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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み< 「もし中国が同意しなければ、米国は単独行動を取る」    トランプ大統領、英紙フィナンシャルタイムズ--

発行日:4/3

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)4月3日(月曜日)
      通算第5252号   
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(速報)
 「もし中国が同意しなければ、米国は単独行動を取る」
   トランプ大統領、英紙フィナンシャルタイムズに語る
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 世界の多くのメディアが6日からの米中首脳会談に焦点を充てているが、多くは貿易戦争、通貨操作をトランプが攻撃し、引き替えに中国の大型投資を引き出すと、勝手な予想をしている。

 二人は同じ性格だからうまく合意できるという希望的な観測記事も華字紙では活発に報じられている。

 ところが英紙フィナンシャルタイムズの単独インタビューに応じたトランプ大統領は、「米中首脳会談で、もし中国の同意が得られなければ、米国は単独で(北朝鮮問題で)行動を取る」と答えた(FT紙、電子版。4月3日)。

         □○○み□◎◎や○◎○ざ○○□き□◇◇  
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1550回】            
――「彼等の體力は實に野生である、獸性である」――(高瀬10)
  高瀬敏?『北清見聞録』(金港堂書籍 明治37年)

    ▽
 「行政機関八項工作承諾」の隣に掲げられていた「四項制度」なる規定が求めているのは、「政府自らの建設を推進し、政府工作の改革を効果的に促進し、行政機関の作風を好転させ、行政効率を高める」こと。これには、ゴ丁寧にも細目規定が付されている。

たとえば第一項目の「法治政府四項制度」は「重要国有資産処理監査制度/重要資源開発利用項目監査制度/重要投資項目監査・決算制度/重要財政追加予算・支出監査制度」。第二項目の「責任政府四項制度」は「行政問責制度/服務承諾制度/上司問責制度/期間内完結制度」。第三項目の「陽光政府四項制度」は「重要施策公聴制度/重要項目公示制度/重点工作通報制度/政務情報審査制度」。最終の第四項目は「功能政府四項制度」で、「行政成果点検制度/行政成本削減制度/行政行為監督制度/行政能力向上制度」となっている。

  漢字の字面を追っていけば内容は類推できるが、「陽光政府」の意味が判らない。だが「公聴制度」「公示制度」「通報制度」「審査制度」と記されているところからして、民意を汲み入れ、行政の透明性を高め、内外からの告発を真摯に受け止め、オンブズマン制度を確立した住民本意の政策を目指そうということではなかろうか。

 公僕の執務規定としては、先に挙げた「八項工作」と同じように申し分のないものだろうが、これが着実に日常業務に反映されていたなら、なにも態々持ち出すこともないだろう。ということは、現実はそうではないという証明となる。そこで、さらに関係者全員が拳々服膺すべき二種類の細則が付け加えられているというのだから、なんともご苦労なことだ。

先ず「行政問責事項」、つまりこんなことをすると罰せられますよ、という項目である。
「(一)命令事項を執行せず、禁止事項を行う。(二)独断専行し、施策を誤る。(三)職権を濫用し、違法な行政を進める。(四)ダラダラ仕事を引き延ばし、責任を転嫁する。(五)積極的でなく、日々を凡庸無為に送る。(六)上司を騙し部下にウソをつき、デタラメに振る舞う。(七)執務態度は冷酷で、仕事ぶりは粗暴である。(八)公費を浪費し、遊興に明け暮れる。(九)業務を秘密裏に処理して、監督逃れを図る。(十)監査に努めず、いい加減に処理する」の10項目。これを素直に読めば、役所に出勤しても仕事らしい仕事をせず、日がな一日、悪さばかりの幹部が少なくないということだろう。

これに加えるに「国家工作人員十条禁令」には、「一、本来の職務を遂行せず、職務を疎かにすることは厳禁。二、ウソで固め、上司を騙し部下を誑かし、業務を執行せず、引き伸ばすことは厳禁。三、物資購入の際に横流し、公共工事入札の際に手心を加えることは厳禁。四、職務権限をタテに相手業者に金銭、食事を強要することは厳禁。五、賭博に加わることは厳禁。六、公共の場での麻雀は厳禁。七、飲酒でイザコザを起こし、業務に支障をきたすことは厳禁。八、勤務時間中に本来業務を怠ることは厳禁。九、公金を高額遊興費に流用することを厳禁。十、如何なる理由があれ薬物の使用を厳禁」と10項目が。

こうまで「厳禁」の2文字が重ねられているということは、やはり彼らの真っ当な執務態度は期待できない。極論するなら単なるムダメシ喰らいならまだしも、地域住民にとって有害な幹部が少なくない、いや多いということの別の表現のようにも思える。

 高瀬は「賄賂の公行、官金の私消、因襲の久しき既に支那官吏社會の痼疾となりて、之を改むることは迚も爲し難からん」と。「嚴酷な刑罰」があろうが、それは「唯だ表面のことにして」、実際に適用されることはないばかりか、「今日否な今後とても、殆ど黙許の有様なり」と。かくして「黙許の有様」が延々と続いている。伝統×DNA=黙許。
《QED》
       ▽△◎◎ヒ□◇▽イ□◎○ズ◎□○ミ○□◇ 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)ヨーロッパ出張で、本日パリに着き、娘婿のフランス人と食事をしましたが、その際、ちょっと面白い話を聞きました。
先週、近所の中国人がうるさすぎるという事で、隣人が警察に通報、警察官がその家を訪ねたところ、主人が出てきて、肉切り包丁を振り回したか、切りかかってきたため、警官が発砲、主人は亡くなったそうです。
しかし、その家の人によると、主人は丁度調理中で、偶々包丁を持っていただけ、殺すのはひどいと訴え、パリでは中国人による抗議デモが発生、中国マフィアや、例によって中国政府がデモを後押し、ネットでもあおっているとの事で、かなりの騒ぎになっているようです。
日本では全く報じられていないようですが。来訪者を迎えるのに、肉きり包丁をもって出るという方が、非常識と思いますが、根底には、フランスでも評判の悪い中国人に対する厳しい対応が増えているという事でしょうか。
  (和魂洋才 田中拝)


(宮崎正弘のコメント)この事件はサウスチャイナモーニングや在米の「多維新」などにでていました。写真入りで大きくでたので、てっきり日本でも報じられたと思いこんで、小誌では採り上げませんでした。



   ♪
(読者の声2)東京では桜(ソメイヨシノ)が満開とのニュース、浅草から秋葉原まで散歩してきました。
隅田川沿いの桜は三分咲きから五分咲き程度、それでもレンタル着物の外国人観光客は嬉しそう。中国人が圧倒的ですがタイ人やマレーシア人も。団体旅行でおなじみの旗ですが、○○旅游といった中国系の旗もある。大手旅行会社HISの旗を持つのはタイ人男性。HISは今やタイ国内に十数店舗、タイから日本へのインバウンド需要も伸びているのでしょう。
桜にちなんだのか、みなピンクの着物。マレーシア女性は着物にピンクのスカーフ姿が面白い。
中国人カップルでは男性の着物姿も多い。さらに小さな子供に着物を着せて七五三のように記念写真を撮りまくる。昨年と比べても着物姿は急増している印象を受けます。
 産経新聞、3月23日付【石平のChina Watch】には中華民国時代を懐かしむ人がいかに多いかが、様々な例で紹介されています。
『例えば先月下旬、民国時代に刊行された小学生用の国文や修身の教科書が上海の出版社から復刻されたが、それが全国の書店で陳列された途端に一気に売り切れとなって、各界から絶賛の声が上がった。今から約90年前に編纂された民国時代の教科書が再び歓迎されたことは、現在における民国神話の根強さを示すと同時に、共産党政権下で編纂された今の教科書がいかに不人気であるか、ということを証明している。
同じ今年2月、山西省太原市の地元紙、発展導報の記事によると、太原市の育英中学校という有名な進学校が1億元(約17億円)以上を投じて新校舎を建設し、それが完全に懐古的な「民国風建築」として設計されているという。今の中国で「民国風」と言えば、それはすなわち典雅や上品のイメージである。
 
今月にはこんな出来事もあった。雲南民族大学の4年生が校内で民国時代の学生服や知識人の服装を身につけ卒業記念写真を撮った。彼らはわざと、現代のカラー写真ではなく、いかにも民国風情のモノクロ写真を撮ってそれをネットで流したが、直ちに全国で大反響を呼んだ。
 民国風に憧れているのは若者だけではない。
今月3日に広州の新快報が流したニュースによると、広東省東莞市で、数十人の高齢者が民国風の優雅な正服に身を包み、民国風の化粧も施して、「人生最後の記念写真」を撮らせたという。おそらくこれらのお年寄りにとって、民国の「古き良き時代」こそ、自分たちの人生の最後に帰依するところではないのか』
http://www.sankei.com/column/news/170323/clm1703230004-n1.html

 中国の中高生の制服といえばダサいジャージ姿。ところが「民国 制服」で検索すると中華風の上着にスカートといった「中洋折衷」のおしゃれな制服が出てきます。
http://www.enkyouhyakka.com/china/dento/jyosi.htm
 戦前の上海の女学生はそのスカートのサイドにスリットを入れて美脚を誇示したという。1940年代の東京で女性がモンペ姿の頃、北京では旗袍(チャイナドレス)で自転車を颯爽と乗り回す女性がいたことも日本人が記録しています。
中国人に着物がこれほど人気なのは、「文革」ですべてを破壊された中国人が古き良き中国の伝統を日本の着物に見出しているのかもしれません。
  (PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)拙宅の裏が新江戸川公園でやはり桜の名所ですが、外国人がやけに多く、名物の提灯が並んで桜並木を飾っているのを珍しそうに写真に撮っていましたね。宴会風景も日本独特で、シャッターの対象でした。
  昨日、小生は所用あって上野から列車に乗ったのですが、朝の7時から、上野公園は外国人で一杯、それも中国人、韓国人、西洋人、亜細亜人。やっぱり、一番五月蠅いのは、「かの国」の団体ですが。。。。
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 ――4月6日に訪米する習近平は強敵トランプとの交渉で、多くを引き出そうとしている。南シナ海も、尖閣、沖縄も一歩も譲歩する意思はない。ところがアメリカは当面、北朝鮮の核ミサイルを前にして中国との直接対決は避けるだろう。
中国は景気後退、バブル破産が秒読み、暴動が各地で起こり治安が悪化した。
 しかしトランプ政権の政策が議会の反対で座礁しつつあり、両者矛盾を抱えたまま、東アジア外交に熱意を入れることができない。こうした状況で日本はどうなるのか?
 
  
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宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
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宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
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(休刊のお知らせ)小誌、海外取材のため4月13日―17日が休刊です
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  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2017 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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     http://www.nikaidou.com/

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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