国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <チベットのラサ ー ニンティ間409キロにハイウェイが完成

2017/10/03

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)10月3日(火曜日)弐
        通巻第5460号  
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 チベットのラサ ー ニンティ間409キロにハイウェイが完成
  インドの最北東部アンチャル・プラデシュの目の前まで中国の軍用道路
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 インドの最北東部はダージリンを越えて峻険は山々が連なる。
ブータンの北寄りに位置し、インド領のアクサイチンは、1962年の中国の侵略以降、盗まれたままである。
この中印国境紛争の舞台が、印度のアンチャル・プラデシュ州。その目の前まで中国は軍用道路を建設した。

 ラサからヒマラヤの観光地でもあるニンティまで409キロ、80キロでぶっ飛ばすと5,6時間で着く。
 中国はハイウェイと言い張っているが、これは戦車、装甲車が移動できる軍用道路であり、また部分的には戦闘機の発着が可能な滑走路に転用できる。先月開通したラサ ー シガツェのハイウェイと同様な仕様で、総工費は58億ドル(6400億円)。
 
 ニンティはヒマラヤ見物の名勝地として知られ、観光客用のホテル、ロッジなどが賑わう高原の休息地として売り出され、中国人観光客ばかりか外国人の宿泊も目立つ。
 
 中印はブータンの土地の帰属をめぐって国境紛争を繰り返してきたが、BRICSフォーラムが厦門で開催された九月にモディ首相が訪問したため、その直前に中国軍は駐屯する軍隊を150メートルだけ引き下げ、平和を装った。

 しかし、このような見え透いた平和は束の間に演出でしか無く、インド軍は中国軍の動きをいまも観察している。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌が数日前に掲げていたロヒンギャ問題ですが、もともとが英国の植民地の線引きに潜ませていた悪巧みの結果、異種がミャンマーに這入り込み、ヤンゴン政府が機能しないようにし向けたとされています。
 スーチーはバングラデシュに「ロヒンギャ避難民の速やかな帰国」を呼びかけているとか。国政世論を前に軌道修正でしょうか?
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)英国の少数意見ですが、「英国に責任の一端があり、最小限の救援援助を行うべきではないか」と主張する人々があります。また「この問題は背後にインドの謀略がある」などという陰謀論も中東あたりには広がっています。イスラムの連帯からくる飛躍した論理と思われますが。。。。



  ♪
(読者の声2)カタロニア(カタルーニャ)の住民投票は独立賛成が九割とでました。州政府は独立を宣言すると息まいていますが、ここへきてまたもや「独立」問題が華やかになり、貴著の『中国、中国人の品性』(ワック)でも98ページで、カタロニアの動きを適確に予測されていますね。
 同じ悩みをかかえる中国は、こうした動きに神経質なようですが、どのような展開が予測できますか?
  (BJ生、川崎)


(宮崎正弘のコメント)ロヒンギャとて、独立しようとすれば、ミャンマーは歓迎するのでは?  前々号で紹介した西カメルーンの独立ですが、政府軍が分離独立を望む英語圏に投入されて銃を乱射、八名が死亡したため「血の弾圧」に抗議する声が欧州では聞かれます。
 これに関連づけて中国の新彊ウィグルでの蛮行、チベットへの血の弾圧を問題化するのが欧米に散らばった中国人権活動家の役目でしょうが、その動きは目立ちません。
 それよりも、蔡英文政権は台湾独立を封印して、この独立運動の世界的な波に背を向けています。台湾の民衆の蔡英文に対する熱気が急速に冷めています。

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(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため、小誌は10月8日―9日が休刊となります。
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  • 名無しさん2017/10/03

    ロヒンギャとて、独立しようとすれば、ミャンマーは歓迎するのでは?とコメントされていましたが、どこをどう読み取ればそう思えるのか、意味不明です。また、蔡英文政権は台湾独立を封印と書いてありましたが、わざわざ「独立」を謳わなくても、台湾は事実上独立しています。尖閣同様、なにかを唱えると中国が付け入るスキを与えるだけ、だから「敢えて

    独立派謳わない」という判断ではないか、と思うし、それが判らない残念なヒトの間だけで急速に冷めているだけだと思いますがい如何でしょう。

  • 名無しさん2017/10/03

    中印はブータンの土地の帰属をめぐって国境紛争を繰り返してきたが、BRICSフォーラムが厦門で開催された九月にモディ首相が訪問したため、その直前に中国軍は駐屯する軍隊を150メートルだけ引き下げ、平和を装った。 しかし、このような見え透いた平和は束の間に演出でしか無く、インド軍は中国軍の動きをいまも観察している。←しかし、中国軍っていうのは、どこもかしこも、ゴキブリのような行動ですな・・・