国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(英国代表団が北京入り)

2010/11/08


☆小誌愛読者17150名を更新! メルマガ総合ランキング第一位!
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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)11月8日(月曜日)貳
         通巻3124号 
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 おりもおり英国キャメロン首相が財界率いて北京入り
  しかしノーベル平和賞式典には大使が出席し、外相は北京で人権問題を提議する
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 2010年11月8日、英国の代表団は財界代表がずらり、キャメロン首相が率いて、嘗てない規模で訪中する。
まっさきにサインするのはスコッチウィスキーの対中輸出倍加だそうです。

 英中貿易は550億ドル、中国の輸出が英国のそれより三倍大きい。
 中国で、キャメロン首相は胡錦濤、温家宝と会談し、個別協議を北京でおえてG20入りする。

 中国は西欧各国に「ノーベル平和賞式典をボイコットするよう」厳命しており、西側民主主義国家はあっけにとられている。
英国はスエーデン大使が出席するとしており、また人権問題と劉暁波釈放要請を英国外相が北京で公式に提案するとしている。
 
 日本はまだ北京大使の召還もしていない。ロシア大使ははやばやと帰国させてしまった。この調子だとノーベル平和賞式典に欠席するんじゃないでしょうね?
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(読者の声1)ひきつづきの愛国者のデモのお知らせです。
 APEC開催(13日14日)に合わせた大事な集会とデモ行進です。多数の方の参加をお願いします。
 (A)11.13 中国のアジア侵略・人権弾圧を阻止する抗議デモ in 横浜
  期日 : 11月13日(土)
 内容 :12時00分 横浜・反町公園 集合(渋谷から、東急東横線で反町駅下車または、横浜線東神奈川駅下車)
  12時30分 集会
  14時00分 デモ出発 → 「横浜」駅西口 到着
 主催 : 中国民族問題研究会、頑張れ日本!全国行動委員会
 電話 03ー5468ー9222。
 
 (B) 11.14 アジアに自由と平和を!中国(胡錦濤)のアジアと尖閣諸島侵略糾弾!
街頭宣伝活動 ・u桷タ・碵雹蜴・碵雹横浜
   日時 : 11月14日(日) 12時00分〓14時30分
  場所 : 横浜駅西口高島屋前
  主催 : 頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム 電話 03ー5468ー9222



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(読者の声2)【ビデオ流出犯を捕らえて困るのは菅内閣】だと思います。なぜなら、(ビデオ流出犯)を特定し逮捕したり起訴したりすれば、仮にこの方をX氏とすると、X氏は、大いに語り、国民の多くも共感するでしょう。
菅内閣は内閣自身の立場も無くなり、彼らの宗主国中国にも顔向け出来なくなるからです。
仙谷は恐らくこの事が分っていて、X氏の捜索も適当にお茶を濁すか、X氏の発言が外に漏れないよう、極力手を打つのではないかと予想しています。
(噛みつき亀)


(宮崎正弘のコメント)しかしそうなると中国様のご命令にそむくことになり、センゴクとしてはどちらに転んでも地獄。しかし、こういう全共闘くずれ、って一番始末に負えない「背広を着たごろつき」似。いや、小沢一郎に失礼かな?



  ♪
(読者の声3)いつも先生の通信を拝読しておりますが、今回の西村慎吾氏の「尖閣映像を見た人々のデモ行進へ、平成22年11月 7日(日)」に「漢奸」という言葉を使っておられるのが気になりました。
「漢奸」とは漢人の敵で、この言葉は日本に協力した言動をするシナ人の意味だったと思います。日本人の敵なら「日奸」というべきです。
  (Andy)



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(読者の声4)貴誌11月8日通巻3123号 (ST生、千葉)様のいわれるとおりです。
<引用初め>「管総理は、初めからビデオを全面公開し当該職員に何が起きたかを正確に公表しなかったことを後悔することでしょう。それは、……結果的に自分自身の「利」に反することになる選択を行なったことに対しての後悔です。「理」反したことを行なったことを後悔し自分を責めるのが日本人の心性……結果的に「利」に反した選択をしたことを後悔するのが中国人の心性……つまり中国人の心性を持つものが日本の総理大臣と官房長官なのですから……そのことを全国民の前に明確に示したのがこのたびの事件に対する政府の対応です。これは、正に天佑神助というべきことです」。
<引用終わり>
菅総理・仙石長官の姿、それは、背中の薪に火がつい燃え上がっているのに、それを消すことも忘れて、誰が火を付けたのか探すのに夢中になっている。カチカチ山のタヌキより愚かな姿ではありませんか。
まさに嗤(わら)うべし。
(東埼玉人)


(宮崎正弘のコメント)宇宙人もお粗末でしたが、現内閣はそれ以下。保育園のままごと遊びの延長のようです。



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(読者の声5)中国のエアアース埋蔵量は世界の30%であるのに、生産量は97%であるこの乖離の原因は、労賃の安さであると思っていました。
レアアースは放射性物質とともに埋蔵されていることが多いのですが、中国の場合は、放射性物質を含まずに採掘できる世界でも稀なケースだという説があります。
たとえば、株式会社ティー・アイ・ダヴリュのWeb
http://www.tiw.jp/analyst/
に、「資源量が少ないものもありますが、中には銅より多く存在するものあります。全体的に分離が難しいため、手にする機会が少ないことがレアアースといわれる所以です。レアアースのほとんどは、世界に偏在していますが、質量の重い中重希土(イットリウムやランタニド系のプロメチウムからルテチウム)は中国以外では生産されてません。また、多くのレアアースは放射能物質を含むことが多く、それを取り除くのに手間とコストがかかります。ちなみに、中国のレアアースは、放射能物質を含まない、極めて稀なレアアースなのです」
とあります。
しかし最近、米国の公益放送局であるPBSのニュースで以下の報道がありました。
http://www.pbs.org/newshour/bb/asia/july-dec09/china_12-14.html
つまり中国では、除去に多額の費用がかかるのを、汚染物質を処理せず撒き散らすことでコストをさげているというのです。東トルキスタンでは核実験で100万人余を殺し、南モンゴルでは、レアアース精錬履廃棄物による放射物質汚染で現地のモンゴル人を殺しているということです。
日華事変の全体の合計でも日本兵がやむを得ず戦闘の巻き添えにして死なせた中国人民間人はこの十分の一以下でしょう。中国から輸入したレアアースからは、死臭がするかもしれません。
ところで、最近日本が官(管)民一体で制約したベトナムの原子力発電所建設は60年保証等とてつもない条件で次世代の日本の納税者につけを回すものです。こういった事業こそ仕分けでつぶしてほしいものですね。
  (ST生、千葉) 



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(読者の声6)貴誌3123号 <11月7日発行>の「読者の声3」に『「憂国忌」の四十年』(並木書房)を手にして」のなかに、
(引用開始)「保田が『述史新論』をいつしたためたか定かではなく、もしかすると三島の「銅像との対話」を読んだ保田が膝を叩いて 「そうだ! 我々は人間である以前に日本人である」と想到して書いたのかもしれないのだが、いずれにしても両者の思想が近接していた証拠である。
<引用止め>

上掲の下りのある西法太郎さんによる長文の書評を読みました。思い余ってのお気持ちはわからないでもないですが、この下りには相当な違和感を生じました。
占領以後、黙殺されていた保田の1945(昭和20)年以前の著作を読んでいたら、決して出てこない下りだからです。順序が逆です。本誌を読む若い方々に予断を招く誤解を生じさせるのを懼れて、一筆、所感を記しました。
(SJ生)
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 477回】                 
    ――今は昔・・・“革命”の2文字のみありけり
        『漢語拼音広播講座』(文字改革出版社 1974年)



文化大革命を全国規模で徹底的に推し進めようとするほどに、文革派は、ことばが全国一律に通じないことに衝撃を受けたのではなかったか。毛沢東の敵が誰なのか。なぜ文化大革命を発動したのか。
この革命が人民に何を求めているのか――を、北京から喚き続けようが、人民に広く正しく伝わり、人民全体に共通の認識を持たせない限り、文革の意図は全国的に徹底しない。ことばが通じなければ、全土を挙げて政治運動をデッチ上げられるわけがない。

この本を読んでいると、文革派のそんな焦りが伝わってくるようだ。
冒頭に「広範な労働者、農民、兵士、幹部、教師、学生による漢語拼音と普通話学習を支援するため、中国文字改革委員会と中央人民広播電台とが共同して漢語拼音広播講座を開設することとなった。

この本は漢語拼音広播講座のテキストである」と掲げられているように、この本は「広範な労働者、農民、兵士、幹部、教師、学生」、つまり幼少年を除く全ての中国人民に正しく漢字を学ばせ、正しい発音を身につけさせ、全国共通の普通話を学ばせようという目的で編まれたのだろう。いや、そうとしか思えない。

ここで共産党政権の言語政策を簡単に振り返るなら、出発点には漢字は難解であり、圧倒的多数の文盲を一掃しなければならないという考えだ。
その結果、50年代半ばに漢字の画数を出来るだけ減らす(これが簡体字と呼ばれる現行漢字に繋がる)と共に、発音をローマ字表記(これが漢語拼音で、現在、発音を表記する際に使用)にすることで将来的には漢字をなくしてしまおうという方針が打ち出されたわけだ。だが、古典が読めなくなってしまうローマ字化は甚だ評判が悪く、目下のところは発音を表記するための補助手段で留まっている。

簡体字にしても、じつは現在では北京や上海など大都会のエリート小中学校では、繁体字とよばれる正字に拠る学習が熱心に行われているとの報道すらあるほど。

 ところで文革は野心的で画期的な文字・言語改革方針が打ち出された10余年後に起こったわけだが、ことばが全国共通で通じなかった。それが、この本による全国規模のラジオ講座を企画させたとうことだろう。

じっさい講座が放送されたのか。このテキストがどの程度に普及したのか。それは不明だが、この本を読み進むに従って文革派が全国規模でどんなことばを普及させ、どのような考えを伝えようとしていたかが浮かび上がってくる。
彼らの涙ぐましい努力の跡を、いくつか例示してみよう。なお、以下の単語や文章は漢字で綴られ、ローマ字で正しい発音が表記されている。

 単語では、天安門、解放軍、工農兵、世界観、東方紅、先鋒隊、抓革命、促生産、再教育、責任心、紅衛兵、大躍進、総路線、学馬列(マルクス・レーニンを学ぶ)、為人民、革命接班人(革命の後継者)など。さすがに毛沢東の3文字は見当たらないが、それは全人民周知だったから、敢えて毛沢東を学ばせることもなかろうと判断したからか。

文章では、「思想上・政治上の路線が正しいか否かが一切を決定する」「台湾は必ず解放されなければならない。我が偉大なる祖国は必ずや統一されなければならない」「我われは依然として帝国主義とプロレタリア階級革命の時代に生きている」など。

最高ケッサクは「マルクス主義を進め、修正主義を進めてはならない。・・・公明正大でなければならず、陰謀詭計を弄してはならない」。
それしても・・・よくいうヨ。
《QED》

(ひいずみかつお氏は愛知県立大学教授。華僑研究の第一人者として知られる)
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<< 今月の拙論と予定 >>
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(1)「次期主席・習近平と日中関係」(『ボイス』12月号、11月10日発売)
(2)「次期中国首相は李克強でホントに決まり?」(『共同ウィークリー』、11月8日号)。
(3)「中国の権力闘争は舞台裏で熾烈」(『サピオ』、同10日発売)
(4)「池袋チャイナタウン突撃記」(『新潮45』、12月号、11月18日発売)
(5)「中国の反日デモは最初から最後までやらせ」(『撃論ムック』、11月19日発売)
(6)「スパイ防止法、技術方面から再考」(『月刊日本』12月号、11月22日発売)
(7)「中国新幹線全紀行 南京―上海73分」(『エルネオス』12月号、月末発売)
(8)「交渉術で日中にこれだけの差がある」(『新日本学』冬号、12月1日発行予定)
(9)「中国知識人とノーベル賞」(鼎談。『正論』正月号、12月1日発売予定)
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