国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み EUにカンボジア経済制裁の動き、米国も同調か

2017/11/20

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)11月20日(月曜日)参
        通巻第5513号 
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EUにカンボジア経済制裁の動き、米国も同調か
  フンセンの独裁に抗議、野党「救国党」解散命令とは何事か
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 カンボジアが親中路線を突っ走った挙げ句、政治環境が悪化した。
 「独裁者」と云われるフンセン首相の非民主的横暴は野党「救国党」の党首を「アメリカと図って国家転覆の陰謀を企てた」などとする容疑で逮捕し、野党幹部は一斉に国外へ出た。国民の間からは人気の高い野党をつぶすのも、2018年八月に予定されている総選挙対策であることは明らか。フンセンの独裁に国民は不満を鳴らしてきた。

 カンボジア制裁に真っ先に名乗りを上げたのはスエーデンだった。「経済制裁をカンボジアに課そう」とする動議で、ほかのEU諸国も動き始めた。トランプ政権も「年内には姿勢を決める」とした。

 なぜカンボジアにEUが制裁?
 じつはカンボジアの輸出のうち、40億ドルはEU向け、しかもそのうちの38億ドルは衣服であり、対米輸出も21億ドル。ならば日本向けはというと、8億ドル、対中国向けは6億ドルである。

 その仕組みはじつに簡単で、中国の繊維産業がカンボジアに工場を移し、安い人件費ではやくも50万人の女工を雇用し、欧米に輸出しているからだ。
つまり中国企業がカンボジアで生産し、それを「カンボジア製品」として欧米へ輸出して稼いでいる構図。ただし、中国はカンボジアに150億ドルを投資した。

欧米がカンボジア制裁に前向きなのは地域経済においてカンボジアは相対的に影響力が軽微であり、ベトナムの一党独裁やタイの軍事政権に対しては沈黙し、何もしなかったゆえにバランスを取ろうとする安直な政治的判断が伴っていると考えられる。

 もし制裁が発動されるとフンセン政権には打撃だが、間接的ブローとなるのは中国である。 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)サウジアラビアがおかしなことになって、次期国王に内定したと云われるムハンマド皇太子の独断専行が続いて、カタールと断交したりイエーメンを攻撃したり、ハリリ(レバノン首相)を辞めさせたり、フランスがハリリを引き受けたようですが、この中東の連続的異変の解説を是非ともお願いしたいですね。
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)中東の混沌は一冊の本になるほど謎に満ちており、この地殻変動で、オセロゲームでいう駒の動かし方で起きているドミノ。クシュナーのサウジ訪問あたりから事態が急激に動いています。
 いずれ物事の裏側がもっと見えてきたときに書こうと思います。
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 習近平が「独裁権力を確保した」なんて、殆ど冗談に近い。習近平は信長のように「高転びに転ぶ」。
習近平独裁体制の実態は「空の城」だ!
中国繁栄の裏側に拡がる暗澹たる闇を照射し、そのリアルな実態を報告する。中国が公表したGDP世界第二位は嘘、外貨準備高世界一はフェイク統計であり、海外へ逃げた外貨は4兆ドル。すぐ目の前にきている「不動産バブル崩壊」。上海株式が持ち直しているかに見えるのは習近平が命令した、中国政府が株を買っているからだ!
いま、そこにある「中国経済の瓦解」はリーマンショックの十倍規模になるだろう。
<目次>
プロローグ――世界「連鎖地獄」の危機
第一章 中国のGDPはゼロ成長、外貨準備はスッカラカン
第一節 粉飾の「バベルの塔経済」が崩壊する
第二節 経済改革失敗で北朝鮮と戦争をする
第二章 習近平がひた隠す「一帯一路」、じつは大失敗
第三章 国内開発プロジェクトも支離滅裂
第四章 権力闘争とは利権争奪戦でもある
第五章 中東、中南米、アフリカでも「反中国感情」が荒れ始めている
第一節 中国を凌駕する魑魅魍魎の中東情勢
第二節 中南米、アフリカをめぐる暗闘
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  • あぁ、無残。共産中国ゆくところ、ぺんぺん草も生えず、ただ髑髏の山と廃墟だけ。連鎖地獄へ落ちるのみ。2017/11/20

    ○貴メルマガが報じるカンボジアの政治状況。アジアの民主主義、人権の残念な限界を痛感する。同時に性懲りもなく今も蠢く中国共産党の邪悪な策動に危惧と不安を覚える。カンボジア政権の傀儡化、第二ポルポト政権樹立で、再びカンボジア国民自身の手でカンボジア国民大量虐殺の惨劇を演じさせるつもりかも。蘇る赤いクメールが東南アジア赤色化、共産中国の手先となって長征の先兵と化す。今度は何百万人、何千万人、何億人が犠牲になるのか?悪夢である。いずれにせよ中国共産党は即刻解散、完全廃党を。本当に、もう、これ以上、まわりに迷惑をかけないでほしい、が・・・。



     いま、鳴り物入りで平壌を訪れた中国共産党幹部(外交部長)。が、北朝鮮側の「ひとたらし」で適当にあしらわれ、核・弾道ミサイル開発についての北朝鮮側の譲歩は一切引き出せじまいだったようだ。「喜び組」の接待におもいっきり鼻の下を伸ばし骨を抜かれまくったのだろう。大恥をかかされただけ。むしろ「中朝の絆」確認の演出に利用されるだけだった。これではトランプ大統領への言い訳、説得アリバイ工作にもならないだろうに・・・。いったい平壌で何を論じ合ったのだろう?



     「わりゃ、えーかんげんにせんかい、てもずらばっかかきやがって。尻拭いさせられんのはわしらやで、わかっとんのか、ボゲッ!」「じゃかーしーわい、だれに向かってクチきいトンじゃ、おおっ。モトをただせばお宅の先々代が核開発せいゆーたんじゃぞ、わすれたんか、オイ。こっちはアメリカ相手にからだはって戦かっとんのじゃ!おタクらみたいにヌクイところにおって、何が核やめろじゃ。ボゲはおのれのほうじゃ、ボゲッ!」「アホか、もー時代が変わったんじゃ。核ミサイルで脅してうまくいく時代ちゃうでっ。ゴチャゴチャいわんと、うちのオヤジのゆーこときいて、こらえときゃええんじゃ。」「そっちの都合でハイそうでっか、こっちが動く思っとった大間違いやで。こっちはいつでもアメリカ相手にセンソーする腹きまっとんじゃ。そんときおまんらドないするんじゃ。おおっ。ゆーとくがな、わしらの核兵器、北京も上海も、重慶ももう中国まるごと射程にはいっとるがよぅ。わしらがその気になれば、中南海は5分で灰じゃ。ええか、オヤジにゆーとけ、そんだけはわすれんなや!」「おーっ、誰に向かってモノゆートンのじゃ、オオッ!あとでホエヅラかくなや」「そっちこそ、自分ではいたツバのむこむなや。とりにくるんいうなら、いつでもコイや、にげはせんワイ」「じょーとーじゃあ、くびあらってまっとけや、ボゲっ!」

     平壌頂上決戦、ドンの首をかけた赤い悪魔同士の仁義なき戦いが幕をきる、か?が、もーどーでもいー。共倒れしてほしい。中朝同時消滅でアジアに平和と安定を、世界平和と人類福祉増進に少しは貢献してほしいものだ、が・・・。

     報道によれば、北朝鮮が年内にも弾道ミサイルを飛ばすという。闇市場でウクライナ製か○○○製のICBM入手に成功したのか?それとも、今般の中国共産党特使。その説得工作宣伝は世界を欺く擬態偽装であって、その本命裏目的は北朝鮮裏支援、激励鼓舞で、手土産の中身は中国製ICBMだったのか?謀略が十八番の共産党同士ゆえ、その真相はわからない。いずれにせよ、その発射のとき(あるいは第七回核実験強行時)、北朝鮮で何が起きるのか?予断を許さない。北朝鮮はこの冬を越えられるのか?飢餓の冬、粛清の冬、核の冬、爆弾の冬、地震の冬、噴火の冬、終わりの冬を・・・?これから朝鮮半島で何が起きても慌てず騒がず、同盟国米国とともに未曾有の大動乱を中央突破するほかはない。日本に神(GOD)のご加護と憐れみを。もう祈るほかない。

  • 名無しさん2017/11/20

    バージニア州の裁判所から50人分の“名前が明かされていない逮捕状”が出ているが、それと同じ現象がアメリカ各地の裁判所で起きている。



     アメリカでは10月30日から11月10日までの間に、確認されているだけでも大物政治家や財界人を含む842人の有力者が24の地区で起訴されている。

    https://twitter.com/damartin32/status/929601088570974208

    起訴された者の多くは「民間中央銀行の資金によって権力の座についた人物」だ。今回の逮捕劇の中心となっているのは、政治家の給料ではあり得ない程の財産を持つ人物や大型財団の所有者だ。



    しかし、この逮捕劇が一段落するまでは、対象者の名前も、その事実も、公表されることはない。というのも、現在は対象者を尋問し、その自供の中から他の起訴対象となる人物を炙り出している最中とのこと。既に起訴されている人物の名前が公になれば、まだ起訴されていない被疑者が、証拠隠滅や逃亡を企てる可能性も大いに考えられるからだ。

  • 名無しさん2017/11/20

    EUにカンボジア経済制裁の動き、米国も同調か

      フンセンの独裁に抗議、野党「救国党」解散命令とは何事か←情報ありがとうございます。きょうも目から鱗の情報です。