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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<貴陽ハイテク団地とインドのハイテク都市(バンガロール)が提携

2018/11/06

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)11月6日(火曜日)弐
        通巻第5880号 
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 貴陽ハイテク団地とインドのハイテク都市(バンガロール)が提携
  インドの二枚舌は相手を手玉に取り、華僑商法を越える
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 中国の新興「シリコンバレー」の一つが貴陽である。北京の中関村だけではない。
 この貴陽からインドのバンガロールへ直行便がある。バンガロールは、知る人ゾ知る「インドのシリコンバレー」だ。

 貴州省貴陽といえば、これまでのイメージでは「ド田舎」。周囲には王陽明の出身地として墓地があり、またバスで2時間ほどの場所にある遵義は、毛沢東が主導権を確立した遵義会議が開催された(1935年)ので「紅色聖地」として、会議所跡がうやうやしく装飾されて観光客を集めている。筆者が見学した折、見学者はすくなかったが、近くには周恩来の宿舎跡などもあった。
 ほかに? マオタイの名産地として世界的に有名である。

 この二つのハイテク都市は、いかにして結びついたのか? またモディのインドは、基本的に中国に敵対的ではなかったのか?
インドの二枚舌は相手を手玉に取り、華僑商法を越えるところがある。

筆者がムンバイから国内線でバンガロールへ向かい、IT関連のハイテク企業を取材したのは十年ほど前だった。当時既に世界のハイテク企業は、このバンガロールに集まっており、外国人が目立ち、またインドで唯一牛肉レストランもあった。IBM、インテル、テキサス・インスツルメント、モトローラ、オラクル、サン・マイクロシステムズなどが進出していた。日本企業は少なかった。

 インドは数学の天才を輩出する国として知られ、アメリカ勢は、ソフト開発にインド人を大量に雇って次世代コンピュータ技術開発をなす拠点だった。

電話のコールセンターも夥しく店開きしていた。インドの公用語は英語だから英米企業が下請けに拠点化したのだ。

バンガロールは、ピンクの城もあって緑が多く、インドにしては美しい都市、ホテルも豪華五つ星クラスがあり、特有の乞食を見かけないのでガイドに聞くと「ここの乞食は午後から『出勤』です」と言った。

 なぜバンガロールが急発展したかと言えば第一に自然環境の条件である。
地理的に山間部にあり、海抜1100メートル、水源があり、一年の平均気温が15度。過ごしやすく、細密はハイテク産業にもっともふさわしい。

第二に、このバンガロールはもともと軍事産業都市として開発され、戦闘機、戦車、レーダーなどを生産してきた。軍事技術とはいうまでもなくハイテクである。

第三にエンジニアが蝟集すれば、大学も開設され、企業がやってくれば、インド全土から優秀な若者が集まる。相乗効果がバンガロールを急発展させたといえる。


▼貴陽のビッグデータ特区は陳敏爾が主導した

 中国は南央の貴州省、省都は貴陽である。
 開発に出遅れた貴陽は「中国で最も貧乏な地域」と言われた。ここにハイテク都市構想を宛てたのは習近平の腰巾着、陳敏爾が党書記として赴任してからである。陳敏爾は浙江省人脈であり、紹興、寧波などで実積を積み上げ、折から浙江省書記として赴任してきた習近平に取り入った。

陳敏爾は2012年に貴州省書記に就任し、大学とIT企業を誘致し、とくに外国のベンチャー企業にはオフィス・レンタルを無料とするなど優遇措置を講じ、大規模な工業団地を造成した。
この特典を活用してどっとやって来たのがインド人だった。現在、ハイテク、IT関連のインド人エンジニアは2万5000人が中国にいるのだ。

中国政府が設定した『ビッグデータ特区』と認定され、ようやく世界が注目したのは2016年だった。翌年、陳敏爾は重慶特別市書記になり、政治局員に昇格。一時は次期後継に有力といわれたものだった。

毎日新聞は「政治局常務委員入りは間違いない。次期後継が確定か」などと書いたが、結局、政治局員に留まる。

さて、この貴陽とバンガロールが強力に連携しあい、「SIDCOP」(支那インド・デジタル連携プラザ)としてAI開発の回廊、をめざす。

ビッグデータビジネスのハブ化しようとする両国政府の合意は2018年4月、湖北省武漢で開催されたモディ・習近平首脳会談でなされた。
2017年のインドと中国の貿易は840億ドル、このうち550億ドルがインドの貿易赤字となっている。
 
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  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)中間選挙は、アメリカの新聞やネットで見る限り盛り上がっていますね。トランプ支援者側に「Q」や「QAnon」のマークを掲げたり「Q」Tシャツを着て応援する人が選挙戦後半増えているようなのは興味深いところです。
 「Q」の説明を読む限り、日頃より馬淵睦夫さんがいわんとするユダヤの所謂「ディープ・ステート」によるアメリカおよび世界支配を断ち切ろうとの啓蒙活動のようです。
 その勢いに朝日新聞やNHKの特派員も「Q」や「QAnon]を取り上げざるを得ないようです。
しかし案の定、各々の特派員は荒唐無稽ないし陰謀論と断じるか、意味不明、正体不明ととぼけつつ戸惑いを隠せないコメントばかりでした。これらを含め今回の中間選挙及びその後については、アメリカの近現代史を研究している渡辺惣樹さんに解説をお願いしていただきたいところです。
  (KU生、杉並区)



   ♪
(読者の声2)貴誌5879号の「読者の声」への私の投稿に対して、宮崎氏は「小泉さん、やめてから靖国参拝に行っておりませんね。かれほどの偽善政治家は珍しい。 靖国連続参拝は百点、郵政民営化という『改悪』はマイナス百点。だから『小泉政治の評価はプラス、マイナス零点だ』」などとコメントされていますが、「靖国連続参拝は百点」は過剰評価というより錯誤的評価であり、「ゼロ点に近い単なるポーズ」に過ぎず、したがって、小泉の評価は、改悪のみで「マイナス百点」、小泉は「偽善政治家」というより、「まったく内容が無い」と言うべきだと思います。
 慶応大学の同一クラス生で、議員としても同僚であった栗本慎一郎氏は、『純個人的小泉純一郎論』(イプシロン出版企画、2006年刊)の中で、小泉の靖国参拝について、「靖国参拝で小泉は中国、韓国の怒りを買っているが、靖国神社に対して、彼は別に何も考えていない。・・・・・総理になったら突然参拝した。きっと誰かが『靖国に行って、個人の資格で行ったと言い張ればウケるぞ』と吹き込んだのだろう。・・・・

それに対して、中国、韓国が激しく抗議するものだから、また野党は厳しく批判するものだから、彼は単純に意地になった。批判されるとますます意地になる人がよくいるが、彼はまさにそのタイプだ。だから中国や韓国がこの問題を放っておけば、きっと小泉も靖国参拝をやめるだろう。・・・・小泉はその程度の国家観、靖国神社観しか持っていない人間なのだ。小泉に確固とした政策やあるべき未来の国家論があるわけではない。」と述べています。(82頁)

 なお栗本氏は、同書で、小泉の「慶応裏口入学疑惑」について述べ(21頁)、総理就任前の小泉に押しかけ家庭教師となった斎藤精一郎氏が、小泉について「これがわかるとか、あれがわからないということじゃなくて、問題が分かっていないんじゃないの?」という評価を下したこと、「森喜朗も頭が悪そうだが、彼は、自分が分かっていないことをわかっている。だから、森のほうが少し上である。」などと述べています。(41頁)
 「これまで小泉の政治手法は、短い単語を繰り出す『ワンフレーズ・ポリティクス』などと露骨に支持するマスコミからは意味ありげに解説されてきたが、私に言わせれば、あれははっきり言って、何か意図があって単語を繰り返しているわけではまったくない。彼には表現力と語彙力が欠けていて、物事を丁寧に説明する能力がないだけなのだ。」とも述べられています。(29頁)

 小泉、小泉政権は「確かに、官僚との関係、それから自民党内の慣行とか、そういったものについての改革を行った。良いか悪いかは別にして、変えている部分があることは確かである。」(8頁)、しかしながら、「戦後社会のなけなしの良い部分をつぶすというまったく犯罪的なものであった。」(9頁)というべきでしょう。
 栗本氏は大学同クラスで、しかも姓が「く」と「こ」ということで、最も身近で若き日の小泉を観察できた人物です。内容については、その公正性を非難する向きもあるでしょうが、私は、ほとんどが適格な評価だと思います。
    (CAM)



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(読者の声3)貴誌5878号で山鹿素行の『中朝事実』と吉田松陰の『孫子評註』に言及され、「前者は中央公論の『日本の名書』シリーズと岩波の『日本思想体系』シリーズに入っており」
と書かれました。
 中央公論の『日本の名書』シリーズに入っているのは、配所残筆、武教少学等であり、岩波の『日本思想体系』シリーズにはいっているのは、配所残筆と山鹿語類の抜粋です。中朝事實は入っていないと理解しています。
また山鹿素行は日本こそ中朝であると主張したのであって、日本が中華であると主張したのではないと私は理解しています。
中朝事實には二つの版があります。津軽本と自筆本です。
乃木将軍が自費出版したのは、津軽本から訓点を削除したものです。津軽本の訓点は津軽藩の学者が付けたもので、私のような素人でもわかる間違いがあります。明らかな誤字もあります。それが乃木将軍が訓点を外した理由でしょう。
自筆本には、山鹿素行が付けた訓点があり、内容の異同があり、最後に附録が付いています。自筆本は昭和初期に発見されました。
今までの通説は、山鹿素行が後に内容を精査して、一部削除、変更してできたものが津軽本であるとしてきました。私が内容を精査したところ通説とは逆に、赤穂で素行が一端書き終えたものを、津軽藩から派遣されたものが書き写し、それに津軽藩の学者が訓点をつけたものであることがわかりました。
津軽版に誤字や訓点の間違いがあるのはそのためでしょう。
   (當田晋也)
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 ■「加瀬英明のコラム」メールマガジン
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麦の穂青し、空は一片の雲も留めず
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 来年5月に全国民が慶祝に涌きかえるなかで、126代の天皇陛下が即位される。天皇は日本を統べて下さる要(かなめ)であり、民を安ずる使命を授かった御存在である。
 皇室のない日本を想像することが、できるだろうか。天皇は他国の君主と違って覇者ではなく、敵対する者が存在しない。古代・中世の一時期さえ除けば、武力を用いたことがなかった。
 天皇は日本でもっとも謙虚な人であり、日本の国柄が結晶した方であられる。日本の祭り主として2000年余にわたって皇祖を祀り、つねに国民の幸せと平和を祈ってこられた。御代替りが、来年5月に迫っている。そのために、私はあらためて天皇の存在について考えた。
 昭和20(1945)年のアメリカは「天皇を処刑せよ」という世論で沸騰していた。
 だが、日本は惨憺たる敗戦を蒙ったにもかかわらず、どうして天皇を戴く国のかたちを、守ることができたのだろうか。

 ▼大西瀧次郎中将を偲ぶ

 私は9月に同志とともに、靖国神社の靖国会館において、『大西瀧治郎中将を偲ぶ会』を催した。大西海軍中将といえば、昭和19年10月にフィリピンにおいて、最初の神風特攻隊を編成して送り出したことから、「特攻隊の父」といわれてきた。
 当日、200人あまりが「偕行の間」に集まったが、その前に昇殿参拝した。
 私は代表して、次の祭文を捧読した。
 「謹んで大西瀧次郎海軍中将の御魂と、先の大戦中に散華された英霊に申し上げます。
 わが国は先の大戦を自存自衛のために、国を挙げて戦ったのにもかかわらず、連合国に『ポツダム宣言』を受諾することによって敗れましたが、世界史にまったく類例がない特攻作戦を空に海に敢行することによって、連合国の心肝を寒からしめ、名誉ある条件付き降伏を行うことができました。
 『ポツダム宣言』は、『われらの条件は左の如し。われらは左の条件から逸脱することなし』と述べて、『日本国軍隊の無条件降伏』のみを要求しています。
 特攻作戦こそは、高貴な日本精神を発露したものでありました。特攻隊員と、アッツ島から沖縄まで戦場において玉砕した英霊の尊い犠牲によって、わが国の2600年以上にわたる美しい国体が護られて、今日に至っています。
 日本国民は特攻に散った英霊が悲惨な亡国から、日本を救って下さったことを忘れません。御遺志を継いで日本を守ってゆきますことを、お誓い申し上げます」
 日本が国民を挙げてよく戦ったために、連合国が昭和20(1945)年7月26日に『ポツダム宣言』を発することによって、連合国側から和平を申し出た。トルーマン大統領はこの4日前に、アメリカ陸海軍(まだ空軍はなかった)に、「オリンピック作戦(オペレーション・オリンピック)」と名づけた九州上陸作戦を、11月に実施するように命じていた。
 アメリカ統合参謀本部は、7月はじめに「対日計画案」を大統領に提出して、日本本土侵攻作戦に500万人の兵力を必要とするが、日本は1947(昭和22)年まで戦い続け、アメリカ軍死傷者が100万人を超えようと見積っていた。
 そのためにトルーマン政権は、前政権が日本に「無条件降伏」を強いる方針をとっていたのを改めて、条件付降伏を求めることを決定した。
 今日では多くの国民が特攻隊や、最後まで戦った将兵が徒死(むだじ)にだったというが、日本の悠久の国のかたちが、この尊い犠牲によって守られたのだった。
 先の対米戦争はアメリカの不当な圧迫を蒙って、已(や)むに已(や)まれずに戦ったものだった。和平派だった東郷茂徳外相と、戦後、本誌『カレント』を創刊された賀屋興宣蔵相は、『ハル・ノート』に接して、もはや已むなしとして、開戦の詔勅に副署した。

 ▼『海ゆかば』の合唱

 偲ぶ会は、東映の協力によって、バリトン歌手・斎藤忠生氏の先導によって、『海ゆかば』の合唱から始まった。
 特攻隊員が整列をして水盃を戴くと、次々と離陸して、敵艦に命中するか、対空砲火によって、海面に激突する実写が上映された後に、東映若手男優3人が特攻隊の飛行服に、日の丸の鉢巻を締めて登壇して、1人1人、特攻隊員の遺書を朗読した。
 そのうえで、藤田幸生・特攻隊戦没者慰霊顕彰会理事長(元海幕長)、劇映画で大西中将を演じた父・故鶴田浩二氏の令嬢で、女優の鶴田さやか氏などが、短い挨拶を行った。
 講話が終わった後に、壇上に戻った3人の若手俳優と、参会者が『同期の桜』を合唱したが、全員が頬を涙で濡らした。参会者が、再び『海ゆかば』を合唱することによって、閉会した。
 特攻作戦は、大西中将が発案したのではなかった。昭和19(1944)年7月にサイパン島が失陥すると、少壮将校から海軍部内に敗勢を挽回するために、特攻を行いたいという声が、澎湃(ほうはい)として起った。特攻作戦が採用され、特攻兵器の開発が始まっていた。

 私には特攻について、多くの関係者の話をきいてまとめた英文の著書があるが、特攻作戦は長い歴史によって培われた、日本国民の愛国心と熱誠が表われたものだった。会が始まる直前に、実行委員の1人のF君が、「冒頭で『君が代』を斉唱しましよう」というので、私は反対した。特攻隊が出撃する時には、『海ゆかば』が合唱されたが、『君が代』が歌われたという例は、きいたことがない。
 『海ゆかば』は、防人(さきもり)を司る兵部少輔だった大伴家持(西暦717年〜785年)の歌で、『万葉集』に収録されている。『万葉集』は私たちの魂の故郷(ふるさと)である。『君が代』は平安朝初期の『古今和歌集』にある祝歌(ほぎうた)で、悲壮な出撃にふさわしくなかったのだろう。
 閉会する前に、F君から「聖寿万歳によって、会を締め括りましよう」と耳打ちされたので、私は「それはやめましよう」と答えた。
 大西中将の自刃後に、淑恵夫人がインタビューで、中将が戦争末期に「天皇は国民の前に立たれるべきなのに、女官に囲まれている」と憤ったと語っており、部下に「この戦争は国民ではなく、天皇の側近たちが敗れたのだ」と、切り捨てたという証言がある。
 天皇家は京都の御一家であって、武家の棟梁ではない。私たちにとって、天皇は文化的な存在である。
 特攻について1冊だけ、本をあげるようにといわれたら、『麦の穂青し』(勉誠出版)を勧めたい。特攻隊員の遺書が集録されている。全家庭に1冊常備したい本だ。
 題名は、昭和20年4月29日に九州から飛び立った23歳の特攻隊員が、出撃寸前に書いた遺書からとっており、「一二一五搭乗員整列。進撃は一三〇〇より一六三〇の間ならん。空は一片の雲も留めず。麦の穂青し」という短いもので、心の動揺なく出撃したことが証されている。進撃時間は沖縄の上空に着く時間を見積ったものだ。

 語らざる悲しみもてる人あらむ

 天皇皇后両陛下が平成24年に、イギリスに行幸啓された。
 その時に、前大戦中の元イギリス兵捕虜が、沿道に並んで、抗議行動を行った。
 この時に、皇后は大戦後イギリス軍の捕虜となって、処刑された国人(くにびと)を思いやられ、和歌をよまれた。
 「語らざる悲しみもてる人あらむ母国は青き梅実の頃」という御製を拝して、私は「麦の穂青し」を思って、恐懼した。
 終戦の日ごとに、テレビで玉音放送の録音が流されるが、「朕は茲(ここ)に国体を護持しえて」と仰言せられるのを謹聴するたびに、特攻に、玉砕に殉じた先人たちを誇りたいと思う。
                (かせひであき氏は外交評論家)
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  • 名無しさん2018/11/06

    陳敏爾といい、それ以前には孫ナントカ(汚職で逮捕)、実力でのし上がってきた人は習近平にとって「未来の敵」からでしょうか失脚いていきますね。

  • 名無しさん2018/11/06

    ゴッソリ切り取るリンパ節廓清はやるな!



    (欧米にはない奇習)



     日本の外科医は、癌手術の時、平然と「近くにあるリンパも取っておきましょう」と言う。これをリンパ節廓清(かくせい)と言う。「リンパ節廓清は日本の悪しき習慣です。昔からリンパ節を取ってきたから、今も取る」と言う理屈しかない。「リンパ節を治療したから寿命が延びたというエビデンスをしめせた試験は一つとして存在していません」と近藤誠医師は言う。したがって、欧米では、日本のように「廓清至上主義」は見られない。なぜ、日本の外科医は癌周辺のリンパ節までゴッソリとりたがるのか? 

    「彼等は癌細胞を一個たりとも残してはならない」と言う考え方に凝り固まっているからである。しかし、外科手術で、あらゆる癌細胞を取り除くことは不可能であることは常識になっている。「実際、所属リンパ節に転移があっても、その後、他臓器などに転移の現れてこない患者がほとんどです」「そもそも、所属リンパ節を含めたリンパ節は、癌などの進行を食い止めるために存在しているのです」「癌の進行を食い止めるための関所をリンパ節廓清で潰してしまうと、かえって強盗や泥棒がはびこってしまうという話にもなりかねない」(近藤誠医師)



    *この考え方はアメリカがリビアや中東を民主化させようと反政府軍を支援しているのと似ている。アメリカは、リンパ節廓清をしているのである。だから、癌が暴れ出すのである。アメリカは、わざとそれを仕掛けてきたということである。なぜなら、アメリカを支配している軍産複合体が戦争を望んでいるからである。



    (目を覆う残酷後遺症の数々)



     リンパ節を根こそぎ手術で切除すると、深刻な後遺症が患者を襲う。特に重い後遺症が出るのは、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などである。これらの癌では、女性の骨盤内のリンパ節をゴッソリ取り去るから当然である。さらに、神経も傷つけられるので、排尿や排便機能が損なわれる。その症状もひどい。子宮癌のリンパ節廓清では、両足が付け根部分から腫れあがる。乳癌で脇下のリンパ節切除では、脇の下がひどく傷む。感覚が無くなるなど悲惨である。直腸癌でも、排尿障害、排便障害、性機能マヒなど悲惨である。元プロレスラーの北斗晶さんも術後の会見で、「リュックも背負えない」と嘆いていた。リンパ節根こそぎ切除をやられた。特に、執刀医の手元が狂うと、重篤な神経麻痺が起きる。つまり、術中、術後に、死亡する。



    (神の手教授の手術は部下がやっている)



     「有名な名医や著名な教授の診察を受けて、執刀の約束を取り付けたとしても、そんな約束は当てになりません。だいたい全身麻酔をかけられてしまえば、実際に誰がメスを握っているか、患者にはわかりません」(近藤誠医師)



     近藤医師の知り合いの外科医は、有名教授の代理で執刀していた。影武者みたいなものである。「テレビドラマで神の手などと持ち上げられていた血管外科の教授が、手術室でゴルフクラブを振り回していて、モニターか何かを壊した」というニュースもあった。なぜ、手術中にクラブを振り回していたのか? 

    部下が手術をしていたからである。神の手を持つ教授は暇だったのである。



    (部下が手術代行をするのは当たり前)



     有名教授が、部下に手術代行をさせるのは日常茶飯事である。紹介状をもらい、高い謝礼まで包んで、神の手にすがり期待する患者と家族は、まさに知らぬが仏である。有名教授ほど、「手術をさせてやる」ということを餌に人を集めているのである。



     癌手術では、手術を直接の原因とする「術死」と認定されるのは、患者が手術後30日以内に死亡したケースに限られる。しかし、30日以降に死亡しても事実上、術死であるケースが多い。「術後、1か月以上の入院を経て、自宅に戻った時容体が急変して再入院となり、そのまま帰らぬ人になってしまったというケースはゴロゴロある。それでも、統計上は「術死」としてカウントされない」(近藤医師)



    (癌術後検査は受けるな)



     癌手術が終わっても医師は、「術後観察で様子を見ましょう」と通院を指示してくる。ところが「術後の検査や観察は有害にして無益」なのである。

    理由の第1は、患者の生存率、つまり寿命が延びることはないからである。学問研究の世界では、術後サーベイランス(術後の経過観察)は無意味が常識である。なぜ、無意味な「経過観察」をしているのか? 

    最大の理由は、病院や医師の都合である。患者が切除手術だけを受け、その後、問診のみで各種検査を拒否したり、通院を拒否したりすると病院経営が立ち行かなくなるからである。つまり、病院の金儲けのためにやっているのである。患者にすれば、癌再発を早く見つけられるほど馬鹿を見る。



     癌専門医は、点数稼ぎのために患者を「経過観察」の為と称して検査を勧めている。新たな癌を発見して、またも治療地獄に引きずり込むのが狙いである。



    (心臓バイパス手術は76%は不要だった)



     詰まった血管にバイパス手術は不要だった。バイパス手術とは、血管に狭窄や閉塞が生じた場合、他の場所から取ってきた自分の血管または人工血管を移植して、代替回路を作り、血流を回復させる手術である。主として心筋梗塞で詰まった冠状動脈に用いられる。



     もう一つの工法がステントである。血管内に金属製の網状筒をカテーテルで挿入して、それを風船で膨らませて、冠状動脈などを拡張し、血流を改善させる。まさにアクロバットみたいな手術である。然し、米医師会は、これら血管形成手術76%が無意味と判定した。これら「冠状動脈バイパス手術は、大手術で極めて高額で、命の危険もあり、後遺症も残ります。食事など生活習慣を改めない限り、バイパスもステントも血栓が詰まる」 だから、これらの手術で確実に寿命が延びるわけではない。これが心臓病外科の常識だ。高額医療費を払って受けた患者は唖然とするでしょう。知らぬは患者ばかりなり。患者にとって、不都合な真実に対して、医者は全員口をつぐんでいる。



    (肉好き心臓病死は菜食者の8倍)



     不必要なバイパス手術は病院の利益のためにする。医者は手術が成功すれば、治療は成功したという。しかし実際には違う。手術後も、患者はリスク要因を抱えている。発症につながった生活習慣を変えなければ再発を繰り返す。そうして患者にとって何のメリットも無い高額な検査や治療が行われている。肉好きの心臓病死は菜食者の8倍と言う報告もなされている。菜食こそ、真のベスト療法である。



    (手術はやってはいけない7つの理由)



    1安易に切らせないこと→手術はできるだけしないに限る。身体にメスを入れると以下のダメージを与える。高齢者は何もしないのがベストの選択である。



    2空気の害→臓器を空気に触れることで酸化ストレスなどの後遺症で内臓にダメージが残る。



    3内臓摘出→「いらない臓器は取っておいた方がいい」として平気で全摘するが、人体に無駄な臓器などあるはずがない。



    4麻酔副作用→麻酔薬は劇薬であり、様々な重大副作用がある。全身麻酔で寿命が6年縮むは生命保健統計の常識だ。



    5免疫力低下→免疫力低下は術後1年以上続く。



    6輸血の恐怖→免疫不適合ショックのGVHDを発症すると、確実に死ぬ。その他、深刻な副作用も医者も知らない。



    7後遺症→胃の全摘では、食事が厳しく制限される。腎臓除去は、人工透析でしか生存不能と言う悲劇が待っている。



     外科医が切りたがるのは、高額医療費で儲かるからである。胃切除で120万円、心臓バイパスで220万円、開頭手術で血腫除去なら160万円である。

  • 名無しさん2018/11/06

    裁判闘争 NHKの不祥事

    http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2018/11/05/2718%e3%80%80%e8%a3%81%e5%88%a4%e9%97%98%e4%ba%89%e2%91%a4%ef%bd%8e%ef%bd%88%ef%bd%8b%e3%81%ae%e4%b8%8d%e7%a5%a5%e4%ba%8b/豊洲に魚介の悪臭スポット=換気悪く、空気こもる

    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181103-00000002-jij-pol

    日本は韓国に4兆9000億円を請求できることが判明! その理由は?http://news-us.org/article-20181104-0020433663-korea

    安田純平、釈放時に人質メイク?後頭部は綺麗にカットされ白髪もなし・記者会見で話した36のことhttp://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7275.html

    石橋学(左翼活動家)が再び暴力的阻止を扇動?http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53299338.html

    自由社

    https://www.google.co.jp/search?tbm=isch&q=%E8%87%AA%E7%94%B1%E7%A4%BE&chips=q:%E8%87%AA%E7%94%B1+%E7%A4%BE,online_chips:%E8%A8%98%E8%BF%B0&sa=X&ved=0ahUKEwjHoI-e7rveAhVIybwKHVJ7DfIQ4lYIJygA&biw=853&bih=413&dpr=2.25

    【警告】中国の習近平が「南シナ海での戦争準備」を命じたことが判明! プーチンに続き… 「第三次世界大戦」勃発で日本ピンチ!https://tocana.jp/2018/11/post_18607_entry.html

    外国人移民政策絶対反対!緊急国民行動【主催:頑張れ日本!全国行動委員会】https://blog.goo.ne.jp/chaos1024/e/49bb7ff24699e5af8c48e80a69d3d6a1

    人類史上最大のミステリー

    http://hatekorea.blog.fc2.com/blog-entry-61.html

    薬害エイズに関して、新薬の開発の裏面

    http://www.page.sannet.ne.jp/matukawa/eizu3.htm