国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み  この微妙な時期にキッシンジャーが訪中し、習近平と会談

2016/12/03

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)12月3日(土曜日)
         通算第5119号  
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 この微妙な時期にキッシンジャーが訪中し、習近平と会談
  「中国は政権引き継ぎチームの詳細な動きを観察している」と習
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 キッシンジャーがトランプと会談してから二週間後、北京に現れた。
 12月2日、キッシンジャーは人民大会堂で習近平首席と会談し、米中関係について話し合いをもった。中国にとっては米中関係の鍵を握るとされるキッシンジャーを熱烈に歓待した。

 「トランプ氏は。。」とキッシンジャーは語った。
「わたしの人生経験でも、こうしたユニークな大統領の出現は珍しい。かれはアウトサイダーであり、いかなる利益集団とも、密接な繋がりを持たない。しがらみがない。選挙中、トランプ氏は中国問題でも、ユニークは発言をしているが、本気ととらない法が良い」。

 習近平は、ステッキをついて歩く93歳の元国務長官に対して、「中国はトランプ氏の政権引き継ぎチームの詳細な動きを観察している」と述べた。

 キッシンジャーは、1971年にニクソン大統領補佐官として、パキスタン経由で密かに訪中し、ニクソンの訪中、米中関係の再開を画策した。翌年のニクソン訪中は世界の政治の流れを変えた。
以後、中国では「大御所」のご意見番として尊重された。45年間、キッシンジャーは、中国における外交顧問格のポジションを得たため、共和党保守陣営からは「中国の代理人」として酷評されてきた。

 キッシンジャーは、前日の12月1日には反腐敗キャンペーンの中枢にいる王岐山(政治局常務委員、序列六位)とも懇談し、「中国共産党が推進している反腐敗キャンペーンを注視している」などと述べた。
 トランプ次期大統領はキッシンジャー訪中を通じて、なんらかのメッセージを託したと推測される。
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  ーー旧ソ連の中央アジア・イスラム圏五ヶ国とカフカス三ヶ国も歩いた。
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 はじめに 「ソ連崩壊から25年を閲して」
 プロローグ 全体主義と民主主義
<第一部 旧ソ連の国々>
 第1章 「プーチンのロシア」はいま?
 第2章 バルトの国々(エストニア、ラトビア、リトアニア)
  第3章 スラブの兄弟(ウクライナ、ベラルーシ)とモルドバ
 第4章 中央アジアのイスラム圏とモンゴル
 第5章 カフカスの三ヶ国(アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア)
<第二部 旧ソ連圏の国々>
 第6章 ポーランド、チェコ、スロバキア、そしてハンガリー(旧ハプスブルグ家)
 第7章  ドナウ河下流域(ブルガリア、ルーマニア)
 第8章 旧ユーゴスラビア七ケ国とアルバニア
 第9章 モンゴルの悲劇は終わったか
 エピローグ 日本がむしろ全体主義に転落する危険
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)トランプは国防長官に「狂犬」の異名をとるマティス将軍を指名したのですが、これで米国の軍事拡大路線がきまったようなものとする新聞報道が多いですね。
 マティスはアフガニスタン、イラク戦争でたたかった歴戦の勇士ということですが。
   (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)マティス退役海軍大将は、66歳と老齢に近く、しかも生涯独身という変わり者でもあり、軍人一筋なんですね。上院指名公聴会揉めるのでは?
 残る重要ポストは国務長官です。
 大財閥のジョン・ケリー(現職)は軍歴こそあれ、退役後は反戦運動を展開した左翼崩れ、オバマとことある毎に衝突し、自我を通して、つまりオバマよりハト派外交を展開したため、中東はガタガタになりました。
次期国務長官は、国際情勢をイデオロギーで判断しない人が望ましい。
 いま、二人の候補(ロムニーとジュリアーニ元NY市長)が残っており、一時有力視されたニュート・キングリッチ元下院議長とジョン・ボルトンは圏外に去ったと聞いております。経験豊かなのがボルトン(元国連大使)。
ジュリアーニ元NY市長は外交経験に乏しく、またもし、ロムニーとなれば党対策の結果であり、外交専門家ではない、結局、副長官、次官、次官補クラスのチームで米国外交が展開されることになると思います。
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