国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <<夥しい囚人がCPECの道路工事に投入されている事実は大問題だ

2018/03/03

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)3月3日(土曜日)
         通巻第5624号 
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 パキスタンよ、おまえもか。「中国の借金の罠」に落ちた
  夥しい囚人がCPECの道路工事に投入されている事実は大問題だ
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 パキスタン野党PPP(パキスタン人民党)のナワブ・ムハマド・ヨーセフ・タルプル議員がパキスタン国会の委員会で質問に立った(3月1日)。「中国から夥しい囚人がCPEC<中国パキスタン経済回廊>の道路工事に投入されているのは問題ではないか」

 「國際間の取り決めでは囚人を工事現場に投入するケースでは、ホスト国の受諾が必要であり、ひょっとしてパキスタン政府は非公開の取り決め、もしくは密約を交わして、このような囚人を受け入れているのではないか?」とタルプル議員の舌鋒は鋭かった(『ザ・タイムズ・オブ・インディア』、2018年3月2日)。

 CPECプロジェクトは総額570億ドル。パキスタン西端グアダル港から、中国の新彊ウィグル自治区カシュガルまで、原油とガスのパイプライン、鉄道、高速道路を建設し、附帯して光ファイバー網の建設も行っている。

 この570億ドルという、パキスタンにとって天文学的数字はさぞ魅力だったのだろう。うっかり飛びついてしまった。
結局、何が起きたかと言えば、パキスタン政府が期待した現地雇用はなく、治安は悪化し、おまけに労働者ばかりか、セメントから建築材料、建機に至まで中国から持ち込まれ、これはパキスタンの貿易収支を悪化させる。

 スリランカが引っかかってハンバントタ港を99年、中国に貸与することになったように「借金の罠」に陥没した。パキスタンは中国へ借金の返済ができないから担保権を行使される。みごとにグアダル港は、43年の借地権を中国に譲歩せざるを得なくなった。
かくてグアダル港に中国海軍の艦船寄港は時間の問題だろう。
 くわえてグアダル港が位置するパロチスタン洲では頻繁に中国人へのテロ、誘拐も起こり、労働者は隔離されている。工事現場の警備はパキスタン軍があたっている。バロチスタン地方は独立運動が盛んで、パキスタン中央政府の統治が及んでいない。

 中国の囚人らが犯罪に加担したかどうかは不明だが、最近パキスタンではATM詐欺が横行し、カラチでも反中国感情が猛烈に吹きすさんでいるという。
 ネットの書き込みは凄い。
なかに「パキスタンはいずれ中国の犯罪者に溢れ、マフィアの巣窟になるだろう」というのがあった。
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(休刊のおしらせ)小誌、地方講演のため、3月4日―5日が休刊です。 
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)日本株の下落したほどの影響力をもたらしたトランプ大統領の「2018年大統領経済報告書 」の原文です。
2018年大統領経済報告書 
https://www.whitehouse.gov/wp-content/uploads/2018/02/ERP_2018_Final-FINAL.pdf
(PDF 6.4 MB, 562 p.) 
ファクトシート 
https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/growing-american-economy-economic-report-president/
経済諮問委員会のサイト 
https://www.whitehouse.gov/cea/research/
   (山本生)



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(読者の声2)奥茂治氏の帰国報告会が下記の通り開催されますのでご案内申し上げます。
「慰安婦問題に終止符を」

とき   3月27日 午後五時
ところ   場 所:憲政記念館
登 壇:  奥茂治氏・加藤達也氏(産経新聞社会部編集委員・元ソウル支局長)
参加費   1,000円(学生無料)※予約不要
お問合せ: 090-6709-9380(佐藤)
主 催:  奥茂治を支援する会
共 催:  慰安婦の真実国民運動・ハナミズキ・そよ風



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(読者の声3)慰霊祭という名の政治集会に前橋地裁の判決下る! 朝鮮人強制連行という嘘を日本人に押しつける。
 ニセ慰霊碑の撤去に立ち上がった大和撫子たち。草の根の活動が県を目覚めさせ、行政をも動かした。足かけ7年にわたる画期的な活動の軌跡を報告します。
 愛国男女大集合!
   記
日 時:平成30年3月4日(日)受付開始:午後1時15分
場 所:池袋産業プラザ館201号室(豊島区東池袋1−20−1)
基調講演: 村田春樹氏
経過報告:群馬の森の朝鮮人碑の撤去を求める県民の会会長佐藤みずえ氏
歴史捏造を許さない市民の会代表 金澤春彦氏
主 催:そよ風
参 加 料:1,000円



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(読者の声4)今晩(3月3日)、次の催しがあります。「西部邁氏追悼講演&トークセッション」
 場所は文京シビックセンターです。
西村幸祐氏が講演、その後、「表現者」の常連執筆者であった三浦小太郎氏をお招きし、西部邁ワールドを語り尽します。
西部氏の突然の自裁は一体何だったのか? そして僕たちに何を問いかけているのか? 

とき   3月3日(土曜)午後六時半
ところ  文京シビックセンター26階「スカイホール」
登壇   西村幸祐 三浦小太郎
参加費  千円
どなたでも予約なしで御参加いただけます
主催   英霊の名誉を守り検証する会(代表 佐藤和夫)
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