る。なんという巨大なるニヒリズム!
 ベナレスを死地と決めて、インドの津々浦々からやってくる人々の列があり、かと言って市井の日常生活にはヒンズーの神々の小祠が辻辻にあるが、ほかに取り立てての特異性もなく、早朝、日の出の僥倖に与ろうと、夜明け前にゲートに集まる人たちが引きも切らない。
 わたしも太陽の輝く瞬間をガンジスの河上から見ようと、小型のボートを雇い、河の中央からカメラを向けて、大いなる虚無と崇高と卑猥と猥雑を撮影し、灯籠流しの小型模型を買い求め、願いを込めて流した。まさにこの光景は、文明から隔絶した、宗教の死生観を基礎としての営為だが、そこには一篇の合理主義もなければ科学的客観性などという近代文明の病理からも解放された空間が、古代から永遠にそうであったように時間を超えてベナレスに存在していた。ベナレスに、輪廻転生はたしかに存在する。
 永劫回帰、そうか、ニーチェの思想の原点は、この人間の永遠の営みから、絞り出された思考なのか。私はそう思いながら、ホテルに戻ってニーチェの文庫本を開いたのだった。

 (↓ アマゾンは予約募集を開始しております)
https://www.amazon.co.jp/dp/4585210512/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1542668747&sr=1-2&refinements=p_27%3A%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E5%BC%98


  ♪♪
<< 宮崎正弘のロングセラーズ >>
++++++++++++++++++
『米中貿易戦争で始まった中国の破滅』(徳間書店、定価1296円)
https://www.amazon.co.jp//dp/4198646716
『アメリカの「反中」は本気だ』(ビジネス社、1404円)
『習近平の死角』(育鵬社、1620円)  
『米国衰退、中国膨張。かくも長き日本の不在』(海竜社、1296円) 
『AIが文明を衰滅させる (ガラパゴスで考えた人工知能の未来)』(文藝社、1404円) 
『習近平の独裁強化で、世界から徹底的に排除され始めた中国』(徳間書店、1080円) 
『連鎖地獄 日本を買い占め、世界と衝突し、自滅する中国!』(ビジネス社、1188円)
『金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる』(育鵬社、1512円)
『日本が全体主義に陥る日  旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)

  ♪♪♪
<< 宮崎正弘の対談シリーズ >> 
++++++++++++++++
宮崎正弘 v 西部邁『アクティブ・ニヒリズムを超えて』(文藝社文庫、778円)  
https://www.amazon.co.jp//dp/4286199231/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1541112494&sr=1-2&keywords=%E3%83%8B%E3%83%92%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%A6

宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852−1941』(ビジネス社)  
宮崎正弘 v 藤井厳喜『米日露協調で、韓国消滅!中国没落!』(海竜社、1296円)
宮崎正弘 v 藤井厳喜『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社。同) 
宮崎正弘 v 石平『アジアの覇者は誰か 習近平か、いやトランプと安倍だ! 』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『いよいよ、トランプが習近平を退治する!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)  
宮崎正弘 v 室谷克実『米朝急転で始まる中国・韓国の悪夢』(徳間書店、1296円)
宮崎正弘 v 室谷克実『赤化統一で消滅する韓国、連鎖制裁で瓦解する中国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動でどうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)  
宮崎正弘 v 福島香織『世界の中国化をくい止めろ』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円) 
宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 


  ♪♪
<< 鼎談シリーズ >>
++++++++++++
宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円) 
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
        ◎◎▽□◎□◇◎◎▽□□◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2018 ◎転送自由。転載の場合、出典明示
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。