国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(ロシアと中国はホントに仲良し?)

2010/11/24


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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)11月24日(水曜日)
       通巻3142号  
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 中ロ、厳冬の急接近。サンクトの宮殿で温―プーチン首脳会談
  中国首脳会談のあと、ロシアは必ず態度一変、華僑弾圧を始めるのだが。。。。
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 11月22日、温家宝首相は王岐山副首相らを随行し、サンクトペテルブルグを訪問した。これは第十四回中ロ首相定期会談である。サンクトはプーチン首相の地盤(冷戦時代のレニングラード)、懇談会はコンスタンチン宮殿で行われた。

 席上、両国首脳は「ロシアと中国の経済協力の進展と“戦略的パートナーシップ”を高々と謳い、お互いにしっかりと前向きに」などと述べた。人民日報によれば、プーチンは「ロシアにおける中国ブーム」にも言及したとか。
 温家宝一行は、24日ロシアを離れ、25日タジキスタンで「上海協力機構」の定期会合に出席する。

 さて、ロシアは今年すでに中国籍漁船17隻を拘留し、漁民53名を逮捕している。中国漁船団のロシア領海侵犯に容赦しない態度をとっているが、中国が抗議した形跡はない。おもな現場はアムール川。中ロ国境紛争が何度も勃発し、ダマンスキー党では武力衝突も繰り返された。53名中国漁民の拘束地はロシア沿海州のユダヤ人自治区。
 ロシアによれば、今年11月16日までに中国船およそ700隻に警告し、領海(川)から追い出した由。

 2009年6月29日、ロシアはモスクワのバザールに踏み込み、華僑三万を追い出すという「快挙」<?>を成し遂げた。密航不法滞在者を一斉に駆逐し、ロシア商人らの権益を守ったのだ。
 華僑から見れば十億ドル相当の商品を奪われ、「ロシアの行為はまるで強盗ではないか」と抗議の声をあげたが、中国政府は、ロシアに抗議した形跡がない。

 しかも、重要なことは、この手入れの二週間前に胡錦濤がモスクワを訪問したばかりだったことだ。

 1998年江沢民がモスクワ訪問し、その三日後にロシアは華僑経営の皮革工場が手入れを受けて数億ドルの商品が「摘発」された。

 03年五月の胡錦濤モスクワ訪問後にも同様な「事件」がおこり、在ロシア華僑の間では「プーチンvs温家宝会談があった。まもなく何かが起こる」と戦々恐々としているという。
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  読者の声 どくしゃのこえ DOKUSHANOKOE 読者の声
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(読者の声1)貴メルマガ第3140号に著名歴史家として紹介されているニアル・ファーガソンについてです。
彼はいま売れっ子の経済史を専門とする学者で世界的にもかなり影響力のある西洋知識人の一人であることは間違いありません。彼の著作である「The Ascent of Money(The Penguin Press, 2008)」や「The Cash Nexus(Basic Books, 2002)」などは確かに評価できると考えます。
しかしこうした経済史、金融史の分野での彼の素晴らしい知見とはうらはらに、いわゆる一般的な意味での歴史家としてどうかとなると首をかしげます。
 彼には戦争の歴史を扱った大著「The War of The World(Penguin Books,2006)がありますが、これは噴飯物です。
彼はこの中でいわゆる「南京虐殺」事件について大量虐殺があったとアプリオリに記述しています。P475−483に長々と「Rape」という項目をたて、日本軍の「残虐非道」を確定された歴史としてこれでもかというくらいに書き込んでいます。問題なのはその記述の論拠です。いわゆる「百人斬」事件についての根拠としているのは、1937年12月の東京日日新聞の記事(向井少尉、野田少尉の百人斬り競争を報じた与太記事)を英訳しただけのもの(p476)。更に「南京での虐殺」についての論拠はあの東史郎の証言(虚言)を英訳しただけのものです(p479)。
これだけの出典でおどろおどろしく「Rape of Nanking」を描写するのですから困ったものです。
英語圏ではこういう類の歴史書が跋扈していて悲しくさえあります。そう言えばこの「The War of The World」の出版社もあの悪名高きペンギンプレスです。この会社はよほど日本が嫌いなのですね。
ニアル・ファーガソンは一流の経済史家・金融史家ではあっても一流の歴史家ではありません。
  (SW生 カナダ)


(宮崎正弘のコメント)大変重要な事実をご教示いただきました。ポール・ケネディのほうが、まだマシってことですね。
それにしてもSWさん、たいへんな読書量。脱帽します。



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(読者の声2)貴誌前号から引用します。「(読者の声3)ネットでたまたま見つけた 『通州事件の惨劇 (Sさんの体験談)−日本人皆殺しの地獄絵−』です。■通州事件…盧溝橋事件発生から3週間後の1937年7月29日、 北平(北京)東方の通州で中国保安隊による大規模な日本人虐殺事件が発生した」
<引用終わり>
感想です。
1.資料:この資料は非常に珍しいものです。この記録を残したのは日本女性です。彼女の夫はおそらく中共の工作員です。彼女が大阪で売春婦をしていたときに偽装結婚して通州に連れて行き、雑貨の商売をさせながら日本軍守備隊の情報を収集していたものと思われます。この日本軍部隊は1900年の義和団議定書で米英仏イタリアとともに駐屯していた国際平和部隊です。彼女はこの恐怖から離婚し日本に戻り記録を残しました。現地にいたら口封じで殺されていたでしょう。
2.発生時期:この事件は西安事件の半年後、盧溝橋事件の3週間後、大山中尉虐殺事件の10日前、蒋介石の対日攻撃の2週間前に発生しました。同じ日に天津でも反日暴動が発生しましたが、日本軍守備隊が撃退しました。ということで狙いは、本土の日本人を激昂させて、上海戦に引きずり込む計画的な挑発行為だったと思われます。
 虐殺者は黒服を着ているので学生に見えたと記されていますが実際は専門の処刑員だったのでしょう。

3.工作の黒幕:これはスターリンが独ソ戦に備えて、東部国境の反共勢力である蒋介石と日本軍を戦争させて無力化するという、西安事件に続く巨大な極東工作の一部だったと思われます。
4.分析:米国の支那通、スティルウェル大佐(後米国支那派遣軍総司令官)は、蒋介石の上海攻撃に際し、日本の最上策は撤退だが、無理だろう。日本は反撃して本格的な戦争に引きずり込まれることになるのではないか。と予想しています。その通りとなりました。ちなみに参謀本部の作戦部長石原莞爾もソ連を警戒して支那本土の戦争には反対し、撤退を主張しましたが一撃講和論者に左遷されました。米国のアフガン泥沼戦争も、アルカイダのニューヨーク攻撃に対する反撃ですが、国家も民族も冷静になれない状況があり、それが冷酷な陰謀家に利用されるのです。
       (東海子)
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東京メトロポリタン・テレビからお知らせです。
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「西部邁ゼミナール―戦後タブーをけっとばせ」が放映されます。
〜〜「友愛の海」か「紛争の海」か―日中関係のゆくえ
11月27日土曜日 午前11:00〜11:30
 28日 日曜日7:30〜8:00(再放送)
 出演 宮崎正弘、西田昌司、富岡幸一郎、西部邁ほか。
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 憂国忌のお知らせ 憂国忌のお知らせ 憂国忌のお知らせ
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 三島由紀夫を通して日本を考える機会です!
■憂国忌のお知らせ
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いよいよ、あと明日です!

第四十回 三島由紀夫氏追悼会
 『憂国忌』
 ――三島由紀夫を通して日本を考えようーー
   たとえ大雨でも雪がふっても命日に憂国忌は行われます!
        記
 と き   11月25日 午後五時(四時開場)
 ところ   九段会館大ホール
 http://www.kudankaikan.or.jp/access/index.html
 会場分担金 1000円(記念冊子を差し上げます)
   記
 プログラム
第一部鎮魂祭(齋主 乃木神社宮司。祭主 松本徹)1700−1755
第二部シンポジウム 『没後四十年 日本はここまで堕落したか』 
<1810−2010を予定>
井尻千男、遠藤浩一、桶谷秀昭、西尾幹二(司会 宮崎正弘)
  
当日会場ではロビィに関連グッズの展示。また関連図書の頒布があります。とくに入手の難しくなった森田必勝遺稿集『わが思想と行動』、弊会編『憂国忌の四十年』、鼎書房の『三島由紀夫研究』などが頒布されます!

 どなたでも予約なしで参加できます。あの驚天動地の三島事件から四十年、追悼儀式のあと、明日の日本を御一緒に考えましょう!
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(メッセージ) 森田治

 あの衝撃の日から四十年を迎えて、過ぎ去った日々が走馬燈のように瞼に点滅します。
 弟が三島由紀夫先生と行動を共にして、自らいのちを絶って以来の日本はますます国の形を失っていくかのようです。
 毎年、弟が憂国忌で祭られ、身内として感謝の言葉を述べたいところです。粛々として盛大なる会の成功を祈ります。
            森田治

(もりたおさむ氏は元三重県議会副議長。勲四等。現在80歳、四日市のお宅に庭には森田必勝記念碑と銅像が建てられております)。
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(休刊のお知らせ)小誌は26日から12月2日まで休刊です
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『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
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『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円)
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 ◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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