国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <<パキスタンの背信? 安保顧問(元将軍)が米国に勧告

2018/03/08

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)3月8日(木曜日)弐
         通巻第5629号 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため明日3月9日から11日まで休刊になります。 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 パキスタンの背信? 安保顧問(元将軍)が米国に勧告
  タリバンに勝ち目はない。米国はタリバンとも和平交渉を始めるべきだ
****************************************

 「アフガニスタンの戦局において、米国の勝利はあり得ない。そこには、いかなる希望もない。タリバンと和平交渉をなす方向を探した方がよいだろう」
 こう言ってのけたのはパキスタン国家安全保障会議顧問のナセル・カーン・ジャンジュア元陸軍大将である。

 しかしトランプはペンタゴンの勧告にしたがってアフガニスタンへ4600名の増派を決めた。ペンタゴンの方針は、過去17年戦ったタリバンと、どうしても勝利の決着をつけたいことであり、トランプの目的はアフガニスタンに潜伏し、タリバンと連携するテロリストISのせん滅にある。

 トランプ大統領とペンタゴンとの思惑は、一枚岩ではないが、アメリカの世論といえば、アフガニスタンには関心が薄く、西側の安全を脅かすテロリストの戦争である。
 そのために米国はアフガニスタン政権に軍事的経済的人道的支援をなし、傀儡と言われたカルザイと現ガニ政権を支えて、すくなくとも首都カブールの治安を死守してきた。

 しかし、そのガニ(アフガニスタン大統領)ですら、タリバンとの話し合いに米国は応じるべきと言っている。ガニは、タリバンが政党を組織して選挙に参加するのなら、和平への糸口になると提言している(ワシントンタイムズ、3月7日)。

 パキスタンは、そのアフガニスタン支援の兵たんであり、米軍の橋頭堡である。言ってみれば、支援してきた国々がアメリカを批判している構図である。

 米国がアフガニスタン戦争に踏み切ったのは911テロへの報復であり、当時の世論は「アルカィーダをやっつけろ」だった。その首魁だったビンラディンは、パキスタンの軍情報部がかくまっていた。
このため米軍特殊部隊は、かれらの盗聴網を出し抜いて、密かにイスラマバード上空から潜入し、パラシュートで降下、奇襲攻撃をかけビンラディンを殺害した。

 しかしアフガニスタンは、外人部隊のアルカィーダがいなくなっても、新しいテロ組織が誕生していた。ISがシリアから大量に流れ込んだのだ。

オバマは撤退する決断ができず、ずるずると泥沼に足を取られ、アメリカンファーストを唱えるトランプと交代した。
 悪夢のような泥沼から這い上がる決断、すなわちニクソンがベトナム戦争終結のために撤退を決断したように、いよいよトランプ政権にも迫られていることになる。

     ◎▽□み◇◎◎や◎▽◇ざ◎□◇き□◇◎   
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 

 影響力はなきに等しいまでに落?した朝日新聞の権威
  それでも尊大な朝日はいつまで経営が維持できるのだろうか?

  ♪
桜井よしこ x 花田紀凱『朝日リスク』(産経新聞出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 「アカが書き、やくざが売って、バカが読む」。最近は『朝日を読むとバカになる』という標語が国民の間に浸透してきた。
それほど朝日はバカの集まりになった。
 元『週刊朝日』の編集長だった川村二郎氏も『学があっても、バカはバカ』(ワック)を上梓されたが、朝日新聞記者の救いようがない体質について糾弾している。ほかにも永栄潔氏、長谷川熙氏ら朝日OBが。。。。。
書店へ行くと朝日批判が目白押し、韓国批判本と並ぶほどに多い。
 世の中、確かに変わって朝日が恐れられ、裁判という強迫を前に泣き寝入りしたケースもおびただしく報告された時代が嘘のようになってきた。
 朝日がねつ造した記事は、自ら誤りを認めて謝罪した吉田清司の嘘証言以下、枚挙にいとまがない。
 最近は早期退職を募集したら、退職金が7000万円とかで、もはや退職した方が有利と希望者が殺到したというニュースもある。えっ、7000万円? 朝日が小川栄太郎氏を訴えた金額より多いじゃん。
 それなのに朝日読者がまだ推定で500万弱いるらしい。押し紙を含めての数字だろうが、なに地方都市のビジネスホテルへ行くとロビィにうずたかく積まれているのは朝日新聞で「無料でお持ちください」と表示してある。ちなみにほかの新聞は有料である。
 さて本書は、桜井よしこ女史と花田「月刊HANADA」編集長とが、ゲストに門田隆将、堤堯氏らを招いての対談と鼎談、そして座談会からなり、メディアの行使する「筆の暴力」がいかにすさまじく、またいかに戦えばよいかについて縦横無尽の討論が展開されている。
 なにしろ門田氏は元『週刊新潮』のデスク、朝日批判はお手の物、『朝日の天敵』と呼ばれたのは堤堯・元『文藝春秋』編集長だ
この二十年ほど、評者(宮崎)は堤氏と酒席をともにする機会が多いが、絶対に「アサヒビール」は頼まない人である。天敵といわれたからには新聞と関係がなくとも、ほかの銘柄のビールを飲むほどに徹底的である。
 内容は一言。「面白き、やがて哀れなるかな 朝日新聞」。
       ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため3月9日から11日まで休刊します。 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)日本政府はトランプ大統領に「次なる米朝合意には『合意を守ることの合意書』が不可欠だ」と今の段階で強く主張すべきです。
 南北朝鮮の首脳会談に向けて事態は北朝鮮の思惑通り進んでいくようです。
おそらく北朝鮮はこの「時間稼ぎ」をできるだけ長く保つようにすることでしょう。時間稼ぎの為なら途中の段階においては既存の核武装を廃棄するとまで表明するかもしれません。そしてまた今までの繰り返しがなされます。朝鮮民族との合意など慰安婦問題での日韓合意が、今のような惨憺たる事態に成っているのを見せつけられれば米朝合意がなされてもそれがどうなるかは明らかです。
 それでは今の段階で日本政府は何をすべきでしょうか?
上記のようなことを熱心にアメリカに言ってもきっと無駄だとおもいます。況や韓国に言っても全く意味がありません。しかし今は日本にとりチャンスとなりうる部分を最大限利用すべき時です。その意味では一つチャンスがあります。
 アメリカ政府に対して日本政府は「過去の米朝合意事項が悉く反故にされてきたが、この不履行の経緯をまず何にも優先して明らかにせよと要求すべき」と云う事です。
誰がいつどのように米朝合意を無視して核開発を極秘裏に進めるべしと命令したのか。またその責任を今どう考えているのかを示せと北朝鮮に迫るよう要求すべきですということです。
そして最大のチャンスはこの全貌を条文にした「合意書の為の合意書」を締結すべきとトランプに主張することです。
合意を北朝鮮が破った場合は米国は何をする権利を有するのか、いかなる懲罰があるのか、を予め公にすると云う事です。懲罰の内容には「合意を履行しないときには米中は北朝鮮のあるべき統治の方法を決めることができる」というのはどうでしょうか。
 繰り返しますが、米朝話合いにはその前に「合意を破らない事の合意書」つまり最終且つ不可逆的な「合意の合意書」が必用なのです。
「合意を守ることの合意書を結べ!」といった日本の「異様な」提案はきっと国際的にも目立ちます。
さすれば朝鮮民族は合意をしても守らない民族であることを世界に知らしめることができ、慰安婦関連の日韓合意の国際社会への実状説明にも役立つはずです。
つまりこれは日韓合意を守らない韓国に対する『牽制』に成りましょう。もしこの「合意書の為の合意書」を北朝鮮が嫌だとう事なら、アメリカも北朝鮮と新たな合意書を目指して協議を開始しても、北朝鮮は其れを順守する意思はもともとないいことを認識するはずです。
(SSA生)
     □▽□▽ ◇□▽○ ○○○□
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮崎正弘の新刊 絶賛発売中!     
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
宮崎正弘『米国衰退、中国膨張。かくも長き日本の不在』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ―――日本は世界史のプレイヤーとしての位置を復活するのか?
 それとも半恒久的に米国の附録なのか? (定価1296円 アマゾンは下記 ↓)
https://www.amazon.co.jp/dp/4759315888/

  ♪♪♪
絶賛発売中! アマゾン第一位(中国部門)!
 宮崎正弘v福島香織『世界の中国化をくい止めろ』(ビジネス社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
  ★チャイナウォチャーのなかで、もっとも注目を集める福島女史との対談第二弾! 
多くの本や情報がでているにもかかわらず世界は中国を知らない。世界の企業は14億の市場を当てにして中国に進出しているが、実質は「2億の市場」にすぎず、絶対に増えることはないことを知っているだろうか。
  ★欧米は中国が豊かになれば民主化すると幻想をいだいていたが、中国の国家体制は強奪型の「共産党資本主義」であるため民主化は不可能。
★「中国化」。激動の世界情勢が動き出した2018年を読み解く!(1404円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4828420096/
  ◎◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮崎正弘の最新刊 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪♪
<宮崎正弘の書き下ろし単行本>
+++++++++++++++
『AIが文明を衰滅させる  〜ガラパゴスで考えた人工知能の未来』(文藝社、1404円) 
『習近平の独裁強化で、世界から徹底的に排除され始めた中国』(徳間書店、1080円) 
『連鎖地獄―日本を買い占め、世界と衝突し、自滅する中国!』(ビジネス社、1188円)
『西郷隆盛 ――日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1620円) 
『金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる』(育鵬社、1512円)
『米国混迷の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる』(徳間書店。1080円)
『日本が全体主義に陥る日  旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)

♪♪
<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ> 
++++++++++++++++
宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852−1941』(ビジネス社)
宮崎正弘 v 藤井厳喜『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社) 
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 
宮崎正弘 v 室谷克実『赤化統一で消滅する韓国、連鎖制裁で瓦解する中国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上4つは1080円) 
宮崎正弘 v 石平 『いよいよ、トランプが習近平を退治する!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動でどうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 西部遭『日米安保五十年』(海竜社。絶版) 
宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
       ◎◎▽□◇◎◎ ◎◎▽□◇◎◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため、小誌は3月9日―11日が休刊です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2018 ◎転送自由。転載の場合、出典明示
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。