国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<手抜きダム工事は「あの国」だろうと思ったら、じつは。。。。。

2018/07/25

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)7月26日(木曜日)
        通巻第5766号   <前日発行>
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 ラオスで豪雨。ダムが決壊し、千名以上が行方不明に
  手抜きダム工事は「あの国」だろうと思ったら、じつは。。。。。。。。。
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 7月22日から降り続く豪雨、ラオス南方のシェ・ピアン・シェ・ナムノイ・ダムが決壊し、メコン河下流域が未曾有の洪水に襲われた。行方不明千名以上。被災者が6600名(24日、ラオス国営通信)。
 現場は首都ビエンチャンから550キロほど南東部に位置する。

 決壊した水力発電のダムは工事完成間際だった。完成時には年間1860ギガ・ワットの電力を供給し、おもにタイへ輸出されることになっていた。
だからダム工事の胴元は70%がタイであり、金銭的損害でいえば、タイの金融機関が最大の被害者となる。

 ところで、工事は誰が行っていたのか。
 中国だろうと見当をつけて調べると、どっこい韓国だった。SKエンジニアリング集団と電力専門の韓国企業がラオスのゼネコンとコンソシアム(合弁事業体)を組み、資金はタイの銀行団がだして、2012年に着工、まもなく完成予定だった。

 ラオス北方では、国境地帯がすでに中国の経済植民地と化けており、新幹線はルアンパルパンまでの工事が急ピッチで進捗している。労働者も中国からやってきており、セメント、建材、建機、ブル、クレーンなど悉くが中国製。また資材を運ぶ大型トラックも、99%が中国からである。

 ラオスは一党独裁ゆえに決定が早く、また絶対権力は絶対腐敗するように、プロジェクトにまつわり腐敗の噂が絶えない。当該ダムもまた。。

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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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  底流に流れる深いペシミズム
   60年安保世代と70年全共闘世代とのクロスが三島事件だった

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西部邁 v 宮崎正弘『アクティブ・ニヒリズムを超えて』(文藝社文庫)
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                                評 HT生
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 8年前に出版された本の文庫としての再刊である。当時は民主党政権の真っ只中だった。鳩山、菅、野田政権時代のことを思い出して、おぞましさを感じない人は少なくあるまい。
 対談者の西部邁氏も宮崎正弘氏もそれは同じであったことが対談からわかる。
欺瞞と退廃に満ちた戦後思潮の成れの果て――それがあの2009〜2012年の民主党政権時代を端的に言い表す言葉であるだろう。
西部氏は60年安保世代であり、宮崎氏はその後の全共闘世代に対抗する民族派学生運動の世代である。しかしそれから対談まで半世紀の時間が流れている。しかもその間に二人に深い衝撃を与えた三島由紀夫自決事件が存在する。
しかし「日本はこれでいいのか!」と命を以て問いかけた三島の行動から、幾年月が流れているのだろう。昭和45年11月25日から…。
半世紀にわたる行動と思索の結果からなる思念のほとばしりは、深い教養に裏づけられた二人の対談に鮮やかに表れている。二人の対談に底流するのは、深いペシミズムである。 
何にも変わらない、変わろうとしない日本人への絶望感である。
自虐の果てに、母親の胎内に眠り続けようとする日本人へのいらだちである。この本は西部氏の自裁の後に、再刊されることになったのだが、8年前と今とがほとんど変わり映えしないことに我々は驚くのみである。つまり西部氏は今も生きている。

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 誰がいいだしのだ。日帝三十六年は暗黒だったナンテ
  日本時代がいかに良かったか、当時の広告の明るさからも納得できる

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但馬オサム『こんなに明るかった朝鮮支配』(ビジネス社)
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 題名は題名として、中身を正確に記すと「こんなに面白かった日帝時代の広告、チラシ、パンフ」という、珍しい資料の総集編である。
 この一冊に集められた資料は、じつに300点。よほどマニアックな人だろうか、よくぞ集めたものと感心、というより感嘆である。
そして当時の日本が治めた朝鮮の社会事情、あの時代の状況が手に取るように分かり、日帝36年が「搾取」と「圧政」だったなんて、まったくの嘘だとすぐにバレる。
わたしたちは既に多くの先人の努力によって「従軍慰安婦」「強制連行」がなかったことを知っている。いまさら賠償の必要もなく、それでも日本を貶める朝鮮民族の民度の低さに呆れかえってきた。
日帝時代が「よい時代だった」と本当のことを言ったら殴り殺された日本語世代がいた。靖国神社に爆弾をしかけた元韓国軍兵士は、凶悪残酷な被害を想定していたのか、いなかったのか、軽い気持で爆弾を靖国のトイレに仕掛けた。それをもって凱旋すれば韓国で英雄扱いされ、特別年金を授与されると考えていたフシがある。
本書に集められた「意外な」「明るい」「世相がこれほど豊かで情緒的だったのか」と驚くような広告には、便秘薬に裸の女性のイラストが配されていたり、悪評の「創氏改名」は、強制ではなく、朝鮮民族が自発的に当局の登録には長蛇の列ができていたことは知っていたが、なんと姓名判断屋さんから「姓名学」の講座まであったとは、知らなかった。どういう日本名をつけたら良いか、相談所があったのだ。
当時の朝鮮半島において、人々は高い消費を示し、贅沢品もやまのようにあった。化粧品もよく売れ、映画も続けてヒットしていた。
暗黒史がフェイクだったことが、この広告総集編の断片を一瞥してみても、よくよく理解できるのである。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)昨日のテレビ番組で、宮崎正弘先生がホスト役の福島香織さんに説明していたロシアの軍事技術がアメリカより勝っている分野が五つあるとの指摘、えっ、と驚いて聞いたのですが、詳しく再説願えませんでしょうか。
   (RK生、横浜市鶴見区)


(宮崎正弘のコメント)それはピーター・エスコバル(名前からして中南米系ですね)記者がアジアタイムズ(7月21日付け)に書いた記事を紹介したものです。したがってペンタゴンの評価とは異なっているかとは思いますが、下記の通りです。
 ロシアの軍事技術がアメリカと対等か、あるいは超えている分野
(1)コマント、コントロール、コミュニケーション能力と偵察機能
(2)電子戦争の技量(ハッカー技術をみればわかる) 
(3)新しい武器システム
(4)エア・ディフェンス・システム(S400など)は、米国を超えている
(5)超音速の巡航ミサイル



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(読者の声2)三島由紀夫が『潮騒』の取材のために訪れ長期滞在した三重県・神島で、親交を深めた元灯台職員の男性に送った直筆の未発表書簡九通が発見され、十月十四日(日)まで、山梨県の三島由紀夫文学館で展示されています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201807/CK2018072202000124.html
   (浅野正美)
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  • 名無しさん2018/07/25

    ラオスで豪雨。ダムが決壊し、千名以上が行方不明に

      手抜きダム工事は「あの国」だろうと思ったら、じつは。。。。。。。。。←韓国だった!・・・ですね