国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <マレーシアは中国人が土地を買い占め、大規模なコミュニティ建設を始めた

2017/05/07

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)5月8日(月曜日)
        通算第5282号  <前日発行> 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 北海道の水資源や土地買い占め、100万人の中国人移住計画があるらしいが
  マレーシアは中国人が土地を買い占め、大規模なコミュニティ建設を始めた
****************************************

 マレーシアに危機意識が拡がっている。
 「南シナ海のマレー海域の岩礁を取られ、人口島をつくられたばかりか、こんどはマレーシアの土地まで大規模に買い占め。中国人の投資は歓迎しない」と不満が昂じている。

 ジョホール・バルはシンガポールに隣接していることもあって、建設ラッシュ。殆どが中国人の投資である。この側にフォレストシティがある。
「このままのペースで進んでしまうと、あと二十年もしたら、マレーシアは中国領になってしまう」

 ラジブ首相の投資歓迎路線は間違っていると国会でも問題となった。
「中国人の投資は常軌を逸している。大学を作り、空港に投資し、発電所を建設し、インフラを整備し、鉄道も敷設している。あたかも二十年後の自国領を目指しているかのごときではないか。海外からの直接投資は歓迎だが、国家的な戦略的資源を買収することは直接投資とは言えない。歓迎できない」(ザイド前法務大臣)。

 不動産投資への中国人の熱狂はすでに世界的であり、バンクーバー、シドニーで価格高騰、庶民が手を出せなくなって中国人投資家への不満が爆発しているが、そうしたレベルの話ではなく、国家の枢要なインフラ投資に直接手を出していることはマレーシアの経済ナショナリズムを刺戟してあまりある。

 過去三年間で、マレーシアにおける不動産投資の、じつに46%が中国からの投資であることが分かった(アジアタイムズ、2017年5月6日)。

 とりわけ懸念されているのは、中国企業が造成しているフォレストシティ建設で、すでに70万戸のマンションの概要が見えてきた。
中国人による中国人のための新都市をマレーシアの国内に誕生させようとしているのだ。

 「まさに中国からの移住を目論んでいる。工業団地や製造業の進出のための投資ではない。国の中に国をつくる投資であり、これを外国直接投資のカテゴリーに入れるべきではない」(マハティール前首唱)。

 マレーシアの人口構成はマレー系に加えて、華僑が30%、インド系が10%という多民族国家だが、インド系はそうした移住計画の都市作りには着手していない。マレーシアにとって新しい脅威が、いま目の前に現れた。

 いずれ北海道も、こういう事態がやってきそうな気配である。
        ○▽ミ□◎ヤ○○ザ○□キ□◇ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
宮崎正弘『金正恩の核ミサイル』(育鵬社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 
● 6月2日発売決定。予約受付中です!(1512円) 
   北朝鮮の崩壊は近いか、トランプは防御的先制攻撃に打って出るか?
    韓国大統領が替わって朝鮮半島は泥沼になるか?
    https://www.amazon.co.jp/dp/4594077374/
 ● 六回目の核実験が行われると米国は「レッドラインを越えた」と判断
    トランプの先制攻撃は、いかなる条件下で行われるか
     韓国は壊滅するか、新大統領はどうでるか?
 ● 本書の特色は米国(「+韓国、日本」vs北朝鮮(+中国、露西亜)という構造的対決図式から離れて、北の思惑、韓国の特異な動き、トランプ政権の対応、中国の路線変更、そしてロシアの積極的介入と六つの章に分け、それぞれの政治的思惑、情勢、背景を、別立ての章で論じながら、総合的判断の材料を提供する。 
●予約受付を開始しております
   https://www.amazon.co.jp/dp/4594077374/
(発売日にお手元にお届けするため先行予約です。宅配便遅配が目立つため)
           ◇◎○▽□
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜AC通信:No.640 Andy Chang (2017/05/06) AC論説 No.640 ヒラリーの罪障意識
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
ヒラリーは知りながら罪を犯し、いくら罪を犯しても罪に問われない自信を持っている
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

トランプが就任して百日たった5月1日、ヒラリーがCNNのインタビューで「もし投票日が10月27日だったら私が大統領になっていた。落選したのは28日にFBI長官コーメイが(私の補佐官ウマ・アベディンの夫)ウィーナー氏のパソコンにアベディンが私のメールを保存していたこと発表したからだ。
その上にウィキリークスも私に不利な(例えばヒラリー陣営の総指揮ジョン・ポデスタのメール)情報を発表したからだ」と述べた。

 この談話は事実と違う。実情はFBI長官が、「機密ではない」ウィーナー氏のパソコンにヒラリーのメールが保存されていたことを発表した。つまりFBIがヒラリーとアベディンの違法行為を発表したのである。
 正確に言えばFBI は新発見の事実を国会に通知し、それをメディアが報道したのである。これが投票に影響を与えたかもしれないが、それはヒラリーの責任であってコーメイ長官の責任ではない。ヒラリーの悪事が落選の一因となったのである。

 コーメイ長官は選挙に影響を与える為に発見を公開したのではない。
 投票日の後まで新事実を隠せばFBIがヒラリーのために事実を隠蔽したことになる。しかしこれを発表すればヒラリーはコーメイ長官が選挙に影響を与えたと非難する。FBIは政治に中立だからFBIの責務と信用のために新事実を公開しなければならない。
 選挙に影響があったのはFBIの所為ではなくヒラリーの罪が露見したからである。
それなのに彼女は落選して半年以上経過してもFBIが悪いと言う。

ヒラリーには罪の意識がない、そればかりか彼女はテレビで得々としてコーメィ長官を非難した。彼女はCNNのインタビューのあとで「このあと私は民間活動家となって反抗勢力となる(I will be an activist citizen and part of resistance)」と得意げに語ったのである。

●コーメィ長官の国会喚問

 「なんとも都合の良いこと」に翌日5月2日、国会の上院司法委員会は早速コーメィFBI長官を喚問したのである。
委員長グラスリー、副委員長ファインスタインは共に民主党員、まさに「手ぐすね引いて」あたかもコーメィ長官が初めから有罪でもあるような諮問会であった。
尋問の要点は(1)FBI長官が投票に近い28日になぜ新事実を公開したのか(2)ロシアが選挙においてトランプ有利な影響を与えたか、ヒラリー陣営をサイバー攻撃したかなどの調査(長官は調査中の機密であるとして返答を拒否)である。

●コーメィ長官の陳述

コーメィ長官は諮問に対し次のように陳述した:
投票日に近くなってからFBIの部下は別件で調査していたウマ・アベディンの夫ウィーナー氏のパソコンに、アベディンがヒラリーから受け取ったメールを保存していた事実を発見した。
この発見で保存されたメールに機密メールがあるかを知る必要がある。機密メールが機密保持のないパソコンにあったから問題なのだ。

 FBIは新事実の発見を国会に通知することで苦慮することになった。
国会に通知すればメディアに漏れる。漏れればFBIが選挙に干渉したと非難される。事実を公開しなかったらヒラリーを庇ったことになる。FBIは絶対中立の部署であり、FBIがどちらか一方を庇ったらFBIが公明正大なアメリカの国家調査機関としての死を意味する。だからたとえ非難されても28日に事実を発表したのである。

この説明のあと民主党議員は、それではどうして新事実を発表した二日後にまたヒラリーを有罪とすることが出来なかったと発表したのかと聞いた。
これについてコーメィ長官は、ウィーナーのパソコンから見つかったヒラリーのメールは4500通以上あり調査すれば数か月はかかると思われたが、新しく出来たプログラムを使用した結果数日で数千通のメールのうち機密性のありそうなメールは90通以上あり、この
うち機密メールは12通であった。しかし発見した12通のメールは7月にすでに発見されたメールと同様だったため、新事実でヒラリーを有罪とすることは出来ないと判断し、直ちにこれを発表したのだと答えた。

●ヒラリーの罪障意識

このことからわかるように、ヒラリーと民主党陣営はヒラリーが落選したことをFBI長官の所為にしたい、
そうしてトランプ反対勢力を作り上げ、二年後の中間選挙で復讐したいのである。ヒラリーは4年後に再び大統領選挙に出馬するかもしれないと言う人も多い。しかし民間の反応はイマイチ、4年後のヒラリーは73歳、出馬は難しいだろう。

 CNNインタビューのあとテキサスのクルース上院議員は「ヒラリーに罪の意識はないのか。失敗をみんな他人のせいにするつもりか」と述べた。
多くの人はクルース議員のコメントに賛成だが、私には異議がある。ヒラリーは知りながら罪を犯し、いくら罪を犯しても罪に問われない自信を持っているのだ。アメリカは自由で公平な民主国家と言うが巨悪の前には無力なのだ。
            (アンディ・チャン氏は在米評論家)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)韓国大統領選挙、いよいよ最終盤ですが、昨夜の桜チャンネルで拝見した宮崎さんの撮影されたソウルの画像を拝見する限り、緊張感がないのですね。
極左翼の文在寅が新大統領になると盧武鉉よりひどい反日路線をとって突っ走るのではないでしょうか。
   (HI生、埼玉) 


(宮崎正弘のコメント)中盤まで安哲秀が猛追していましたが、失速。替わって、保守の洪準均候補が急激な追い上げをみせてはいるものの、二位に食い込めるかどうかという段階でしょう。
保守系の洪候補がたとい、当選しても、反日路線にはかわりはなく、また中国への傾斜も温度差はあっても同様でしょうね。
 問題はトランプ政権が韓国を見限る可能性です。あり得る話です。

           ◇○▽□◎◎○◎○○○□◇◇  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ♪♪
宮崎正弘 新刊ラインアップ
*************
『米国混迷の隙に覇権を狙う中国は必ず潰される』(徳間書店。1080円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4198643660/
『トランプノミクス』(海竜社、1080円)
『日本が全体主義に陥る日―旧ソ連邦・衛星国30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)

♪♪♪
<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ> 
@@@@@@@@@@@@@@

宮崎正弘 v 石平 『いよいよ、トランプが習近平を退治する!』(ワック、994円)
 おまたせしました。重版出来
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%84%E3%82%88%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%8C%E7%BF%92%E8%BF%91%E5%B9%B3%E3%82%92%E9%80%80%E6%B2%BB%E3%81%99%E3%82%8B-WAC-BUNKO-253-%E5%AE%AE%E5%B4%8E/dp/4898317537/ref=pd_bxgy_14_img_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=XJ952W28M1FHB30PYM0Y

宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動で、どうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)

************************************

宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
       □◇▽□○◎□◎○□□▽▽ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2017 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。