国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <中国大富豪一位の王健林、いよいよ経営窮地に。ハリウッド買収も失敗

2017/07/10

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月11日(火曜日)弐
        通算第5349号 
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 中国大富豪一位の王健林、いよいよ経営窮地に。ハリウッド買収も失敗
  債務超過か、本丸のホテル、テーマパークを売却へ
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 派手なPRでハリウッド進出を宣伝し、映画製作会社の買収も打ち上げていた。
 中国最大財閥の王健林率いる大連万達集団は、先の安邦保険、復星集団、そしてHNA集団(第七位のデベロッパー)と並んで中国銀行監査委員会から財務内容の健全化を忠告されていた。

 3月、万達集団はハリウッドで買収契約が成立していたディック・クラーク・プロダクション(買収提示金額は10億ドル)の買収を断念した。送金の許可が下りなかったからとされ、契約に従って5000万ドルの罰金が科せられる。

 万達集団の債務は2018年中に115億ドルとされ、返済金調達のため、傘下の王健林ホテル・チェーン(76軒を展開)と13のテーマパークを売却する。総額は93億ドルに及び、サンホンビン(SNAC China)が買収することになると発表された。その途端、SNACの株式は7%の下落となった。
 同社が93億ドルの買収資金をいかに手当てするのか、と市場は懐疑したからだろう。

 小誌が既に報じたように安邦生命は米国で不動産を買いまくり、NYの老舗ウォルドルフ・アストリアホテルまで買収して世界の話題となったが、CEOが拘束されて以来、経営は失速中とされる。
 また海外不動産買収で勇名を馳せた復星集団は日本の北海道などの土地を買いあさっていたことでも知られる。

 企業のバランスシートを検証すれば、債務超過は明らかだった。しかし強気強気の積極的海外進出が仇となった。
中国が外貨準備不足に陥ってドル送金を厳重に取り締まり始めたため、海外への買収資金の送金さえ出来なくなったのだ。
かくして拙著で予測したように『中国の時代は終わる』。

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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1) 福井義高さんの「正論」連載が二冊目の本になりました。『日本人が知らない最先端の世界史 2  ―覆される14の定説』(祥伝社)です。
 渡辺惣樹さんが翻訳する『裏切られた自由』もまもなく発売です。語学に堪能でバイアスのない若いひとが、小気味よく老戦後世代を啓発してくれます。
ありがたいことです。
戦後の学者がいちばんひどかったので、平泉澄は極論だけど一種の「危機の神学」だし、徳富蘇峰も『時務一家言』などみると、全くいけいけとはいえない。
ところで福井さんは、堂々たる歴史修正主義の論証の最後に、「今日まで続く日本人の中国観の問題点」として、蝋山政道『日満関係の研究』(1932)から、つぎの引用をしていました。こういう見方があるんですね。
(引用開始)
 「過去の歴史を尊重し、現在との連鎖を考慮すると云ふ習性は、秩序の立った国家制度の樹立されている場合にのみ発生するメンタリティである。(中略)かうした心理的傾向を念頭に置くとき、満州における日本人の社会的文化的貢献が如何に大であらうとも、之が尊重と感謝を支那人に求めることは全く見当違ひだと思ふ。若し、日本人の特殊な歴史や心理を以て、事情の全く異なる支那人に求めて得られないからといって憤慨するやうでは、日本人は大国民ではない。到底帝国主義国の名にも値しない。智的狭隘性の暴露でしかないであろう」
(引用止め)。
 シナには地縁団体がなく、ヨーロッパも流血と漂泊が基調。しかし日本は、(おそらく縄文、弥生のむかしから)堅牢で持続的な「地縁社会」の存在にめぐまれ、それが基盤をなしてきたゆえに、その「日本人の特殊な歴史や心理」が形成された、ということでないでしょうか。
 神代の昔から、舞そのほか多彩な[史話芸能]によって「過去の歴史を尊重し、現在との連鎖を考慮」してきたのが、日本人なのであり、すでに「古事記」の飄逸な高天原神話からして、いちど芸能というかたちをくぐった、祖先の物語でなかったかと思えます。
(石川県、三猫匹)


(宮崎正弘のコメント)福井先生の当該書籍、小誌でもいち早く書評をしました。
渡邊惣樹氏のご指摘の本は今月末にでます。『裏切られた自由』はフーバー大統領の回想録で『ルーズベルトは狂人』と書いてある浩瀚。上下弐巻で、上巻が七月、下巻は年末に草思社からです。
このフーバー大統領の回想録を徹底的に解説した渡邊さんの本(『誰が第二次大戦を起こしたのか ーフーバー大統領『裏切られた自由』を読み解く』(草思社)も、七月に同時発売です。また同氏と小生が徹底検証した「近代史の間違い」に関する書籍は八月末の予定ですが題名未定です。
 蛇足ですが平泉澄博士は最近再評価されています。



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(読者の声2)日本文化チャンネル桜より番組出演者変更のおしらせです。
         記
番組名:「闘論!倒論!討論!2017 日本よ、今...」 
テーマ:「対中戦争の覚悟を! 緊迫高まる東アジア世界」
放送予定:7月14日(土)20:00−23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV
(パネリスト:50音順敬称略)
我那覇真子(琉球新報沖縄タイムスを正す県民国民の会 運営代表委員)
坂東忠信(元警視庁刑事 北京語通訳捜査官・外国人犯罪防犯講師)
野口裕之(産経新聞政治部専門委員)
宮崎正弘(作家・評論家)
宮本雅史(産経新聞編集委員)
用田和仁(元陸上自衛隊西部方面総監 陸将)
矢野一樹(元海上自衛隊潜水艦隊司令官 海将)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)



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(読者の声3)千葉で藤岡信勝先生講演会があります。
7月3連休の3連続講演の第2弾千田会は「新しい歴史教科書をつくる会」副会長の藤岡信勝先生講演「今日の歴史教育の課題」 (日本のこころ タウンミーティングin千葉)です。

とき    7月16日(日)18時半から
ところ   千葉市民会館 3階 特別会議室2
        千葉市中央区要町1-1 043-224-2431
JR東千葉駅(徒歩3分)、JR千葉駅(徒歩7分)
京成千葉駅(徒歩10分) 
会場名   藤岡信勝先生講演「今日の歴史教育の課題」
日本のこころ タウンミーティングin千葉 
http://www.kokuchpro.com/event/94724fcce554a53804d1e8d8caeb406a/
  (藤岡信勝(ふじおかのぶかつ)先生 新しい歴史教科書をつくる会 副会長、拓殖大学客員教授。昭和18年(1943年)、北海道生まれ。北海道大学教育学部卒、同大大学院教育学研究科博士課程単位取得。北海道教育大学助教授、東京大学教育学部教授などを経て、現在、拓殖大学客員教授。平成7年、自由主義史観研究会(現・授業づくりJAPAN)を組織し、歴史教育の見直しに着手。平成9年、新しい歴史教科書をつくる会を創立し、元会長、現在は副会長。第21回正論大賞受賞。著書に『汚辱の近現代史』(徳間書店)、『「自虐史観」の病理』(文藝春秋)、『国難の日本史』(ビジネス社)『通州事件 目撃者の証言』(自由社)など、共著に『教科書が教えない歴史』(扶桑社)、『「ザ・レイプ・オブ・南京」の研究』(祥伝社)、『国境の島を発見した日本人の物語』(祥伝社)など。

【参加費】 事前申込:1000円、当日申込:1500円
大学生以下無料、日本のこころ 党員無料(当日申込も受付)
【申込先】7月15日21時迄にメール又はFAXにて(当日受付も可)
   ★当日は混雑が予想される為 事前申込の無い方の入場は講演10分前とさせて頂きます【主 催】  日本のこころ 倉敷市議会第一支部 千田まさひろ
【主 催】  千田会 https://www.facebook.com/masahiro.senda.50
https://twitter.com/Masahiro_Senda
FAX 0866-92-3551 
E-mail:morale_meeting@yahoo.co.jp
【後 援】 日本のこころ 浦安市議会第一支部(柳毅一郎 浦安市議会議員)
【後 援】 新しい歴史教科書をつくる会 千葉県支部
【後 援】 ワイルドアスタートレーディング株式会社(地域密着型総合IT企画・サービス会社)

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  宮崎正弘新刊ラインアップ  宮崎正弘新刊ラインアップ
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 ◎近刊予告
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宮崎正弘 vs 藤井厳喜
 『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧で凶暴化』(海竜社)
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   8月7日発売 定価1200円 +税

<絶賛発売中!>
 『金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる』(育鵬社)
  https://www.amazon.co.jp/dp/4594077374/
『米国混迷の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる』(徳間書店。1080円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4198643660/
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『日本が全体主義に陥る日  旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『トランプノミクス』(海竜社、1080円) 
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)

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<宮崎正弘の対談シリーズ> 
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宮崎正弘 v 石平 『いよいよ、トランプが習近平を退治する!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動で、どうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)

<宮崎正弘の鼎談シリーズ>  
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宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
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  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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