国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<FBI,クリントン財団を捜索

2018/01/07

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018)1月7日(日曜日)弐
        通巻第5571号  
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 トランプ政権の暴露本『炎と怒り』売り切れ続出という報道に隠れたが
  FBI,クリントン財団を捜索、怪しげな献金と活動の偽善が明るみにでるか
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 2018年1月6日、FBIは選挙のために遅らせてきた「クリントン財団」に捜査チームを派遣し、書類などを押収した。
 容疑は脱税、あるいは不正な資産形成にあり、慈善団体を自称する同財団の活動内容と資金の流れなどを捜索する。

クリントン財団の怪しげな「営業」とは、ロシア企業へのM&Aへの便宜協力、とりわけ献金を目当てにした政策への介入など、あまりにも露骨で、「クリントン夫婦は国務省を『クリントン商会』に変えた」(政治学者・藤井厳喜氏)といわれるほどスキャンダルに溢れていた。

FBIは一昨年にも一度、手入れしたこともあるが、選挙最中だったこともあって不十分な捜索に終わった。FBIはかねてから捜査範囲の拡大を要求してきた。捜索は一年ぶりだが、いまとなっては証拠書類も「処分」されているのではないのか。

 2016年の大統領選挙最中にも、リンチ司法長官(当時)とクリントン夫妻が機内で密談したり、FBI幹部に圧力をかけたりし、トランプ陣営がその不正をつくと、逆に民主党が「トランプのロシアゲート」を誇大に報じて、マスコミに印象操作させるなど手が込んでいた。しかし、そのブーメラン、フェイクニュースの源に戻ってきた。
 
トランプに解任されたFBI前長官のコメィは、訴追されそうだし、特別検察官のミュラーも自身のスキャンダルが噴出している。
 国民の信用調査を見ても、ヒラリーへの信頼度は極めて低い。民主党の世論調査で「次の大統領候補に誰がふさわしいか」と問えばバニー・サンダースと答える。

 そこへタイミング良く、ホワイトハウスの内幕を描き、スタッフの殆どが「トランプ大統領は精神的に可笑しい」と思っている等と、フェイクと思われるセンセイショナルな内容の『炎と怒り』が出版された。

 トランプはすかさず「私は精神的に安定した天才である」とジョークを飛ばし、著者のウルフ氏自身も「書かれたことが100%真実であると断言する自信はない」と表明している始末だ≪『ポリティカルインサイダー』、1月6日)。

メディアが騒いだ所為で当該本は売れ行き好調、ホワイトハウスは「あれは紙くず」と否定して火消しに追われる。
しかし執筆したのがボブ・ウッドワード級ならともかく、マイケル・ウルフという無名のコラムニストではねぇ。

 ボブはニクソンのウォーターゲート事件報道で一躍有名になり、その後はブッシュ、クリントン、オバマと歴代大統領の一連のホワイトハウスの内幕を絵がした。トランプはなぜ、彼に頼まなかったのだろう?

そもかくトランプ陣営は『炎と怒り』は虚偽に満ちた内容であるとして、「出版差し止め」の仮処分を要求していたが、版元は意表を突いて発売予定日の四日前に店先に並べるというゲリラ戦術にでた。

 この騒ぎでクリントン財団へのFBIの手入れ報道が霞んでしまった。
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)来週です。「正論を聞く会」は宮崎正弘先生をゲストに独演会を開催します。演題は「2018 外交展望」。
どなたでも予約なしで御参加いただけます。

とき    1月16日 午後六時半
ところ   大手町「産経プラザ」三階 大会議室(定員120名)
http://www.s-plaza.com/assets/pdf/access/map-jp.pdf

講師    宮崎正弘
演題    「2018 外交展望」
資料代   おひとり 1500円
主催    正論の会(代表三輪和雄)



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(読者の声2)12月29日に北京からチェコのプラハへ向かっていた海南航空の機内で、中国人乗客十数名から、現金が盗まれていることがわかりました。被害額は平均でひとりあたり240ドルから5000ドル。
 着陸30分前に騒ぎが起こり、機内を捜索した結果、ある乗客の座席の下から現金が見つかり、逮捕された事件がありました。
 どろぼうは機内で、寝てる間にも活動している。これは中国に飛行機で、中国人だから起きたのか、それとも日本の飛行機でもおこりうる問題でしょうか?
 在プラハ中国大使館は旅行者に警告を発したそうです。
    (RU生、宇都宮)
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