国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<インドネシアで再び反中国暴動の兆し

2017/10/19

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)10月19日(木曜日)
        通巻第5487号  
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 インドネシアで再び反中国暴動の兆し
  イスラムを冒涜した前ジャカルタ知事は懲役二年で獄中にあるが。。
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 もとより1963年から66年にかけてのインドネシアの共産主義者撲滅キャンペーンは、正確な記録ファイルが存在せず、いったい何万人、いや百万ともいわれる共産主義者、同調者、その家族が虐殺された。
 オバマ政権下で、当時の米国大使館の記録が公開されはじめ、2017年10月18日からほぼ全文公開となった。

当時ジャカルタにあった米国大使館は、共産主義の家族まで地方に追跡をなし、そこに住む人々も虐殺された。バリ島で80000人、全島で幾らの人々が虐殺されたかは分からないと本国へ電報を打っていた資料も公開された。

 それから30年の歳月が流れても、潜在的な中国系インドネシア人への差別は変わらず、ひょっとして事件に触発されて、拡大してしまう。

 1998年、やはりジャカルタから地方都市へ発展した抗議デモは、最初はアジア通貨危機のよって生じたガソリン値上げと電気代値上げへの抗議だった。
途中から華僑の商店襲撃となり、およそ千名の中国人が殺害され、百人の女がレイプされた。
スハルト政権は、中国語を禁止し、中国語新聞の発行を禁止する措置をとった。

 インドネシアには公式の国勢調査では、全島に280万人の華僑が住むと報告されているが、が実質は一千万を超える。
 現在、ジャカルタのチャイナタウンは活況を取りもどし、中国語新聞も四種復活しているが、ここだけでも相当の人口がある。

 2016年五月からプルナマ・ジャカルタ州知事(かれはキリスト教徒の中国系)がイスラムを冒涜したという情報を元に抗議デモが始まり、11月4日にはジャカルタで20万人のデモに膨れあがった。
またもや華僑をターゲットの暴動に反転しそうな兆候となった。

 海外留学中の華僑系インドネシア人学生に両親は「帰国するな」と電話で要請し、また多くの華僑はシンガポールに別居をかまえ、財産も殆どをシンガポールに移動して有事に備えている。

 もともとオランダがおこなった植民地政策の一環として民族差別による対立を煽り、支配をしやすくしたのが原因である。現政権はスハルト時代と異なり、過激な鎮圧政策は執らないだろうが、チャイナタウンには不安が拡がっているという。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴著新刊『西郷隆盛 日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(ビジネス社)をようやく読みおえました。
 人吉城が、西郷隆盛との繋がりがあったとは。サラリ−マン時代に一時営業で駐在しており、石垣をよく眺めていました。
 西?が二度も寄寓した小林も営業でよく行きました。当時は高い建物など無く、実に殺風景な町という記憶があります。
いずれにしても、西郷軍は凄惨な敗走だったのですね。激戦を知っていたのは、「馬手に血刀な弓手に手綱・・・」、で有名な田原坂ぐらいでした。
田原坂も2回程行きましたが、こんな処で激戦があったのか程度にしか見ていませんでした。
 奄美大島・沖永良部島は観光に行きました。城山の洞窟で切腹したとは案内から聞かされていましたが、別府晋介の介錯があったとは聞かされませんでした。
 曽遊の地が走馬燈のように脳裏に去来しつつ、読了した次第です。
   (TK生、佐賀) 



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(読者の声2) 貴誌5485号(読者の声1)ST生氏の投稿、満洲での鉄道の共同経営に小室寿太郎が強硬に反対したことの裏には『ハリマン氏が中国人を非常に軽蔑しており、中国人から金を搾り取ってやると言っていたとその通訳が小村氏に伝えた書簡がその新資料です。
それを読んで、こんな人物を共同経営者にはできないとして強硬に共同経営に反対したというのがその新説です』について、当時の白人(ユダヤ人含む)ならいかにも言いそうなことですし、人種差別撤廃を願う日本人として小村がハリマンを嫌ったということも大いにありえます。
 鉄道王ハリマンに代表されるアメリカの大陸横断鉄道の建設には中国人苦力が使役されました。
黒人ではなくなぜ中国人苦力だったのか。陰謀史家のジョン・コールマン博士によると東インド会社は最初はイギリスの労働者階級にアヘンを売りつけようとしたが受け入れられず、アメリカの黒人もアヘンを好まなかった。
中国人だけがアヘンに耽溺したという。アヘン漬けにした苦力の輸出とアヘン貿易で財をなしたのが今のアメリカのエスタブリッシュメント。
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1128.html
 苦力奴隷貿易とアヘン貿易で二度美味しい思いをした連中が中国人は搾取の対象としか見なかったのは当然です。
イランでは1950年代になっても石油労働者は奴隷並みの待遇でした。
イギリスの悪辣さは定評がありますが、イランでは石油労働者を確保するため農村の灌漑施設を破壊することまでしたという。
イギリス本国で農民を囲い込みで追い出し工場労働者にしたことに通じます。腹黒い白人と渡り合うには日本人は人が良すぎたのでしょう。
   (PB生、千葉)



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(読者の声3) ST生さま、まずは情報ありがとうございます。『ハリマン氏が中国人を非常に軽蔑しており、中国人から金を搾り取ってやると言っていた(シナ語通訳の日本人)』『それを読んで、こんな人物を共同経営者にはできないとして強硬に共同経営に反対(小村)』
私の感想は、もし事実ならば小村は実に感情的判断をしてしまったものだなというところです。
たしかに、感情的には正しいし、論理的にも正しい(?)かもしれない。しかし、ハリマン≒アメリカではない。ダッカハイジャック事件で、福田元首相が「一人の生命は地球より重い」と言明したことを思い出しました。
私としては、リーダーならば、心を鬼にして映画スタートレックのMr.スポックのように「多数の要求は少数の要求よりも優先する。“The Needs of the Many Outweigh the Needs of the  Few”*」と思考し、大筋での国益を最優先にしてほしかったです。
個人的には、士官ならば一人の命の犠牲で多数が助かるのならば、「死ね」と冷たく指令をだす強さが必要と思います。
その罪の意識や大きな批判を一生背負い込む覚悟がある人物が士官ではないでしょうか。小村はエリートではあったが、士官ではない。
当時のアメリカではシナ政府がアメリカにいるシナ人を棄民と宣言していたためシナ人の地位は非常に低(苦力・奴隷)いものでした。ハリマンが嫌がってもまったく意外ではないし、仮に内心で日本人をサルと思って軽蔑していたって、外側に表出しない限り、時代背景(日本以外はすべて白人が実質支配)からしてそれはそれでしかたないのではと思います。そうした差別意識が事実ではないと証明したのが我が日本なのですから。当時は現代と時代背景が違います。
https://www.theobjectivestandard.com/2013/09/spocks-illogic-the-needs-of-the-many-outweigh-the-needs-of-the-few/

(その二)東海子さま、田中秀雄さま。参考になりました、ありがとうございます。ご指摘の通りと思います。
 現在の状況は当時と酷似しています。が、異なるのは文明の発達度で当時はミサイルも核もありませんでした。シナは来年中にも(戦後に)朝鮮半島を手に入れそうで、満州も朝鮮半島もなくなれば日本は米シナ対立の最前線となります。
シナ配下・管理下では核はプサンいや竹島まで来る可能性もあります。日本はスパイの最前線となり、当然、日本でも米国でも宣伝合戦が始まるでしょう。戦前の日本は宣伝合戦でシナにまったく及びませんでした。
アメリカ人が共感をいだきやすい、日本人女性でちゃんとした意見が言えて、ある程度英語が出来る人材が今後のアメリカのメディアで活躍できるようになれば応援したいと思います。
そうした前提条件で、アメリカは台湾に軍を置くと同時に、日本再軍備に力を注ぐことになると予想します。
  (R生、ハノイ)
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宮崎正弘『西郷隆盛 ――日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1620円)
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 <休刊予告> 小誌、海外取材旅行のため10月23日から30日まで休刊です
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 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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  • 名無しさん2017/10/19

    インドネシアで再び反中国暴動の兆し イスラムを冒涜した前ジャカルタ知事は懲役二年で獄中にあるが←情報ありがとうございます。