国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<カーン(パキスタン首相)がサウジアラビアを電撃訪問

2018/09/18

(休刊予告)小誌は海外取材のため、9月20日―25日が休刊となります。   
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)9月18日(火曜日)
        通巻第5834号   
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 カーン(パキスタン首相)がサウジアラビアを電撃訪問
  IMF管理を回避するために、金融危機を克服しなければならない
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 イムラン・カーン首相は9月17日、イスラマバードを発ってリヤドを訪問する。国王の招待により、二日間の実質的な訪問で主たる議題は今後の経済援助。とくに金融援助の詰めを行う。

 すでに中国とのCPEC(中国パキスタン経済回廊)プロジェクトは620億ドルという途方もない借金のため、パキスタンは西南部のグアダル港を43年間、中国の租借地として認めたうえ、追加で20億ドルの緊急融資を受けた。

 他方、バジワ陸軍大将が北京を訪問している。経済援助が表向きのテーマだが、両国は半世紀以上の軍事同盟国であり、国家安全保障問題、アフガニスタン問題、インド戦略などを話し合ったと見られる。

 このタイミングでカーン首相は就任後初の外国訪問を中国ではなく、サウジアラビアとしたことの意味は重要だろう。サウジと中国のバランスをはかり、外交の梃子とする企図はありありとしている。

 第一にパキスタンの核兵器開発は、おおむねサウジアラビアの資金援助があってなされた。サウジは万一の危機に遭遇したときはパキスタンの核を活用する(背後からイランを攻撃できる)

 第二に首都のイスラマバードに聳える世界一巨大なモスクも、サウジアラビアが全額寄付して建てられた(1966年、サウジ国王ファイサル国王が寄付した)。
それまで首都はカラチだったが、イスラマバードを人工都市として、新しい首都を都市計画に基づいて碁盤の目のような整然とした都を建設したのだ。筆者も行ってみたことがあるが、パキスタンのあらゆる場所の喧噪、猥雑な風景とは別世界、静かで清潔な都市である。
隣のラウルピンジには国連の事務所がある。

『ザ・タイムズ・オブ・インディア』(2018年9月18日)の報道では、パキスタンは「IMF管理体制になることを回避するために、金融危機を克服しなければならない」として資金援助を要請するが、すでに45億ドルの緊急融資が内定しているという。

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(休刊予告)小誌は海外取材のため、9月20日―25日が休刊となります。  
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1) 貴誌5831号「マドゥロ(ベネズエラ大統領)が北京訪問。「あと50億ドル融資して呉れ、これまでの返済は半年待って」ですが、成果はあがらなかったようです。さすがの中国もベネズエラを見限った?
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)中国の政府系のメディアをみても、金額の確約はありません。李克強首相が言ったように「出来る限りの支援をする」という意味は、出来る限りのことはした、という意味でしょう。ベネズエラ救済の奇跡は原油代金が跳ね上がることでしょうが、これも望み薄です。



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(読者の声2) 数日前、何気なくカ−ラジオのスイッチを押すと、「日本が東南アジアで嫌われているのは、日本軍が現地人の食料を略奪していったからです。アメリカは戦争で 疲弊した日本に食糧を供給して呉れました。そのお陰で今の我々がある。どちらが好かれ、どちらが嫌われているか直ぐお分かりのことと思う。」みたいな放送をしていました。
 吃驚しました。運転中でしたので集中して詳しく聴き取ることはできませんでしたが、概ねその様な内容でした。
 実にふざけた内容にチャンネルを確認すると、うぬ、又、NHKかと憤慨しました。
TVでは日本軍とは全く関係の無い生体実験を731部隊の所為にしてみたり、ラジオでは日本国を貶める様な放送をしてみたり、NHKって一体何処の国の公共放送局ですか。
 バンドン会議でスカルノ大統領が日本軍に謝辞を述べた経緯も分かっている筈なのに。
 又、天皇陛下が激戦区を慰霊訪問される折は、沿道を日章旗の小旗を持って大歓迎の意を表わして呉れる。安倍総理の訪問時とて同じこと。此の光景は嫌われているからだろうか。
 原爆を落とし、多くの民間人を爆死させ、穴倉に潜む無抵抗の兵士を火炎放射器で焼き殺したり、婦女暴行が治まらないので「カナリヤ隊」まで組織せざるを得なかった敗戦国の屈辱。
 アメリカが本当に好い国? ともかく一日でも早く「公共」の二文字は剥奪すべきです。
   (北九州素浪人)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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