国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <トランプは四万人の雇用が増えるとサウジを歓迎。その裏で行われたディール

2018/03/29

トランプは四万人の雇用が増えるとサウジを歓迎。その裏で行われたディール

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)3月29日(木曜日)弐
        通巻第5650号 
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 サウジ皇太子の訪米で800億ドルの兵器購入が約束されたらしいが
  トランプは四万人の雇用が増えるとサウジを歓迎。その裏で行われたディール
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 トランプ大統領が国務長官、安全保障担当補佐官、国家経済会議議長のポストをすげ替えたが、気がつけばハト派がいなくなっていた。
対中宥和派も、ロシア宥和派も消えたが、これで先鋭的に浮上した問題は、北朝の核兵器ではなかった。
イランの核武装を如何に阻止するのか、である。

 オバマ前政権の意図したTPP、パリ協定というグローバリズムを否定し、トランプはメキシコとの間にある壁を高くした。北朝鮮への制裁圧力を最大最強のレベルにまで高め、ホワイトハウスの総括では「圧力の結果、金正恩は北京へ飛んでいった。成果があった」と自画自賛である。

 イスラエルの『ハーレツ』などの分析はちょっと異なる。
 3月20日、ワシントンを訪問したサウジ皇太子を赤絨毯で迎え、トランプ大統領は、サウジが米国製武器を大量に購入する約束を手放しで喜び、サウジとの友好親善の深化を誓い合った。

その裏で討議された裏の議題はイランの核武装をいかにして阻止できるか、どうか。
モハンムド・ビン・サルマン皇太子は、CBSテレビのインタビューに応じて、「もし、イランが核武装した場合は、サウジはただちに核武装に踏み切る」と公言した。

このためサウジは核拡散防止条約に批准していない。そればかりかパキスタンの核武装を資金面で支えた。
パキスタンの核へサウジと共有分がある、というわけである。

▲エルサレムへの米国大使館移転、予定を早める


もっと驚きのニュースがある。五月14日にトランプはイスラエルを再訪する予定が組まれており、この訪問に併せて、米国はエルサレムへの米国大使館移転を早め、一部大使館業務を始めるとしていることである。

これは『エルサレムポスト』(3月27日)が伝えた。
用地買収に手間取り、数年は遅れると思われた米国大使館だが、以前から用地は確保されており。五月に一部業務をエルサレムで開始するのは確定的になった。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)今月号の『WILL』(五月号)で宮崎先生と産経新聞の矢板明夫氏との対談(『習近平ヒトラー帝国、どんだけ危険』)があって面白く拝読、じつに有益な情報ばかりでした。
 ところで対談のなか、宮崎正弘先生の発言箇所で「デジタル・レーニン主義」という耳慣れない語彙がでてくるのですが、前後の文脈からなんとなくビッグデータを駆使して国民を管理・支配する全体主義ということが理解できるのですが、この詳細を論じた、先生の論文とか、著作はありませんか? なにしろ耳新しい語彙です。
   (BF生、横浜)


(宮崎正弘のコメント)ドイツのチャイナ・ウォッチャーでセバスチャン・ハイルマンが、最初の命名者と思いますが、顔相認識から、声紋の分析まで、特派員の尾行をやめて、いまではGPSで居場所を確認しています。
 オーエルの『1984』にでてくるビッグブラザーが習近平というわけでしょうね。拙著ですが、現在、某出版社との間で、このテーマの企劃を話し合っているところです。



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(読者の声2)27日の日本文化チャンネル「FRONT JAPAN」で宮崎さんが、ラオス取材の報告を多数の写真を駆使されながら、なさっていましたが、その前後に産経の特派員も北部のボーデンへ、そして千野さんが、ダムの現場を取材したルポが掲載されました。総合的に参考になり、そして宮崎さんのホットでヴィヴィドなラオスの現状をみるにつけ、まさにラオスは中国の経済植民地なのですねぇ。
 これまでの援助最大は日本で、またカンボジアではボランティアも平和部隊からも犠牲者がでて、あれだけの貢献をしても、いまやチャイナマネーの乱舞に酔うわけですか。ちょっと気持がすっきりしません。
  (FG生、水戸)


(宮崎正弘のコメント)とりあえずのラオス報告は『エルネオス』五月号ですが、ほかにも中国マネーに絞り込んで、雑誌に書く予定です。
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