国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<七中全会が閉幕、孫政才らの党籍剥奪を確認

2017/10/15

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)10月15日(日曜日)弐
        通巻第5480号 
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 党大会直前の七中全会が閉幕し、孫政才らの党籍剥奪を確認
  もつれていた習近平の名前を冠する「政治理念」が承認される方向
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 10月14日、北京の軍施設で非公開に開催されていた中国共産党第18期中央委員会第7回全体会議(7中全会)が終わった。党大会直前に重要議題が調整され、同時に孫政才(前重慶市書記)ら12名の中央委員ら高官の「党籍剥奪」が確認された。

 コミュニケでは習近平総書記の名前を表記した「政治理念」が紹介され、党内で揉め続けてきた難題、すなわち習近平の名前を冠する政治理念が党規約に明記される見通しとなった。

 これまで党規約に個人名を冠した理念が書き込まれるのは毛沢東と鄧小平の二人だけで、党大会で承認されるとなると、習近平の権威は江沢民元総書記(三個代表論)や胡錦濤前総書記(近代的発展観)を凌駕することになる。

党大会は18日から一週間に亘ってひらかれ、翌日(おそらく10月26日)に、「一中全会」(第十九期第一回中央委員会)が開催されて、執行部の新しいメンバーが決まる。
さて、18日早暁、金正恩はミサイルを打ち上げて祝砲とするか?

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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 ダチョウの平和、お花畑に酔いしれる日本は滅亡するしかない
  現行憲法は国際法に違反していることを無視する憲法学者たち

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小山常実『自衛戦力と交戦権を肯定せよ』(自由社ブックレット12)
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 おかしなことを安倍首相はいいだしたものである。憲法九条に「第三項」をくわえるべく改正しようというのだから、聞いていて頭が可笑しくなる。小池新党のスローガンのほうがまだマシである。
 驚きとともに「大きな落胆を覚えた」著者は、もし「この案が現実のものになれば、自衛隊は『日本国憲法』上に根拠を有することになるが、独立国の軍隊ではなく、属国日本の自衛力または実力部隊として位置づけられる」のだが、さすれば「交戦権も持たないことが正式に定式化されるのであろう。こんな『憲法』改正案が通れば、日本は二度と立ち上がれなくなるのではないのか。これではアメリカが衰退していけば、いや衰退しなくても、必然的に中国に占領される事態を将来するのではないか」
 誰もがそうした不安を抱いた。
 懸念はさらに拡大する。
 「安倍改憲案のような案でも一度『日本国憲法』改正を行えば、改正癖がついてプラスではないかという意見を聞く。だが、自虐史観の完全定着という歴史戦におけるマイナス面に目をつぶるとしても、安倍案を含む?策は、時期的問題から言って、きわめて危険な、国を滅ぼす道であることを指摘しておかねばならない」(97p)
 結論的に著者の小山氏はこう訴える。
 「国際法及び国家の普遍的な在り方から言って、占領下で作れるものは、最高レベルでも暫定憲法、基本的には、臨時措置法である」。
したがって筆者は次の提案をする。
 「『日本国憲法』を憲法として無効であることを確認し、『国家運営臨時措置法』という名の法律として規定し直すことである」
 しかしお花畑に日本人の大半が埋没しており、目の前にある危機の認識をする力もなく、前景に拡がるのは絶望の海、国民が正気を取りもどすまでは、こうした正論の理解はたいそう難しいだろうと思った。
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)ワシントンのG20に選挙で出席できなかった麻生財務大臣を残念がって、ドイツのショイブレ財務大臣が発言したそうです。
「日本の財政健全化策についてアドバイスするとすれば、選挙で来られなかったよき友のアソウ(麻生太郎財務相)だ」。
 もしアドバイスがあったとすれば、日本の財政健全化へ、どういう注文だったのでしょうか?
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)まさに反対で、ドイツの財政政策について麻生さんからのアドバイスを聞きたかったのでは?
 ドイツに偉そうに言われる筋合いはないでしょう。



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(読者の声2)大騒ぎだったユネスコの事務局長はフランスの女性と決まりましたが、これは大逆転、米国のユネスコ脱退が響いたのでしょうか。
   (HJ子、埼玉県)


(宮崎正弘のコメント)土壇場でカタール代表を二票差で破って、オードレ女史(前のフランス文部大臣、45歳)になりました。しかも彼女はモロッコからの移民で、ユダヤ人です。父親やモロッコ国王のアドバイザです。
 イスラエル脱退が加盟国の関心を引いてアラブ代表を破ったかたちになり、逆転劇となりました。内実を言えば、カタール代表が当選しそうとなり、反カタールのアラブ票が、フランス女性だが、モロッコ系ユダヤ人にながれるという皮肉な結末です。



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(読者の声3)内外時局の急変で日本の政治文化界も変化しているようです。以下ご参考まで。
 なお,毛沢東の国民虐殺数は八千万と言われています.内訳は革命後の恐怖政治の無差別処刑で1500万、百家争鳴の反右派闘争で500万、大躍進の人工飢餓で4千万、文革内乱で2千万と言われています。空恐ろしい人数です。モスクワでスターリンがチャーチルに語った言葉が想起されます。「一人の殺人は犯罪だが、百万人は統計に過ぎない」
                
「左翼と保守の見分け方」
衆議院選挙であるが最近左翼が保守を自称し始めている。しかし偽装しているのかも知れないので見分け方を考えてみた。
1.国民の団結:;保守は国民の団結を主張する。一方左翼は妬みや反感で国民の分裂を煽動する。そこで元左翼保守を見ると国民の分裂をそそのかしている。全然変わっていない。これでは保守は偽装であると断定せざるをえない。

2.核自衛の踏み絵:北朝鮮危機の対応で日本の核自衛を主張するのが保守である。反対するのは左翼である。これは問答無用だ。

3.リベラル保守とは:リベラルは左翼だから、これはシャム双生児を思わせるアベコベ合体の詐欺用語だ。リベラルは自由ではなく解放である。英語の自由はフリーダムだ。日本では誤訳されている。だからNYにある自由の女神は、解放の女神である。この方がしっくりすると思う。

4.右と左:世界の言語の歴史を見ると、右は正しく、左はまがいものの意味を持つという。左手はトイレに使われる手だ。だから1789年の仏大革命では革命派は議会の左に陣取り、右に座らなかったのだろう。
これは欧米では文化的に意味があることなのだ。政治運動では、反政府運動を左の流れと表現したのは19世紀のカーライルが始まりという。右は英語のライトで正しいという意味も持つ。左はそれなりに意味があるのだが危機の時代を迎え、日本国民は急速に左から右に戻りだしたようだ。
   (東海子)
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宮崎正弘『西郷隆盛 ――日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1620円)
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 日本人が好きな歴史上の英雄といえば、西郷隆盛は三傑に入る。西郷は「求道者」であり「首丘の人」であり、思想家だった。
しかしその最期から、維新者、改新家、陰謀家、詩人、軍人(陸軍大将)といった様々な評価があり、毀誉褒貶が続いている。
本書は、「現場主義」を尊重する著者が、西郷隆盛のすべての足跡(奄美、徳之島、沖永良部から西南戦争の敗走ルート全コース)をたどりながらその本当の姿に挑む。西郷の意外な側面が照射される。とくに西郷隆盛と三島由紀夫の精神性比較を論じた初の評論です! 
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宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円)
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 「躾」「忖度」「惻隠の情」がわからない中国人の民度、文化の基底の格差から、衝撃があまりにも多い日中文化比較。抱腹絶倒、やがて悲しきシナの人々!
 「躾」という字句を見てエロティックな女体を連想するのが中国人。「嘘」という漢字は中国にもあるが、意味が異なる。中国の嘘は靜かにしなさいという意味でしかない。
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宮崎正弘 v 藤井厳喜『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社) 
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宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852−1941』(ビジネス社)
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リヴィジョナリストからみた近現代史のダークサイドへ知的冒険。増刷出来!
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『金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる』(育鵬社、1512円)
『米国混迷の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる』(徳間書店。1080円)
『日本が全体主義に陥る日  旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『トランプノミクス』(海竜社、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円)  
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)

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<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ> 
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宮崎正弘 v 室谷克実『赤化統一で消滅する韓国、連鎖制裁で瓦解する中国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上4つは1080円) 
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宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円) 
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宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
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 <休刊予告> 小誌、海外取材旅行のため10月23日から30日まで休刊です
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 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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