国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(センゴクって吉良上野介?)

2010/11/13


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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)11月13日(土曜日)
         通巻3130号  
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 センゴクは戦国時代の政治家にあらず、吉良上野介に似てきた
   ネット世論調査、85%が海上保安官は「愛国無罪」
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 愛国的海上保安官による尖閣ヴィデオ流失事件の本質は、「公務員がまもるべき機密」ではなく、むしろ日本政府が早々と公開すべきであった性格のもの。それを止めていたのがセンゴク官房長官だった。
 公開しないという密約があったと一部の新聞が伝えている。

 だからネット世論でも圧倒的多数が海保支持、愛国無罪論である。いや驚いたのは日本共産党の志位委員長ですら同じことを言っているではないか。

 赤穂浪士の義挙をおもい浮かべた。
 あれは法律的にいえば、一人の老人を組織的計画的に準備した殺人事件である。
 だから徳川法治システムは法律に則って「粛々」と処理しようとした。収まらないのが江戸庶民の世論である。圧倒的な同情と支持が赤穂浪士にあつまり、徳川幕府立ち往生。しかし法は厳格に適用され、浪士らも粛然と、しかし堂々と切腹した。日本人の琴線を揺るがす歴史的事件となって、いまのドライな日本の現代人にも語り継がれている。

 吉良上野介が地元へ行けばたぐいまれな名君であったことは、赤穂浪士の優勢盛名のまえに閑却された。

 センゴクは外務省を無視して北京に国益を売った。独断専行の僭越ぶりは、オザワより凄いんじゃありませんか。
民主党政権は間違いなく崩壊への道を歩み始めたようだ。
  ◎◎
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@@@ 読者の声 @@@ 読者の声 @@@ 読者の声 @@@ 読者の声 @@@
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(読者の声1)仙谷には<心>がない。百の理屈を超えて、仙谷の言動・所作には、生命を賭して ― 多分、自衛隊員よりはるかに大きな生命の危険にさらされている ― 職務に励む海上保安庁職員に対する ひとかけらの<思いやりの心>も感じられない。
驚くべき冷血であるということです。
左翼の悪い癖は、権力を奪うまでは人民の味方を装い、ひとたび所期の目的を達すると突如掌を返し、体制に多少でも疑問を持つ人民はこれを弾圧、粛清する。
(その最大規模のものが ほかならぬスターリン大粛清である)
「量刑が下がるおそれがある」という仙谷の発想と表現に底知れぬ社会主義独裁の<闇>を感じる。
訴訟技術・法廷技術を駆使して、表層論理・形式論理と詭弁を弄して空虚かつ高圧的な セリフを吐き続ける。そこには<心>らしきものはない。(名古屋の河村市長はいろいろあろうが、少なくとも<心>はある)
「日本はすでに中国の属国である」と公言してはばからない、仙谷にとって、それはもっとも合理的、合目的な動作なのかもしれない。
民主党に残された、かすかな良識なのか、あるいは反仙谷の権力の闘争なのかはともかく、党内に「ビデオ公開」の動きが出てきている。民主党は「犯罪者を追認する」ということだ。

<量刑が下がるおそれがある> @読売「仙谷官房長官は9日午前の衆院予算委員会の最中、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像を一般公開する可否を検討するための資料を菅首相に示した。「厳秘」と記された資料は、一般公開のデメリットを「映像流出の犯人の量刑が下がるおそれがある」などとしている。
資料は、〈1〉国会提出済みの映像記録〈2〉動画投稿サイト「ユーチューブ」に流出した映像〈3〉マスター映像――の3種類に関し、公開の法的根拠やメリット、デメリットを分析している。公開のメリットには「中国による日本非難の主張を退けることができる」などを列挙。一方、デメリットは、「流出犯人が検挙・起訴された場合、『政府が一般公開に応じたのだから、非公開の必要性は低かった』と主張し、量刑が下がるおそれがある」としている。特に流出映像の公開については、「犯罪者を追認するに等しく、悪(あ)しき前例となる」などと記している」(2010年11月9日12時31分  読売新聞)

仙谷氏「APECのため船長釈放」と丸山氏暴露  @読売「・参院決算委員会が18日、行われた。自民党の丸山和也氏は、事件で逮捕した船長の釈放には、来月横浜で開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)への影響を懸念したものだとし、船長の釈放直後に仙谷官房長官と電話で話した内容を“暴露”。
「判決まで拘置して強制送還すべきだった」と訴えると、仙谷氏は「APECが吹き飛んでしまう」と答え、「日本が中国の属国になる」との懸念を伝えると、「属国化は今に始まったことではない」と応じたという。 仙谷氏は答弁で「健忘症にかかったか、今暴露された会話の記憶は全くない」と否定。 18日夕の記者会見では「何らかのことを友人関係で話したとすれば、国会で質問されるのは不本意だ」と不快感を示した」((2010年10月18日  読売新聞)。
 以上です。
   (TK生、世田谷)


(宮崎正弘のコメント)冷血漢にして売国奴、始末が悪いですね。



  ♪
(読者の声2)貴誌通巻3129号の中で「読者の声3(PB生)」様の投稿文の中で看過できない文面があると思われましたので、私の見解を述べたいと思います。
(引用始め)
「日本が譲歩することは自己の行為・判断の不当を容認、あるいは卑怯によるものと誤解し、その結果日本を軽蔑するようになって来る、というのは日米・日中・日韓の関係を見れば明らか、引けば引くほど侮られる。譲歩に譲歩を重ね、それでも無理難題を言う相手に堪忍袋の緒が切れる、というのは日本人にはわかっても外国人には通用しませんね。関西人なら中国人と似た気質を持っていますから適当にはぐらかしながらうまくまとめられるかもしれませんが」。
(引用止め)

末文2行目の「関西人なら中国人と似た気質を持っている」という判断基準について漠然としていて不可解かと思われます。一口に関西人といっても兵庫、京都、大阪、奈良、和歌山等々多岐に渡っており、県民性を一括りにするのは如何なものかと思います。ましてや「中国人と似た気質を持っている」とはどういう事でしょうか。私は私的都合上、これらの地域の方々と長期に亘ってお付き合いをさせていただいた事がありますが、中国人とは似ても似つきません。適当にはぐらかしながらうまくまとめるということはどこでも見られる事でとりわけ関西において顕著だという事実は見当たりません。
日本人として指摘される「譲歩に譲歩を重ね、それでも無理難題を言う相手に堪忍袋の緒が切れる」という謙譲の美徳をお持ちの方が非常に多いです。それでいて人を凄く大切にしてくださいます。苦しい時はお互い様だから支え合って生きていこうとする方々が多いです。
ただ表現がストレートであったり人懐っこかったりと少なからず個性が強い県民も居られる事は事実で、それがメディア等で拡大解釈ひいては歪曲され面白おかしく報道され、それに符合追随するようにネットでも何らかの悪事の比較対象として「一括りされた関西人」が取り上げられて叩かれる現状に憂慮しています。
たとえ意図しない事であってもネットという情報拡散が凄まじい媒体を介して表現する際には細心の注意を払わなければあらぬ誤解を生むばかりか昨今、国家解体に全精力をかけて挑む極左売国奴たちに都合の良い口実を与えかねないとも言えません。
以上ですが、日本人としての名誉と誇りのためを思い関西の方々についての私見とさせていただきます。
(ブッチャーの靴)



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(読者の声3)貴見前号「小生の同級生(中学のときの)、で(大浜信泉早大総長=当時=の家に」集金へ勝手口から伺うと、奥様が「あんたは学生、将来ある人、正面玄関へ回りなさい」とたしなめられ、爾後、正面から「集金です」と言っていた)
(引用止め)
こういう話はジーンと来ますね。
話はちがいますが、小生の知り合いが京都から上京して大学に入学したので、紹介状をもって大磯の吉田茂宅に学生服で訪ねたそうです。勝手口から訪問すると例の女性が出てきて、中身を読んだかどうかは聞き洩らしましたが、将来ある身がこういう振る舞いはいけない、玄関口に回りなさい、とたしなめられた由。
そういう感性が生きていた時代はすでに消えたようです。因みに吉田は、池田勇人(首相になる直前か?)を紹介するので訪ねなさいと言われたものの、行かなかったそうです。
行って書生になっていれば代議士ぐらいにはなれたものをと、小生はからかいました。
(SJ生)


(宮崎正弘のコメント)「代議士くらい」ですか。ま、いまの日本での政治家の地位は、そのあたりでしょうね。



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(読者の声4)遭難パナマ貨物船の中国船員5人を海保が救助
http://www.youtube.com/watch?v=nkEMXQ3aIvw
上記は、11日沖縄・西表島の南方海上で遭難したパナマ船籍の貨物船の乗組員の中国人船員を海上保安庁職員が救出する状況のビデオである。
いま盛んに流出が論議されている尖閣諸島沖での中国漁船の当て逃げ事件の状景を収録したビデオとは、海上保安庁の巡視船の活動の状況記録としては同じ性質のものである。
ところが尖閣ビデオの方は、中国船長の公務執行妨害事件の証拠資料であったことから、船長の釈放後も中途半端な状態のまま菅内閣の「思惑」で公開が限定されていたものである。
煎じるところ、これらの両者のビデオの取り扱いの相違は、わずかに菅内閣の「思惑」の有無に尽きる。この「思惑」はいまだに正体不明のままである。このまま事態が進めば、尖閣ビデオ流出の実行者の海保職員は、国家公務員法の守秘義務違反で刑事訴追をうけるが、菅内閣にもまた「思惑」の妥当性を厳しく問うことになる。
ひとりの海上保安庁の主任航海士と内閣総理大臣、内閣官房長官や国土交通大臣などとしてのある人物たちのそれぞれの「国家意識」が焙りだされることになる。だが考えてみると、情けないことだ。
(品川 阿生居士)


(宮崎正弘のコメント)菅内閣の支持率27%に急落と報道されていましたが、えっ。ホントに27%もまだあるの? ただの7%の間違いじゃありませんか?



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(読者の声5)貴見前号「譲歩は中国人の感性では「悪徳」。日本人の善意からでる譲歩を理解できないのです」<引用止め>
感想です。
マルクスレーニン主義では譲歩は自分たちでは時間稼ぎを意味し、相手では弱みと見ます。だから日本が譲歩すればどんどん押してきます。彼らの頭には平等も共存もないのです。 
だから日本的な遠慮はありません。日本人の誤解は内外の違いを知らない無知によるものです。国際社会では無知は罪であり罰を受けます。
このように中共の用語は日本とは意味が違います。日中友好とは、日本攻撃。互恵平等とは、やらずぶったくり(ガス田)。真の友好とは、さらなる騙し。内政干渉禁止とは、対日内政干渉。日中関係への配慮とは、日本人に油断させることです。
なにせ中共の戦略の師である孫子は「戦争とは騙すこと」と定義しています。日本人は中共のいうことは、いっさい騙しの虚偽なので騙されてはなりません。
  (東海子)


(宮崎正弘のコメント)この際、『孫子』を読み返して欲しいですね。民主党ばかりか、日本の政治家全員に。
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