国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み <ことしのシャングリラ対話、米国が熱心。中国は手抜き

2017/06/02

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)6月2日(金曜日)弐
       通算第5313号   
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 ことしのシャングリラ対話、米国が熱心。中国は手抜き
  重要閣僚出席のワシントンとは対極的。軽量級で応じる北京
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 毎年恒例のシャングリラ対話(香格里拉峰上会議)は、アジアの安全保障をめぐる重要なフォーラムである。
 ホスト役はシンガポールで、シャングリアホテルで開催されるところから、この名前がつけられた。

 中国は南シナ海の軍事占領という不法行為、その脅威への批判をかわすために、かなりの重責にいる軍人や政治家を送り込んで、中国の軍事戦略は平和的であり、領土問題は「話し合いで解決する」などと放言を繰り返してきた。
 米国はつねに対極にあって中国を批判するのが、毎回のパターンだった。

 南シナ海で「航行の自由」作戦を再開した米国は、このシャングリラ対話に、マティス国防長官を筆頭に統幕議長、米海軍太平洋司令官を派遣する。このほか上下連邦議会議員、国務省からも、キーパーソンが出席の意向をかためた。

 対照的に中国はスリー・スター級の中将クラスと、軍事科学院の「副院長」といった軽量級の派遣に留める方針だという(博訊新聞網、2017年6月2日)。釈明理由は「第十九回党大会が迫っているから」だそうな。

 米軍の在韓米軍基地へのTHAAD配備、カリフォルニアでの迎撃ミサイル実験の成功と、日本海にはカールビンソン、ロナルドレーガンの両空母が遊弋している現状をみれば、中国の手抜きは不自然であり、いやむしろ意図的であり、場外でのさや当てゲームが激化していることを物語る。
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)遅ればせ、春に購入した『西尾幹二全集』の第二十巻、『江戸のダイナミズム』をようやく紐解く機会を得ました。
いつものように、老生、あとがきから入って、読書のコツをつかみ、巻頭にもどって読み始めるという癖(多くの人がそうだとおもいますが)、そこで、後書きを読んでびっくり。長谷川三千子、堤堯、吉田敦彦、佐藤雅美、各氏の書評が紹介されているのですが、なんと宮崎先生の「解説的」な書評が、本巻の数ページにもわたり、そのうえ、先生の書評はまさに『江戸のダイナミズム』の本質を衝かれていると思いました。
 じっくり腰を据えて、この西尾先生の大作の読破に挑むところです。
    (HI生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)うっかりでした。小生も手元にある全集の第二十巻を、しばしツンドク状態(というのも原書を読んでおりますので)、御指摘されるまで、巻末の西尾幹二先生自らの「あとがき」を読んでいませんでした。
 御指摘に感謝するとともに、小生も裏方を務めた、氏の出版記念会の盛況ぶりを思い出した次第です。
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