国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <で、あのヒラリーはいま、何をしているの?

2017/01/18

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)1月18日(水曜日)
       通算第5168号  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 で、あのヒラリーはいま、何をしているの?
   政治団体を解散、22名のスタッフ解雇へ
***************************************

 破れたヒラリー・クリントン元国務長官は、いかなる日々を送っているのか?
 惜敗という印象は得票数では、彼女がトランプより200万票以上多かったからだが、米国のルールは州別の選挙人を獲得するゲームであり、全体の得票とは必ずしも一致しない。げんに2000年の大統領選挙でも、ブッシュ・ジュニアより、ゴアのほうが得票は多かった。

 トランプ政権は、彼女の訴追はしない方針だが、議会と世論は黙っていないだろう。
 ヒラリーのメール偽証事件はまだ尾を引いている。注意を逸らすために、民主党陣営とリベラルのマスコミはトランプとロシアとの闇の繋がりを指摘し、誇大な報道報復をしているというのが現状だ。

 ヒラリーは夫ビルと共に、20日はワシントンにあらわれ、トランプ大統領の就任式に臨むという。議会ではボイコットの動きも拡がっており、民主党の18名の議員は就任式ボイコットを正式に表明している。

 さて仕事のなくなったヒラリーは、これからどうやって政治活動を維持するのか。
 彼女は主催してきた「グローバル・クリントン・イニシャテイブ」という政治団体を解散すると発表した。

 2017年4月15日をもって解散し、22名のスタッフを解雇する旨の申請をすでにニューヨーク労働局に行っている。さらに追加の解雇者がでるだろうとワシントンタイムズが報じている。

 とはいえ、正式に政治活動から身を引くとはいっておらず夫妻の政治資金集金マシーンでもある「クリントン財団」は維持されるだろう。

 豪政府は、この政治的影響力を失った「クリントン財団」との付き合いを辞めるとした。
 ノルウェイ政府は、クリントン財団に、2105年に1520万ドルを、16年に420万ドルを寄付していた。追加の献金は報じられていない。
 
  この両財団こそはeメール漏洩事件の本丸であり 米国通の政治学者、藤井厳喜氏によれば、「ヒラリー・クリントンは(その国務長官時代に)国務省を『クリントン商会』に換えた」と喩えたほどの伏魔殿である。

     ○○○▽み▽▽◇◇や△△△◎ざ○○▽▽き◇◇◇△ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 習近平を激怒させた日本滞在中の中国人漫画家、見参
  反日教育、言論弾圧、愚民化政策、拷問、洗脳、そして底なしの汚職

  ♪
辣椒(中国亡命漫画家)『マンガで読む嘘つき中国共産党』(新潮社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 中国に対して初歩的な日本人の誤解、誤認のかずかずをこの本は、辛辣に、しかし分かりやすく単純化したマンガで解き明かす。
 罵詈雑言をならべるより、ウイットに富む諷刺画のほうが説得力がある。
 中国のシステムの基本にあるのは人民を支配するために情報を統制し、嘘宣伝を繰り返し、国民を洗脳してしまうルーティンだ。
そのために「報道機関」を僭称する「宣伝洗脳工作部隊」が存在し、学校では「愛国」と称して反日宣伝を展開している。
現代文明の最先端にある宇宙船やロケット、ICBMを量産している国が、国内では、国民を愚民化しておかないと安心できないという矛盾。
 若い世代がいまでは国民の半分、つまり天安門事件の恐怖政治を知らない世代が7億人となって、天安門の自由民主の学生の雄叫びは消え、政治的に風化した。共産党の思うつぼ、誰も天安門事件を知らない。

 習近平が独裁を強め、小委員会なる政策決定機構を十数も新たに設置して、ほかの政治局常務委員から権限をすべて奪った。つまり、習近平が狙っているのは「終身皇帝」の座である、と作者は言う。
 ネットの書き込みも、五毛幇のアルバイトと言われてきたが、志願する大学生が多く、無料でも党の宣伝拡大に協力しているという。
 理由は学校で、職場で上からの覚えが愛でたくなり出世に繋がるという乾いた打算がはたらき、それが動機となっているのだという。
 情念が稀薄で、精神を失った中国の若者達は哀れでさえある。
 悪辣極まりない共産党支配に、なぜ国民は立ち上がらないのか。なぜ軍はクーデタを興さないのか。
 それは個人の行動や生活が隅々まで監視されており、身動きが取れないシステムが完成しているからだと、作者の辣椒は平明にマンガで説明する。
どんな言葉をつくして説明しても、若い人には理解不能だった中国共産党の不条理も、こういうマンガによる解説なら中学生でも納得できるのではないか。
こういうマンガを日本中の中学・高校の図書館に寄付するのが良いのではないかと思いつつ読み終えたのだった。
 かくして習近平を激怒させた日本滞在中の中国人漫画家が登場し、悪質な宣伝を日々展開している中国の反日教育、言論弾圧、愚民化政策、拷問、洗脳、そして底なしの汚職の実態を白日の下に晒した。
 
          ◎○◎○◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)日頃、テレビをみない老生、たまたま昨年の11月9日はレストランで会食中でした。テレビニュースがトランプの当選を伝えていました。
 当選に興奮もしたのですが、同時に大いなる謎が迫ってきたと思ったのです。
 今般、貴著新刊『トランプノミクス』(海竜社)を克明に拝読して、ははんとばかりに、謎の多くが氷解したという思いです。老生にとって、これはアメリカ政治の謎を解いてくれる最高の参考書になります。
   (KK生、世田谷)



  ♪
(読者の声2)貴メルマ通算第5167号(「絶望」という名のAI、「希望」という名のAI)」を拝読。
 AI時代到来ですが、全てのハッキングを防ぐことが出来るのもまたAI技術です。
 なんだか「毒をもって、毒を制す」の発想に似ています。もはや「人」の能力ではハッキングを防ぐことが困難になるでしょう。
「人」と「AI」とでは演算速度が月とスッポンほど違いますからね。日本も防衛予算のかなりの部分を割いて、演算処理が速いコンピューターシステムを開発することが重要ですね。
二位ではだめです。一位であることが勝敗を決するようです。
 AI技術が進歩すると人間の働く分野と労働時間かなり減りますが、一方ではAI導入で生産性が飛躍的に伸びます。この生産性が向上し、「人」の労働時間が極端に減少すると、所得配分をどのようにするのかとか、余った時間をいかに利用するのか等を考えねばなりません。
正に「人は如何に生きるか」と云うことが問われます。時間を持て余すと、「小人閑居して不善をなす」ということもおきるでしょう。
 人間が一番堕落するのは「退屈」することです。
何事にも「光と影」があります。
(松戸の老人)



   ♪
(読者の声3)三島由紀夫研究会、二月の「公開講座」は下記の要領です。

日時  平成29年2月23日(木)18時半より(18時開場)
場所  アルカディア市ヶ谷
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/10766/rtmap.html

講師 松本徹先生(文芸評論家、三島由紀夫文学館館長、憂国忌代表発起人)
演題 三島由紀夫の時代(仮題)
  (講師プロフィール 昭和8年北海道生まれ。大阪市立大学文学部卒。産経新聞記者を経て文芸評論へ。近畿大教授、武蔵野大教授を歴任。現在三島由紀夫文学館館長。最近著に『三島由紀夫の時代 芸術家11人との交錯』、水声社)
会費  2000円(会員は千円)

          ◇◇◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♪♪
宮崎正弘『トランプノミクス  日本再生、米国・ロシア復活、中国・EU沈没』
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
  海竜社 240ページ、定価1000円(+税)
  アマゾンへのご注文は下記 ↓
  https://www.amazon.co.jp/dp/4759315187/
 ――アベノミクスとトランプノミクスの両輪で世界経済を牽引できるか
 ――トランプ・ラリーはいつまで続くか?
 ――トランプ外交の対中敵視政策は本物か、すると、どうなる日中関係?
 ――中国とEUは、これで沈没してしまうのか?
       ○○○ ▽▽▽ ◇◇◇ △△△ ◎◎◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♪♪
宮崎正弘 新刊ラインアップ
***************
『日本が全体主義に陥る日〜旧ソ連邦・衛星国30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)

♪♪♪
最新刊対談本の三冊
*********
宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動で、どうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)

♪♪♪♪
<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ> 
@@@@@@@@@@@@@@
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
**************
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
    ◎□◇▽□○◎□○  ◇◇◎○◎○□□▽▽ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)小誌は1月26日から2月6日まで海外取材のため休刊です
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2017 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。